テレビ朝日が発表

6日のバスケットボール女子日本代表の強化試合・ニュージーランド戦(有明アリーナ)に女優・広瀬すずが応援に駆け付けると、試合を生中継するテレビ朝日が発表。すでに7日に行われる男子の強化試合・韓国戦の応援が発表されていたが、6日の女子も加わることになった。

広瀬といえば、48年ぶりに自力でパリ五輪出場を決めた昨秋の男子W杯で「テレビ朝日SPブースター」を務め、当時は広瀬が観戦した試合で日本が躍動。「勝利の女神」の存在として話題になったほど。テレビ朝日で中継するパリ五輪の女子1次リーグの初戦・ドイツ戦も現地で応援する。

女子は4日に行われたニュージーランドとの強化試合で125-57で圧倒。一方、男子は5日に行われた韓国との強化試合に84-85で惜敗した。広瀬の声援を受け、パリ五輪前の国内最終戦を男女そろって勝利で飾りたいところだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あの争点が巨人にも〝飛び火〟しているという。5日のヤクルト戦(神宮)は15安打10得点と打線が爆発し、10―3で勝利。先発・戸郷も7回途中3失点と粘投の末、7勝目を飾るとともにプロ通算50勝に到達した。

チームは2連勝で貯金を2とし、3位に浮上。試合後の阿部監督は「いい形でした」と初回の4得点を振り返ると、3号3ランを含む3安打でプロ初の1試合6打点をマークした岸田に「こういう時もあるし、謙虚に頑張ってもらいたいなと思います」とエールを送ることも忘れなかった。

上昇気流に乗りかけているチーム内で今、話題となっていることがある。それは「なぜ今年は神宮球場での成績がいいのか」という「神宮外苑論争」だ。くしくも7日の投票に向けて佳境を迎えた都知事選でも「神宮外苑再開発」が争点の一つとなっている。

一体どういうことなのか。この日の勝利によって巨人は神宮球場での今季成績が4勝1敗の勝率8割となった。特にヤクルト戦が得意というわけではない。東京ドームでは1勝5敗と大きく負け越しており、この日の勝利で6勝6敗の五分となっている。

チーム内では「神宮は球場が狭い分、野手が気持ち良くバットを振れているのでは」(球団スタッフ)「練習時間以外に体を動かせるスペースが一切ないので、その分、野球に集中できている」(某選手)など敵地で白星を重ねている勝因に関し、さまざまな議論が飛び交っているという。

ただ、1年目の阿部巨人は敵地で苦戦を強いられる傾向も目立つ。実際にマツダスタジアムは0勝4敗2分けで「鬼門」(阿部監督)になっていることからも、球団内では「神宮はウチにとっていやしの球場」との声も上がっている。

このまま巨人が神宮球場を〝ホーム〟のごとく好相性を維持できるか。今後の行方を占う上で注目ポイントとなりそうな気配だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

7月5日、東京・有明アリーナでバスケットボール男子日本代表の国際強化試合が行なわれ、世界ランク26位の日本は同50位の韓国と対戦し、84-85で敗戦した。

この日、テレビ解説を務めたのは宇都宮ブレックスの田臥勇太。レジェンドは白Tシャツを身に纏い、髭をたっぷりと蓄えた姿で会場に登場した。一方、ここのところずっと伸ばしたままの髪型にもファンが注目。以前の短髪からは想像がつかないほどワイルドになったアフロスタイルに、SNS上では驚きの声が相次いだ。
「え?田臥さん?」
「田臥髪型どうした?」
「むっちゃアフロになってる」
「今の姿全然知らんかった」
「田臥さんのヘアスタイルがくぼてんきさんより大きくて」
「湘南でカフェ開いてる人みたい」

試合後、田臥は「最後まであきらめずによく頑張った」とアカツキジャパンを称えたうえで「コミュニケーションの部分は意識で変えられる部分なので、そこは全員で徹底してやってもらいたいと思う」とアドバイスを送った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆JERA セ・リーグ ヤクルト3―10巨人(5日・神宮)

 エリがまた打った。0―0の初回無死一、三塁。エリエ・ヘルナンデス外野手(29)が高め直球をコンパクトにはじき返し、決勝の中前適時打だ。15戦連続安打で2戦連続V打の活躍に「チームに貢献しようと毎試合、出てますので、それが結果となって表れていてうれしい」。初回先頭から3連打は今季初&初回4点は同最多タイ。14試合連続で3番に座る助っ人が、プレーボールから20分超の猛攻の立役者となった。

 7回に右中間へ二塁打、9回は左前打を放ち、来日から29試合で6度目の猛打賞。143試合換算では29・6度と、15年に秋山翔吾(西武)がマークした歴代1位の27回を上回る驚異的なペースで安打を量産している。

 ノリに乗っているヘルナンデスに、さらなるモチベーションが増えた。NPB挑戦を後押ししてくれたコロンビア在住の婚約者・アドリアーナさんが数日前に来日。スマホのビデオ通話を通じて毎日連絡していたパートナーの存在に「彼女のためにも、これからも頑張りたい」と力強くうなずいた。

 初出場した神宮で3安打をマーク。5月下旬の1軍合流から経験した全8球場でHランプをともしている。日本文化に興味津々の助っ人は「神宮は歴史のある球場です。ファンの前でプレーできて、うれしく思います」。6月はセ・リーグトップの月間打率3割5分2厘、対左右別打率はともに3割超え。もう死角は見当たらない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

パリ五輪は大丈夫なのか? バスケットボール男子日本代表は5日、韓国との強化試合(有明アリーナ)に84―85で敗れた。

この日は八村塁(レイカーズ)と昨季グリズリーズなどでプレーした渡辺雄太の〝NBA組〟が不在だったとはいえ、世界ランキング50位(日本は26位)で五輪出場を逃した格下かつ若手主体の韓国に一時は20点差もつけられる惜敗とあっては、残り3週間となったパリ五輪へ不安がよぎる結果となった。トム・ホーバス監督は「(追い上げた)第4クオーター(Q)でやっとウチのバスケをやったかなと思ったけど、修正しないといけない」と、おかんむりだ。

まずは7日の同カード(有明)で修正を証明しなければならないが、指揮官は、いちるの望みを感じている。自力でパリ五輪出場権を勝ち取った昨年のW杯前、直前の国内強化試合ではフランス、スロベニアに連敗。その前のアンゴラには勝利したものの、渡辺が負傷していた。それだけに「今日(5日)の方が痛いかもしれないけど、まだ大丈夫だと思う。やっぱりマインドセットを変えていかないとダメ」と前を向いた。

この日は得意の3ポイントシュートで不発に終わった富永啓生は「こういう負けが五輪前でよかった、ということにしたい」。競技は違えど、サッカー日本代表は、W杯直前の試合で結果が出ていない時ほど、本番で1次リーグ突破を果たしている。バスケ男子も昨年のW杯に続く好結果といくか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆JERA セ・リーグ ヤクルト3―10巨人(5日・神宮)

 

 巨人が15安打で今季2度目の2ケタ10得点を挙げてヤクルトを下し、連勝で貯金を6月10日以来の「2」とし単独3位に浮上。首位・広島とは2差とした。先発の戸郷翔征投手(24)が7回途中3失点で今季7勝目をマークし、球団スピード9位で通算50勝(31敗)に到達した。

 * * *

 毎週月曜日、G球場で行われる先発投手練習の後に開演するのは“戸郷のミニ講演会”だ。室内練習場のベンチに「座りなよ~」と記者を促し、長い時には1時間ほど取材に応じる。「話すことが好きだから。記者の人にはファンの人が知らない部分も届けてほしい」とエースとしてまわる今季の苦悩や、最近購入したものなど、野球だけに限らず、私生活、自身の考えをありのまま伝える。

 「現役中にたくさん講演会とかやりたいんです。高校生とか、将来の悩みを抱えている子たちに話をしたい」。ここまで結果を残してこられたのは貪欲さに加え、常に挑戦する心を持ち続けたからだと語る右腕。「今から選択する子たちって何億人といる。その選択に成功とか失敗はない。どんどん挑戦してほしいって伝えたい」。野球界を背負う者として、未来を担う子供たちへ。24歳の右腕は何ができるか、日々考えている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

26日開幕のパリ五輪に臨む日本選手団の結団式と壮行会が5日、都内で行われた。フェンシング女子の江村美咲(25)=立飛ホールディングス=とともに旗手に起用されたブレイキン男子の半井重幸(22、ダンサー名・Shigekix)=第一生命保険=は、26日の開会式から8月11日の閉会式まで現地に滞在。パリを“ホーム”に変え、五輪初採用の新競技で金メダル獲得に挑む考えを示した。

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 半井は結団式で江村とともに団旗を受け取り、晴れやかな表情で決意を述べた。「スポーツの力を信じて最高のパフォーマンスを発揮する」。パリ五輪は日本オリンピック委員会(JOC)が負担軽減のため、伝統的に置いてきた主将を廃止。競技自体も初採用で、選手団の新たな“顔”も担う旗手を任された22歳は「全てが新鮮な挑戦。開会式から五輪全体を楽しみ、自分の全てを試合当日に出せたら」と表情を引き締めた。

 覚悟の就任だった。セーヌ川の船上で旗手を担う開会式が行われるのは26日。ブレイキン男子は8月10日に行われる。開会式から競技まで約2週間も空く。個人競技の場合、時差調整を含めて数日前に現地入りし、試合を終えれば2、3日後に帰国するのが通例。「日本で最後の数週間を過ごす準備の仕方とは違いがある。メリットもデメリットもある」という。その上で「パリという地を自分のホームのように感じられる時間を過ごして大会を迎えることが、ベストな準備の仕方だと判断した」と明かした。

 初の五輪に挑むにあたって、経験者からも助言を受けている。「先輩方から『五輪自体を楽しんだ方が競技にもいい影響を与える』というお言葉をいただいた。自分の性格にも合っていると思う」。過去の五輪では選手団主将が他競技の応援に訪れる場面もあった。選手村からエッフェル塔など中心部までは10キロあまり。陸上が行われるフランス競技場は2キロで、会場への移動に苦労はない。また、選手村の長期滞在を通じて交流も広がり、刺激を受ける機会も多くなりそうだ。

 結団式後に行われた壮行会には約6000人が集まり、小学生らからのエールに力をもらった。「開会式、試合当日、閉会式とすごく貴重な時間を過ごせる。一秒一秒を楽しみながら、自分の競技に集中して最後まで頑張りたい」。ブレイキンの会場は、パリの中心・コンコルド広場。パリ五輪の空気を誰よりも堪能した経験を“ホーム”のステージで表現する。(林 直史)

 江村「涙流れそう」 〇…江村は夏季五輪では16年リオ大会以来となる選手が一堂に会しての結団式や壮行会に感激。「まだ試合もやってないのに涙が流れそうになった。すごい力が湧いてくる」とほほ笑んだ。現地時間29日の女子サーブル個人では金メダルが期待される。旗手として「自覚と責任を持ち、最後まで戦い抜く」と誓った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆JERAセ・リーグ 阪神1―2DeNA=延長10回=(5日・甲子園)

 DeNAは4番・牧の“献身的な一打”がチームを勝利に導いた。

 延長10回無死一塁の5打席目。一走・オースティンの好走塁(記録は暴投)もあり、得点圏に走者が進むと2ボール2ストライクから進塁打を徹底した。右腕・石井の直球、スライダー、フォーク、どの球種に対しても、低めの厳しいコースですらも、バットを上から落とすようにスイング。最低でも三塁に進める打撃をやめなかった。結果的に10球目の直球を狙い通りの二ゴロで好機を広げ、続く佐野の打球は前進守備の二遊間を破る決勝打になった。

 メジャーと違い、日本の野球はやはり、いかにつなぐか。牧はベストを尽くした。結果的に内野の間を抜けるケースはあったとしても、彼はそれ以上の打撃を考えてはいなかっただろう。後ろの打者を信頼した素晴らしい仕事だった。あの牧の打撃こそ、本当の技術を持っているプロだと私は思う。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

男子バスケットボール日本代表の富永啓生選手がNBAのインディアナ・ペイサーズとエグジビット10契約をしたと、5日にマネジメント会社が発表しました。

“エグジビット10”とは、シーズン前にかわされる無保証の最低年棒での契約で、レギュラーシーズン開幕までに2ウェイ契約に切り替えることが可能となります。各チーム最大で6人の選手と契約でき、ドラフトなどで外れた若い才能がアメリカ国外に流出するのを防ぎ、NBA並びに下部組織のGリーグでの成長を促すことが目的とされた契約となります。

過去には渡邊雄太選手もこの契約を行い、見事2021年にトロント・ラプターズと本契約を結びNBAで活躍することになりました。

富永選手は23年のバスケットボールW杯では日本代表のパリ五輪出場に貢献、ネブラスカ大学でもエースとして活躍してきました。高い3ポイント成功率を誇り、大学時代に行われた3ポイントのコンテストでは堂々の1位。今夏のパリ五輪へ向けて日本代表として戦います。

今後、富永選手がNBAと本契約を結べば、田臥勇太選手、渡邊選手、八村塁選手に続く4人目となります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

プロ野球セ・リーグは5日、各地で3試合が行われました。

2位のDeNAは阪神と対戦。試合は1-1のまま延長にもつれます。そして延長10回、1アウト3塁のチャンスで佐野恵太選手がセンター前へ値千金のタイムリーヒット。これが決勝打となり勝利したDeNAは、首位・広島とのゲーム差を『1』に縮めました。敗れた阪神は4位に転落です。

巨人は最下位・ヤクルトと対戦。初回からヘルナンデス選手、岸田行倫選手のタイムリーヒットなどで一気に4点を先制すると、投げては先発・戸郷翔征投手が7回途中3失点の好投。二桁得点で快勝し、単独3位となります。

5位の中日は首位・広島と対戦。初回から三連打で1点を先制すると、2回にはロドリゲス選手の来日初タイムリーで追加点を奪います。さらに、投げては先発・高橋宏斗投手が9回を99球で無失点に抑える“マダックス”を達成。圧巻の投球でチームを勝利へ導きました。

【5日のセ・リーグ結果】

◆DeNA 2-1 阪神

勝利投手【DeNA】ウィック(2勝1敗1S)

敗戦投手【阪神】石井大智(1勝1敗)

セーブ【DeNA】森原康平(1勝3敗18S)

◆巨人 10-3 ヤクルト

勝利投手【巨人】戸郷翔征(7勝4敗)

敗戦投手【ヤクルト】小川泰弘(2勝4敗)

本塁打【巨人】丸佳浩6号、岸田行倫3号【ヤクルト】山田哲人6号

◆中日 2-0 広島

勝利投手【中日】高橋宏斗(5勝1敗)

敗戦投手【広島】床田寛樹(7勝5敗)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

第106回全国高校野球選手権三重大会の開会式が5日、三重県四日市市の四日市ドームであり、6日に始まる試合を前に、62校60チームの選手たちが力強く入場行進した。

 

 今大会の開会式は、暑さ対策のため、昨夏までの屋外の霞ケ浦球場(四日市市)から屋内会場に変更した。午後2時半に始まった式では、四日市商、四日市西、四日市四郷、菰野の吹奏楽部員が行進曲を奏でる中、選手たちが腕を高く振りながら次々と入場した。場内には給水所が設けられ、休憩時間に選手たちが利用していた。

 昨夏に甲子園に出場したいなべ総合から優勝旗が返還されたのに続き、大会会長の岡村芳成・県高校野球連盟会長が「みなさんは厳しい練習と仲間の支えを感じながら成長してきた。その感謝の気持ちを全力でプレーにつなげてほしい」と激励した。

 6日は県内4球場で1回戦8試合がある。三重大会の入場料は一般700円、高校生200円、高校生団体100円、中学生以下無料。

     ◇

 「大きな壁にぶつかった時、支えになったのは家族と先生と仲間だった。一球一打に熱い気持ちを込め、支えてくださった方のために大輪の花を咲かせる大会にすることを誓います」

 開会式で選手宣誓を務めた津の中尾早玖(さく)主将(3年)は、チームの3年生とともに考えた言葉を、一言ずつはっきりと伝えた。大役を果たした後、「緊張で足が震えたが、最後まで声をからさずに話せたので100点」と振り返り、「プレーでも、一生の財産になる試合にしたい」と話した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

第106回全国高校野球選手権鳥取大会(鳥取県高校野球連盟、朝日新聞社主催)は6日、鳥取市のヤマタスポーツパーク野球場で開幕する。今大会には22校が出場。コロナ禍などを経て、5年ぶりに入場行進が行われる。開会式後には1回戦2試合が予定され、熱戦が始まる。

 開会式は午前8時半に始まり、昨夏優勝した鳥取商を先頭に22校が入場行進を行う。優勝旗返還や福光浩・県高野連会長のあいさつなどに続き、米子工の佐藤陽向主将が選手宣誓を行う。

 第1試合の開始は午前10時半、米子工と米子の米子対決で幕を開ける。続く第2試合は倉吉総合産と倉吉東の倉吉対決だ。

 熱中症対策として、五回終了時に完全休養時間(5分)と準備時間(3分)を設けるほか、応援団用としてスタンドにテントを設置したり、球場周辺に救護室を増設したりする。

 入場料は大人800円、高校生100円、中学生以下無料。日程が順調に進めば、決勝は22日午前10時から行われる。

 優勝校は、8月7日に阪神甲子園球場(兵庫県西宮市)で開幕する全国大会に、鳥取代表として出場する。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

甲子園を目指す第106回全国高校野球選手権岐阜大会が6日、長良川球場(岐阜市長良福光)で開幕する。午前9時に始まる開会式のリハーサルが5日にあり、運営役の高校生らが当日の動きを確かめた。

 

 開会式が開かれる長良川球場では、グラウンドに真新しい白線が引かれ、外野席には大会名を記した横断幕が掲げられるなど準備が整った。

 リハーサルには、合唱を担当する岐阜と長良、バトントワリングの関商工と美濃加茂、マーチングバンドの県岐阜商の生徒らが参加。真剣な表情で臨んでいた。

 国旗や大会旗を手に行進するのは岐阜女子ソフトボール部の選手たち。中尾優忍さん(1年)は「しっかりやり切りたい。選手には迫力のあるプレーをしてほしい」、傍島里帆さん(2年)は「暑さに負けず頑張りたい」と話した。

 司会も高校生が担当する。多治見北放送部の尾上彩乃さん(3年)は「はきはきと話し、選手たちが気を引き締めて取り組めるようなアナウンスをしたい」と語った。

 大会に参加するのは連合チームも含めて68校64チーム。開会式と決勝がある長良川球場など7球場が会場となる。順調に進めば決勝は27日の予定で、準決勝以降の組み合わせ抽選会は24日に予定されている。

 入場料は大人700円、高校生200円、小中学生無料。(高原敦)

     ◇

 岐阜大会の審判のみなさんは次の通り。

      (敬称略)

【審判部長】鈴木守【副審判部長】小木曽敏彦▽井亦信幸【審判委員】川島稔▽河田忠明▽安福伸之▽斉木弘一▽加藤秀昭▽小野木和明▽西畑和哉▽藤吉拓矢▽勝山義広▽長縄優太▽宮田淳一▽境貴則▽古川雅貴▽江崎豊英▽倉畑剛▽堀田一郎▽藤波七松▽古川竜也▽島川幹浩▽足立博▽亀谷恵一▽高木多加志▽野崎義秀▽古田義広▽松岡保明▽赤尾孝治▽鳥本卓也▽平野正久▽鳥本稔▽福元辰憲▽森康嗣▽名和貴裕▽田中誠▽小川克仁▽立木一成▽池戸創一▽前田晃造▽吉田照男▽横山文雄▽長尾信行▽安藤裕文▽井戸雅則▽米倉敏博▽三輪保浩▽二村博一▽安藤嵐矢▽山田清泰▽荒谷一▽金子吉孝▽日下部計也▽内木英司▽可児正樹▽松ケ崎博也▽小林稔▽田口健太▽橋本裕斗▽稲川和哉▽大山一男▽大矢匡志▽勝野幸典▽沢田良一▽中山元治▽渡辺弘孝▽扇本剛▽水野安喜▽小椋昭人▽酒井剣二▽小出剛▽小金裕司▽二村博之▽吉村新悟▽稲垣勲▽田村真一▽小島新一郎▽大脇厚夫▽山口育男▽原逸樹▽原和也

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ドジャースの大谷翔平選手が5日(日本時間6日)、現地で30歳の誕生日を迎え、祝福の声が集まった。

 自身のインスタグラムのストーリーズでは祝福の投稿をアップ。ラプソード・ベースボールは愛犬のデコピンとコラボした画像を作成。プラカードを持つカワイイ仕上がりになっている。

 MLB公式では幼少期の写真を複数枚アップして祝福。各メディアも大谷の誕生日を紹介するなど、一選手のバースデーとしては異例の対応となっている。

 大谷はこの日のブルワーズ戦に1番・DHで先発出場。誕生日にどのような活躍を見せるか、注目が集まる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

第106回全国高校野球選手権静岡大会は6日、1回戦22試合が県内10球場で始まる。7日も1回戦の残り試合が予定されている。加藤学園、静岡、浜松開誠館、東海大静岡翔洋のAシード4校をはじめ、シード校は2回戦から登場する。静岡代表校を決める決勝は草薙球場で29日の予定。

 各球場の入場料金は一般700円、高校生100円。中学生以下は無料。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

第106回全国高校野球選手権群馬大会(群馬県高校野球連盟、朝日新聞社主催)が6日、開幕する。開会式がある前橋市の上毛新聞敷島球場では5日にリハーサルがあり、司会やプラカードを持つ生徒、吹奏楽部員、国歌・大会歌を独唱する生徒が手順を確認した。

 

 入場行進で全ての選手の先導役を務めるのは樹徳高3年の浅井遥希(はるき)さん(18)。3年生部員が20人いる樹徳は、ベンチ入りするのも大変だ。浅井さんは昨秋の県大会でベンチ入りしたが、足首を骨折して試合には出られなかった。その後、公式戦に出る機会がなく、夏はベンチ入りを逃した。

 井達(いだて)誠監督(49)からは「3年間頑張った成果を出してきてくれ」と、先導を託された。浅井さんは「メンバー入りが厳しいと言われた時は悔しかったが、3年間の集大成を出せると思ったのでうれしくもあった」と振り返り、「堂々と歩いてみんなを引っ張っていきたい」と意気込んだ。

 司会は、NHK杯全国高校放送コンテスト群馬大会のアナウンス部門で最優秀賞になった桐生高3年の今泉友希(ゆき)さん(17)と、朗読部門で最優秀賞の高崎女子高1年の乗附(のつけ)心泉(ここみ)さん(15)。

 今泉さんは最優秀者が務める高校野球群馬大会の司会に高校1年の頃から憧れていた。「選手が3年間をかけて頑張ってきた、高校生の青春が詰まった場所。選手、会場にいるお客さん、テレビの前の人たちにしっかり届くよう、力強く響くアナウンスをしたい」。昨年の開会式の映像を見返しながら、学校名のイントネーションなどを確認しているという。

 一方、乗附さんは「思いがけない役目だった。緊張するけど、選手たちの大事な式なので失敗しないようにしたい。早口になりすぎないよう、滑舌よく話せるようにしたい」と意気込みを語る。

 入場行進曲や大会歌「栄冠は君に輝く」などの演奏を担うのは前橋育英高の吹奏楽部員。部長でクラリネットを演奏する3年の吉田冴(さえ)さん(17)は「県内の野球部の高校生が一堂に会する機会に演奏をさせていただけるのは光栄です。高校球児を元気付けられるよう、開会式を成功させられるよう、精いっぱい素敵な演奏をしたい」。

 気象庁によると、リハーサルがあった午後4時ごろの前橋市の気温は35.6度。楽器が熱くなってピッチが上がり、仲間と音を合わせるのに苦労したという。「体調管理に気を付け、周りの音をよく聴いて、暑さに負けずに全力で、爽やかな音楽を届けたい」とも語った。

 プラカードを持って各チームを先導する前橋市立前橋女子高校の生徒らは、スカートのポケットにペットボトルの飲み物を入れて合間に給水するなど、猛暑への対策にも注力した。(中沢絢乃)

     ◇

 第106回全国高校野球選手権群馬大会(県高野連、朝日新聞社主催)では、6日の開幕日と決勝(27日予定)の2日間、前橋市の上毛新聞敷島球場で恒例の「特大だるま」(高さ約1.2メートル、直径約1メートル)が飾られ、選手や観客を見守る。

 高崎市の「茂田だるま」の手作りで、群馬県朝日会が設置。「ここにかける、ここから始まる。」の選手権大会キャッチフレーズも記されている。

 設置場は球場外側の「朝日新聞テントブース」横。大会後に「甲子園での活躍祈願」として優勝校に寄贈される。

 例年、大勢の観客が「群馬の球児たち頑張れ!」などの応援メッセージをだるま背面に書いたり、記念撮影したりしている。

     ◇

 第106回全国高校野球選手権群馬大会の公式パンフレットが完成した。税込み1冊800円で、6日から販売する。

 出場チームの紹介、ベンチ入り選手の氏名、今大会の見どころのほか、過去の群馬大会の記録や群馬県の高校野球の歴史が分かる「小史」など、盛りだくさんの内容。昨年の大会の試合写真も含め、全面カラーで掲載する。今大会の記念や観戦ガイドとして活用できる。

 試合がある3球場(上毛新聞敷島球場、高崎城南球場、小倉クラッチ・スタジアム)と、県内の朝日新聞販売所(ASA)で購入できる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

第106回全国高校野球選手権宮城大会が6日、楽天モバイルパーク宮城(仙台市宮城野区)で開幕する。これを前に5日、開会式のリハーサルがあった。

 

 式の司会や球場アナウンスは、仙台青陵中等教育の桜井あすかさん(6年)、仙台三桜の小林胡太郎さん(3年)、仙台三の井上陽菜さん(2年)が務める予定。

 リハーサルには桜井さんと井上さんが参加。ともにアナウンスの全国大会に出場する実力者だ。

 桜井さんは祖父が高校野球好きで志望。普段からニュースを見て、発声を練習する。「選手たち1人ひとりにエールを届けられるようなアナウンスを精いっぱいできたら」と意気込む。

 井上さんは桜井さんに憧れていたという。声が遠くに飛ぶよう意識して練習を重ねる。「球児の皆さんの夢をかなえるお手伝いができれば」

 式で国歌を独唱するのは、常盤木学園の加藤舞さん(3年)。リハーサルでも伸びやかな声を響かせた。式に向けて、のどに刺激を与えないよう心がけ、常に白湯(さゆ)を持ち歩いている。

 「こんな大きい球場で歌うのは初めて」だという。「選手の方々の努力が詰まった試合がこれから始まる。応援の気持ちを込めて歌っていきたい」と話した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆第60回函館記念・G3(7月14日、函館競馬場、芝2000メートル=7月6日、函館競馬場

 一昨年の覇者ハヤヤッコ(牡8歳、美浦・国枝栄厩舎、父キングカメハメハ)は、7月5日に函館競馬場に入厩、6日にさっそく馬場入りを開始した。

 角馬場のみだったが、入念に体をほぐし、元気な姿を見せた。その後、パドックでスクーリングを行い調整を終えた。田村助手は、「多少、テンションは高めだけど、角馬場ではいつもよりましですね。毎年、来ている場所ですし、輸送も問題なかったです。この時期は美浦でカイバが怪しくなるけど、こっちにくるとより元気になってカイバもぺろりと食べていました。1週前追い切りでは最後にハミを取ってやる気になってましたし、雰囲気はいいですね」と状態の良さを伝えた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

声優・西尾夕香さんの1球に「カッコおゆを観れてハピ」

■DeNA 2ー1 阪神(5日・甲子園)

甲子園に女神が舞い降りた。5日に行われた阪神-DeNA戦の前に、声優の西尾夕香さんが始球式を務めた。黒色のスカートを浜風にひらひらとさせながらマウンドに上がると、阪神・先発ビーズリーの前で大きく両肩を回して1球を投じた。

力を込めた投球はショートバウンドして捕手・梅野のミットへ。投球を終えると西尾さんは周囲に深々と頭を下げ、小走りでマウンドを降りた。

この様子をSNSなどで確認したファンは「お顔が良すぎる」「かわいすぎるんよ」「とてもいい表情」など、歓喜の声を上げていた。

さらには「躍動感や脚線が素敵です」「おゆちゃん麗しい」「カッコおゆを観れてハピ」「可愛すぎる」「生で見れて幸せ」など、西尾さんの投球に熱中するファンも見られた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

プロ野球パ・リーグは5日、各地で2試合が行われました。

楽天は、1点を追う4回に鈴木大地選手が2号3ランホームランを放つなど、4得点を奪い逆転に成功。投げては先発の早川隆久投手がソフトバンク打線を6回1失点11奪三振の好投で5勝目。試合のなかったオリックスを抜き、4位浮上となりました。ソフトバンクは両リーグ最速50勝目前から、連敗です。

ロッテは、ソト選手が2打席連続となるタイムリーツーベースヒットを放つなど、試合の主導権を握ります。一時は1点差に詰め寄られますが、8回に再びソト選手が犠牲フライを放つなど、ソト選手は2安打3打点の活躍。7回途中3失点の小島和哉投手が6勝目を手にし、チームは首位ソフトバンクに10ゲーム差としています。西武は投手陣が粘れず、今季ロッテに9戦全敗となりました。

【5日のパ・リーグ結果】

◆楽天 5-1 ソフトバンク

勝利投手【楽天】早川隆久(5勝3敗)

敗戦投手【ソフトバンク】和田毅(2勝2敗)

本塁打【楽天】鈴木大地2号

◆ロッテ 6-3 西武

勝利投手【ロッテ】小島和哉(6勝6敗)

敗戦投手【西武】今井達也(4勝5敗)

セーブ【ロッテ】益田直也(1勝2敗12S)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

第106回全国高校野球選手権南北北海道大会の組み合わせ抽選会が5日、行われた。北北海道の旭川東は、昨年11月にイチロー氏(50)=マリナーズ球団会長付特別補佐兼インストラクター=から受けた指導を生かし、初の頂点を狙う。

 

 学校祭のパレードに参加してから抽選会場に乗り込んだ旭川東が、野球でも力強く突き進む。初戦の相手が帯広大谷に決定。臼井颯汰主将(3年)は「自分たちは一戦必勝。相手が決まって、さあ行くぞ! という感じです」と背筋を伸ばし気合を入れ直した。

 “イチ流”野球で悲願に挑む。昨年11月、元大リーガーのイチロー氏(50)が2日間、臨時コーチとして野球部を指導。ナインは練習前の準備から守備、打撃、心構えに至るまで、あらゆることを学んだ。練習が限られる冬期間。「どんな距離だろうと全力で投げていなければ、春にはレベルが下がってしまう」と遠投一つでも全力を出し切り、イチロー氏の代名詞でもあった背面キャッチの練習などにも挑戦した。

 股関節の動きを意識した「イチロースクワット」を毎日のウォーミングアップで取り入れると、4番の小港瑛太(3年)は「打撃で軸足がブレないようになった」。何より「その日の限界まで挑戦しよう」という言葉が全員の支えになった。西中剛志監督(44)は「心技体、色んなところで成長している」と効果を実感している。

 旧制中学時代を含めると、同校は過去に11度も準優勝。あと一歩で甲子園切符を逃してきた。イチロー氏も「それが切なすぎる」との理由で同校の臨時コーチを買って出た。「イチローさんやOBたちの気持ちも背負っている。今回は歴史の節目になる何かがあると思う」。臼井主将の言葉に、自信がこもっていた。

 

 〇…クラークは夏連覇への陣容がようやく整った。空知地区予選前に中軸の3選手がコロナ感染するなど体調不良が続出。その影響で「打線が湿ってしまった」と佐々木啓司監督(68)は振り返る。代表決定戦も1―0の辛勝だったが、山田陽紫(きよし)主将(3年)は「ここまで来たら力を出し切るだけ。守備でしっかり抑え、チャンスで1本を打てるような試合を」と心構えを口にした。

 〇…右腕を三角巾でつった武修館の斉藤猛虎主将(3年)がくじを引き、連覇を狙うクラークとの対戦が決まった。地区代表決定戦で一塁へスライディングした際に右肩じん帯を損傷し、「全治5週間」と診断された。名前通り阪神ファン。その本拠・甲子園まで勝ち進めば戦列復帰できる可能性もあるだけに、「試合には出られないけど、ベンチから声で盛り上げたい」と闘志を示した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

第106回全国高校野球選手権南北北海道大会の組み合わせ抽選会が5日、行われた。22年以来2年ぶりの夏の甲子園出場を目指す南北海道の札幌大谷は、前回出場時もレギュラーだった増田智紀主将(3年)が攻守でチームをけん引する。

 

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 札幌大谷・増田の表情がより一層引き締まった。1回戦の相手は、優勝した2年前の決勝で対戦した知内。勝ち進んでも複数の優勝候補が待ち受けるブロックに入り、「難しい戦いになってくる。守備からリズムをつくって戦いたい」と意気込んだ。

 22年夏は1年生ながらレギュラーの座をつかみ、1回戦・二松学舎大付(東東京)戦(2●3)に9番・二塁でスタメン出場。2打数2安打で爪痕を残したが、「緊張もあったし、プレーに集中していた。今は記憶の面ではあまり覚えていない」。高校入学から約4か月後にプレーした甲子園。周囲についていくだけで必死だった。

 あの夏から2年。最速147キロ右腕・菊地大一(3年)の負担を考慮して春季大会終了後に主将に就任した背番号6は、攻守の要としてチームを支える存在になった。金属から木製バットに切り替えた今夏地区予選は3番・遊撃手で2戦5安打をマークし、うち4本が長打。堅実な守備力だけでなく「金属よりも打球の飛距離、スピードが上がっている」と、打撃でも確かな成長を実感している。

 地区予選は2戦連続コールド勝ちで、2年ぶりの南大会進出。コンディション不良のため春は出遅れたエースの菊地が復活し、チーム状態は上昇中だ。「負けたら終わりという違う緊張感はある。前回は先輩たちに連れて行ってもらったので、次は自分が連れて行く」。ベンチ入りメンバーでただ一人、甲子園を知る男が聖地へ導く。

(島山 知房)

 〇…北海は大会連覇、そして61年ぶりの道大会5季連続優勝を目指し、1回戦で札幌光星と対戦する。全国2勝を挙げた昨夏から主力が多く残る野手は経験豊富で、投手も今春のセンバツ出場時に主戦だった松田収司投手(2年)が復帰。万全の体制が整いつつある。同校が1963年に達成している過去最多タイの偉業に向け、金沢光流主将(3年)は「5季目は3年生の力で勝つ。いい形で連覇を達成したい」と気合を入れた。

 〇…自らくじを引き当て、野球人生初の選手宣誓が決まった函館大有斗の能戸優雅主将(3年)は「正直びっくりしている」と驚きの表情を浮かべながらも、「文を作るのが得意な人にアドバイスをもらって、それプラス集大成の気持ちも入れたい。16チームの選手たちの思いを乗せて宣誓したい」と力を込めた。11日の開会式で大役を務めた後、同日の第3試合で苫小牧中央との初戦に臨む。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

J3リーグで単独首位・大宮アルディージャのスタッツに脚光

J3リーグで単独首位に君臨しているのが、大宮アルディージャだ。得点ランキングでは、元日本代表FW杉本健勇がトップ5入りし、好調を維持するクラブの強さにデータから迫っていく。

大宮は1999年からJリーグに加盟。これまでJ1、J2、J3すべてのカテゴリーを経験し、再び日本のトップリーグに上がるため奮闘している。2024シーズンは長澤徹監督が指揮を執り、第19節を終えた時点で14勝4分1敗の勝ち点46で単独首位に立つ。2位アスルクラロ沼津との勝ち点差は「15」と圧倒的だ。

その得点源の1つがジュビロ磐田から期限付き移籍中の杉本の存在であることは間違いない。第6節のテゲバジャーロ宮崎戦(3-1)で2ゴールを決めると、そこからコンスタントに得点を積み重ねる。現在の8得点は、J3リーグ4位タイの成績だ。

守備でも選手の活躍が目立つ。ここまでリーグ19試合に出場しているMF小島幹敏は、インターセプト数で「12」を記録し、J3でトップを走る。チャンスクリエイト総数(ペナルティーエリア=PA内へのスルーパス成功+PA内からのクロス成功+ラストパスの合計値)では、2位にMF泉柊椰(46回)がランクインするなど、個人での貢献も大きい。

リーグ全体で見ると、1試合平均得点数で大宮が「1.9」とJ3トップの数値を記録。シュート決定率でも15.1%で最多のスタッツを記録した。現在の総得点は「37」で、J3のクラブのなかで攻撃力は断トツと言っていいだろう。

一方で、平均ボール支配率は49.9%の10位。トップには58.3%の圧倒的数値を叩き出しているアスルクラロ沼津がいるが、リーグ戦の上位2クラブでスタイルの差が表れる結果となった。後半戦に入ったJ3リーグでは、戦況含め大宮の動向にも注目だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「マジですか!」。その審判員の年齢を知った野球部員は試合後、目を丸くした。

 それもそのはず。一塁の塁審を務めた湯村三千男さんは89歳。走って、ジャッジして、声を上げる。広島県内で6月にあった練習試合の後、話を聞いた。

 

 声をかけてもろたら、わしは絶対に断らない。グラウンドで尻もちついたことないけぇ。まだまだ現役よ。

 でも、最近は1日1試合にしてもらうんよ。体のことを考えてね。それてきたボールが体に当たると、あざになる。

 それでも骨は折れんで。朝は牛乳飲んで、パンとバナナを食べてるから。もちろん、今日も食うてきたよ。

 審判を始めたのは、40歳の頃じゃった。工場で働いてた時、上司に「手伝ってくれ」って言われてねぇ。球児を支えるやりがいがあって、ずっと続けてきたよ。

 高校野球は、一生懸命な姿に元気をもらえるね。球児と話すのも楽しみじゃけ。

 今日もファーストを守ってた選手に声をかけたんよ。「ええバッティングしとる」って。みんな監督にしごかれてるけ、わしらは褒めちゃるんよ。

 元気の秘訣(ひけつ)? そりゃもちろん野球よ。試合を見るのも、審判をするのも、良い刺激になるんよ。家におるだけじゃ、つまらんけぇね。

 公式戦の審判はもう引退したから、夏の大会は見るだけ。今年も球場で楽しみたいね。3年生は今まで辛抱してきたんじゃけ、けがだけせんように頑張りなさいよ。

 湯村さんはこの日の試合後、整列してあいさつを済ませると、ニカッと笑顔を見せた。「帰ったら、ビールがうまいね。午前中に審判やって、家に帰って酒飲んで寝る。これ以上の幸せはないで」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

都市対抗V経験の名門社会人チームによる、“異例”合同野球教室開催の意義

社会人野球のビッグトーナメントである都市対抗野球大会において、NTT東日本は2回、日本生命は4回の優勝を誇る。そんな東西の名門チームが、軟式野球チームに所属する約100人の小学生を対象とした合同野球教室を、6月29日、千葉県船橋市で開催した。シーズン中では異例の試みとなったその企画に大きく携わった1人が、NTT東日本の前監督で、現在は同社のスポーツ推進室で働く飯塚智広氏だ。

2000年のシドニー五輪では日本代表としてプレー。2014年からNTT東日本を率いると、2017年の第88回都市対抗野球大会ではチームを優勝に導くなど、数々の実績を残してきた飯塚氏は言う。

「社会人野球に携わる者としても、日本生命さんとの今回の企画は、意義のあることだと思っています。合同で開催したこともそうですが、選手たちが真剣勝負を続けるシーズン中にできたという点でも、今回は良い機会になりました。両チームによるオープン戦では、実際に子どもたちにベンチに入ってもらいました。グラウンドレベルで、選手目線でゲームを見る中で、選手たちの体の大きさや1つ1つのプレーのスピードを感じ取ってくれたと思います。そういう実体験もまた、子どもたちにとっては良い経験になったのではないでしょうか」

技術指導に加えて、野球を通した人と人との繋がり、または地域との繋がりをより深めるための活動。野球教室には、その一端を担う意味合いもあるだろう。その上で、今回の合同野球教室を開催した背景には、野球界が持つ「危機感」に対するアプローチという観点もあると飯塚氏は言う。

 

 


 

 

指導した社会人選手たちは「確かな目的を持って接してくれた」

夏の甲子園大会など、高校野球の解説もする飯塚氏は、多くの野球現場を見る機会が多いのだが、球界全体としての一貫性が必要だと感じている。

「野球界はカテゴリー別の取り組みが多いのが現状だと思います。それぞれのカテゴリーで『勝ちたい』と思うのは当たり前でしょうが、たとえば、野球の楽しさを伝えていく年代、戦術を覚えていく年代、そして総合的に野球をする年代。そういった流れの中で、野球を続ける人が、より増えてくれるとうれしいですね」

野球の間口を広げる。つまりは、野球そのものの普及活動は、競技人口の減少を食い止め、将来的には増加に繋がっていくだろう。その上で「野球を続ける人」が増える環境整備、または競技者や指導者、そこにあるチーム作りに関わる多くの人たちのマインドが変化していくことも必要ではないか。飯塚氏は改めて言うのだ。

「合同野球教室では、野球を純粋に楽しむ子どもたちの笑顔がたくさん見られました。また、指導してくれた社会人野球の選手たちは企画の主旨をしっかりと理解して、確かな目的を持って子どもたちと接してくれました。そういう意味でも、今回の企画を実現した意義はあったと思います」

この取り組みが、野球界全体が変わる1つのきっかけとなる。普及と変化が助長されていく中で、新たな潮流が生まれていくことを願うばかりだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

横浜高OBの鳥海健次郎さん、日産野球部で受けた衝撃とは

社会人野球の頂点・都市対抗で2度の優勝経験がある日産自動車の野球部が、来季から復活する。2009年末の休部から16年ぶりの復活だ。アマチュア野球の頂点を争う世界でも屈指の緻密さを誇ったチームでは、どんな野球が行われていたのか。横浜高で松坂大輔投手とともにプレーし、1998年に甲子園で春夏連続優勝したチームで三塁コーチャーとして力を発揮した鳥海健次郎さんは、両チームの野球を経験している。神奈川のアマ球界を代表する2チームを比較してくれた。(取材・文=THE ANSWER編集部 羽鳥慶太)

日産自動車の社内では、元主将の伊藤祐樹氏の監督就任が決まり、選手集めや環境整備といった再始動への準備が進んでいる。強さと伝統を誇ったチームが休部したのは2009年の冬。企業チームがここまでの活動停止期間を乗り越えて、再び動き出すのは異例中の異例だ。

5月12日にはその一環として、横浜市にあった合宿所に眠っていた「お宝」の発掘が行われた。今はマンションになってしまった合宿所には、日産野球部の歴史を示すトロフィーや写真などが大量に保存されていた。これらは休部後、横須賀市の同社工場の一角にある体育館で長い眠りについていた。それらをキレイにして、新たな歴史につなげていこうというのだ。

そこに姿を見せたのが鳥海さんだ。横浜高3年だった1998年には、エース松坂大輔とともに甲子園で春夏連覇の喜びを味わった。鳥海さんは背番号「16」で、三塁コーチやマウンドへの伝令役として当時の渡辺元智監督に重宝された。関東学院大を経て、日産には2003年にマネジャーとして入社し、選手兼任で登録された。そこで強烈な思い出があるという。

「日産は常に、結果に対して厳しいんです。1球へのこだわりがすごくて……。例えば二塁けん制の練習です。ただ刺すんじゃない、なんのためにしているのかといえば、スタートを遅らせるため。じゃあそのためにどうするのかというところまで突き詰めるんです」

 

 


 

 

強い理由はここにあった「本当に1球1球ミーティングを…」

入社1年目、チームは激戦区の神奈川予選で敗れ、都市対抗本戦への出場を逃してしまう。そこで記憶に残っているミーティングがあった。

「本当に1球1球ミーティングするんです。なんでこう投げたのか、こう動いたのか。マネジャーとしては『なんでこういう手配をしたのか』というところまで。なぜ、なぜと分析して、突き詰めるんです。そんなところまで……と驚きましたよ」

鳥海さんが高校時代にプレーした横浜高も、小倉清一郎部長を中心にプレーの細かさには定評があった。相手校を徹底的に分析し、勝ちに結びつけていた。ただ鳥海さんに言わせれば、日産のそれは「重みが違った」という。

「野球でメシを食うという意味では、日産の方がはるかに重みがありました。高校野球も負けたら終わりのように思っていましたけど、チームは続いていきます。でも日産では、負けたら部がなくなる可能性があると思ってやっていましたから」。実際に2000年代の日産野球部は、負けたら部が消えてしまうという危機感が強かった。会社で進んでいた、カルロス・ゴーン氏による“コストカット”が社会的にも注目されていたころだ。

この宝探しでは、実に250個におよぶトロフィーや優勝旗、記念写真が発掘された。当時のマネジャーがつけていたスコアブックには、先攻後攻を決める試合前のジャンケンで何を出したか、勝ち負けはどうだったかまでが記されていた。勝ち負けの理由を徹底的に突き詰める日産野球の痕跡だ。当時を知る伊藤さんが監督となる新たなチームにも、その魂は確実に受け継がれる。

「鳥海」と大書されたプラカードも発掘された。スタンドの応援団が、応援の声出し指示をするのに使っていたものだ。軍港の街、横須賀にちなんだ応援道具のデッキブラシも出てきた。笑いながらプラカードを担いだ鳥海さんは「チームがなくなってからも、仲間がたくさんできたことは本当に仕事に役に立ちました」。神奈川のアマ球界にまた、伝統が刻まれていく。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

大阪桐蔭高の西谷浩一監督を単独インタビュー…大阪府大会は6日から開催へ

待ち焦がれた夏がやってくる。第106回全国高校野球選手権の予選が、各都道府県で開催される。大阪府予選も6日にスタートする日程だ。Full-Countは大阪桐蔭高の西谷浩一監督を単独インタビューした。OBが口にした「大阪桐蔭の看板」という言葉。誰よりも重圧を背負う西谷監督の目線で、その重い意味を語ってもらった。

昨年10月26日に行われたドラフト会議。エースだった前田悠伍投手がソフトバンクに1位指名された。翌27日にソフトバンクが指名あいさつに訪れると、前田悠は力強く言った。「大阪桐蔭という看板もあるので野球の面においても、生活の面においても責任を持った行動をやっていけたらと思っています」。1年秋に神宮大会、2年春に第94回選抜高校野球大会で優勝を経験した左腕は、強豪校のプライドを胸に、プロの世界に飛び込んだ。

“大阪桐蔭の看板”。春4回、夏5回の優勝を誇る伝統と重圧は、同校のユニホームを着た選手にしかわからない。西谷監督は「皆さんが思うほどエリート集団ではないですよ」と謙遜するが、ドラ1のOBも言葉にする「大阪桐蔭の看板」をどのように受け止めて、選手たちと向き合っているのか。

「ベスト8でもベスト4でも皆さんには褒めてもらえない。優勝しないとダメなので。そういう覚悟はみんな持ってやろうということでやっています」

「本当は褒めてやりたい気持ちも」…チームの先頭を走った前田悠伍には感謝

周囲からの評価は「勝って当たり前。優勝して当たり前」という領域にたどり着いていると、西谷監督が感じている証だった。選手たちは高校生。「本当はベスト8でも、ベスト4でも子どもたちは頑張ったので、褒めてやりたい気持ちもあるんですけど。もっともっと上、日本一を目指してやるのなら(敗れた時は)『残念だった』という話からになる」と語る。日本一だけを本気で目指しているから、敗れてしまった時、労いの言葉もグッと飲み込む。

圧倒的な重圧はあるが、入部を決めた時から選手たちも“覚悟”は決まっている。西谷監督が褒めるのは日本一になった瞬間だけだ。「可哀想だなと思う時もありますけど、それなりのプライドをみんなが持ってやっていますから」。昨年までチームを引っ張った前田悠についても「先頭を3年間、走ってくれたと思います」と言う。前田悠に限らず、大阪桐蔭を卒業していった教え子、1人1人への感謝は今も胸に刻まれている。

「うちは、1学年20人くらいでみんなで生活をしています。周りの皆さんが思うほどエリート集団ではないんですけど、そういうふうに揶揄されることもあります」。謙遜しながら、苦笑いで話す。現役選手だけではなく、OBになっても背負う“看板”。大阪桐蔭が、伝説を歩んでいる何よりの証だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

第106回全国高校野球選手権熊本大会が6日から始まる。開会式があるリブワーク藤崎台球場(熊本市中央区)では5日、熊本県高校野球連盟の役員らが入場行進で掲げられる各校のプラカードを拭き上げたり、試合で使われる白球の用意をしたりと準備を進めた。

 開会式のスタンド入場口近くには2枚の大会旗が飾られる。それぞれに、県立第二高校の書道部員が「闘志」と「輝跡」の字を揮毫(きごう)した。「夢の実現に向かって努力を惜しまない、闘志あふれる球児たちに全力を出し切って欲しい」「一人一人の球児に努力の軌跡があり、逆境の中でも最後まで輝いて欲しい」という願いや意味を込めて選んだという。

 その文字の周囲には、各校の主将たちが寄せ書きをした。この旗は22日までの大会期間中、試合会場となるリブワーク藤崎台、県営八代の両球場に飾られる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 第106回全国高校野球選手権鹿児島大会(朝日新聞社、県高野連主催)が6日、74校63チームが参加して開幕する。開会式は午前9時から鹿児島市の平和リース球場で開催される。

 平和リースの第1試合、沖永良部―鹿児島商の勝者は、次戦で大会連覇を狙う神村学園と対戦する。鴨池市民の第2試合、尚志館―鶴丸は1回戦屈指の好カード。

 決勝は27日の予定。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

東京Vが3rdユニフォームデザインを発表

J1東京ヴェルディが2024シーズン3rdユニフォームデザインを発表。8、9月のホームゲーム2試合で着用を予定している新ユニフォームがこのほどお披露目されたなか、グレーとヴェルディグリーンを交ぜ合わせた1着に「こりゃ、買いだな」「センスの塊」と熱視線が注がれている。

東京Vの3rdユニフォームは、J1リーグ第28節鹿島アントラーズ戦(8月25日)、第31節サガン鳥栖(9月21日or22日)のホームゲーム2試合で限定的に着用。グレーとヴェルディグリーンを交ぜ合わせてできたグレイッシュグリーンが採用されたシックな1着になっている。


 

 

全面にカモフラージュ柄が施された新たな1着は、クラブカラーの緑色が基調となった1stモデルやホワイトカラーベースの2ndモデルとは一味違ったデザイン。GKキットにはゴールドが採用され、袖口に施されたブラウンと上手く融合したファッショナブルなユニフォームだ。

クラブ公式X(旧ツイッター)で画像がアップされると早速反響を呼び、「お洒落」「シックなカラーでカッコいい!」「こりゃ、買いだな」「センスの塊」といった賛辞が続々。各クラブで夏限定ユニフォームが発表されているなかでも、ひと際大きな反響が寄せられていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


※一部勝手にコピペ&割愛いたしました🙇💦



※また、敬称を省略させていただきました🙇💦💦