能登にも迫る酷暑「今は仮設に入るのが生きる希望」…建設待ち、避難なお2300人

[能登地震6か月]<1>

 元日の激震から1日で半年。能登半島地震の被災地は、復興を信じ、一歩ずつ進んできた。しかし、今も2000人超が避難を余儀なくされ、先を見通せない日が続く。人口が流出し、雇用、医療、教育にもひずみが出る中、街の未来をどう描くか――。奥能登から報告する。

 

 体育館に雨の音が響く。6月30日朝、石川県輪島市立大屋小学校。「一人でいるといろいろ考えちゃう。みんないるから大丈夫だと思える」。福光昌江さん(70)は表情を緩めた。

 

 同校の避難所には、50~80歳代の男女約20人が身を寄せる。福光さんが過ごすのは、段ボールと布で仕切られた、体育館の2畳ほどの空間。昼食や夕食の仕出し弁当に、ちょっと辛めだからと自分で買ったカット野菜を混ぜて食べる。

 気温30度を超える日もあり、暑さが体にこたえる。最近、エアコンが設置されたが、「私、暑がりやから。熱中症が心配」。真夏を前に不安は尽きない。

 同校近くの自宅で、夫の達矢さん(当時75歳)と居間にいた時、激しい揺れに見舞われ、屋根の下敷きになった。約7時間後に救出され、全身に打撲を負った。46年連れ添った夫は、帰らぬ人となった。

 地震翌日から、近所の叔父宅や妹宅で2週間ほど過ごし、金沢市内の次男(43)宅に移った。病院の検査で乳がんが見つかり、3月に手術、入院した。

 頭に浮かぶのは、生まれ育った輪島のことばかり。「このままやったらダメや」と5月下旬に帰郷し、避難所に入った。でも、ふと達矢さんを思い、涙が出る。

 長年、輪島塗の営業・販売に携わり、家では穏やかな人だった。仮設住宅に入って生活が落ち着いたら、お寺に預けた遺骨をお墓に納めたいと願うが、その一歩が遠い。「今日明日のことしか分からんけど、今は仮設に入るのが生きる希望」

 石川県内では、約2300人が避難生活を続けている。完成した仮設住宅は6月27日時点で、計画(6810戸)の約7割の4943戸。半年時点で計画の9割超が完成し、避難者も200人以下だった2016年の熊本地震に比べ、復旧・復興の歩みは遅い。

 県担当者は「建物や水道、道路の復旧工事もあり、作業員が不足している」と話す。県は8月中の仮設住宅の建設完了を目指すが、9月にずれ込む恐れもある。

 酷暑の中で避難生活が続けば、災害関連死のリスクも増す。県内の自治体が認定した災害関連死は計52人。読売新聞の調べでは、自治体への申請数は、認定分も含め、少なくとも221人と増え続けている。

 輪島市内で避難所の運営に参加するピースボート災害支援センターの上島安裕・事務局長は「住み慣れた土地に残りたい被災者には、避難所しか身を寄せる場所がない。避難者の健康悪化を防ぐためにも、国や県は仮設住宅建設や住まいの再建にマンパワーを集中させるべきだ」と訴える。

 奥能登の復旧・復興には、今後も困難が待ち受ける。輪島市で全・半壊した建物の公費解体が完了したのは166棟(28日時点)。申請は約6300棟に上り、さらに増えるとみられる。友延和義・市環境対策課長は「冬は雪が降って解体作業が困難になる」と作業の遅れを危惧する。

 大規模火災で260棟以上が焼失した輪島・朝市通り周辺の公費解体は、6月5日から本格化した。福光さんにとって、家族でよく買い物をした思い出の場所は、少しずつ更地が広がり始めている。「解体が早く進み、街並みが戻り、輪島塗の復活にもつながれば。お父さんもそう願っていると思う」。何年かかるかわからない。でも辛抱強く見守る覚悟だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

広範囲で断続的に激しい雨 道路冠水や河川氾濫に警戒を

北海道付近にある低気圧からのびる前線にに向かって、南から暖かく湿った空気が流れ込んで、大気の状態が非常に不安定になっています。

日本海側の各地や近畿、東海には活発な雨雲が広がり、特に北陸や九州北部では非常に激しい雨が降っています。道路冠水や河川増水・氾濫に警戒が必要です。

道路冠水が発生しているところも

 

今日7月1日(月)は広範囲で本降りの雨のところが多く、ところどころに発達した雨雲が見られます。九州や北陸、紀伊半島には活発な雨雲があり、1時間に30mmを超える激しい雨が降っています。

8時までの1時間には福岡県北九州市八幡西区で43.5mm、和歌山県かつらぎ町で41.0mmの激しい雨を観測、福井県武生市でも21.0mmの強い雨を観測しました。

九州や中国地方では道路冠水の発生しているところがあります。また、この雨により河川の水位も上昇していて、山口県内では河川氾濫の危険があるとして、警戒レベル4相当の氾濫危険情報がいくつかの河川を対象に発表されている状況です。

北陸から近畿、中国、九州にかけての広い範囲で大雨警報や洪水警報警報も発表されていて、一部の地域には避難指示が発令中です。

太平洋沿岸では風も強まる

今日はこのあと梅雨前線がゆっくりと南下する見込みで、その南側では西から暖かく湿った空気が断続的に供給されるため雨雲が発達しやすくなります。

九州では断続的に活発な雨雲が流れ込むことが予想され、中国地方や北陸でも激しい雨の降るおそれがあります。道路冠水や低い土地の浸水、河川の増水や氾濫などに警戒が必要です。東海地方にも発達した雨雲が流れ込み、一時的に雨の強まるおそれがあります。

梅雨前線の動きが遅いため、午後にかけても関東を含む広い範囲で雨が続き、総雨量が多くなった場合は土砂災害の発生にも警戒が必要です。

また、関東や東海など太平洋の沿岸部では昼ころにかけて風も強く、横殴りの雨になるところがあります。大きい傘に加えてレインコートなどがあるとよさそうです。
 

写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

軍事政権が続いているミャンマーで、日系企業のイオングループの現地法人に勤める日本人男性が当局に拘束されたと報じられました。

ミャンマー国営テレビは先月30日、国内22の商業施設でコメが規定の価格よりも高く販売されたなどとして、日本人を含む関連業者の4人を当局が拘束したと報じました。

拘束された日本人は、イオングループの現地法人に勤めるカサマツ・ヒロシさんで、現地の日本大使館によりますと、最大都市ヤンゴンの警察施設で取り調べを受けているということです。

日本大使館は「所属企業とも連絡をとって必要な支援を行うとともに、邦人保護の観点からミャンマー当局に対し、早期の解放を働きかけている」としています。

ミャンマーでは3年前の軍事クーデター以降、経済の混乱などによって食料や日用品の物価が高騰。価格統制を強める軍事政権はこのところ、コメに対する規制も強化していて、先月から販売業者などが相次いで摘発されています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆バレーボール ▽ネーションズリーグ男子決勝 日本 1(23―25、25―18、23―25、23―25)3 フランス(30日、ポーランド・ウッチ)

 決勝が行われ、世界ランク2位の日本は同5位のフランスに1―3で敗れた。初の決勝で敗れはしたが、昨年大会の3位を超える、主要国際大会では1977年W杯以来、47年ぶりの銀メダルを獲得した。

 フィリップ・ブラン監督は「初めからすごく難しい試合になると予想していた。両チームともフィジカル面で厳しいところがあったと思います。ただ、4セット目の終盤で2、3点ほど取れるチャンスがあったので、そこで取れれば結果を変えることはできたと思います。負けたので悔しいけど、今大会を通して成長した部分はたくさんある。非常に移動も多く長いのでタフだった中で勝ち方を学べたので次に生かしたい。(パリ五輪へ)少し休暇を頂いて、再度集合して、五輪前の合宿でポーランド、米国、セルビアと小さなトーナメントを行う予定なので、そこに向けて頑張りたい」と振り返った。

 第1セット(S)は終盤まで競り合い、20―20から途中出場の宮浦健人がライトから決めた。一時、リードしたが、相手得点源のパトリのスパイクなどで3連続得点を許し、2点差でセットを奪われた。

 第2Sは序盤からリードし、相手のサーブのミスが増えている中、19―15から主将の石川祐希のライトからのスパイク、西田有志のスパイクで連続得点を挙げた。21―17では大塚達宣がレフトから決めるなど7点差で取り返した。

 第3Sはフランスに押され、一時6点差に開いたが、途中出場の宮浦のサービスエース。17―22からは宮浦のバックライトからのスパイクなど4連続得点で粘ったが、エース・石川のスパイクがブロックされるなど、2点差で取られた。

 日本は後がなくなった第4Sは両者がサイドアウトを取り、競り合いの展開。15―17から石川のライトからのスパイク、後衛からのアタックを決め、追いついた。18―19から小野寺太志のクイックで追いつくと、宮浦がリベロを狙ったサーブでエース。21―21では石川がレフトからのスパイクを決めて勝ち越した。だが、フランスが底力を見せ、パトリのフェイントなどで逆転。マッチポイントから最後は石川のスパイクがブロックされた。

 パリ五輪の前哨戦となった今大会では、1次リーグ(L)を9勝3敗で終え、決勝大会では準々決勝でカナダ、準決勝でスロベニアにストレート勝ち。1次Lでは3―2で競り勝った東京五輪金メダルのフランス相手に一歩及ばなかった。

 7月26日に開幕するパリ五輪の1次Lでは米国、アルゼンチン、ドイツと対戦する。72年ミュンヘン大会以来、52年ぶりの金メダルへ、新たな歴史を築く。

 ◆日本男子の主な国際大会での実績 五輪では1964年東京大会銅、68年メキシコ市で銀、72年ミュンヘンで金メダル。世界選手権は70、74年大会で2位。W杯は69、77年で2位。ワールドグランドチャンピオンズカップは09年に3位。ネーションズリーグは昨年大会の銅メダルが最高成績。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

日本相撲協会は1日、大相撲名古屋場所(14日初日・ドルフィンズアリーナ)の新番付を発表した。

 5月の夏場所で、初土俵から7場所目で最速優勝を果たした大の里(二所ノ関)は新関脇に昇進した。幕下付け出しデビュー(大の里は10枚目格)から所要7場所での新関脇は、武双山に並んで昭和以降2位のスピード昇進となった(1位は逸ノ城の所要5場所)。石川県からは2001年春場所の栃乃洋以来、戦後5人目の新関脇となった。

 上位陣は照ノ富士(伊勢ケ浜)の一人横綱は変わらず。大関陣は琴桜(佐渡ケ嶽)、豊昇龍(立浪)、貴景勝(常盤山)の3人となった。貴景勝は9度目のカド番。大関から関脇に転落となった霧島(音羽山)は、今場所で10勝すれば1場所で大関に復帰できる。

 関脇は阿炎(錣山)、大の里、霧島の3人。小結は返り三役の大栄翔(追手風)と新三役の平戸海(境川)の2人だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆JERAセ・リーグ ヤクルト6―5阪神(30日・神宮)

 普段は敗れた瞬間にベンチを出る阪神・岡田彰布監督(66)が、しばらくその場に立ち尽くした。試合後は「信じられへん」と「ビックリしたわ」を連発。ベンチワークの失敗による逆転負けで、コーチ陣に激怒した。4点リードの8回にドタバタの継投の末、今季ワーストタイの1イニング5失点。先制、中押しと最高の展開が崩壊し「大変な負けやで」と“痛恨の一敗”を認めた。

 「準備の問題やろ」。悪夢の8回は桐敷が村上に適時打を浴び、なおも2死一、二塁で漆原に継投した。サンタナの四球の後、満塁で長岡に走者一掃の同点二塁打。さらに一、三塁とされ、慌てて投入した岩崎が代打・山田に決勝打を浴びた。

 岡田監督はサンタナに対し、漆原ではなく、ゲラを使いたかった。だが、ブルペンで備えていたのは漆原と島本。「ゲラいくぞ言うたら『漆原しかやってません』て。ええっ?て。なんで準備せえへんの。きのう2回投げた島本? ええっ? 漆原も酷やで」。結果的に岩崎も準備不足。ベンチの安藤、ブルペンの久保田両投手コーチの判断と連携に何度も首をかしげた。「教育やな。そこまで全部やらなあかんのやな」と自身の指示も悔やんだが「そこまでやらなあかんか?」とため息。主戦の岩崎とゲラが生きず「一番悔い残る、出し惜しみで負け」とぼやいた。

 9回は2死一塁から佐藤輝の左越え二塁打で、代走・植田が本塁憤死。完全にアウトのタイミングで突入を指示した藤本三塁ベースコーチにも「ええっ?て思ったわ。二、三塁でええんちゃうの。(次打者の梅野は)2本打ってるバッターやで今日」と苦言を呈した。悩みの種である打線の13安打5得点の奮起も水の泡と化し、4位に転落。2日からの首位・広島戦(マツダ)を前に貯金も消え「当たり前のことを継続するからいい方向にいくのに、歯車を崩して。簡単な一つの負けではすまんよ」と、後味の悪さに怒りが収まらなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆MLBドラフトリーグ マホニングバレー・スクラッパーズ2―4トレントン・サンダー(30日・米オハイオ州ナイルズ=イーストウッドフィールド)

 花巻東から米スタンフォード大に進学する佐々木麟太郎内野手(19)が30日(日本時間7月1日)、トレントン・サンダーの一員としてMLBドラフトリーグのマホニングバレー・スクラッパーズ戦に「5番・DH」で先発出場。2打数無安打で連続試合安打は「8」でストップしたが、3四球2得点とチームの2連勝に貢献した。

 麟太郎は0―0の2回先頭の第1打席で四球を選び、その後1死満塁から押し出し四球で先制のホームを踏んだ。3回1死の第2打席も四球。5回無死一塁の第3打席も四球と3打席連続で歩かされた。6回2死二塁の第4打席は投ゴロ、9回1死の第5打席は左飛だった。

 20日(同21日)のウェストバージニア・ブラックベアーズ戦から続いていた「H」ランプこそともらなかったが、同リーグでは16試合で2割7分8厘、3本塁打、11打点と奮闘が続いている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

米大リーグ・ドジャースの大谷翔平は6月30日(日本時間1日)、敵地サンフランシスコでのジャイアンツ戦に1番指名打者で出場し、3三振を喫するなど5打数無安打だった。連続試合安打は4で止まった。打席ごとの結果は、一ゴロ、空振り三振、空振り三振、右飛、空振り三振。チームは4―10で敗れた。

 

 

 前日は延長十一回に一挙7点を奪って14―7で勝ったドジャースだったが、この日は先発のパクストンが4回12安打9失点と大崩れ。大谷も5試合ぶりに無安打となり、攻撃に流れを引き寄せることができなかった。チームは1―9で迎えた五回の守備から、主力打者のT・エルナンデスとフリーマンをベンチに下げるなど、先を見据えた采配もあった。

 試合中はナ・リーグ西地区のライバルであるジャイアンツのファンの「ビート・LA!(ロサンゼルスを倒せ)」の大合唱が響き渡った。大谷は九回二死、空振り三振に倒れて最後の打者となり、厳しい表情で引き上げた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

F1のRBに所属する角田裕毅(24)が、30日に行われたオーストリア・グランプリ(GP)決勝で14位に終わった。

14番手からスタートした角田は、ペースが終始上がらず苦戦。チームの戦略もかみあわず、全く入賞争いに絡めないまま14位でゴール。同僚のダニエル・リカルドが9位入賞しており、角田は〝惨敗〟と言える結果に終わった。

全く良いところのないレースぶりにファンからはSNS上で「角田は予選でやらかした時点でリカルドに優先権取られたから厳しかったなあ…」「このレースでポイント絡めないのきついなー角田 流石に調子落としすぎだそろそろ結果欲しいよ」「角田は前回と同じく空気だったな…」「角田は今日なんやったんや一体」と落胆の声が広がっている。

角田はオーストリアGPの予選で、周冠宇(ザウバー)に対して差別発言を行ったとして4万ユーロ(約690万円)の厳罰が下されて大きな騒動となっていた。

騒動のショックを払しょくできないまま、無念の惨敗となってしまった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

バレーボールのネーションズリーグ男子決勝が6月30日(日本時間7月1日)、ポーランドのウッジであり、日本は東京オリンピック(五輪)金メダルのフランスに1―3で敗れた。

 主要国際大会で日本が準優勝するのは、1977年のワールドカップ(W杯)で2位に入って以来、47年ぶり。

 第4セット、フランスにマッチポイントを握られた日本は、主将の石川祐希に託した。だが、スパイクは相手ブロックにはね返され、ゲームセット。3セット目以降、日本のスパイクはことごとくフランスのブロックに止められた。

 それでも、石川は「差はそんなに感じなかった。1点取り切れるかどうかだった」と話した。

 今大会は、パリ五輪を見据えて決勝進出を最大の目標にしてきた。金メダルを獲得した1972年ミュンヘン五輪以降、日本が手にしていない五輪でのメダル獲得を具体的にイメージするためだった。

 「国際大会の決勝は初めて。非常にいい経験だった」と石川。52年ぶりの五輪メダルへ、手応えを得てパリに臨む。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

陸上・日本選手権最終日(30日・新潟デンカビッグスワンスタジアム=読売新聞社後援)――パリ五輪代表選考会を兼ねて行われ、女子100メートル障害は日本記録保持者の福部真子(日本建設工業)が12秒86で制し、初の五輪出場を決めた。

 

 

 昨年は涙に暮れた選考会で、「リベンジ達成」と笑顔がはじけた。女子100メートル障害決勝を福部が制し、初の五輪切符をつかんだ。

 2022年に12秒73の日本記録を作り、迎えた昨年の日本選手権はまさかの4位。世界選手権代表を逃した。今年は準決勝で五輪参加標準記録を突破したが、「同じ失敗をしたらどうしようと寝られなかった」。だが、スタートラインに立つと「少しのプライドと挑戦精神」を胸に秘め、序盤から先行して逃げ切った。

 

 

 苦汁をなめて自分と向き合った。「肉は食べずに魚だけ。脂質をカットし1日2食」。肉体改造に取り組むと、日本記録達成時から体脂肪率は1%減の7%、体重は2キロ増の59キロになった。筋力の増した絞れた体で、推進力を取り戻した。

 22年世界選手権では準決勝に進んだ。「12秒7台では、けちょんけちょんにされる。12秒6台で世界に食らいつく」。さらなる飛躍を狙う。(井上敬雄)

◇…決勝記録…◇【女子】▽100メートル障害〈1〉福部12秒86〈2〉田中佑美(富士通)12秒89〈3〉寺田明日香(ジャパンクリエイト)12秒91

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

■FIVBバレーボールネーションズリーグ 男子ファイナルラウンド決勝 日本 1ー3 フランス(日本時間1日、ポーランド)

ネーションズリーグ男子決勝で、日本代表が東京五輪金のフランスにセットカウント1ー3で敗れ、主要国際大会52年ぶりの金メダルには惜しくも届かなかったが、1977年のワールドカップ以来47年ぶりとなる銀メダルを獲得した。「まだまだ伸びしろしかない」と話した、解説を務めた元バレーボール日本代表の福澤達哉さん(37)にネーションズリーグでの日本代表の戦いを総括してもらった。

 

土井敏之TBSアナウンサー:ついにネーションズリーグが終わりました。福澤さん、どうでしたか、長い1か月半でしたが。

福澤さん:十二分にバレーボールを全力で楽しみましたね。本当に楽しかったです。

土井アナ:日本の初戦から見ていくと、東京オリンピック銅メダルチームのアルゼンチンに勝った所からスタートしました。

福澤さん:最初のブラジルラウンドは高橋藍選手、石川選手、世界トップレベルの2人を欠いた中で、ブラン監督も一番キーになる一週間だと言ってた中で、全員バレーで最高の滑り出しをしてくれましたから、まさにこのオリンピックイヤーでこれだけ選手層は高いんだっていうのを早速見せてくれた、そういった試合でもありました。

土井アナ:そして日本に戻ってきた福岡ラウンドの、あの熱狂でした。

福澤さん:私も会場にいましたけども、会場が揺れるんですよね。

土井アナ:本当に揺れてましたもんね。

福澤さん:はい。ここまで日本のバレー人気がが高まってきてるのかっていう所と、会場のお客さんを巻き込んで、それをうまく点数に変えていく日本のチーム力、会場を含めてチームジャパンが完成されましたから。素晴らしい会場でしたね。

土井アナ:もう1個チームジャパンが醸成された会場がありましたね、フィリピン。

福澤さん:ここ日本かなって勘違いするくらいの、まさにホームグラウンドの中で。このフィリピンラウンドでも、素晴らしい試合、素晴らしい戦いを展開してくれてました。特に、追い込まれたシーンからの跳ね返す力っていうものを、フィリピンラウンドでは見せつけてくれたと思うので。

土井アナ:フランス0対2からひっくり返して勝った。アメリカ戦ではメンバーを変えたけど勝った。

福澤さん:そういった粘りっていう所が今、世界で戦っていく上での生命線になってるっていうところをしっかりと証明してくれた、そういったラウンドでもあったと思うので。今思い返すと、ブラジルラウンド、福岡、そしてフィリピンと確実に選手の調子は上がってきた中で、ファイナルラウンドに挑むっていう、そういった所の成長をネーションズリーグの1か月半を通して見せてくれたので、それを感じられるのも楽しかったですよね。

土井アナ:チーム力の向上、選手層の厚さ、そして穴がどんどん無くなっていく、日本のチームが完成に向かって進んでるというのが本当に感じられた大会でしたね。

福澤さん:そうですね、ファンも含めて全員が日本のオリンピックに向けて着実に一歩ずつ階段を踏んでいってるっていう、そういった感覚があったんじゃないかなと思いますね。

土井アナ:その階段の先にオリンピックがあります。日本がメダルを手にするためには、どんなところがカギになるでしょう?

福澤アナ:ファイナルで勝つことの意味。どういった部分が、最後勝ち切れるかどうかっていう所を、今、選手がまた一段上のレベルで感じたと思うんですよね。この1点を取り切れるかどうか、流れをつかみきれるかどうか。それがメダルを取るために大事なんだっていうことを得たわけなんですけども、銀メダル、本当に素晴らしいことだと思うんですけど
銀メダルは、唯一負けて取るメダルなんですよ。

土井アナ:そうなんですよね、銅メダルマッチは勝って取りますが、金と銀は、勝ちが金、負けが銀なんですよね。

福澤さん:ただ、この負けた銀メダルっていう所には、次は金を取るっていう気持ちと、どこでそれが取れるんだよっていう経験がそのメダルの上に乗っかってるわけじゃないですか。それを得た日本が、そのまま勢いでオリンピックに向かう。これはもう期待しかないですよね。

土井アナ:世界ランキング5位以内でネーションズリーグのレギュラーラウンドを終えたい。そんな目標をさらに上回った。世界ランキング2位まで上がった日本でしたからね。

福澤さん:まさにオリンピックに向かうにあたって、選手の口からオリンピックでメダルを取りますっていう話は正直出てたわけなんですよ。ただ今年に関しては、色にも明言し始めた。オリンピックで金メダルを取りますって。これって口ではなかなか言えないことなんですけども、それほどまでに選手自身もそこに対してリアリティを感じられてるっていうことだと思うので、それがまさにあとちょっとでいけるなっていう、このきっかけ。きっかけさえつかめば金メダルに行けるんだっていうことを、今日の試合で、メンバーにした選手全員がコートに入りましたから、そういった意味でも、その経験を引っ提げて
オリンピックに向かうわけですから、残り数週間でまずコンディショニングをしっかり上げて、あとはその自信を持ってオリンピックに挑んでもらいたいと思いますね。

土井アナ:まさに1点の重みを感じた選手たちが、その1点の重みの大事さを形として出すのがオリンピックですね。

福澤さん:そういった意味でも今回ファイナルラウンドを戦った大塚選手を見ても分かるように、その経験がいかに人成長させるのかっていう。

土井アナ:あんなに頼もしくなるんですね。

福澤さん:我々はまじまじと見たわけですから。はい。それは選手個人だけじゃなくて、チームもしかりと思うんですよね。ファイナルという経験を踏まえたっていう所で、まだまだ伸びしろしかないチームでもありますから、この伸びしろっていう所をしっかりと潰していって、パリオリンピックのファイナルで、最後は笑って金メダルを取る姿を見たいなと改めて強く感じました。

土井アナ:このネーションズリーグ、パリオリンピックに向けて貴重な経験を得られた日本の戦いをつぶさに解説して頂き、本当にありがとうございました。

福澤さん:ありがとうございました。「パリでは男女ともにメダルへ」という合言葉をもとに、皆さんで日本にパワーを送りましょう!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆パ・リーグ 日本ハム3―10ソフトバンク(30日・エスコンフィールド)

 日本ハム・加藤貴之投手(32)が30日のソフトバンク戦(エスコン)で先発し5回2/3を7奪三振2失点。援護がなく6敗目を喫したが、5回4失点だった前回登板から修正し「前回のふがいない投球を反省して自分の中では切り替えて投げられた」と意地を見せた。

 試合前のランニング中、新庄監督に「前回はすみません」と頭を下げると「すいませんはいらん。この世界はやってもらうしかない。期待しかしてない」と背中を押された。3回までに6Kを奪うなど、気迫の投球を展開。8安打を浴びながら粘投した。

 続いていた連続イニング無四死球は54回2/3で止まったが、NPB4位の記録を樹立。それでも今季最悪の5連敗、貯金0のチーム状況に「自分の責任です」と背負い込み、「また練習します」と絞り出した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

サッカーの欧州選手権(ユーロ)は30日、ドイツ各地でベスト16の試合を行い、スペインとイングランドが準々決勝進出を決めた。

初出場のジョージアと対戦したスペインは前半序盤にオウンゴールで先制を許したものの、同39分にロドリが同点ゴールを決めると、後半6分にラミン・ヤマルのクロスからファビアン・ルイスが勝ち越し点を決めた。

さらに同30分にニコ・ウィリアムズがリードを広げると、同38分には途中出場のダニ・オルモがネットを揺らし、4─1で勝利した。

スペインは準々決勝で開催国ドイツと対戦する。マン・オブ・ザ・マッチに選出されたロドリは「ドイツ戦ではベストを尽くさないといけない」と意気込みを見せた。

イングランドはスロバキアと対戦し、劇的な2─1の逆転勝利で勝ち上がった。

イングランドは前半半ばに失点すると、試合終了間際まで得点を奪えず敗色濃厚となったが、アディショナルタイム5分にスローインの展開からジュード・ベリンガムがバイシクルシュートで起死回生の同点ゴールを決めた。

延長戦にもつれ込むと、開始1分にFKを起点とした攻撃からハリー・ケーンが頭で押し込んで勝ち越しゴールを決め、イングランドがそのリードを最後まで保って接戦を制した。

イングランドは準々決勝でスイスを顔を合わせる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆米大リーグ ジャイアンツ10―4ドジャース(30日、米カリフォルニア州サンフランシスコ=オラクルパーク)

 ドジャース・大谷翔平投手(29)が30日(日本時間7月1日)、敵地・ジャイアンツ戦に「1番・指名打者」でフル出場し、5打数無安打で5試合ぶりに安打が出ず、チームも4―10と完敗を喫した。

 1打席目に一ゴロに倒れると、2打席目からは2打席連続三振。4打席目は右飛、9回2死二塁の5打席目も空振り三振を喫して試合最後の打者になった。出塁がなかったのは15試合ぶりで、1試合3三振は21試合ぶり。チームも先発パクストンが4回9失点の大誤算で大敗を喫した。

 21年に月間13本塁打、23年に15本塁打を放ち、これまで2度の月間MVPに輝いた経験を持つ得意の6月。今季も「シーズンに慣れてくるのもそうですし、シーズンの中でいいところ、悪いところ、いろいろ改善しながらちょうどそういう波が来やすいのかなとは思う」と調子を上げ、リーグ単独トップの12本塁打を放ち、24打点もトップタイで、打率は99打数29安打の2割9分3厘で3割を下回ったが、月間MVPの有力候補になっている。

 昨年7月以来5度目の月間MVPへライバルになりそうなのは、5月にも月間MVPに輝いているフィリーズのハーパーか。34安打は大谷を5本上回り、OPSは1・166でリーグトップ。7本塁打、16打点は大谷が上回っているが、打率は大谷の2割9分3厘に対しハーパーは3割7分4厘だ。だが、ハーパーは7日(同28日)の本拠地・マーリンズ戦で左ハムストリングを痛めて途中交代し、翌28日(同29日)に10日間の負傷者リスト(IL)入りしてその後の3試合を欠場した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

日本時間7月1日午前1時、オールスター・ゲームのスタメン出場選手を決めるファン投票の「フェイズ2」がスタートした。「フェイズ1」でリーグ最多得票だったアーロン・ジャッジ(ヤンキース)とブライス・ハーパー(フィリーズ)はすでにオールスター・ゲーム出場を決めており、「フェイズ2」ではそれ以外のポジションのスタメン出場選手を決めることになる。投票期間は日本時間7月4日午前1時までの72時間。現地時間で日付が変わるごとに1回投票でき、有効なメールアドレス1つにつき合計4回投票が可能となっている。

ア・リーグはジャッジが「フェイズ1」でリーグ最多得票となったため、「フェイズ2」に進んだ外野手は4人のみ(通常は6人)。また、ナ・リーグはハーパーが「フェイズ1」でリーグ最多得票となったため、「フェイズ2」では一塁手は投票の対象外となっている。日本人選手ではナ・リーグの指名打者部門で大谷翔平(ドジャース)が「フェイズ2」に進出。長距離砲カイル・シュワーバー(フィリーズ)との一騎打ちとなっている。

ファン投票「フェイズ2」の投票対象選手は以下の通り。

◆ア・リーグ

捕手
アドリー・ラッチマン(オリオールズ)
サルバドール・ペレス(ロイヤルズ)

一塁手
ライアン・マウントキャッスル(オリオールズ)
ブラディミール・ゲレーロJr.(ブルージェイズ)

二塁手
ホセ・アルトゥーベ(アストロズ)
マーカス・セミエン(レンジャーズ)

三塁手
ホセ・ラミレス(ガーディアンズ)
ジョーダン・ウエストバーグ(オリオールズ)

遊撃手
ガナー・ヘンダーソン(オリオールズ)
ボビー・ウィットJr.(ロイヤルズ)

外野手
フアン・ソト(ヤンキース)
スティーブン・クワン(ガーディアンズ)
アンソニー・サンタンデール(オリオールズ)
カイル・タッカー(アストロズ)

指名打者
ヨーダン・アルバレス(アストロズ)
ライアン・オハーン(オリオールズ)

◆ナ・リーグ

捕手
ウィリアム・コントレラス(ブリュワーズ)
J・T・リアルミュート(フィリーズ)

二塁手
ケテル・マルテ(ダイヤモンドバックス)
ルイス・アライズ(パドレス)

三塁手
アレック・ボーム(フィリーズ)
マニー・マチャド(パドレス)

遊撃手
ムーキー・ベッツ(ドジャース)
トレイ・ターナー(フィリーズ)

外野手
ジュリクソン・プロファー(パドレス)
クリスチャン・イェリッチ(ブリュワーズ)
テオスカー・ヘルナンデス(ドジャース)
フェルナンド・タティスJr.(パドレス)
ブランドン・マーシュ(フィリーズ)
ニック・カステヤノス(フィリーズ)

指名打者
大谷翔平(ドジャース)
カイル・シュワーバー(フィリーズ)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

6月8日に支配下登録されたDeNAの堀岡隼人が1回無失点デビュー

■DeNA 3ー0 中日(30日・バンテリンドーム)

DeNA・堀岡隼人投手の新天地での初登板に、ファンが歓喜の声を上げている。30日にバンテリンドームで行われた中日戦に登板すると、1回無失点1奪三振の好投。SNSでは「やっと見れた初登板」「ずっと待ってた」と期待が高まっている。

3点ビハインドの8回に登板。先頭の石川に安打を許し1死二塁の場面を迎えるも、ロドリゲスを左飛、代打の高橋周を空振り三振に仕留め無失点で切り抜けた。支配下昇格から23日越しの移籍後初登板となったが、わずか10球で中日打線を封じた。

2016年の育成ドラフト7位で青森山田高から巨人に入団。3年目の2019年に支配下登録されるも、2021年に再び育成に。2023年のシーズン前に2度目の支配下となったが、同年オフに戦力外通告を受けDeNAと育成契約。3度目の育成から再起を図り、6月8日に支配下登録を勝ち取っていた。

3度の育成契約から這い上がり、1軍の舞台に戻ってきた右腕にファンも興奮を隠し切れない。「DAZN」が公式X(旧ツイッター)に動画を投稿すると、「素晴らしい」「こんな堀岡見たことない」「巨人から出てよかったな」「移籍初登板で結果がついてきてよかった」とコメントが寄せられた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

30日の日本選手=米大リーグ

▽ドジャース・大谷ジャイアンツ戦に1番指名打者で出場し、5打数無安打、3三振。打率3割1分6厘。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

スポーツ用品販売のオーゾネ(岐阜県羽島市竹鼻町丸の内)は、新たな自社ブランド「竹藪(たけやぶ)」を立ち上げた。50年を超える販売実績を生かし、選手やコーチら顧客の声を反映させた木製バットやグローブを展開する。

 同社は大曽根觀次現会長(81)が創業。野球を中心としたスポーツ用品を格安で取り扱い、現在は長男忠典さん(54)が社長に就く。忠典社長の長男凌一さん(25)が入社したのを機に「親子3代の考えを出し合い、会社を象徴する新ブランドを」と立ち上げた。

 ブランド名は会社の所在地「竹鼻町」に由来し、竹の「攻め込まれにくい」「しぶとく生きる」といったイメージに着想を得た。

 第1弾のバットは北米産のメープル材を使用。選手らの意見を聞いてバランスや重量感を細かに調整し、振り抜きやすさにこだわった。秋頃から販売するグローブは、部位ごとの革の固さや糸の色などカスタマイズできる。今後は野球以外の商品も展開する予定。

 担当の凌一さんは「お客さんの意見を直接聞ける、うちだからこそのブランド」と話している。

 バットは1万2650円で、スポーツオーゾネやネット通販で販売。問い合わせは同社、電話058(392)1597。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ベスト「91」で“100切りチャレンジ”見事成功の鈴木福 誰もがうらやむ目標達成記念プレゼントとは?

鈴木福(すずき・ふく)くんが6月28日、「STEPGOLF PREMIUM LOUNGE SHIBUYA SAKURAGAOKA」に登場。「ステップゴルフ」の企画「福くん100切りチャレンジ」結果発表を行いました。

「正直達成は無理だと思っていた」

 鈴木福くんが6月28日、都内で行われた「福くん100切りチャレンジ」結果発表会に登壇しました。

 

 

「ステップゴルフ」は全国に117店舗を展開。福くんは昨年国内100店舗目となった「STEPGOLF PREMIUM LOUNGE SHIBUYA SAKURAGAOKA」のオープン記念に同社のCIO(チーフ・インドアゴルフ・オフィサー)に就任し、シミュレーターで“100切り”を目指してこの一年、練習を重ねてきました。

 昨年4月に未経験からゴルフを始め、同スクールでコーチを務める吉田一尊プロに指導を受けた福くんの最終的なスコアはなんと「91」。一年で“100切りチャレンジ”に成功したことになります。

 成功記念に同社代表の榎本考修さんから「ハワイでラウンド」「セントアンドリュースでのラウンド」どちらかをプレゼントすると告げられた福くんは「えーっ!」「これ、今決めなきゃいけないんですか」と戸惑いの表情。「僕、ハワイに行ったことなくて。両親がハワイで結婚式をしてるんですよ。だからハワイへの憧れはすごいある」とハワイに揺れながらも、吉田プロに「ちなみに僕は(セントアンドリュースに)行ったことがない。 なかなか行ける場所じゃないよ」と助言を受けると「じゃあ、セントアンドリュースで…」と回答。ゴルフ歴一年にして“ゴルフ発祥の地”でのプレー権を獲得しました。

 実は野球少年の福くん。左利きのため、野球では左打ちだったところをゴルフでは右打ちでプレーしていたことについて「最初は苦しかった。野球の(スイングの)動きと似ているところもあるので、左で打ちたいと思ったこともあったけど、今では左では打てなくなりました」とコメント。見事に右打ちを習得し、運動神経の良さを見せました。

インドアゴルフを拠点に1年後にラウンドで100切りに挑戦

 

 

 発表会では実際にシミュレーターの打席に入りショットも披露。「最近は全然練習できてない」と語りながらも、始めて一年とは思えない力強いスイングには周囲から「おお〜」と声が上がっていました。「大学の空きコマには友達と打ちっぱなしに行く」と話し、すっかりゴルフにハマった様子の福くんでした。

 最後には17日に20歳の誕生日を迎えた福くんにケーキがプレゼントされるサプライズが。「もうお酒は飲みましたか」「強さはどれくらい?」「どんなお酒を飲む?」という質問には「飲みました。その日の体調によって変わるんだなっていうのも感じつつ…だいぶ飲む日は結構いきました。意外と強いかも」「二日酔いとかも、まだしたことない」と頼もしい答えが。「ちょっと酔った感覚があった日は、ワインを3、4杯はいったかな」「すごいたくさん飲んだ日は色々チャレンジして、シャンディガフとか、カクテル系、ファジーネーブル…ジャスミンハイ…レモンサワーとかも飲みました」と、“酒豪”の片鱗(へんりん)ものぞかせました。

 今回の“100切りチャレンジ”について、「正直達成は無理だと思っていた」と明かした榎本代表。福くんも「やっぱり100切りっていうのは大変だなって。なんでこんな忙しいのに引き受けちゃったんだろうと思った時もあったんですけど」「それでも結果的に今本当に楽しくやれてますし、なんかこの先も楽しめそうだなと。上級者に向けてもっと頑張りたいなって思えてる。(ゴルフを)始めて本当によかった」と、ゴルフに向き合った一年間を振り返りました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

28歳FW谷口海斗が異なる状況下で2試合連続ゴール

アルビレックス新潟は6月29日、J1リーグ第21節で北海道コンサドーレ札幌を相手に1-0で競り勝った。決勝弾は28歳FW谷口海斗の鮮烈なカットインミドル。開花し始めた新潟期待のFWが決めた一撃は、鋭いカウンターから生まれている。

ポゼッションで相手を翻弄するスタイルを継続し、第20節を終えた時点でパス総数(1万2152本)、パス成功率(84.3%)、平均ボール支配率(58.3%)でJ1リーグトップを記録していた新潟。相手は現在6連敗中の札幌で、敵地に乗り込んでのゲームとなった。

序盤からボールを支配したのはホームの札幌。7連敗を逃れまいと迫る札幌の攻撃をしのぐと、後半7分に新潟にチャンスが訪れる。相手がスピード感ある攻めを仕掛けた際、自陣でDF堀米悠斗が左サイドでボール奪取。ここから広大なスペースを使った新潟のカウンターが始まる。

左サイドに張っていた谷口へ大きく展開すると、一気にドリブルでスピードアップ。谷口はそのままペナルティーエリアに差し掛かったところでカットインシュートを選択する。右足から放たれた強烈なボールは、ニアサイド上に突き刺さった。

この1点が決勝弾となり新潟がリーグ5戦負けなし。谷口は2試合連続弾で今季6ゴール目を記録している。ポゼッション率ではこの試合、相手を下回った(46%)新潟だが、カウンターから勝利を掴んだ。

前節のサンフレッチェ広島戦(1-1)の先制弾は、20本以上のパスをつないだまさにクラブの真骨頂のようなゴール。今回の札幌戦は速攻を仕掛け、再び谷口がゴールネットを揺らしている。J3のいわてグルージャ盛岡から徐々に実力を発揮し、J1まで成り上がった谷口のゴールは大きな反響を呼ぶ。

「21本のパスからゴールを生んだ前節から一変、1本のパスからでもゴール出来ることを見せつけるアルビレックス。誇らしい」
「スーパーゴラッソ」
「ビルドアップは日々レベルアップしてる」
「素晴らしい」

SNS上でも絶賛の言葉が寄せられた。ルヴァンカップや天皇杯も含めると、6月の8試合を負けなしで終えた新潟。ゼッションからの得点に加え、相手の隙を突く得点パターンもあり期待感が高まっている。直近2試合でゴール中の谷口にも注目が集まっていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ネーションズリーグ決勝

バレーボールのネーションズリーグ(NL)は30日(日本時間7月1日日)、ポーランド・ウッジで決勝が行われ、世界ランク2位の日本代表が東京五輪金メダルで同5位のフランスにセットカウント1-3(23-25、25-18、23-25、23-25)で敗戦。大会初優勝とともに主要国際大会52年ぶりの金メダルは逃したが、大会初の銀メダルを獲得した。試合後のメダルセレモニーでメダルをかけてもらった日本代表選手に感激の声が上がっている。

それは高橋藍だ。負傷で決勝トーナメントはリザーブに回り、出場機会なし。試合はスタンドから見守っていたが、この日も仲間の雄姿をチェック。そして、試合後はコートに降りて表彰台に立った。ユニホーム姿になってメダルをかけてもらい、柔らかな表情を浮かべた。

ネット上には「藍くんがユニ着て表彰台にいることもほんま嬉しかったです うるうるきたわ…」「表彰台に藍くんもいて泣きそう」「藍くんも表彰台いる~! 笑顔でよかった!!」「久々にユニホーム姿の藍くん!!」「一緒に表彰台乗れてほんとによかった」「ぐっと来た」「怪我ばっちり治してね」「久しぶりに見た気がする(泣)」「オリンピックで復活するの待ってるよ」など感激とパリ五輪への期待が湧き起こっていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

サッカーJ2リーグ第22節の10試合が、29日(土)、30日(日)に開催されました。

首位V・ファーレン長崎は、終盤に追いつき徳島ヴォルティスと引き分け。勝利こそ得られなかったものの、20試合負けなし(13勝7分)で首位をキープ。2位横浜FCはいわきFCに4-0での快勝、3位清水エスパルスもファジアーノ岡山に3-1で勝利。共に首位・ファーレン長崎との勝ち点差を『1』に縮めています。

ジェフユナイテッド千葉は鹿児島ユナイテッドFCとの接戦を制し、勝ち点36。レノファ山口FCを抜き、J1昇格プレーオフ圏内の6位に順位を上げました。ロアッソ熊本は愛媛FCに4得点を奪う大勝でJ3降格圏内を脱し、16位に順位を上げています。

【J2第22節結果】

◆横浜FC 4-0 いわき(ハワイアンズスタジアムいわき)

得点【横浜FC】ンドカ ボニフェイス(前半31分)小川慶治朗(後半17分)カプリーニ(後半21分)村田透馬(後半45分+2分)

◆水戸 1-1 山口(ケーズデンキスタジアム水戸)

得点【水戸】山本隼大(前半38分)末永透瑛(後半43分)

◆熊本 4-0 愛媛(えがお健康スタジアム)

得点【熊本】江崎巧朗(前半28分)竹本雄飛(前半31分)大西遼太郎(後半24分)大崎舜(後半39分)

◆仙台 3-2 栃木(ユアテックスタジアム仙台)

得点【仙台】相良竜之介(前半27分、29分)菅田真啓(前半33分)【栃木】平松航(前半12分)宮崎鴻(後半5分)

◆藤枝 2-1 群馬(正田醤油スタジアム群馬)

得点【藤枝】鈴木翔太(後半18分)西矢健人(後半40分)【群馬】川本梨誉(前半20分)

◆徳島 2-2 長崎(鳴門・大塚スポーツパーク ポカリスエットスタジアム)

得点【徳島】坪井清志郎(後半4分)ブラウンノア賢信(後半7分)【長崎】エジガル ジュニオ(前半29分)マルコス ギリェルメ(後半44分)

◆大分 0-0 甲府(レゾナックドーム大分)

◆山形 3-0 秋田(ソユースタジアム)

得点【山形】國分伸太郎(前半14分)坂本亘基(後半25分、28分)

◆清水 3-1 岡山(IAIスタジアム日本平)

得点【清水】カルリーニョス ジュニオ(前半20分、後半4分)矢島慎也(後半34分)【岡山】岩渕弘人(前半42分)

◆千葉 2-1 鹿児島(フクダ電子アリーナ)

得点【千葉】田口泰士(前半37分)メンデス(後半22分)【鹿児島】福田望久斗(前半16分)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

サッカーJ1リーグ第21節の10試合が、29日(土)、30日(日)に開催されました。

首位FC町田ゼルビアは3位ガンバ大阪との首位攻防戦。9試合負けなし(7勝1分)と絶好調のガンバ大阪が先制するも、前半に退場者が出て数的不利に。するとここから首位FC町田ゼルビアが3得点を奪い、逆転勝利。2位鹿島アントラーズがヴィッセル神戸に敗れたため、2位との勝ち点差は『5』。優勝争いで、一歩抜け出す大きな試合となりました。

残留争いでも直接対決。湘南ベルマーレに勝利した京都サンガF.C.が、19位から残留圏内に入る17位へジャンプアップ。柏レイソルに後半4失点を喫したサガン鳥栖が18位、湘南ベルマーレが19位、そして7連敗となっている北海道コンサドーレ札幌が20位となっています。

【J1第21節結果】

◆新潟 1-0 札幌(札幌ドーム)

得点【新潟】谷口海斗(後半7分)

◆川崎F 1-1 広島(Uvanceとどろきスタジアム by Fujitsu)

得点【川崎F】マルシーニョ(前半23分)【広島】満田誠(後半43分)

◆東京V 2-1 横浜FM(日産スタジアム)

得点【東京V】山見大登(前半12分)オウンゴール(前半22分)【横浜FM】宮市亮(前半45分+5分)

◆町田 3-1 G大阪(パナソニックスタジアム吹田)

得点【町田】ミッチェル デューク(前半45分+2分)藤尾翔太(後半16分)仙頭啓矢(後半24分)【G大阪】ウェルトン(前半9分)

◆C大阪 2-1 名古屋(ヨドコウ桜スタジアム)

得点【C大阪】レオ セアラ(前半26分)ルーカス フェルナンデス(後半20分)【名古屋】久保藤次郎(後半31分)

◆浦和 3-0 磐田(埼玉スタジアム2〇〇2)

得点【浦和】石原広教(前半21分)渡邊凌磨(後半7分)伊藤敦樹(後半29分)

◆福岡1-0 FC東京(味の素スタジアム)

得点【福岡】重見柾斗(後半21分)

◆京都 1-0 湘南(レモンガススタジアム平塚)

得点【京都】原大智(前半24分)

◆神戸 3-1 鹿島(ノエビアスタジアム神戸)

得点【神戸】武藤嘉紀(前半18分)マテウス トゥーレル(前半38分)大迫勇也(後半17分)【鹿島】チャヴリッチ(前半8分)

◆柏 4-1 鳥栖(駅前不動産スタジアム)

得点【柏】マテウス サヴィオ(後半17分、19分)木下康介(後半27分、45分)【鳥栖】マルセロ ヒアン(前半37分)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

DDTが6月29日に開催した史上初の「都電プロレス」を大成功に導いた高木三四郎(54)が、今度は世界進出をぶち上げた。

同イベントは路上プロレスの一環で、電車内での試合は昨年9月の「新幹線プロレス」に続き2回目。今回は東京さくらトラム(都電荒川線)を舞台に高木と〝プロレス界の王〟鈴木みのる(56)が戦いを繰り広げ、東京都の小池百合子知事が公務で視察に訪れたことが大きな反響を呼んだ。

みのるを羽交い締めにして小池氏の空手チョップを誘った高木は「レスラーのさがとして、イジらないわけにはいかなかったです。『SPの方々に取り押さえられたらどうしよう』って一瞬頭をよぎりましたけど」と振り返りつつも、すっかり味をしめた様子。「地方貢献をやっていく中で、路上プロレスは行政とも協力しやすいと思うので、今後もやっていきたい」と力を込めた。

新幹線プロレス以降、海外からも「電車プロレス」のオファーが届いているという。高木は「〝世界の車窓からプロレス〟っていうのもアリだと思います。アメリカとかアジア圏の国から話が来ていて、世界中の鉄道がビジネスになるかなと」とソロバンをはじく。

ただし、今回でみのるにはシングル4連敗。21日の東京・両国国技館大会を最後に無期限休養に入る身だが「鈴木みのるに勝つまで世界の車窓を回りたい」と早くも復帰後を見据え闘志をみなぎらせた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

プロ野球セ・リーグは6月30日に各地で3試合が行われました。

広島は初回、岡本和真選手にタイムリーを許すなど、巨人に3点先制を許す展開。それでも打線が1点差まで詰め寄り、9回には2アウト満塁と一打逆転の場面をつくるもあと一本がでませんでした。勝った巨人は菅野智之投手が6回途中1失点で6勝目。首位広島にカード勝ち越しを決めました。

中日は0-0の7回に田中幹也選手が2点タイムリーヒットで均衡を破ると、カリステ選手のタイムリーヒットで3得点。投げては5投手の完封リレーで連敗を3で止めました。DeNAは中盤までの好機を生かせず、連勝が3でストップしました。

ヤクルトは4点ビハインドの8回に村上宗隆選手がタイムリーを放つと、2アウト満塁から長岡秀樹選手が走者一掃のタイムリーツーベースヒットで同点に追いつきます。さらに山田哲人選手がタイムリーヒットを放ち、一挙5得点で逆転勝利。連勝を飾りました。阪神は西勇輝投手が好投するも、リリーフ陣が誤算でした。

首位広島は敗れたものの、2位DeNAも敗れ、3ゲーム差は変わらず。痛恨の逆転負けとなった阪神は巨人に抜かれ4位に転落。巨人はDeNAに0.5ゲーム差に迫りました。また首位広島から5位で並ぶヤクルトと中日までは7ゲーム差で、オールスター前までまだまだ順位変動があるかもしれません。

【30日のセ・リーグ結果】

◆巨人3-2広島

勝利投手【巨人】菅野智之(6勝1敗0S)

敗戦投手【広島】玉村昇悟(1勝3敗0S)

セーブ【巨人】大勢 (0勝1敗8S)

◆中日3-0DeNA

勝利投手【中日】齋藤綱記(3勝1敗0S)

敗戦投手【DeNA】徳山壮磨(0勝1敗0S)

セーブ【中日】マルティネス (0勝2敗24S)

◆ヤクルト6-5阪神

勝利投手【ヤクルト】木澤尚文(3勝1敗2S)

敗戦投手【阪神】漆原大晟(0勝3敗0S)

セーブ【ヤクルト】田口麗斗(1勝1敗7S)

本塁打【ヤクルト】オスナ10号【阪神】大山悠輔5号

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

プロ野球パ・リーグは30日、各地で3試合が行われました。

首位・ソフトバンクと対決した日本ハムは4回、栗原陵矢選手に7号ソロホームランを打たれ先制点を許すと、6回にも追加点を入れられます。 さらに8回には近藤健介選手、廣瀨隆太選手にタイムリーを打たれるなど一挙5失点。9回にも追加点を入れられると被安打「17」、10失点と大量失点で敗れました。これで日本ハムは引き分けをはさみ5連敗で、今季33勝33敗で貯金『0』。6月は6勝14敗3分と急失速しています。

2位・ロッテは4位・オリックスと対戦。初回に上田希由翔選手が2点タイムリーヒットで幸先よく先制点を奪うと、さらに7回には岡大海選手がNPB新記録となる8試合連続2塁打を達成するなど、大量7得点。投げては22年以来、2シーズンぶりの先発の石川歩投手が5回無失点の好投で今季初勝利を飾りました。

5位楽天は最下位の西武と対戦。2回に西武・松原聖弥選手に移籍後、初タイムリーを打たれるも、3回に犠牲フライで同点。7回には村林一輝選手がショートゴロに倒れますが、その間に3塁ランナーがホームに生還し、勝ち越しに成功。投げては先発の藤井聖投手が6回2/3を投げ、被安打8、1失点の投球内容。楽天は連敗を『4』で止めました。

首位ソフトバンクと2位ロッテのゲーム差は変わらず『11.5』。2位ロッテと3位日本ハムのゲーム差は『2.5』に広がっています。ソフトバンクは勝率7割超え、日本ハムは勝率5割となっています。

【30日のパ・リーグ結果】

◆ソフトバンク 10-3 日本ハム

勝利投手【ソフトバンク】モイネロ(5勝2敗)

敗戦投手【日本ハム】加藤貴之(3勝6敗)

本塁打

【ソフトバンク】栗原陵矢7号

【日本ハム】レイエス4号

◆ロッテ 7-0 オリックス

勝利投手【ロッテ】石川歩(1勝)

敗戦投手【オリックス】山下舜平大(3敗)

本塁打

【ロッテ】ポランコ10号

◆楽天 2-1 西武

勝利投手【楽天】渡辺翔太(4勝)

敗戦投手【西武】本田圭佑(3敗)

セーブ【楽天】則本昂大(1勝18S)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

日本相撲協会は1日、大相撲名古屋場所(14日初日・ドルフィンズアリーナ)の番付を発表し、先場所で初優勝を果たした24歳の大の里が新関脇に昇進した。幕下付け出しデビューから所要7場所の新関脇は武双山と並び、昭和以降2位の速さ。

 24歳の平戸海が新小結に昇進した。他の関脇は大関から転落の霧島が東の2番目となり、10勝以上すれば1場所で復帰できる。大関陥落は昨年初場所の正代以来。2場所連続の阿炎が東に回った。2場所ぶりに三役復帰の大栄翔は東小結。

 2場所連続休場中の横綱照ノ富士は東。3大関は琴桜が3場所目で初めて東の正位に就き、豊昇龍と9度目のかど番となる貴景勝が西に座った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

日本相撲協会は1日、大相撲名古屋場所(14日初日・ドルフィンズアリーナ)の新番付を発表した。

 5月の夏場所で、初土俵から7場所目で最速優勝を果たした大の里(二所ノ関)は新関脇に昇進した。幕下付け出しデビュー(大の里は10枚目格)から所要7場所での新関脇は、武双山に並んで昭和以降2位のスピード昇進となった(1位は逸ノ城の所要5場所)。石川県からは2001年春場所の栃乃洋以来、戦後5人目の新関脇となった。

 上位陣は照ノ富士(伊勢ケ浜)の一人横綱は変わらず。大関陣は琴桜(佐渡ケ嶽)、豊昇龍(立浪)、貴景勝(常盤山)の3人となった。貴景勝は9度目のカド番。大関から関脇に転落となった霧島(音羽山)は、今場所で10勝すれば1場所で大関に復帰できる。

 関脇は阿炎(錣山)、大の里、霧島の3人。小結は返り三役の大栄翔(追手風)と新三役の平戸海(境川)の2人だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

日本相撲協会は1日、大相撲名古屋場所(14日初日・ドルフィンズアリーナ)の新番付を発表した。

 長崎・平戸市出身の平戸海(境川)が新小結に昇進。中学卒業と同時に2016年春場所に初土俵を踏んだたたき上げが、8年あまりで新三役の座を射止めた。長崎県勢としては01年初場所の隆乃若以来、戦後7人目の快挙となった。

 夏場所では同じ00年生まれの同学年で、最速優勝を飾った大の里(二所ノ関)を圧倒。日体大時代に2年連続でアマチュア横綱を獲得したエリートを相手に意地を見せるなど活躍した。自己最高位の東前頭2枚目で9勝6敗と勝ち越していた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

日本相撲協会は1日、大相撲名古屋場所(14日初日・ドルフィンズアリーナ)の新番付を発表した。

 今場所は5人が再入幕を果たした。若隆景(荒汐)は昨年名古屋場所以来の幕内復帰。関脇経験者で、2022年春場所では幕内優勝を飾るなどの実力者だが、昨年3月の春場所で右膝前十字じん帯断裂の大けがを負い、途中休場。翌5月の夏場所から3場所連続全休を余儀なくされ、一時は幕下まで番付を下げた。だが、昨年九州場所に東幕下6枚目で復帰すると、負け越し知らず。西十両6枚目で迎えた先場所は14勝1敗で十両優勝を飾り、幕内の土俵に戻ってきた。

 また、人気者の遠藤(追手風)も再入幕。先場所は16年春場所以来、8年ぶりに十両へ番付を下げた土俵だったが、12勝をマークするなど活躍。1場所で幕内復帰を果たした。

 そのほかの再入幕は千代翔馬(九重)、輝(高田川)、武将山(藤島)。新入幕はいなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

日本相撲協会は1日、大相撲名古屋場所(14日初日・ドルフィンズアリーナ)の新番付を発表した。

 尊富士(伊勢ケ浜)は、先場所の東前頭6枚目から東十両2枚目に降下した。3月の春場所で110年ぶりの新入幕優勝の快挙を達成したが、同場所14日目に負傷した右足首の回復が遅れ、翌5月の夏場所の全休を余儀なくされていた。

 幕内優勝経験者の十両転落は史上19人目だが、V場所から1場所での転落は史上最速という珍事となった。これまでは逸ノ城が2022年名古屋場所で初優勝を決めた後、3場所を経て23年春場所に十両に転落したのが最速だったが、それを更新する形となった。

 春場所で初土俵から10場所目での初優勝を決め、年6場所制となった1958年以降で最速(付け出しを除く)を記録するなど番付を駆け上がってきたが、十両からの出直しとなった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

日本相撲協会は1日、大相撲名古屋場所(14日初日・ドルフィンズアリーナ)の新番付を発表した。

 元大関の朝乃山(高砂)は東前頭12枚目に番付を下げた。先場所は出場停止中だった2021年秋場所以来となる三役復帰。大関返り咲きへ足掛かりを築きたい土俵だったが、4月下旬の春巡業の稽古中に負傷。右膝内側側副じん帯損傷で全治3週間と診断され、夏場所は無念の全休となった。

 長期出場停止から23年夏場所の再入幕以降は左上腕、左ふくらはぎ、右足首、右膝と故障が重なり、7場所で休場が4度と苦難が続くが、大関復帰に向け出直しの土俵に臨む。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆明治安田J1リーグ▽第21節 神戸3―1鹿島(30日・ノエビアスタジアム神戸)

 

 鹿島は神戸との上位対決に1―3で敗れた。順位は2位のまま、首位町田との勝ち点差は5に開いた。

 採点と寸評は以下の通り。

ポポヴィッチ監督【5・0】力負け。ただ、力を出し切って負けたという意味では悪い負けではない。意識や向上心はそのままに、練習、練習

GK早川友基【5・5】武藤との1対1に屈するなど無念の3失点。得失点差決着もあり得るので、後半戦はとにかく失点数を減らさないと

DF濃野公人【6・0】アシスト未遂のクロス、柴崎のパスに抜け出したボレーなど、ビハインドの展開で求められた攻撃性は十分に発揮

DF植田直通【5・0】一発で裏、セットプレーでのマークミス、マイボールのスローイン起点と、3失点全てやってはいけない類いの失点

DF関川郁万【5・0】CB佐野海舟を見て多くの人が感じたであろうことは、運べるCBは大変ありがたいということと、関川にもそこの伸び代を期待したいということだろう

DF安西幸輝【5・0】扇原が顔を上げたタイミングで半身になれず、背後をとられて失点。一瞬の隙ではあったが、上位対決ではあれが命取り

MF佐野海舟【6・0】ボールを奪う力はJ屈指、奪ってからの部分はまだまだ。それが今の現在地

MF知念慶【5・5】高さは生きたが、地上戦では苦戦傾向。間延びにより担当エリアが上下左右に広がり、限界があったのは否めないが

MF樋口雄太【6・0】ベンチから仲間や名古の良さを吸収し、身につけようとしてきた姿勢が伝わってきた。後半戦はキーマンになるのではないか

MF名古新太郎【6・0】前線からのプレスの部分で、鈴木優磨不在の影響をほとんど感じさせず。ただチャブリッチの背後を使う場面は限られた

MF仲間隼斗【5・0】最前線が裏狙いの動きだった影響もあって、背後を突く良さが発揮できず。逆に、普段鈴木優磨が落ちて使うエリアをうまく使いたかったところ

FWチャブリッチ【6・0】CKから先制点もその後は決定機生かせず。ただ、守備時のギアの入れどころをつかんできており、その中であれだけ決定機の局面に「いる」ことができていることは収穫

MF藤井智也【5・5】後半開始時IN。もどかしい。質が足りないなら、量で勝負するしかない

MF柴崎岳【6・0】後半20分IN。やはり、ボランチの選手だなと再確認

MF師岡柊生【6・0】後半20分IN。推進力を発揮。もう少し早いタイミングで見たかったぐらい

FW垣田裕暉【―】後半31分IN。出場時間短く採点なし

MF土居聖真【―】後半44分IN。出場時間短く採点なし

御厨貴文主審【6・0】強度自慢の猛者が揃う中、許容ラインを何とかコントロール

※平均は5・5~6・0点(採点・岡島 智哉)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「巨人3-2広島」(30日、東京ドーム)

 広島は初回に3失点を喫するも1点差に詰め寄り、九回は一打逆転の好機までつくった。惜しくも敗れ、リーグ最速での貯金2桁到達は逃したものの、新井貴浩監督(47)は戦いぶりに一定の手応えを感じ取った。6月は13勝10敗。首位をキープしたままで終え、7月戦線に入る。

 2-3で迎えた九回2死満塁の絶好機。ベンチの中で立つ新井監督の口角はわずかに上がっていた。結果的に小園が捕邪飛に倒れて敗れたものの、「あともうちょっとのところまでいって惜しかった。今日は若い選手が多く出たけど、みんなそれぞれがいいものを見せてくれたと思う」と大きくうなずいた。

 九回は1死から代打・羽月が一塁方向へのセーフティーバントを試み、ヘッドスライディングで出塁。さらに野間、上本が四球を選び、相手守護神・大勢を攻め立てた。少ない打席で持ち味の脚力を生かした羽月は「最後のチャンスにつながったのだとしたら、自分としては良かった」と、指揮官のプラス思考が波及したかのように前向きに捉えた。

 六回には勝負手を連発した。先発・菅野から坂倉の適時打で1点を返し、1死二、三塁での左腕・高梨に対し、代打で右打者・堂林を投入。空振り三振に倒れたが、次打者に二俣を代打として送り込む。ここで投手が右の船迫に代わると、今季初めて“代打の代打”を選択して、切り札の松山を打席に立たせた。

 松山は申告敬遠、次打者・石原は遊ゴロに倒れて得点にはつながらなかったが「あそこはもう勝負だと思ったんで、どんどんいった」と新井監督。前日の一人一殺継投に続き、手札を惜しみなく切る積極采配で、勝利への執念を見せた。

 6月は13勝10敗でフィニッシュ。指揮官は「いい戦いができていると思う。見ていて本当に若い選手が少しずつですけど、成長しているなというのを感じる」と肯定的なコメントを並べた。24歳の羽月、好救援を見せた22歳の河野、懸命なリードを見せた26歳の石原…。戦いながら強くなっていくことを目指すチームにあって、接戦で敗れても収穫は多くあった。

 順位は2位・DeNAに3差をつけた首位で、本格的な夏場を迎える。直近10年で6月を首位で終えたチームの優勝確率は、80%(新型コロナの影響で、20年の巨人は6月終了時で10試合の消化)。「勝負はまだまだ先」と常々話す新井監督だが、現状について「それくらいの力はあると思っている」と胸を張った。

 今年も下馬評は決して高くなかった。そんなチームが見せる快進撃。7月は2日からの本拠地での阪神3連戦から始まる。虎たたきから首位固めへ、新井ゴイは勝ちながら成長していく。

 

 

 

 

 

 

 

 


※一部勝手にコピペ&割愛いたしました🙇💦



※また、敬称を省略させていただきました🙇💦💦