29日・ヤクルト戦(神宮)に先発する阪神・伊藤将司投手が28日、同球場に隣接する室内練習場などで最終調整した。28日の同戦は雨天中止。それでも登板予定は変わらず、燕斬りを託された。「(村上)頌樹がいいピッチングをしていたので、つながるように頑張りたいと思います」と負けない快投を見せる。

 3勝目を挙げた7日・西武戦(甲子園)を最後に自身2連敗中。だが、決して状態は悪くない。「(1軍昇格後)3試合ともあんまり悪くないので、状態はいい感じに上がってるんじゃないかなと思います。(相手)打線の状態はみんないいと思うので、自分は自分のピッチングをしてやればいいかなと思います」と平常心で向かう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「日本ハム-ソフトバンク」(28日、エスコンフィールド)

 新庄監督がミスのあった二遊間を六回の守備から入れ替えた。

 三回、勝ち越しを許し、さらに1死一、二塁からの栗原の二ゴロは、二塁・福田光の二塁送球が浮き、遊撃・細川の一塁への悪送球につながり1点を献上。五回は1死満塁からの栗原の遊ゴロは、今度は細川の二塁送球が乱れ、福田光の一塁送球も逸れて2点を失った。

 二遊間の連係の乱れで痛い3点を献上。六回から二塁に奈良間、遊撃には上川畑がついた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆パ・リーグ オリックス3―4×ロッテ(28日・ZOZO)=7回裏2死一、二塁で降雨コールド=

 オリックスは1点ビハインドの7回2死一、二塁のピンチで雨脚が強まり、降雨コールド負けとなった。

 初回1死一、二塁で森が左翼線へ先取点をもたらす適時二塁打。しかし、先発のエスピノーザが2回無死一、二塁のピンチで上田に右翼線適時二塁打、高部にも右翼へ2点二塁打を浴びた。4連打されて一挙4点を失い、逆転を許した。打線は3回にも森の左翼フェンス直撃の適時二塁打などで1点差に詰め寄ったが、反撃も及ばなかった。

 この日は大雨の影響を受け、ZOZOマリンスタジアムの到着が約1時間遅れた。チームは関西から午前10時台の新幹線で移動を始めたが、愛知・豊橋駅で運転見合わせとなり、40分ほど止まったという。試合前練習もスタートが遅くなった分、時短で実施した。試合開始も18時の予定から41分遅れで、最後は7回途中で降雨コールド負け。雨に悩まされた一日となった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

七回裏2死降雨コールドゲームでロッテが3連勝。0―1の二回に上田の適時二塁打、高部の2点二塁打などで4点を奪って逆転した。小島は7回3失点で完投し、1カ月ぶりの5勝目。オリックスはエスピノーザが二回に崩れた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◇プロ野球 パ・リーグ ロッテ4-3オリックス

ロッテが習志野高校吹奏楽部の“美爆音”に後押しされ、オリックスを破り3連勝を飾りました。

この日は、「ALL FOR CHIBA FES」として、習志野高校吹奏楽部が来場し、ロッテの応援に参加。試合開始が雨のため41分遅れる中、普段のロッテの応援に加え、“美爆音”と呼ばれる演奏で選手たちを応援します。

すると1点を追う2回、連打でノーアウト1、2塁のチャンスを作るとドラフト1位ルーキーの上田希由翔選手がタイムリーツーベースヒットで同点。続く高部瑛斗選手もタイムリーツーベースヒットを放ち逆転。犠牲フライでさらに1点を追加したロッテが一挙4点を奪います。


 

 

この習志野高校吹奏楽部の応援にSNSでは、「迫力スゲー!カッコ良すぎです」「ZOZOマリンいいなー。習志野高校かっこいい!」「耳が最高だぜ~美爆音」「習志野高校の美爆音、ヤバすぎて鳥肌立ってる」など応援に感動する声が多くあがっていました。

その後、オリックスに2点を奪われましたが、7回の攻撃前にはロッテの応援歌「WE LOVE MARINES」を演奏。さらに攻撃を始めると習志野高校の名物「レッツゴー習志野」を演奏します。

試合はその7回途中、降雨コールドとなりロッテが4対3で勝利しました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

小林製薬の紅麹サプリを摂取した人に、健康被害が相次いでいる問題で、サプリとの関連が疑われる死亡事例が、新たに76件あることが判明しました。
小林製薬はこの情報を、厚労省から問い合わせがあるまで報告していませんでした。

【武見厚生労働大臣】「小林製薬の判断により、死亡者数の報告をしなかったことは、極めて遺憾である」

28日午後、小林製薬に対し、怒りをあらわにした武見厚生労働大臣。

小林製薬の、紅麹を原料とするサプリをめぐっては、摂取した後に、腎臓の障害など健康被害を訴える人が続出。

小林製薬はこれまでに、5人が死亡し、289人が入院したと発表していました。

5人目の死亡が明らかになったのは、ことしの3月でしたが、その後、死亡した人の数については更新されませんでした。

そのため、6月13日、厚生労働省が死亡した人の数について確認したところ、小林製薬は翌日になって、他にも死亡に関する相談があると明らかにしたというのです。

死亡に関する相談は、これまでに170件あり、このうち76件について、紅麹サプリとの関連を調査しているということです。

関西テレビの取材に対し、小林製薬は「これまでは、腎関連疾患と診断されたケースのみを公表していたが、原因物質が特定できていない中、死亡など健康被害との関連を広範囲に行う必要があると認識し、公表の方針を見直した」と説明しています。

こうした事態に厚生労働省は、今後の調査計画を、29日までに報告するよう、小林製薬に指示したということです。

【武見厚労大臣】「小林製薬だけに任せておくわけにはいかないので、厚労省が直接調査にかかわる計画をたたせて、進捗状況も管理して、調査結果についてより詳細にわかるようにする」

小林製薬は「被害発生状況の把握と報告、補償などに、真摯に取り組んでまいります」とコメントしています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

明日29日(土)の天気予報 近畿から関東は日差し戻る 九州は引き続き雨に

■ 天気のポイント ■

・近畿から関東は日差し届き蒸し暑い
・北日本は晴れて暑い一日に
・九州は梅雨空続く 引き続き土砂災害警戒

明日29日(土)は梅雨前線が少し南下し、活動が弱まります。近畿から関東では雨の所が少なくなり、昼間は日差しの戻る所がある見込みです。日差しとともに蒸し暑さも戻ってきます。九州は引き続き雨が降りやすく、これまでに大雨となった地域では土砂災害に対する警戒を続けてください。

近畿〜関東は日差し届き蒸し暑い

 

予想天気図

朝は沿岸部を中心に雨の残る所があります。昼間は雲が少なくなって、日差しの戻る所が多い見込みです。

日差しが戻る分だけ気温が上がり、最高気温は30℃前後まで上昇する予想となっています。今日28日(金)よりも気温が大きく上がる上、湿度が高く蒸し暑いため熱中症にはご注意ください。

北日本は晴れて暑い一日に

北日本は晴れる所が多くなります。しっかりと日差しが届くことや、暖かな空気が流れ込むことで気温が上がり、昼間は30℃以上の真夏日の所がある見込みです。朝は比較的過ごしやすくても、昼間は暑く感じられますので、服装でうまく調整するとともに、暑さ対策もしっかりと行ってください。

九州は梅雨空続く 引き続き土砂災害警戒

九州は雨の降りやすい梅雨空が続きます。それほど雨は強まらない見通しですが、九州南部はこれまで雨で地盤が緩んでいますので、引き続き土砂災害に警戒してください。

中国、四国も午後は雨が降りやすくなるため、お出かけの時は傘があると安心です。天気がスッキリしない割に気温は高めで蒸し暑い一日になります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

イギリスを公式訪問中の天皇皇后両陛下は、ともに留学した思い出の場所オックスフォードを初めて2人で訪問していて、皇后さまが留学時代を過ごしたベイリオル・コレッジに先ほど、到着されました。

日本時間午後7時半ごろ、両陛下は事故渋滞のため迂回ルートでロンドンから車で1時間半ほどかけてオックスフォードに到着されました。

両陛下は、1988年に皇后さまが留学したベイリオル・コレッジの前でオックスフォード大学総長らの出迎えを受け、あいさつを交わされました。

このあと、両陛下は大学内を散策し、皇后さまにゆかりのある人々と面会されるとみられます。

陛下も1983年にオックスフォードのマートン・コレッジに留学経験があり、著書で皇后さまとともにオックスフォードを訪問することを願われていましたが、その思いが実現しました。

両陛下はチャールズ国王から国賓として招待を受け、イギリスに滞在していて、歓迎式典や晩さん会など公式行事を終えた両陛下は29日に帰国されます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

● 中日 1 - 5 DeNA ○
<9回戦・バンテリンドーム>

 DeNAは投打が噛み合い敵地で快勝。2連勝で貯金は再び「2」となった。

 打線は中日先発・髙橋宏に3回までパーフェクトに封じられたものの、4回は一死から2番・度会がチーム初安打となる左前打で出塁。続く3番・佐野は右中間フェンス直撃の適時二塁打を放ち先制点を奪った。

 4回は先頭の5番・宮﨑が左翼への二塁打でチャンスメイク。続く山本のバントが中日の三塁・福永の捕球ミスを誘い、ボールが左翼前へ転々とする間に宮﨑が2点目のホームを踏んだ。その後も8番・京田の右前適時打、1番・桑原の右犠飛で2点を追加。試合前まで無傷の4連勝&防御率0.49だった髙橋宏を攻略した。

 7回には再び京田が、かつての本拠地で今季1号ソロを放ち5点目。京田は古巣相手に4打数3安打2打点と躍動した。

 投げては先発のジャクソンが6回まで無失点の快投。5点リードの7回に1点を返されたものの、7回97球、3安打1失点の内容で今季4勝目(5敗)を手にした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

日本ハンドボール協会は28日、1988年ソウル五輪以来36年ぶりに自力での五輪出場を果たすことになったパリ五輪に出場する男子代表選手14人と交代選手3人を発表したが、東京五輪以降のキャプテンを務めてきた東江雄斗が落選する波乱があった。

 前監督のダグル・シグルドソン氏が2月に電撃辞任したが、元監督で、今季スペインのバルセロナで欧州CLを制したカルロス・オルテガ監督が7年ぶりに復帰。決断を下したオルテガ監督は「今回の選考は非常に難しかった。前回の代表監督を受けた時から知っている。これまでもキャプテンとしてプレーしてくれていた。チームの最善を考えた上で、クラブでのプレー、今回練習の様子をみて決めた。とにかく彼に伝えたいのは、スポーツにはこういうこともある。引き続き戦っていってほしいと思っている」と、説明した。

 選考については改めて「19人合宿から2人切らなければならなかった。今後14人が最終登録になるが、就任から時間がなく、選手をより深く知るにはまだこの段階では足りない。この17人でパリへ進んでいきたい。どの試合も難しい。できればライバルを驚かせたい」と語った。

 仲間たちにも衝撃があったようで、司令塔を担う安平光佑は「東江さんは日本代表でのプレーも長い。アジア予選でも一緒で、同じポジションでずっと話していたんですけど、外れたことは本当にショック。でも東江さんの分まで頑張っていきたい」と、語った。

 

 

 

 

 

 

 

 

■陸上・日本選手権 2日目 女子やり投決勝(28日、新潟市・デンカビッグスワンスタジアム)

女子やり投の決勝が行われ、世界陸上ブダペスト金メダリストの北口榛花(26、JAL)が2投目に62m87をマークして優勝。

 

1投目の投てきでは61m10の暫定2位でスタートした北口は、2投目で62m87をマークし暫定トップに。3投目から5投目はファウルで、最終6投目は60m手前の59m87で記録は伸びなかったが、日本選手権では2年ぶり4度目の優勝を飾った。

試合後、北口は「パリに内定してる状態で日本選手権に出たので、もうちょっと記録的な部分が欲しかったなっていうのは正直あるんですけど、しっかり勝てて良かった」と振り返った。

1か月後に迫ったパリ五輪に向けて「正直あまり順調じゃなくて、もっと頑張らなきゃいけないっていうふうにとても危機感がある状態なんですけれども、少しでもいい状態でパリに入れるようにこれから必死に頑張りたい」と意気込んだ。

さらに「3月末に怪我をしてしまって、この大会に向けてもどうなるのかっていうところだったんですけど、本当に周りの方に支えてもらってこの日を迎えられた」と感謝の言葉を。「これからしっかりレベルを上げて自己ベストの更新まで持っていきたい」と今後のさらなる飛躍を誓った。

今季は初戦のダイヤモンドリーグ(DL)蘇州(4月27日)で、最終投てきで逆転しての優勝(62m97)。5月5日の水戸招待でも優勝(61m83)。5月19日の国立競技場で行われたセイコーゴールデングランプリ陸上では、最終投てきで63m45をマークし大逆転優勝を果たすなど、DL同様勝負強さを発揮した。

昨年の世界陸上でも最終6投目に66m73を投げて4位から逆転し、金メダルを獲得。さらにパリ五輪参加標準記録(64m00)を突破したため、陸上競技では初のパリ五輪代表の座をつかんだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆陸上 ▽日本選手権 第2日(28日、新潟・デンカビッグスワンスタジアム)

 女子100メートル決勝は君嶋愛梨沙(土木管理総合)が11秒46で3連覇を達成した。スタートよく飛び出すと、力強いストライドで御家瀬緑(住友電工)らの追撃を許さずに、逆に差を広げてゴール。第一人者としての力を見せつけた。一方で、目標としていたパリ五輪出場は厳しく「3連覇できたのは良かったが、これで(100メートルでの)五輪はダメだったのかという思いが出た」と悔しい表情を見せた。

 29日からは連覇のかかる200メートルに挑む。こちらも現状では五輪出場は厳しいが「最後まで諦めずに堂々と走りきりたい」と笑顔で誓った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆JERA セ・リーグ 巨人3xー2広島(28日・東京ドーム)

 巨人・丸佳浩外野手が延長10回に劇的な5号サヨナラ弾を放った。首位・広島に競り勝ち、ゲーム差を3・5に縮めた。5回にヘルナンデス外野手の内野安打で一時勝ち越しも、1点リードの9回に、バルドナードが痛恨の暴投で同点に追いつかれていた。

 先手を取ったのは広島だった。5回に先頭の堂林が、戸郷のシュート回転して真ん中に入った直球をとらえ、左翼席へ今季1号ソロ。鮮やかな一発で先取点を挙げた。

 巨人打線は3回に丸佳浩外野手の安打と、ヘルナンデスの二塁打で1死二、三塁の絶好機を作ったが、ここで岡本和真内野手のショート後方への飛球を、遊撃の小園が背走して見事なスライディングキャッチ。飛び出していた二塁走者のヘルナンデスが戻れず、痛恨の併殺で無得点に終わっていた。

 しかし、0ー1となった直後の5回裏、2死三塁から吉川尚輝内野手が右中間フェンス直撃の同点三塁打。「なんとか同点に追いつきたい。その気持ちで振り向きました。エリーも続いてくれると信じていたので逆転できて良かったです」という一打で試合を振り出しに戻すと、続くヘルナンデスが遊撃への内野安打。「どんな形であれ、チームに点をと思い全力で走りました。逆転できて良かった」と助っ人が一塁へ激走して間一髪セーフとなる間に、吉川が逆転のホームを踏んだ。

 戸郷は6回のピンチも併殺で切り抜け、結局7回を1失点の粘投。広島で今季すでに7勝している床田との投げ合いを制した。「広島3連戦の大事な初戦で、不用意な一発はありましたが粘り強く投球できたのかなと思います」というエースの力投。9回に追いつかれ勝ち星は消えたが、見事な投球だった。

 巨人は8回に、昨夜(27日)にサヨナラ弾を浴びたばかりのケラー投手を投入。阿部慎之助監督の大胆な起用に応え、助っ人右腕が1イニングを0点に抑えた。だが9回、守護神のバルドナードが2死三塁のピンチを招くと、田中の打席でまさかの暴投。投球がバックネット裏まで転がる間に、同点に追いつかれた。

 巨人は延長10回表のピンチで、吉川尚輝がスーパープレーを見せて無失点で切り抜けると、10回裏に丸の劇的なサヨナラ弾が飛び出した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

西武が約1カ月ぶりの2連勝。今井が要所を締めて8回を7安打無失点で5月12日以来の4勝目を挙げ、楽天戦は2021年から13連勝とした。打線は四回に岸の適時打で先制し、六回と八回に加点した。楽天は3連敗。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆JERAセ・リーグ 巨人3X―2広島=延長10回=(28日・東京ドーム)

 広島は、土壇場で同点に追い付きながら延長10回の末に痛恨のサヨナラ負け。巨人戦は本拠マツダで4勝2分けの無敗に対し、東京Dでは今季4戦すべて逆転負けの4連敗。今季4度目の4連勝と貯金10を逃した。

 1点を追う9回は小園の先頭安打から2死三塁とし、相手の暴投で同点に追い付いた。だが、延長10回、最後は守護神・栗林で力尽きた。1死から丸に痛恨のサヨナラ弾を浴びた。

 前夜27日のヤクルト戦(マツダ)は9回に坂倉の2点二塁打で逆転サヨナラ勝利。一夜明け、4時間の新幹線移動で臨んだ一戦で今月2日のソフトバンク戦以来、今季4度目のサヨナラ負けとなった。

 打線は、5回に6番・堂林が今季125打席目の待望の1号で均衡を破ったが、直後に床田が2失点で逆転を許した。床田は6回2失点で開幕から13戦連続のQS(クオリティースタート=6回以上自責3以下)。リードを許してマウンドを降りたが、5敗目は回避した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「巨人3-2広島」(28日、東京ドーム)

 巨人がサヨナラ勝ちで首位を走る広島との3連戦初戦に逆転勝ちを収め貯金1とした。

 延長十回、丸が栗林の浮いたフォークを完璧に捉え右翼席にたたき込んだ。丸は歓喜のウオーターシャワーを浴び、充実の表情を浮かべた。東京ドームは大歓声に包まれ、興奮のるつぼに。低めの難しいボールだったが、確信歩きの一撃で試合に終止符を打った。

 「本当に勝てて良かったです」と興奮気味にお立ち台で振り返った丸。栗林には「僕の記憶の中では無安打だったので。前に飛ばしたら勝ちだと思っていた。完璧な当たりだった」と振り返った。この日は4安打で首位打者に立ち「明日、落ちないように頑張ります」と力を込めた。

 丸のサヨナラ弾は2023年5月4日のヤクルト戦以来。チームは今季4度目のサヨナラ勝ちで、首位・広島との負けられない初戦を制した。

 打線は0-1の五回に2点を奪って逆転した。まずは2死三塁の好機で吉川が右中間に適時三塁打を放って1-1と試合を振り出しに戻した。好調のヘルナンデスも続いた。2死三塁の場面。新助っ人は、試合前の時点で走者三塁の打席では4打数3安打の打率・750。その数字通りに、この夜も遊撃内野安打を放ち、1点を奪って勝ち越しに成功した。

 三回には1死二、三塁の好機で岡本和の飛球で打球判断を誤り併殺に。先制機を逸していた中で汚名返上の勝ち越し打だったが、タイムリーの直後に今度は一塁で牽制死。スタンドは大きなため息に包まれたが、八回の第4打席で中前打を放って3安打猛打賞と奮闘した。

 先発したエース・戸郷は抜群の安定感を見せ、7回を3安打1失点と好投。八回は前夜、サヨナラ弾を浴びたケラーが1死二塁のピンチを招くも、最後は上本のバットを真っ二つにへし折って無失点。ただ最終回にバルドナードがバッテリーエラーで失点し同点に追いつかれたが、ベテランが価値ある一撃を放った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

西武が約1カ月ぶりの2連勝。今井が要所を締めて8回を7安打無失点で5月12日以来の4勝目を挙げ、楽天戦は2021年から13連勝とした。打線は四回に岸の適時打で先制し、六回と八回に加点した。楽天は3連敗。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆パ・リーグ オリックス3―4×ロッテ(28日・ZOZO)=7回裏2死一、二塁で降雨コールド=

 オリックスは1点ビハインドの7回2死一、二塁のピンチで雨脚が強まり、降雨コールド負けとなった。

 初回1死一、二塁で森が左翼線へ先取点をもたらす適時二塁打。しかし、先発のエスピノーザが2回無死一、二塁のピンチで上田に右翼線適時二塁打、高部にも右翼へ2点二塁打を浴びた。4連打されて一挙4点を失い、逆転を許した。打線は3回にも森の左翼フェンス直撃の適時二塁打などで1点差に詰め寄ったが、反撃も及ばなかった。

 この日は大雨の影響を受け、ZOZOマリンスタジアムの到着が約1時間遅れた。チームは関西から午前10時台の新幹線で移動を始めたが、愛知・豊橋駅で運転見合わせとなり、40分ほど止まったという。試合前練習もスタートが遅くなった分、時短で実施した。試合開始も18時の予定から41分遅れで、最後は7回途中で降雨コールド負け。雨に悩まされた一日となった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

西武が1分けを挟み、約1カ月ぶりの2連勝。四回、岸の中前打で先制。六回に外崎が2ランを放ち、八回は山村の三塁打で加点した。今井は8回無失点で4勝目。九回はアブレイユが抑えて零封した。楽天は好機であと一本が出ず3連敗。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◇プロ野球 パ・リーグ 西武4-0楽天 (山形市、28日)

交流戦で優勝した楽天が最下位の西武に完封負けで3連敗を喫しました。

ここまでパ・リーグ全球団に負け越している楽天は1回、辰己涼介選手のツーベースヒットとフォアボールなどで2アウト2、3塁のチャンスを作ります。しかし、渡邊佳明選手がセカンドゴロに打ち取られます。

4回、西武に1アウト3塁のチャンスを作られると、岸潤一郎選手にセンターへタイムリーヒットを許し先制点を奪われます。

さらに6回、外崎修汰選手にツーランホームランを浴び2点を追加された楽天。7回、2アウトながら1、2塁のチャンスを作りましたが、辰己涼介選手が空振り三振に倒れ無得点。

8回にも西武に1点を奪われた楽天は、西武の先発・今井達也投手に8回まで無得点に抑えられます。9回は2番手のアブレイユ投手から浅村栄斗選手がツーベースヒットを放ち、ノーアウト2塁のチャンスを作ります。しかし、黒川史陽選手と堀内謙伍選手が連続空振り三振。村林 一輝選手もセカンドゴロに打ち取られ、最後まで西武投手陣を打ち崩すことができず完封負け。交流戦後は1勝1分4敗の成績となっています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◇プロ野球パ・リーグ 楽天-西武(28日、きらやかスタジアム)

楽天は8回の守備でヒヤリとするシーンがありました。

無死2塁で打席に向かった西武・岸潤一郎選手が打球を打ち上げます。そのまま打球はホームと一塁の中間あたりに高く打ち上がります。捕球を試みた捕手の堀内謙伍選手とファーストの鈴木大地選手が落下点へ駆け込むと、そのまま交錯。互いに地面に倒れ込みました。

球場は騒然としますが、捕球した堀内選手はすぐさまボールを手に笑顔でアピール。

その後両者は土を払いながら立ち上がり、プレーを続行しています。

 

 

 

 

 

 

 

 

「楽天0-4西武」(28日、きらやかスタジアム)

 西武が1カ月ぶりの2連勝(1分けを挟む)。0-0の四回1死三塁、岸の中前タイムリーで1点を先制。六回無死一塁では外崎の左越え3号2ランで加点。八回2死二塁では山村の右中間適時二塁打でさらに1点を追加した。

 先発の今井は8回7安打無失点で4勝目(4敗)。今井は楽天戦13連勝。

 西武の連勝は5月29、30日の中日戦以来。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「楽天0-4西武」(28日、きらやかスタジアム)

 楽天は打線が天敵の西武・今井を攻略できず、今季11度目の零敗で3連敗。これで右腕に対し21年から13連敗となった。

 打線を組み替えて難敵に挑んだ。今季初となる辰己、鈴木大の1、2番コンビ。約2カ月間1番に座っていた小郷を3番に据えた。ただ、チャンスを作っても一本が出なかった。

 初回、先頭の辰己が左翼フェンス直撃の二塁打を放ち、いきなり先制のチャンスを迎えるも後続が倒れ無得点。1点を追う四回は、2死三塁で浅村が三振に倒れた。結局四回から5イニング続けて得点圏に走者を置くなど、塁を賑わせたが最後までホームが遠かった。

 一方、プロ2勝目を目指した先発の古謝(桐蔭横浜大)は、上々の立ち上がりを見せるも四回、岸に先制の適時打を許す。さらに六回には外崎に痛恨の2ランを浴び、6回3失点(自責2)で3敗目を喫した。

 なかなか見せ場を作れず、満員に膨れたスタンドからはため息が漏れる展開に。これで山形での開催試合は通算1勝10敗となった。

 

 

 

 

 

 

 

 

ソフトバンクが快勝した。二回に近藤の12号ソロで先制し、追い付かれた直後の三回に今宮の犠飛と失策で2点を勝ち越した。五回にも2点を加えた。スチュワートは速球に力があり3勝目。日本ハムは拙守が響き3連敗となった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

● 日本ハム 1 - 5 ソフトバンク ○
<8回戦・エスコンF>

 ソフトバンクは相手のミスに乗じ敵地で快勝。日本ハム戦は4連勝となり、貯金は再び今季最多の「26」となった。

 打線は2回、5番・近藤が12号ソロを左中間席へ運び先制。リーグ首位打者を独走する近藤は本塁打ランキングでも同僚の山川とトップで並び、43打点も同トップの山川に6打点差に迫った。

 1-1の同点で迎えた3回は9番・廣瀨の右前打などで無死満塁とし、2番・今宮の中犠飛で2点目。さらに、3番・栗原の併殺崩れの間に3-1とリードを広げた。5回も廣瀨の左前打から一死満塁とし、再び栗原の遊ゴロが相手二遊間のミスを誘い2点を追加。3安打2得点を記録した廣瀨は、プロ初の猛打賞を達成した25日のオリックス戦(京セラD大阪)続き、2カード連続となる猛打賞をマークした。

 先発のスチュワートは今季最長の7回を投げ、6安打1失点、自己最多の13三振を奪う力投。早くも昨季に並ぶシーズン自己最多の3勝目(2敗)を挙げた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

■プロ野球 中日 1-5 DeNA(28日・バンテリンドーム)

DeNAは中日に快勝し、4月12日以来の貯金2となった。試合は4回表、3番・佐野恵太(29)の適時打で先制。さらに5回表には相手の失策で2点目を挙げると8番・京田陽太(30)の適時打、1番・桑原将志(30)の犠飛で4ー0と試合の主導権を握った。7回表にはまたも京田に第1号ソロ本塁打が飛び出し5ー0と突き放した。7回裏に1点を返されるも反撃を許さず、リードを守り切った。

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前日の巨人戦(横浜スタジアム)では延長10回の末、宮﨑敏郎(35)が第6号ソロ本塁打を放ち今季初のサヨナラ勝利。チームはこの日からバンテリンドームで中日との3連戦を迎える。カード初戦の先発・ジャクソン(28)は前回登板の21日、阪神戦(甲子園)で7回途中無失点と好投し安定した投球を披露している。

打線は1回、中日の先発・髙橋宏斗(21)に対し、先頭の桑原が右飛、2番・度会隆輝(21)が一ゴロと2死を奪われると3番・佐野は三ゴロに倒れ走者を出せず。

その裏、ジャクソンの立ち上がりは先頭の福永裕基(27)を一邪飛、2番・田中幹也(23)を二ゴロ、3番・細川成也(25)を三ゴロに打ち取り三者凡退に抑えた。

中盤に入った4回表、1死から2番・度会が左安打を放ち出塁すると3番・佐野にセンターフェンス直撃の適時二塁打が飛び出し先制に成功した。

5回表にはこの回の先頭・宮﨑がレフトの頭を越える二塁打で出塁すると6番・山本祐大(25)の打球をサードを守る福永が捕球ミス。その間に2点目を挙げた。続く7番・関根大気(29)はサードへの内野安打で繋ぐと、無死一、三塁から8番・京田にライトへの適時打が飛び出し3-0に。さらに9番・ジャクソンが送りバントを決め1死二、三塁とすると1番・桑原の右犠飛で4ー0とリードを広げた。

終盤7回表、中日の2番手・祖父江大輔(36)に対し、無死走者無しから8番・京田にライトスタンドへのソロ本塁打が飛び出し5点目を挙げた。

しかし7回裏、1死走者無しから5番・板山祐太郎(30)に右二塁打を放たれ出塁を許すと6番・ディカーソン(34)の打席でジャクソンが暴投し1死三塁。ディカーソンの遊ゴロの間に1点を返された。

ジャクソンは7回97球を投げ抜き3安打8奪三振1失点の好投を披露。8回裏は2番手・佐々木千隼(30)が8番・龍空(21)から始まる打線を三者連続三振に。9回裏も佐々木が2イニング目のマウンドに上がり無失点に抑え試合終了。DeNAはカード初戦を勝利で飾り2連勝、貯金2となった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ソフトバンクが快勝。二回に近藤のソロで先制。その裏に追い付かれたが、三回に今宮の犠飛などで2点を勝ち越し、五回にも2点。スチュワートが7回1失点、13奪三振で3勝目。日本ハムは守備のミスが目立ち、1分けを挟んで3連敗。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「日本ハム1-5ソフトバンク」(28日、エスコンフィールド)

 日本ハムが敗れて3連敗。ソフトバンク戦は4連敗となった。

 1点を追う二回にマルティネスの右中間へのソロで同点に追いついたが、守備が乱れて失点を重ねた。

 三回、無死一、二塁から周東の送りバントを山崎が一塁に悪送球。今宮の犠飛で勝ち越しを許した。

 さらに1死一、二塁からの栗原の二ゴロは、二塁・福田光の二塁送球が浮き、遊撃・細川の一塁への悪送球につながり1点を献上した。五回は1死満塁からの栗原の遊ゴロは、今度は細川の二塁送球が乱れ、福田光の一塁送球も逸れる併殺崩れとなり2点を失った。

 二遊間の連係の乱れで併殺を取り切れず、痛い3点を献上。新庄監督は六回から二遊間を2人とも交代。二塁に奈良間、遊撃には上川畑を起用した。

 先発の山崎は5回5失点(自責点は4)で降板した。「悔しいです。勝てる投球をしたかったです」とコメントした。ソフトバンク戦は今季3試合に登板し、2勝0敗だったが、この日は試合を作れなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

「日本ハム1-5ソフトバンク」(28日、エスコンフィールド)

 ソフトバンクが快勝。二回に近藤の左越え12号ソロで先制。1-1の三回無死満塁では今宮の中犠飛で勝ち越し。さらに栗原の二ゴロの間にさらに1点を加えた。五回にも2点を追加した。

 先発のスチュワートは7回6安打1失点で3勝目(2敗)を挙げた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

DeNAは大技小技で効果的に得点した。四回に佐野の適時二塁打で先制し、五回はバントを絡めて京田の適時打などで3点を加えた。京田は七回にもソロ本塁打。ジャクソンは4勝目。中日は五回の失策が響いた。高橋宏は初黒星。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆JERAセ・リーグ 中日1―5DeNA(28日・バンテリンドーム)

 中日の高橋宏斗投手が先発し、6回7安打、今季最多4失点(自責2)で初黒星を喫した。

 3回まで完全投球の完璧な立ち上がり。だが、4回に同学年の度会にチーム初安打となる左前打を許すと、続く佐野にフェンス直撃の中堅への二塁打で先制点を奪われた。5回には、先頭の宮崎に左翼線への二塁打で出塁されると、一ゴロの間にさらに1失点。味方の失策も絡んで、さらにピンチを広げると、無死一、三塁から京田の右前適時打などで3失点。悪い流れを断ちきれず、「自分がするべき仕事ができず悔しいです…」と唇をかんだ。

 打線は6回まで散発2安打と、先発・ジャクソンを攻略できず、7回に1点を奪ったのが精いっぱい。終始、流れに乗れず、今季ワーストタイの借金6とした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

東京電力パワーグリッドによると、28日午後9時30分現在、千葉県内の約580軒で停電が発生している。内訳は大網白里市約530軒、市原市約50軒、東金市10軒未満。原因を調査している。復旧はいずれも午後11時過ぎを見込んでいる。

 停電している地区・軒数は次の通り。

 大網白里市=みどりが丘4丁目約340軒▽みどりが丘3丁目約110軒▽養安寺約80軒▽大網10軒未満▽小西10軒未満

 市原市=葉木約30軒▽犬成約10軒▽勝間10軒未満▽荻作10軒未満▽喜多10軒未満

 東金市=山口10軒未満

 

 

 

 

 

 

 

 

西武は28日の楽天戦(山形・きらやかスタジアム)に4―0と勝利。引き分けを挟み、5月30日以来、約1か月ぶりの連勝となった。

先発・今井達也投手(26)が8回124球を投げ7安打8奪三振無失点で4勝目(4敗)をマーク。今季の楽天戦4戦4勝の〝キラー〟今井はこれで2021年10月から同戦の連勝を13に伸ばした。

この今井の熱投に対し、打線は4回に4番・岸潤一郎外野手(27)が中前適時打で先制した。「打ったのは真っすぐ。児玉がチャンスを作ってくれたので、コンパクトにセンター方向を意識して振りました。二遊間を抜けてくれてよかったです」とニンマリだ。

6回には四球の児玉を一塁に置き、3番・外崎修汰内野手(31)が3号2ランで突き放した。復帰3戦目で勝利に貢献する一打を放った外崎は「打ったのは真っすぐです。(今井)達也が好投していたので、追加点がほしいと思っていました。打ててよかったです」とコメント。選手会長としてエースを援護できた安堵感が漂っていた。

8回にも山村のタイムリーで1点を追加し、4―0と突き放した。

 

 

 

 

 

 

 

 

中日打線が苦しんでいる。細川を3番にし、カリステを4番に入れるなど打順を入れ替えたものの、散発3安打で七回の内野ゴロによる1得点のみ。1962年以来となる9試合連続で2得点以下となった。立浪監督は「結果は出なかったが、クリーンアップはしばらくこれで続ける」とさばさばと語った。

 

 

 

 

 

 

 

◇プロ野球 パ・リーグ ロッテ4-3オリックス(28日、ZOZOマリンスタジアム)

28日、今季初めて1軍へ昇格したロッテ・藤原恭大選手が1番ライトで先発出場。7回、ライトで好守備を見せ、先発の小島和哉投手を救いました。

好守備が飛び出したのは1点リードの7回。昨季の首位打者・頓宮裕真選手が右中間へ大飛球を飛ばします。ライトの藤原選手は打球を懸命に追い、最後は背走しながら見事にキャッチしました。試合が行われたZOZOマリンは雨。水たまりに足を取られ、水しぶきを上げながらのファインプレーとなりました。

今季、開幕前に右膝蓋骨(しつがいこつ)の骨折で出遅れた藤原選手。5月29日に2軍で実戦復帰すると、20試合で打率.351、1本塁打、7打点と結果を出し、28日に今季初めて1軍に昇格しました。

SNSでは「藤原恭大、顔に似合わない熱血執念守備だから見てて好き」「やっぱりキミはここにいなくちゃね!最高のプレーだよ恭大くん」と藤原選手の復帰戦での躍動に喜びの声が上がっていました。

試合はその7回途中、降雨コールドとなりロッテが4対3で勝利しました。

 

 

 

 

 

 

 

 

ロッテが七回裏途中降雨コールドで3連勝。1点を追う二回、ソト、上田らの4連打などで4点を奪い逆転。小島は7回を3点に抑え5勝目。オリックスは先発エスピノーザの球が浮き、打線も中盤以降は振るわなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

陸上日本選手権

今夏のパリ五輪代表選考会を兼ねた陸上・トラック&フィールド種目の日本選手権第2日が28日、新潟・デンカビッグスワンスタジアムで行われた。女子1500メートル決勝では、24歳の田中希実(New Balance)が4分01秒44で優勝。参加標準記録4分02秒50を突破し、5000メートルに続く2種目めの代表即時内定となった。初出場の16歳・ドルーリー朱瑛里(岡山・津山高2年)も出走。4分18秒16で7位だった。

田中は序盤から後続を突き放し、63秒で1周目を通過。オープン参加の選手2人とハイペースでレースを進めた。2分57秒でラスト1周へ。日本新記録も狙えるペースで残り250メートルに突入した。最後まで勢いを落とさず、5連覇を達成した。

取材エリアではいつも自分に厳しい田中だが、好タイムにこの日ばかりは表情が晴れやか。心境を「凄く不思議な気持ち」と表現し、「自分の中で会心の走りではなかったかなという思いもありつつ、最低限今やるべきことだったり、自分の中で一歩を踏み出すための地固めができたかな」と振り返った。

さらに「タイムに関しても、なんか少し不思議な感覚と言いますか、今まですごく苦しんでた数年のことを思うと、すごく跳び上がって喜んでもいいぐらいの記録に感じます」と笑みを浮かべた。

27日の予選では、田中が4分08秒16でオープン参加を除く全体トップで決勝進出。自己ベスト4分15秒50を持つドルーリーは、4分16秒69の組6着で予選を突破する健闘を見せていた。

田中は今年5月の世界最高峰ダイヤモンドリーグ(DL)・ユージーン大会5000メートルで14分47秒69をマーク。参加標準14分52秒00を突破し、昨夏のブダペスト世界陸上で8位入賞しているため、五輪代表に内定した。21年東京五輪で8位入賞した1500メートルは、五輪準決勝で出した日本記録3分59秒19が自己ベスト。1500メートルは5連覇、5000メートルは3年連続4度目の優勝が懸かっていた。

日本記録を持つ両種目に加え、今大会は2年ぶりに800メートルにもエントリー。同種目ではグランプリシリーズで3連勝を飾った16歳・久保凛(東大阪大敬愛高2年)らとの競演にも注目が集まる。29日に800メートル予選と5000メートル決勝、30日に800メートル決勝が行われる。

 

 

 

 

 

 


※一部勝手にコピペ&割愛いたしました🙇💦



※また、敬称を省略させていただきました🙇💦💦