“追記”

 

 

 

 

 

 

 

「阪神1-0DeNA」(21日、甲子園球場)

 阪神が2試合連続、今季3度目のサヨナラ勝ちで3連勝とし、リーグ戦再開初戦を白星発進で決めた。貴重な勝利で首位・広島に1.5差に迫った。DeNA外野陣が前進守備を敷く中、九回2死一、二塁の場面で生まれた小幡の右前打で本塁に突入した代走・植田のヘッドスライディングでの生還に岡田監督は「いや、そらかえるやろ」と当然のプレーだと語った。

 岡田監督は「あの場面で、何を言うてんの。あんなん止めたら、もう辞めるよ、俺はもう。何を言うてんの、そんなん当たり前やんか」と指摘した。

 今季2度目のサヨナラ勝ちを飾った18日の日本ハム戦では、梅野がセーフティースクイズを試みた場面で本塁に突入してしまった前川の判断ミス、代打・原口の右邪飛で本塁に突っ込まなかった森下の走塁など、相次ぐ走塁ミスに苦言を呈していた。

 小幡の打球は速いライナーで、DeNAの外野陣も前進守備を敷いていたが、18日の試合で岡田監督から叱責されていた藤本三塁コーチが腕を回して本塁突入を指示。植田が快足でサヨナラのホームを陥れた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆パ・リーグ オリックス2―0西武(21日・京セラドーム)

 西武が完封負けを喫した。2点を追う9回2死一、二塁。長谷川が空振り三振に倒れて万事休す。14日のDeNA戦(ベルーナドーム)の5回に1点を挙げてから32回無得点。3試合連続ゼロ封負けはともに球団ワースト記録という屈辱になった。

 渡辺GM兼監督代行は「打者がどう感じているか。これだけ点が取れないというのはプロとしてどうなのかというところを野手の方にはメッセージとして伝えたいと思います」と言葉を強めた。

 初回に先制点を献上した今井を打線が援護できない。2回無死一塁の好機を広げられず、5回1死一、三塁で源田がカウント2―0からスクイズを仕掛けるがファウルに。後続も倒れて得点できなかった。「連打はちょっと期待できないけど、何とかチャンスをものにしていかないとなかなか厳しいかなという感じはします。決めるところで一発で決めるように練習していますが、みんなプレッシャーがかかっているのか」と首をひねった。

 今季4度目の5連敗で借金は最多の26に。連敗脱出へ監督代行は「またあした頑張ります」と言葉を絞り出した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◇プロ野球 パ・リーグ ソフトバンク9-4ロッテ(21日、北九州)

ロッテの小島和哉投手がソフトバンク戦に先発。4回7失点でマウンドを降り、6敗目を喫しました。

交流戦明け初戦のマウンドに上がった小島投手。しかし、初回から強力ソフトバンク打線につかまります。

2番・今宮健太選手にレフトへホームランを放たれ、先制点を献上すると、栗原陵矢選手、近藤健介選手にもヒットを打たれ、2アウト1、3塁のピンチを招きます。

続く正木智也選手には甘く入ったチェンジアップをセンター前へ運ばれさらに1点を失った小島投手。続く甲斐拓也選手にもタイムリーヒットを浴び、初回に4点を失いました。

2回、3回は無失点に抑えますが、4回に再び失点。先頭の廣瀬隆太選手にソロホームランを浴びると、佐藤直樹選手、周東右京選手に連続ヒットを許し、ピンチを招きます。1アウト1、3塁から山川穂高選手にタイムリーヒットを打たれ、この回3失点した小島投手。4回を投げ、被安打12、7失点でマウンド降りました。

小島投手はこの日の投球について「今話せることは何もありません・・・」とコメントしました。

6月4日の巨人戦で3回途中、11失点で降板して以降、なかなか結果が出ない小島投手。6月は3試合に登板し0勝3敗、22失点(自責点22)で防御率15.23と苦しい投球が続いています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

リーグ・アンは21日、2024-25シーズンの日程を発表した。

 パリ・サンジェルマンの通算12度目となる優勝で幕を閉じた2023-24シーズンを経て、21日に2024-25シーズンの日程が決定。8月18日(日)にシーズンが開幕する。

 3連覇中のパリ・サンジェルマンはアウェイでル・アーヴルと対戦。また、日本代表MF南野拓実が所属するモナコはホームでサンテティエンヌと対戦し、日本代表FW伊東純也とFW中村敬斗が所属するスタッド・ランスはリールをホームに迎える。更に、FWオナイウ阿道がプレーする昇格組のオセールはニースとホームで激突する。

 2024-25シーズンのリーグ・アン開幕節は以下の通り。

スタッド・ブレスト vs マルセイユ
モンペリエ vs ストラスブール
トゥールーズ vs ナント
アンジェ vs RCランス
モナコ vs サンテティエンヌ
スタッド・ランス vs リール
オセール vs ニース
ル・アーヴル vs パリ・サンジェルマン
レンヌ vs リヨン

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆パ・リーグ オリックス2―0西武(21日・京セラドーム)

 109球の力投も実らなかった。8回を1人で投げきりながら2失点、4敗目を喫した西武・今井達也投手は「チームが勝てていないので悔しさはありますけれど、終わったことを引きずってもしょうがない」と静かに振り返った。

 リーグ戦再開の“開幕戦”を託されて初回から飛ばした。初回、先頭の茶野に右翼線三塁打を許し、1死後、太田に右翼線へ二塁打を打たれて先制点を献上。1点も与えたくない8回には、それまでの3打席を抑えていた森に右越えソロを献上。痛いところで失点した。それでも、最速は158キロを記録し9三振を奪った。「イニング以上の三振を取れるように頑張りたいと思っていたので、そこはよかったと思います」。次戦は相性のいい楽天戦での登板が有力。「いい投球ができるようにやっていくだけ」と気持ちを切り替えていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

現地6月21日、男子バレーボールのネーションズリーグは予選ラウンド第3週フィリピン大会が行なわれ、すでにパリ五輪の出場権を獲得している日本代表(世界ランク4位)はオランダ代表(同13位)と激突し、セットカウント3-0(25-18、25-19、25-20)のストレート完勝を収め、大会通算成績を7勝3敗とした。また、別会場で行なわれた試合結果により、日本の決勝ラウンド進出が決定した。

初戦のカナダ戦はフルセットの接戦の末、まさかの黒星スタートとなってしまった日本。世界ランクが低い相手にしっかり勝ち切りたい今日はアウトサイドヒッターに23歳の大塚達宣、ミドルブロッカーに高橋健太郎をスタメンで起用し、リベロは小川智大が務めた。

まるでホームのような大歓声を浴びる日本は第1セット、先発起用の大塚が初得点を挙げると、サウスポーエースの西田有志がライトから強烈な強打を決めると雄叫びを上げ、会場を大きく煽る。さらに真ん中から高橋が速攻、相手のコースを打ち消すブロックが光りオランダに得点を与えない。サーブで攻め、厳しいボールを全員でつなぐ日本らしいバレーで先にセットポイントを握ると、途中出場の甲斐優斗のサービスエースが決まり、日本がまず先制する。

続く第2セットは高橋が相手エースのニミルをブロック、さらに西田が1人で強打を阻止するなど、11-8でリードする。オランダはたまらずタイムアウトで流れを断ち切ろうとするが、日本はエースの石川祐希がレフトから強烈スパイクを叩き込み、相手に流れを渡さない。7連続得点で点差を広げた日本が有利に試合を進めて、このセットも押し切った。
王手をかけた第3セットはオランダに主導権を握られ、日本は5点ビハインドの苦しい展開となる、しかし、石川がバックアタックで流れを引き戻すと、オポジットの西田がチームを鼓舞するかのような弾丸スパイクを叩き込む。サウスポーエースの勢いは止まらず、変幻自在のサービスエースが3本連続で決まるなど、日本がついに逆転に成功。相手にリードを奪われる展開から見事な修正力を見せて、オランダをストレートで蹴散らした。

地元フィリピンの熱烈な応援をもらい1勝1敗のタイに戻したチームは、22日に東京五輪金メダルのフランス(世界ランク7位)と対戦する。日本はパリ五輪の組み合わせで強豪との早期対戦を回避するためにも、残る試合で確実にポイントを積み上げ、抽選会の第2ポットまでに入る世界ランク5位以内で、予選を終えたいところだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆JERAセ・リーグ 中日1―0広島(21日・バンテリンドーム)

 

 広島は、今季62戦目で昨季に並ぶ12度目の完封負けを喫し、リーグ戦再開初戦を落とした。中日・高橋宏が降板する7回まで先頭打者が4度出塁しながら、得点に結びつけられず。今季セ・リーグで唯一負け越している中日相手に今季8戦目で0―0の引き分け1度を含む6度目の無得点で、“借金3”と苦戦が続く。先発・床田は7回1失点と好投しながら、3回先頭・カリステのソロに泣いた。リーグ最多に並ぶ8勝目はならず、4敗目を喫した。

 新井貴浩監督の試合後の主な一問一答は以下。

 ―床田投手は好投した

 「今日もナイスピッチングでした」

 ―本塁打が決勝点に

 「まあそれはもう、最少失点で抑えているわけだから。ナイスピッチングだったと思います」

 ―打線が援護できなかっった

 「攻撃陣もいいところまでいくんだけど、さすが防御率0点台のピッチャーだなと思います」

 ―7回まで先頭出塁が4度あった

 「こっちも、ある程度リスクを覚悟しながら攻めていこうと思っていますし、そういう中で要所要所でいいピッチングをされたなと思います」

 ―高橋宏対策について

 「もちろん、いろんなものを頭に入れて準備していってはいるけど、やっぱり9回を投げて1点も取られないピッチャーだから。いいところまで形をつくれているとは思う。また明日につなげていきたい」

 ―野手は守備でいいプレーもあった

 「トコ(床田)もナイスピッチングだったし、バックもいい守備で引き締まっていたと思います」

 ―中日戦の苦戦が続く

「いや、自分はそんなこと思っていない。自分はそういう意識はないし、まだまだたくさん対戦が残っている。全然、何とも思ってないです」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

○ 阪神 1x - 0 DeNA ●
<9回戦・甲子園>

 阪神は2試合連続のサヨナラ勝ち。3連勝で貯金3となり、リーグ首位・広島とのゲーム差を1.5に縮めた。

 先発の西勇は要所を締め、7回6安打無失点の好投。援護なく勝利投手の権利は得られなかったものの、プロ野球94人目となる通算2000投球回を達成した。

 8回は2番手の桐敷が一死一、二塁のピンチを招いたが、3番手の漆原が見事な火消し。9回は4番手・石井が先頭打者の出塁を許したものの、後続を圧巻の3者連続空振り三振に仕留めゼロを刻んだ。

 攻撃陣は8回まで無得点だったものの、9回は一死から5番・前川の三塁内野安打などで好機を作り、二死一、二塁で8番・小幡が右前へサヨナラ打。「4番・一塁」で一軍復帰した大山は4打数2安打をマークした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

巨人に勝利し、喜ぶヤクルトナイン=21日、東京ドーム

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ロッテに勝利し喜ぶソフトバンクナイン=21日、北九州

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「巨人2-4ヤクルト」(21日、東京ドーム)

 リーグ戦再開初戦にエース戸郷を立てる必勝態勢で臨んだ阿部監督だったが、頼みの右腕が初回失点から山田にソロを浴び、さらにスクイズで失点を重ねた。九回に長野の2点二塁打で一発同点の場面を整えたが、後が続かなかった。

 阿部監督は「明日につながるんじゃないですか」と連勝ストップにも努めて前を向いた。戸郷については「あまりいいようには見えなかったんで。何とか最少失点で粘ってくれた」と責めることはなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆JERA セ・リーグ 巨人2―4ヤクルト(21日・東京ドーム)

 巨人・長野久義外野手が4点を追う9回2死一、二塁の場面で代打で打席に入り、ヤクルトの3番手・石山泰稚投手から右中間を破る2点タイムリー二塁打を放った。

 2点差に迫る貴重な二塁打で、長野の通算安打数が1499本となり、1500安打まであと1本となった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

阪神がサヨナラ勝ち。0―0の九回2死一、二塁で小幡が右翼へ適時打を放った。先発の西勇が7回6安打無失点と力投し、4番手の石井が今季初勝利。投手陣が踏ん張ったDeNAは3併殺打と拙攻。連勝は7で止まった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

■プロ野球 阪神 1×-0 DeNA(21日・甲子園)

DeNAは阪神に競った末、サヨナラ負けを喫し22年8月以来の8連勝を飾ることができなかった。試合は0-0で迎えた9回裏、小幡の一打がサヨナラ打となり試合を決めた。打線は度会隆輝(21)、牧秀悟(26)が猛打賞も好機で1本出ず。

 

交流戦は7連勝で締めくくりDeNAは11勝7敗、3位となった。この日からはリーグ戦が再開され、阪神との3連戦を甲子園で迎える。先発マウンドに上がるのは今季11試合目の登板となったジャクソン(28)。スタメンには一軍復帰を果たした宮﨑敏郎(35)が5番サードで起用された。

打線は1回、阪神の先発・西勇輝(33)に対し先頭の桑原将志(30)が右飛。2番・度会が左安打で出塁も3番・オースティン(32)の遊ゴロは併殺打となり得点を奪うことができず。

その裏、ジャクソンの立ち上がりは先頭の近本光司(29)を空振り三振、2番・中野拓夢(27)を見逃し三振の抑え2死を奪うと3番・森下翔太(23)を一邪飛に打ち取り三者凡退に。

中盤5回まで両チーム走者を出すも得点には繋がらず。6回表、1死から2番・度会が左安打を放ち出塁すると3番・オースティンにも左安打が飛び出し好機を作った。1死一、二塁から迎えた4番・牧は中飛に打ち取られ2死に。続く5番・宮﨑も中飛とここでも繋ぐことができず、無得点に倒れた。

終盤7回裏、2死から7番・梅野隆太郎(33)に中二塁打を放たれ得点圏に走者を背負った。8番・小幡竜平(23)に四球を与えたところでジャクソンは降板。2番手・坂本裕哉(26)がマウンドに上がった。坂本は2死一、二塁から迎えた代打・ノイジー(29)を一邪飛に打ち取りピンチを抑えた。

8回表、阪神の2番手・桐敷拓馬(25)に対し、1死から1番・桑原が右安打で出塁すると続く2番・度会が四球を選択。1死一、二塁と好機を迎えた。阪神は3番手・漆原大晟(27)をマウンドに。しかし迎えた3番・オースティンは三ゴロの併殺打に倒れ本塁を踏むことができず。

そのまま0ー0で迎えた9回表、先頭の4番・牧が中安打で出塁。しかし続く5番・宮﨑、6番・筒香嘉智(32)が空振り三振に倒れ2死に。さらに7番・山本祐大(25)も空振り三振を喫し無得点に終わった。

9回裏、4番手・ウィック(31)がマウンドに。しかし1死から5番・前川右京(21)に内野安打で出塁を許すと6番・佐藤輝明(25)に死球を与え1死一、二塁に。7番・梅野を空振り三振に抑えるも8番・小幡にライトへの適時打を浴びサヨナラ。阪神に競り負け連勝は7でストップとなった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ソフトバンク快勝=プロ野球・ソフトバンク―ロッテ

ソフトバンクが快勝。一回に今宮のソロ、正木の中前打、甲斐の2点二塁打で4点先制。直後の二回に1点差とされたが、四回に広瀬のソロ、山川の左前打などで3点を加えた。スチュワートが5回3失点で2勝目。ロッテは小島が乱調だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「日本ハム-楽天」(21日、エスコンフィールド)

 日本ハムが九回2死から追いつき、延長戦に持ち込んだ。

 八回に満塁弾を返され、さらにソロで同点。九回には宮西が勝ち越し打を浴びた。

 苦しい展開となり、九回は2死から清宮が投ゴロに打ち取られ、誰もが敗戦を覚悟した。だが、則本が一塁へ悪送球。2死二塁となり、水谷が同点三塁打を放った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ヤクルトは一回に長岡の適時打で先制し、四回に山田の一発、六回は中村のスクイズと着実に加点した。吉村は7回1/3を4安打無失点で約1カ月ぶりの勝ち星となる5勝目。戸郷が粘れず、反撃も遅かった巨人は勝率5割に逆戻りした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ヤクルトが逃げ切った。一回、長岡の適時打で先制。四回に山田がソロを放ち、六、八回にも1点ずつ加えた。吉村は力のある直球で押し、八回途中無失点に抑え5勝目。大西の好救援も光った。巨人は九回に2点を返したが、反撃が遅かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ソフトバンクが先発全員の18安打を放ち、9得点。一回に今宮の3号ソロや正木の適時打などで4点を先制し、四回にも広瀬の2号ソロなどで3点を加えた。スチュワートが5回3失点で5月11日以来の勝ち星。ロッテは小島が6敗目。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆パ・リーグ オリックス2―0西武(21日・京セラドーム大阪)

 オリックス・中嶋聡監督に笑顔はなかった。2―0の完封勝利でリーグ戦を再開させ、シーズン30勝に到達。オールスターまで23試合となり「今は形というか、きっちり結果にこだわっていきたい」と言い切った。

 先発・エスピノーザは8回無失点で6勝目。打線は太田が初回に先制二塁打を放ち、8回には森に2号ソロが生まれた。指揮官は「本当に一線級。ライオンズのエースです」と今井にも敬意。まずは3つある借金を完済することで「形として勝っていかないといけない。ダメなものはダメですし、いいものはいい、でやっていくしかない」と浮上へ決意を新たにした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◇プロ野球セ・リーグ ヤクルト4-2巨人(21日、東京ドーム)

ヤクルトは9回に追い上げられるも2連勝。借金を5に減らしました。

打線は初回、2ベースと犠打で1アウト3塁のチャンスを作ると、巨人戦の打率.483の“巨人キラー”長岡秀樹選手がタイムリーを打ち、さい先よく先制します。

援護をもらった先発の吉村貢司郎投手は、ランナーを出すものの、打たせて取る投球で3回まで無失点に抑えます。

さらに4回、ヤクルトは山田哲人選手が第5号ソロホームランを放つと、6回には1アウト1、3塁のチャンスで中村悠平選手がスクイズ。打球を処理した戸郷翔征投手のホームへのグラブトスがそれ、3塁ランナーが生還してリードを3点に広げます。

吉村投手は6回を投げて球数は93球でしたが、自己最長に並ぶ7回のマウンドにも上がると、吉川尚輝選手、坂本勇人選手、岸田行倫選手を5球で三者凡退。

続く8回に1アウトから2者連続四球で1、2塁のピンチを招いたところで降板しましたが、吉村投手は自己最長の7回1/3を114球、無失点の好投で今季5勝目を挙げました。

9回には石山泰稚投手が代打・長野久義選手にタイムリー2ベースを打たれて、2点差に詰め寄られますが、代わった田口麗斗投手が抑えて勝利しました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆パ・リーグ ソフトバンク9―4ロッテ(21日・北九州)

 ソフトバンクが5月21日の楽天戦(みずほペイペイ)以来、今季2度目の先発全員安打(6月4日の中日戦は先発野手全員安打)で、今季2番目に多い18安打でロッテに快勝。貯金を今季最多タイの23とし、ロッテとのゲーム差を10に広げた。

 初回に今宮のソロ、正木の中前適時打、甲斐の右翼線2点二塁打で4点を先制。甲斐は前回4月11日の日本ハム戦まで、北九州の11試合で打率4割6厘、4本塁打、12打点をマークしている“北九州男”だが、この日も4打数3安打2打点。打率を4割5分7厘とし、相性の良さを見せつけた。

 先発・スチュワートは2回に岡に3点二塁打を浴びたが、1点リードの4回に広瀬の右越えプロ2号ソロと、栗原、山川の連続適時打で突き放した。

 スチュワートは5回3失点で2勝目。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「阪神1-0DeNA」(21日、甲子園球場)

 DeNAは好機をつくりながらも3つの併殺打を喫するなど決定打を欠き、サヨナラ負けを喫して連勝が7で止まった。九回2死一、二塁から、ウイックが小幡にサヨナラ打を浴びた。

 7日に左太もも裏の肉離れで離脱していた宮崎がこの日に「5番・三塁」で即スタメン復帰し、打線の厚みが期待されたが、あと1本が出なかった。

 ドラフト1位・度会(ENEOS)は、3安打猛打賞で、11日のロッテ戦から7試合連続安打をマーク。

 先発のジャクソンは西勇と息の詰まる投手戦を演じたが、七回途中で降板し6回2/3を4安打無失点だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「阪神1-0DeNA」(21日、甲子園球場)

 阪神が2試合連続、今季3度目のサヨナラ勝ちで3連勝。リーグ戦再開初戦を白星で飾った。同点の九回、1死から前川が三塁内野安打で出塁。続く佐藤輝は死球。1死一、二塁で梅野は三振に倒れたが、小幡が右前にサヨナラ打を放った。

 小幡は「外野がだいぶ前に来てたんで、(代走の)植田さんでも無理じゃないかと思ってましたが、(三塁コーチの)藤本さんがめっちゃ(腕を)回してたので、セーフになってくれ!と思ってました。植田さんの足じゃなきゃセーフになってないと思うので、『ありがとうございます』と伝えました」と話した。

 先発の西勇輝は初回1死から度会に左前打を浴びたが、オースティンを遊ゴロ併殺打に抑えた。これで、通算2000投球回を達成。史上94人目の快挙となった。二回以降も走者を出しながら、本塁は踏ませず。7回6安打無失点で降板した。

 一方の打線は相手先発のジャクソンを攻略できなかった。二回は昇格即スタメンの4番・大山がチーム初安打を放つも、後続が凡退。四回は大山の中前打などで1死一、二塁の好機を作ったが、前川が遊ゴロ併殺打に倒れた。

 七回は2死から一、二塁として、ジャクソンを降板させた。投手が坂本に代わり、代打の代打・ノイジーを送ったが一邪飛。西勇に勝利投手の権利をプレゼントすることはできなかった。

 両軍無得点の八回は桐敷がマウンドへ。1死から桑原に右前打、度会に四球で1死一、二塁とした。ここで漆原にスイッチ。オースティンを三ゴロ併殺打に仕留め、無失点で切り抜けた。九回は石井が無失点に締めて今季初勝利を挙げた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆パ・リーグ 日本ハム―楽天(21日・エスコン)

 楽天のマイケル・フランコ内野手が今季3号となる左越え満塁弾、阿部寿樹内野手が代打同点ソロを放ち、8回に5点差を追いついた。

 楽天は7回、レイエスに右越え満塁弾を浴びるなど、一挙6点を奪われ逆転されていた。

 5点を追う8回、2死満塁で代わったザバラから、フランコが左越えに3号満塁弾。1点差とすると、今江監督は打者・太田に代打・岡島を送る。これに新庄監督が4番手・河野を投入すると、今江監督は代打の代打・阿部を告げた。

 その阿部が左越えに同点の2号ソロ。連弾で5点を奪い、試合を振り出しに戻した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

オリックスは一回に太田の適時二塁打で先制し、八回は森の一発で加点した。エスピノーザは速球がさえて8回無失点で6勝目。西武は8回2失点の今井を援護できずに5連敗。32イニング連続無得点で球団記録を60年ぶりに更新した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「日本ハム-楽天」(21日、エスコンフィールド)

 楽天・フランコが満弾返しの一撃を見舞った。

 七回、レイエスに3号満塁本塁打を打たれ、3-8となった。直後の攻撃、2死満塁の攻撃でフランコが打席へ。日本ハムはザバラがマウンドへ上がったが、160キロを仕留め、左越えに運んだ。

 壮絶な打撃戦。交流戦優勝の楽天はひと振りで1点差まで迫ると、さらに代わった河野から阿部のソロで追いついた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

中日は3投手が無失点でつなぎ、三回にカリステの本塁打で挙げた1点を守り切った。高橋宏は7回を4安打、無四球7奪三振の好投で、無傷の4勝目をマークした。マルティネスは21セーブ目。広島は粘投の床田を援護できなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◇プロ野球パ・リーグ オリックス2-0西武(21日、京セラドーム)

4連敗で交流戦後、最初の試合を迎えた西武。その立ち上がり、西武の先発・今井達也投手は、オリックス先頭打者・茶野篤政選手にライトへの3塁打を許すと、3番太田椋選手にタイムリーを許し、1失点。リードを許す展開となります。

ここ2試合無得点に終わっている打線は直後の2回5番中村剛也選手がチーム初ヒットで出塁。しかし、続く6番長谷川信哉選手が内野ゴロ、7番児玉亮涼選手がダブルプレーでチャンスを作ることができません。

最大のチャンスは5回、2本のヒットと送りバントで1アウト1、3塁。打席には9番源田壮亮選手。1点を取りにいくため、カウント2-0からスクイズに出ますが、うまく当てることができずファウル。その後追い込まれると、6球目のスライダーを打ち返しますがサードゴロ。3塁ランナーが挟まれアウト、続く1番奥村光一選手も見逃し三振に倒れ、得点を奪えずこの回の攻撃を終えました。

8回には、粘りの投球を見せていた今井投手がオリックス2番森友哉選手にホームランを浴び、2失点目。西武打線は最後まで1点を奪えず、5連敗。14日DeNA戦の5回から32イニング連続無得点となりました。

そして今季の勝敗は64試合で19勝45敗。借金は今季ワーストを更新する26。勝率は.297となり、ついに3割を切りました。またこの敗戦により、シーズン143試合に換算すると、100敗を超えるペース。6月は2勝13敗、勝利が遠い状況が続いています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「オリックス2-0西武」(21日、京セラドーム大阪)

 西武が完封負けで5連敗。6月は2勝13敗の悪夢で、借金26となった。

 打線がつながらない。散発4安打で無得点。五回は1死一、三塁、源田の打席でスクイズを敢行したがファウルで失敗。結局、源田は三ゴロに倒れ無得点となった。

 今井は8回2失点の力投も報われず。3勝4敗となった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆パ・リーグ オリックス2―0西武(21日・京セラドーム大阪)

 オリックスが2―0の完封勝利でリーグ戦を再開させた。先発・エスピノーザが8回を4安打無失点の力投で6勝目。本拠地・京セラドーム大阪では5試合に登板し、4勝無敗と抜群の相性だ。

 打線は初回1死三塁で3番・太田が先制の二塁打。8回には森が右越えへ貴重な2号ソロを放った。この日から女性ファンを主役とした「オリ姫デー」がスタート。大人気イベントの初戦を飾り、シーズン30勝に到達した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「中日1-0広島」(21日、バンテリンドーム)

 広島が今季12度目の完封負けを喫し、リーグ戦再開の初戦を落とした。

 先発の床田は三回無死でカリステに左翼席への6号ソロを浴び、先制点を献上。その後は尻上がりに状態を上げ、7回6安打1失点でマウンドを降りたが、無念の4敗目となった。

 打線は相手先発・高橋宏に苦戦。二~四回は先頭が出塁するも、得点につなげられなかった。

 七回は野間、小園の連打で無死一、二塁とすると、この日安打のなかった末包に代えて代打・上本を起用。見事犠打を決め、1死二、三塁で打席には代打・松山。しかし、遊ゴロを打たされ、三走・野間は本塁でタッチアウト。続く菊池は空振り三振に倒れ、好機を逃した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆JERAセ・リーグ 中日1―0広島(21日・バンテリンドーム)

 広島は、今季62戦目で昨季に並ぶ12度目の完封負けを喫し、リーグ戦再開初戦を白星で飾れなかった。今季セ・リーグで唯一負け越している中日相手に今季8戦目で0―0の引き分け1度を含めて6度目の無得点。対戦成績は2勝5敗1分けとなった。

 中日・高橋宏を打ち崩せなかった。1点を追う7回には野間と小園の連打と代打・上本の犠打で1死二、三塁とした。だが、坂倉の代打・松山が遊ゴロ、菊池が空振り三振に倒れた。

 序盤には2回から3イニング連続で先頭打者が出塁しながら、得点を奪えなかった。2回は末包が二ゴロ併殺打、4回は小園が見逃し三振ゲッツーと好機を広げることも出来なかった。

 先発・床田は7回1失点と好投しながら、1球に泣いた。3回先頭・カリステに被弾したソロが決勝点となった。リーグ最多に並ぶ8勝目はならず、4敗目を喫した。

 

 

 

 

 

 


※一部勝手にコピペ&割愛いたしました🙇💦



※また、敬称を省略させていただきました🙇💦💦