“追記”

 

 

 

 

 

 

 

 

政府は21日、今後の重要政策の方向性を示す「経済財政運営と改革の基本方針(骨太の方針)」や、成長戦略「新しい資本主義実行計画」の改訂版、「規制改革実施計画」の3計画を持ち回り閣議で決定した。

 

 骨太の方針では副題を「賃上げと投資がけん引する成長型経済の実現」とし、労働市場改革などによる所得増や賃上げ定着でデフレから完全脱却し、「新たな経済ステージへの移行」を目指すとした。新たに2025~30年度の6か年計画「経済・財政新生計画」も盛り込んだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

21日(金)明け方に鹿児島県で線状降水帯が発生し、記録的な大雨となりました。鹿児島県指宿では24時間雨量が423.0ミリに達し、観測史上1位となりました。

また、近畿・東海・関東甲信で梅雨入りが発表され、いずれも平年より2週間以上遅い梅雨入りとなりました。22日(土)も西日本を中心に激しい雨が降り、大雨になるでしょう。

《22日(土)の天気》

梅雨前線が西日本付近で北上し、前線の活動が活発化する見込みです。西から発達した雨雲がかかり、九州では朝から、日中は中国・四国地方でも激しい雷雨になるところがありそうです。近畿でも次第に雨となるでしょう。

22日夕方までの予想24時間降水量は、九州北部で120ミリ、九州南部で100ミリ。大雨による土砂災害などに警戒が必要です。

東日本では、日中は関東を中心に晴れて暑くなりますが、夜は各地で雨が降り出す見込みです。

東北は晴れるところが多く、真夏並みの暑さになりそうです。福島では最高気温34℃と猛暑日に迫る予想です。熱中症にご注意ください。

北海道は気圧の谷の影響で雲が広がり、北部を中心に雨が降るでしょう。

《週間予報》

23日(日)は前線が東日本まで北上し、西日本から東日本の広い範囲で大雨になりそうです。特に北陸には活発な雨雲が次々と流れ込む予想で、雨の降り方に警戒が必要です。

23日夕方までの予想24時間降水量は、東海で200ミリ、北陸・近畿・中国・九州北部で150ミリ。その後も24日(月)にかけて、西日本から東日本で大雨のおそれがあります。

前線の南側では非常に蒸し暑くなり、西日本では熱帯夜になるところがありそうです。夜間の熱中症にもお気をつけください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

日本の鉱物資源の活用が前進する可能性があります。電気自動車の電池などに使われるレアメタルを豊富に含む鉱物が小笠原諸島の南鳥島沖に密集していることが東京大学などの調査でわかりました。

日本財団 笹川陽平 会長
「資源大国になれる可能性がある」

東京大学と日本財団によりますと、日本の排他的経済水域内にある南鳥島沖の海底を調査したところ、レアメタルを豊富に含むマンガンノジュールと呼ばれる鉱物がおよそ2億3000万トン確認されたということです。

鉱物には、▼コバルトが国内消費分のおよそ75年分、▼ニッケルがおよそ11年分、含まれていると推計されています。

来年から実証試験を始め、2026年以降、商用化を検討するとしています。

レアメタルはEV=電気自動車の電池に使われるなど世界的に需要が高まっていて、“資源小国”の日本が今後、海底資源を活用できるかが焦点となります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

■FIVBバレーボールネーションズリーグ 男子予選ラウンド 第3週 日本 3ー0 オランダ(日本時間21日、フィリピン・マニラ) 

世界のトップ16チームによるバレーボール最強国決定戦、ネーションズリーグの男子大会で日本代表(世界ランク4位)はオランダ(同13位)と対戦。セットカウント3ー0(25ー18、25-19、25-20)のストレートで下し、大会通算成績を7勝3敗とした。

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同時刻に別会場で行われているポーランド対アルゼンチンで、ポーランドが勝利したため、日本は8チーム(開催国+上位7位以内)が出場できるファイナルラウンドへの進出が決まった。

日本のスタメンは主将の石川祐希(28)、セッターには関田誠大(30)、髙橋健太郎(29)、小野寺太志(28)、西田有志(24)、大塚達宣(23)の6人。リベロは小川智大(27)が起用された。

世界ランク5位以内を死守したい日本とパリ五輪出場権獲得を目指すオランダ。両国の意地がぶつかった第1セットは、互いに点を取り合う展開に。日本は、6-6の同点から髙橋健が強打に速攻にブロックと立て続けに決め10-7と3点のリードを奪う。中盤に入っても髙橋健と石川のスパイクなどで3連続得点に成功。最後はピンチサーバーの甲斐優斗(20)がサービスエースを決めて25-18で日本が先取した。

第2セットは8-8の同点から石川の強打、髙橋健と西田が連続ブロックを決めると再び石川のスパイクなど息の合ったコンビネーションで7連続ポイントを記録し15-8と大きくリードする。波に乗った日本は、小野寺の速攻に大塚のバックアタックと全員バレーでオランダを圧倒。最後は髙橋健速攻が決まり、25-19と連取に成功した。

第3セット、オランダに強烈なサービスエースを決められ4連続得点で6-10とリードを許す。苦しい状況で西田が奮闘した。ラリーからの渾身のスパイクにサービスエースも3本決めるなど、日本は8連続ポイントをマークし16ー12と逆転に成功する。勢いに乗った日本は石川や途中出場の宮浦健人(25)のスパイクなどで突き放し第3セットも奪い、セットカウント3-0のストレートでオランダに勝利した。

今大会は、出場16か国が1週ごとに8チームずつ2組に分かれて各週4試合(計12試合)の予選ラウンドを戦い、上位8チームがトーナメント形式のファイナルラウンドに進出。
パリ五輪出場を確定させている日本にとっては、大会の結果がパリ五輪の組み合わせに影響する重要な大会となる。日本は次戦22日に、東京五輪金メダルのフランス(同7位)と対戦する。※世界ランキングは試合前時点

 

 

 

【日本の得点(上位)】
西田  16点
石川  15点
大塚  8点
髙橋健 8点

【ネーションズリーグ予選ラウンド】※日程は日本時間
■第1週 リオデジャネイロ(ブラジル)
5月22日(水)日本 3ー1 アルゼンチン
5月24日(金)日本 3ー0 セルビア
5月25日(土)日本 3ー2 キューバ
5月26日(日)日本 1ー3 イタリア

■第2週  福岡県北九州市
6月4日(火)日本 3ー0 イラン
6月5日(水)日本 3-2 ドイツ
6月7日(金)日本 0-3 ポーランド
6月8日(土)日本 3-1 スロベニア

■第3週  マニラ(フィリピン)
6月18日(火)日本 2ー3 カナダ
6月21日(金)日本 3ー0 オランダ
6月22日(土)vsフランス
6月23日(日)vsアメリカ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「阪神1-0DeNA」(21日、甲子園球場)

 阪神が2試合連続、今季3度目のサヨナラ勝ちで3連勝。リーグ戦再開初戦を白星で飾った。同点の九回、1死から前川が三塁内野安打で出塁。続く佐藤輝は死球。1死一、二塁で梅野は三振に倒れたが、小幡が右前にサヨナラ打を放った。

 小幡は「外野がだいぶ前に来てたんで、(代走の)植田さんでも無理じゃないかと思ってましたが、(三塁コーチの)藤本さんがめっちゃ(腕を)回してたので、セーフになってくれ!と思ってました。植田さんの足じゃなきゃセーフになってないと思うので、『ありがとうございます』と伝えました」と話した。

 先発の西勇輝は初回1死から度会に左前打を浴びたが、オースティンを遊ゴロ併殺打に抑えた。これで、通算2000投球回を達成。史上94人目の快挙となった。二回以降も走者を出しながら、本塁は踏ませず。7回6安打無失点で降板した。

 一方の打線は相手先発のジャクソンを攻略できなかった。二回は昇格即スタメンの4番・大山がチーム初安打を放つも、後続が凡退。四回は大山の中前打などで1死一、二塁の好機を作ったが、前川が遊ゴロ併殺打に倒れた。

 七回は2死から一、二塁として、ジャクソンを降板させた。投手が坂本に代わり、代打の代打・ノイジーを送ったが一邪飛。西勇に勝利投手の権利をプレゼントすることはできなかった。

 両軍無得点の八回は桐敷がマウンドへ。1死から桑原に右前打、度会に四球で1死一、二塁とした。ここで漆原にスイッチ。オースティンを三ゴロ併殺打に仕留め、無失点で切り抜けた。九回は石井が無失点に締めて今季初勝利を挙げた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆JERA セ・リーグ 巨人2―4ヤクルト(21日・東京ドーム)

 

 交流戦明けのリーグ戦初戦は黒星となった。打線はヤクルトの先発・吉村貢司郎投手に8回途中まで4安打無得点に抑えられるなど沈黙。9回に2点代打・長野久義のタイムリーで2点を返したが反撃もここまで。先発の戸郷翔征投手が6回まで投げ6安打3失点で降板、通算50勝はならなかった。

 戸郷は1回、1死三塁から長岡秀樹内野手に前進守備の二遊間を抜ける中前タイムリーを打たれ、1点を奪われた。

 1点を追う巨人は1回、ヤクルトと同じく先頭の丸佳浩外野手が左翼線二塁打で出塁。しかし、立岡宗一郎外野手が左飛、ヘルナンデス外野手が空振り三振、岡本和真内野手が捕邪飛に打ち取られた。

 2回は2死から岸田行倫捕手が右前打、3回は1死から丸が四球で出塁したが、いずれも後続が抑えられた。4回は先頭で岡本和が遊撃内野安打を放ったが、吉川尚輝内野手が空振り三振、坂本勇人内野手は二ゴロ併殺打に倒れ、チャンスを広げられなかった。

 戸郷は4回に追加点を許した。2死から山田哲人内野手に高めの変化球を左翼席に運ばれる5号ソロ本塁打。2点目を奪われた。5回は2死から丸山和郁外野手に右前打、長岡には四球を許し一、二塁とされたが、村上宗隆内野手を3打席連続でフォークボールで空振り三振に仕留め、踏ん張った。

 しかし、戸郷は6回に3点目を失った。先頭のサンタナ外野手の打球は中堅・ヘルナンデスがやや目測を誤ったかに見える中越え二塁打。暴投で三塁に進まれ、山田には四球を与え無死一、三塁のピンチ。オスナ内野手は捕邪飛に打ち取ったが、中村悠平捕手のスクイズバントが犠打野選となり、3点目を奪われた。戸郷は6回までで降板となった。

 7回からは2番手で泉圭輔投手が登板し3者凡退。8回からはドラフト1位右腕・西舘勇陽投手がマウンドにあがり、サンタナに右前打、山田に四球で無死一、二塁とされ、オスナに中前適時打を打たれ、4点目を失った。さらに1死から送りバントで2死二、三塁、西川に四球で満塁とピンチが続いたが、丸山和を空振り三振に打ち取り5点目は許さなかった。

 4点を追う巨人は8回1死から連続四球。ここで吉村は降板し、2番手で大西広樹投手が登板。立岡は遊直、ヘルナンデスは遊ゴロに倒れ、得点できなかった。

 9回は2死一、二塁から代打・長野久義外野手が左翼に2点適時打を放ち、反撃ムードが漂ったが、後が続かず。完封負けを免れる意地を見せたが届かなった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆パ・リーグ ソフトバンク9―4ロッテ(21日・北九州)

 ソフトバンクが5月21日の楽天戦(みずほペイペイ)以来、今季2度目の先発全員安打(6月4日の中日戦は先発野手全員安打)で、今季2番目に多い18安打でロッテに快勝。貯金を今季最多タイの23とし、ロッテとのゲーム差を10に広げた。

 初回に今宮のソロ、正木の中前適時打、甲斐の右翼線2点二塁打で4点を先制。甲斐は前回4月11日の日本ハム戦まで、北九州の11試合で打率4割6厘、4本塁打、12打点をマークしている“北九州男”だが、この日も4打数3安打2打点。打率を4割5分7厘とし、相性の良さを見せつけた。

 先発・スチュワートは2回に岡に3点二塁打を浴びたが、1点リードの4回に広瀬の右越えプロ2号ソロと、栗原、山川の連続適時打で突き放した。

 スチュワートは5回3失点で2勝目。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆バスケットボール女子 ▽強化試合(21日・北海きたえーる)

 パリ五輪に向けた強化試合で、世界ランク9位の日本代表は、同3位のオーストラリアに95―87で勝利し、格上に2連勝を飾った。

 

 この日は林咲希(富士通)が3ポイント(3P)5本成功の最多19得点。馬瓜エブリン(デンソー)が13得点、馬瓜ステファニー(サラゴサ)が12得点、代表復帰の宮沢夕貴(富士通)が12得点と続いた。また日本の武器とする3Pを計17本沈め、成功率は43・6%を記録した。

 パリ五輪代表はわずか12人。し烈なサバイバルも“最終局面”。次は7月4、6日に東京・有明アリーナで、世界ランク26位のニュージーランドと戦う。

 日本は、パリ五輪で1次リーグC組に入り、世界1位の米国、同6位のベルギー、同19位のドイツと戦う。

 ▽日本の代表候補メンバー

【PG】

吉田亜沙美(アイシン)

町田瑠唯(富士通)

宮崎早織(ENEOS)

【SG】

本橋菜子(東京羽田)

山本麻衣(トヨタ自動車)

川井麻衣(デンソー)

【SF】

林咲希(富士通)

内尾聡菜(富士通)

東藤なな子(トヨタ紡織)

平下愛佳(トヨタ自動車)

【PF】

宮澤夕貴(富士通)

馬瓜エブリン(デンソー)

赤穂ひまわり(デンソー)

馬瓜ステファニー(サラゴサ)

野口さくら(アイシン)

【C】

高田真希(デンソー)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆男子プロゴルフツアー  プレーヤーズチャンピオンシップ・サトウ食品 第2日(21日、栃木・西那須野CC=7036ヤード、パー72)

 

 第2ラウンドが行われ、3打差6位から出た大会実行委員長の石川遼(カシオ)が1イーグル、6バーディー、ボギーなしの64をマーク。通算14アンダーの単独トップに浮上した。予選ラウンドトップ通過は2021年フジサンケイクラシック以来約3年ぶり。22年三井住友VISA太平洋マスターズ以来となるツアー19勝目を目指す。

 前半13番パー4で、“想定外”のショットインイーグルが飛び出した。112ヤードからの第2打。54度のウェッジを振り抜き、すぐに肩を落とした。左にひっかけるミスショット。しかし、石川の悲壮感あふれる姿とは対照的に、グリーン付近ではギャラリーの大歓声がとどろいた。左奥8ヤード付近に落ちた球は、そこから手前へと転がりカップに消えた。「たまたまそこに傾斜があった。めちゃくちゃキックが良かったっていうのが全て。ミスショットなので恥ずかしい」と苦笑いだった。

 ABEMAで生配信中の今大会で、石川は予選ラウンド2日間、後半9ホールをピンマイクを装着してプレーするというツアー史上初の試みに挑戦した。「僕としてはすごくいい刺激になっている。日常をやっている感じではあるんだけど、緊張感もある。ゴルフ観戦が面白いと思ってもらえたらうれしい」。緊張感を好プレーにつなげた。

 この日も風、距離、マネジメント、グリーン上のラインやタッチなど、佐藤賢和(よしかず)キャディーとの臨場感あふれるやりとりを、マイクを通してファンに届けた。興味深いフレーズの数々も、石川にとっては日常だ。1番でフィニッシュポーズを取りながら「うすし」(当たりが薄い)とつぶやいた第2打は、ピン手前8メートルにショート。2番は5メートルのバーディーパットのラインを読み違え、自分に言い聞かせるように「耐えですねー」と口にした。6番パー5ではライが悪い左バンカーからの第2打を、警戒していた右ラフへ。「最悪です…あちゃー」。ピンチ一転、6メートルをねじ込みバーディーとした。

 切り返し時のシャフトの角度に違和感を覚えながらも、連日の好スコアをマークした。「割とコースの攻め方だったり、ゲーム運びだったりっていうところをうまくやれているかなっていう感じ」。グリーン上も25パットでまとめた。ショットに関しては第1ラウンドと比べると「少し修正できた」。週末に向けて「基本的には、やることは何一つ変わらない。ちょっと修正したいところはあるので、少しでもいい状態にして明日回りたい」と冷静に語った。

 首位で出た金子駆大(こうた、フリー)は68で回り、13アンダーの1打差2位に後退。22歳の下家(しもけ)秀琉(すぐる、エレコム)がこの日のベストスコア62をマークし、初日に続いて66だった田中裕基(名阪急配)と12アンダーで並んで3位につけた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

北海道・洞爺湖(洞爺湖町、壮瞥町)で5月に開かれた洞爺湖マラソンで、参加者向けの駐車場と会場を結ぶシャトルバスが乗車を希望する全員をスタート時刻までに運び切れず、51人が出走できなかったことが21日、分かった。大会事務局によると、車の誘導に当たった警備会社との打ち合わせが不十分で、一部の駐車場に集中したのが原因という。

 大会は5キロ、10キロと日本陸連公認コースのフルマラソン(42.195キロ)の3種目で、道内外から計約4900人が参加した。

 事務局は「スタートできなかった皆さまに深くおわびする」とコメントし、来年度に向けて改善に努めるとしている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◇プロ野球セ・リーグ ヤクルト4-2巨人(21日、東京ドーム)

9回に追い上げるもヤクルトに敗れ、連勝ストップとなった巨人。阿部慎之助監督が、チームに奮起を促しました。

この日は初回に先制を許すなど6回3失点だった先発の戸郷翔征投手でしたが、「あんまりいいようには見えなかったが、なんとか最小失点で頑張ってくれた」と評価した阿部監督。

それでも「やっぱり先に点をあげてしまうと、なかなか厳しくなる。そういうプレッシャーの中で投げなきゃいけないっていうのは大変ですけど、なんとか先取点あげないように」とコメントしました。

一方、打線はヤクルト先発・吉村貢司郎投手からランナーこそ出すものの、得点は奪えず。前回の対戦から合わせて14回1/3を無失点に抑えられており、「前回の対戦でもちょっと手こずった。次当たる時はしっかり対策していかないといけないなと思いましたね」と課題を口にしました。

リーグ戦再開後の初戦で連勝ストップとなった巨人。「全員がヒーローになるチャンスがあるんで、そう思って日々新たに、毎日頑張ってくれと。60試合ぐらいになると、ああまた野球かと慣れてきちゃう。慣れたら勝てないよっと(試合前に選手に)言った。明日も日々新たにやりたいと思います」と気持ちを切り替え、チームに奮起を促しました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆JERA セ・リーグ 阪神1X―0DeNA(21日・甲子園)

 DeNAはサヨナラ負けを喫し、打線も3併殺で7残塁とつながらず。連勝は7でストップした。

 粘りきれなかった。9回に4番手のウィックが登板。2死一、二塁のピンチを招くと、小幡の右前への打球を度会が本塁へ送球するも、山本が捕球できず。二走の植田がヘッドスライディングでホームに飛び込み試合が決まった。

 一方、打線は度会が3打数3安打、牧が4打数3安打と猛打賞をマーク。3度得点圏に走者を進めたがあと1本が出なかった。

 三浦大輔監督は「残塁が少し多かった。上位で形は作れたけどそこまで」と振り返り「しっかり気持ちを入れ直して、明日の試合もやっていきます」と気を引き締めた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ヤクルトは一回に長岡の適時打で先制し、四回に山田の一発、六回は中村のスクイズと着実に加点した。吉村は7回1/3を4安打無失点で約1カ月ぶりの勝ち星となる5勝目。戸郷が粘れず、反撃も遅かった巨人は勝率5割に逆戻りした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆JERA セ・リーグ 巨人2―4ヤクルト(21日・東京ドーム)

 

 ヤクルトは打線が先制、中押し、ダメ押しと小刻みな加点で快勝した。投げては先発の吉村貢司郎投手が7回1/3を投げ、4安打無失点の好投でチームトップの5勝目を挙げた。

 リーグ戦白星発進となった高津臣吾監督は「先に点が取れて、1―0で勝てるとは思っていなかったですけど、打つ方も投げる方もよくできた」と総括した。

 流れるような速攻劇だった。0―0の初回先頭。西川は積極果敢に初球の直球を強振した。打球は勢いよく伸びて右中間フェンスを直撃する二塁打となった。続く丸山和が初球に一犠打を決めて1死三塁とすると、長岡が2球目のフォークを中前にはじき返す適時打を放った。わずか4球で戸郷から先取点を奪った3番打者は「リーグ戦が再開して大事な一戦で初回先制することが出来てよかったです」と納得の表情を浮かべた。

 高津監督は初回の先制攻撃について「西川が初球からスイングを仕掛けたことが大きかった」とリードオフマンの役割に賛辞を贈った。

 1―0の4回には2死から山田が左翼席へ5号ソロを放ちリードを広げた。8回には1死一、三塁の好機で中村がスクイズ(記録は犠打野選)を決めて貴重な3点目を奪った。指揮官も「哲人のホームランももちろん大きいですけど、ヒット1本、1本がすごく意味のある大きな1本の積み重ねだった」と称賛。中村のスクイズについては「1点ずつと思っていた。なかなか点を取るチャンスがないと思っていて思い切ってサインを出した。しっかり決めてくれた」と評価した。

 さらに3―0の8回には来季から3年契約で残留が決まった助っ人コンビが躍動した。先頭のサンタナが右前打で出塁。山田が四球で無死一、二塁とし、オスナが中前打を放ち4点目をつかんだ。

 交流戦は9勝7敗2分けの4位で終えた。最終戦となった16日のオリックス戦(京セラD)では9回に2点差をひっくり返す逆転勝ちを飾った。高津監督も「交流戦をいい形で終われたのは非常に好材料」と勢いを実感。「前半やられた分はやり返さなきゃいけない」と、巻き返しを誓っていた。巨人、広島、阪神と上位3チームと対戦する前半戦の“正念場”で幸先良いスタートを切ったが「今日だけではないのでこれをチームとして続けていくことが大事」と気を引き締め直していた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆JERAセ・リーグ 中日1―0広島(21日・バンテリンドーム)

 

 広島は、今季62戦目で昨季に並ぶ12度目の完封負けを喫し、リーグ戦再開初戦を落とした。中日・高橋宏が降板する7回まで先頭打者が4度出塁しながら、得点に結びつけられず。今季セ・リーグで唯一負け越している中日相手に今季8戦目で0―0の引き分け1度を含む6度目の無得点で、“借金3”と苦戦が続く。先発・床田は7回1失点と好投しながら、3回先頭・カリステのソロに泣いた。リーグ最多に並ぶ8勝目はならず、4敗目を喫した。

 新井貴浩監督の試合後の主な一問一答は以下。

 ―床田投手は好投した

 「今日もナイスピッチングでした」

 ―本塁打が決勝点に

 「まあそれはもう、最少失点で抑えているわけだから。ナイスピッチングだったと思います」

 ―打線が援護できなかっった

 「攻撃陣もいいところまでいくんだけど、さすが防御率0点台のピッチャーだなと思います」

 ―7回まで先頭出塁が4度あった

 「こっちも、ある程度リスクを覚悟しながら攻めていこうと思っていますし、そういう中で要所要所でいいピッチングをされたなと思います」

 ―高橋宏対策について

 「もちろん、いろんなものを頭に入れて準備していってはいるけど、やっぱり9回を投げて1点も取られないピッチャーだから。いいところまで形をつくれているとは思う。また明日につなげていきたい」

 ―野手は守備でいいプレーもあった

 「トコ(床田)もナイスピッチングだったし、バックもいい守備で引き締まっていたと思います」

 ―中日戦の苦戦が続く

「いや、自分はそんなこと思っていない。自分はそういう意識はないし、まだまだたくさん対戦が残っている。全然、何とも思ってないです」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆JERAセ・リーグ 中日1―0広島(21日・バンテリンドーム)

 中日が投手戦を制して今季12度目の完封勝利を収め、リーグ戦再開を白星でスタートした。

 先発・高橋宏斗投手は、7回4安打無失点、7奪三振で今季4勝目。6回まで三塁を踏ませない好投だったが、7回、先頭からの連打と犠打で1死二、三塁と初めてピンチを背負った。しかし代打・松山をこの日最速の153キロ直球で遊ゴロに打ち取り、前進守備の遊撃・村松の好送球で三塁走者が本塁タッチアウト。さらに2死二、三塁も菊池を空振り三振に仕留め、失点を防いだ。同点になれば相手に流れを渡す可能性もあっただけに、立浪監督は「村松が非常にいいプレーをしてくれた。あのワンプレーは大きかった」と称賛した。

 打線は、カリステが3回先頭で6号の先制ソロを放ち、これが決勝弾となった。三塁まで何度も走者を進めながらもこの1点に終わっただけに、指揮官は「あと1点取れれば、もう少し展開は楽になったかもしれない」と本音を漏らしたが、「勝つことは大きい。明日もいい投手(大瀬良)だけど、点が取れるようにやっていきたい」と前を向いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆パ・リーグ ソフトバンク9―4ロッテ(21日・北九州)

 リーグ2位のロッテは首位・ソフトバンクとの直接対決に敗れ、ゲーム差が今季最大10に広がった。先発のエース小島が4回12安打7失点と乱調し、直近3戦は計13回0/3で30安打22失点。吉井監督は「どの球も高かった。これで3回続いたので、考えなあかんなと思います。(登板間隔を空ける?)それはこれから考えます」と話した。

 小島は初回は2番・今宮に先制ソロを被弾。さらに栗原、近藤、正木にも安打を許すと、8番・甲斐にはフェンス直撃の右越え適時二塁打で一挙4点を失った。2、3回はヒットを許しながらも無失点で切り抜けたが、4回には広瀬に右翼席にソロを運ばれるなど3点を失った。

 打線では岡が9回にこの日4安打&4打点目となる中前適時打で1点を返した。指揮官は「次に繫がるかはわからないですけど、打線は今日は頑張ったと思います」とたたえた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「日本ハム9-9楽天」(21日、エスコンフィールド)

 壮絶な打撃戦は両軍勝利をつかめず、12回引き分けとなった。

 日本ハムは七回にレイエスが満塁弾を放ち5点リードしたが、八回にザバラがフランコに満塁弾を被弾。さらに河野が阿部にソロを浴びた。継投策がはまらず、5点差を追いつかれた。

 一方の楽天は九回2死、勝利がスルリとこぼれ落ちた。まさかのミスは1点リードの九回2死。守護神・則本が清宮を投ゴロに打ち取り、誰もが勝利を確信した。だが、ボールが滑ったのか、一塁手の頭上を大きく越えるまさかの悪送球。2死二塁のピンチを招くと、続く水谷に同点三塁打を浴びた。

 延長ではともにリリーフ陣が踏ん張り、無得点。12回ドローとなった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆JERA セ・リーグ 阪神1X―0DeNA(21日・甲子園)

 DeNAはサヨナラ負けを喫し、打線も3併殺で7残塁とつながらず。連勝は7でストップした。

 粘りきれなかった。9回に4番手のウィックが登板。2死一、二塁のピンチを招くと、小幡の右前への打球を度会が本塁へ送球するも、山本が捕球できず。二走の植田がヘッドスライディングでホームに飛び込み試合が決まった。

 一方、打線は度会が3打数3安打、牧が4打数3安打と猛打賞をマーク。3度得点圏に走者を進めたがあと1本が出なかった。

 三浦大輔監督は「残塁が少し多かった。上位で形は作れたけどそこまで」と振り返り「しっかり気持ちを入れ直して、明日の試合もやっていきます」と気を引き締めた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

オリックスが投打がかみ合って21日の西武戦(京セラドーム)を2―0と快勝。エスピノーザが8回を4安打無失点の圧巻投球で6勝目をマークした。京セラでの防御率0・27を誇り「初球投げた時からすごく感覚がよかった。いいピッチングができた。体は少し疲れているがチームが勝てて何より。ファンがすごく熱くサポートしてくれてここでいい投球ができている。アイシテル!」と声援にこたえた。

打線は初回に太田の適時二塁打で先制すると、8回に森が右翼席に2号ソロで貴重な追加点。森は「うまく反応して打つことができた」とニンマリだった。

それでも相手先発の今井から初回以降は終盤まで得点できず、中嶋監督は「(今井は)毎年いい。初回に点が取れたけど、追加点が取れない苦しさがあった」と振り返り、森の一発に「ほしい時の追加点だったのでかなり大きなホームランだった」と胸をなで下ろした。まだ借金3で5位と苦しい状況ながら「形というか、きっちり結果にこだわっていきたい」と明日を見据えた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アーバンスポーツのパリ五輪予選シリーズ最終戦第2日は21日、ブダペストで行われ、スポーツクライミング女子複合予選で、野中生萌、伊藤ふたばが準決勝に進んだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

8回を水上由伸、9回を田村伊知郎が無失点リレー

西武2軍は21日、ベルーナドームで行われたロッテ戦に5-2で勝利した。先発の青山美夏人投手が7回2失点の好投、育成の24歳、モンテル外野手が2安打1打点1盗塁の活躍を見せた。

初回、2死二塁から渡部健人内野手が適時打を放ち、先制に成功。1点ビハインドで迎えた5回には、フランチー・コルデロ外野手の適時打で試合を振り出しに戻した。続く6回には1死一、二塁の好機を演出すると、モンテル外野手の適時打で勝ち越しに成功した。

先発の青山は、7回2失点の好投。リリーフ陣は、8回を水上由伸投手、9回を田村伊知郎投手が無失点でつないだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「中日1-0広島」(21日、バンテリンドーム)

 広島が両リーグワーストとなる今季12度目の完封負けを喫し、リーグ戦再開初戦を落とした。

 打線は相手先発・高橋宏に苦戦した。二、三、四回は先頭が出塁するも無得点。1点を追う七回は1死二、三塁で代打・松山、菊池が凡退するなど1点が遠かった。

 5戦ぶりにスタメン復帰した野間はマルチ安打と存在感を示し、小園は猛打賞でヤクルト・サンタナと並ぶリーグトップタイの72安打とした。先発・床田は無援に泣き、7回1失点で4敗目。以下、新井貴浩監督(47)の一問一答。

 -床田は結果的に一発が決勝点に。

 「最少失点で抑えているわけだから。ナイスピッチングだと思いますよ」

 -だからこそ打線が援護したかった。

 「そうだね。相手もいい投手だし、攻撃陣もいいところまでいくんだけど、そこはやっぱりね。さすが防御率0点台の投手だなと思います」

 -序盤は先頭打者が出塁しながら攻撃。

 「(相手が)いい投手なので、ある程度リスクを覚悟しながら攻めていこうと思っていますし、そういう中で要所要所でいいピッチングをされたなと思う」

 -高橋宏に対し、対策は講じていたと思うが。

 「もちろん、いろんなものを頭に入れて準備していってはいるけど、やっぱり9回投げて1点取られない投手だから。でも、いいところまで(攻撃の)形をつくれているとは思うので、また明日につなげていきたい」

 -中日戦は今季8試合目で、無得点試合は6度目と苦戦が続く。

 「全然、自分はそういう意識はないし、まだまだたくさん対戦が残っている。そこは全然何とも思ってない」

 -守備では小園、堂林選手が好守で床田をもり立てた。

 「トコもナイスピッチングだったし、バックもいい守備で引き締まっていたと思います」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆JERAセ・リーグ 阪神1×―0DeNA(21日・甲子園)

 阪神・岡田彰布監督が、1軍に再昇格して即2安打を放った大山にさらなる奮起を促した。2回の先頭で右前打を放つと、4回には中前打。いずれもジャクソンの150キロを超える直球を振り抜いてのHランプ。チームも2試合連続のサヨナラ勝ちで3連勝を飾り、甲子園には六甲おろしが響いた。以下、岡田監督の一問一答。

(テレビインタビュー)

―最後は小幡が決めた。

「その前の打席も、四球とか選んで感じは良かったですけどね。よく打ったですね」

―西勇はベンチからどう見ていた。

「いやいやまだね、本人もいくつもりだったと。まあ、チャンスがきたら、代打いくというのは言ってあったんですけど。勝ち投手つけてあげたかったですけどね」

―走者を背負いながら粘った。

「ゲッツーね、ほんとうまく、ゴロ打たせて。やっぱコントロールがいいから、ね。長打も浴びないというかね。そのへんでしょうね」

―3つのダブルプレー。守り勝った。

「いやいや、守り勝った、しのいだほうでしょ。しのいだという感じですね」

―8回の漆原は。

「バントしてくるか、ね。度会ですか。あの四球はちょっといかんですね。やっぱりね。2死二塁だったら、代えてなかったですけどね」

―9回は石井が流れをつくった。

「まあそうですね、ずっと調子がいいですし、何とか0点で抑えておけば、負けはないかなとそういう感じですね」

―大山がストレートを打っての2安打。

「いやいや、復帰戦ですから、最初に2本出たから気分的にもだいぶ楽になったと思うんだけど、まだまだこれからですよ」

―大山が帰ってきてくれたのは大きなこと。

「帰って来てくれたというか、本当はずっといないといけないところなんだけどね、それは」

―3連勝、2試合連続サヨナラ勝ち。

「いやあ、まだまだそんなの。点を取れないのが続いているので、点を取ってからですね」

―カード頭を取った。あす以降に向けて。

「今日の勝ちもね、勝ち負けというのは非常に大きいと思うし。今日も野手もミーティングでもっと点を取ろうと言っていたですけどね、今まで通り同じような展開になったけど、やっぱり野手がもうちょと頑張らなあかんですね」

(ペン囲み)

―打てなかったところは反省だが守備や走塁は。

「守備ってそら、当たり前のことやからそんな、守備を褒めるなんかシーズンないぞ、そんなんお前。普通にやる、ゲッツー取れるボールはゲッツー取って、ええとか悪いとか、そら当たり前のことやろ。守備が良かったんじゃないよ」

―植田はよくかえってきた。

「いやそら、かえるやろ、あの場面で。何を言うてんの。あんなん止めたらもう、辞めるよ、俺はもう。何を言うてんのそんなん、当たり前やんか」

―石井より先に漆原。

「いや、石井はもう、今日は9回やったから」

―漆原の存在感はどんどん大きくなっている。

「いやいやいや、まあねえ、ランナー背負っても結構落ち着いて投げてるし、コントロールもいいからね。ほんと貴重よ、今はそれは」

―昨年の島本のような存在に。

「いやいや、だから、普通は1イニングに2人ピッチャー使わんと、1人でぽっと決めにいければいいんだけど。まあ終盤でこんな展開になったらもうしょうがないわな、でもな。やっぱりフォアボールが絡むとこうなるということよ」

―石井も最初、走者を出したが。

「あれフォークが抜けたんねまあ、普通にそないして、低め投げてればなあ」

―小幡は自信になる。

「まぁ自信にってか、だからそら木浪があかんなったら小幡しかいないわけやから、そんな。まぁ、そら打てんでもずっと使うのはしょうがないわ、それは、そんなんは」

―7回も欲張らずに四球。評価できる?

「まぁ評価て、どういう評価か分からんけどな、そら。いや、だからそれはストライク、ボールの見極めやろ。ボールを振らんかったらフォアボールになるいうことやんか」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「阪神1-0DeNA」(21日、甲子園球場)

 阪神が2戦連続のサヨナラ勝ち。今季4度目の3連勝を決めた。

 この勝利は大きいが、デイリースポーツ評論家・中田良弘氏は投手目線から、直接勝敗の得点には絡まなかったが、大山がしっかりと存在感を示したことを大いに評価した。

 大山は復帰戦でいきなり第1、第2打席と安打を記録。中田氏は「スイングが速くなったように見えるでしょう」と指摘する。

 それは、実際のスイングスピードというより、打席での姿勢によるものが大きいとも。

 「本来、大山はファーストストライクからでもどんどん振っていくタイプ。ただ今シーズンは、甘い球も見逃す場面が多かった。ところがこの試合では、若いカウントから振りにいってたでしょう。その気持ちが、スイングを速く見せるんですよ」

 もう一つの特徴は、速球に対する強みだった。「最初の2安打がいずれも150キロを超える直球を捉えたものだから。戻ってきている、という印象があるね」と中田氏。

 昨年はポイントゲッターでもあり、また多くの四球を選ぶことでつなぎの打線のキーマンともなった。この点は「やっぱり、積極性なんですよ。若いカウントからどんどん振っていけば、相手投手はどうしてもボールから入りたくなる。大山に有利なカウントとなった挙げ句の四球、というのが多かった。この日のような姿勢でいられれば、四球も増えてくるでしょう」と評価した。

 これにより「4番がどっしりとする打線が組める。そうすれば、近本、中野の1、2番はもっと機能する。『いつまで続くんだろう』と思わせた打線の不調から脱する、兆しが見えた試合じゃないかな」と、ここからの反攻に期待を寄せていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「阪神1-0DeNA」(21日、甲子園球場)

 阪神が2試合連続、今季3度目のサヨナラ勝ちで3連勝。リーグ戦再開初戦を白星で飾ると同時に、首位・広島に1.5差に迫った。試合後の岡田監督の一問一答は以下の通り。

(テレビインタビュー)

-最後は小幡が決めた。

「その前の打席も、フォアボールとか選んで感じはよかったですけどね。よく打ったですね」

-西勇はベンチからどう見ていた?

「いやいやまだね、本人も行くつもりだったと。まあ、チャンスが来たら、代打行くというのは言ってあったんですけど。勝ち投手つけてあげたかったですけどね」

-走者を背負いながら粘った。

「ゲッツーね、ホントうまく、ゴロ打たせて。やっぱコントロールがいいから、ね。長打も浴びないというかね。その辺でしょうね」

-3つのダブルプレー。守り勝った。

「いやいや、守り勝った、しのいだほうでしょ。しのいだという感じですね」

-八回1死一、二塁から登板して併殺で切り抜けた漆原は。

「バントしてくるか、ね。度会ですか。(桐敷の)あの四球はちょっとイカンですね。やっぱりね。2死二塁だったら、代えてなかったですけどね」

-九回は石井が流れを作った。

「まあそうですね、ずっと調子がいいですし、何とか0点で抑えておけば、負けはないかなとそういう感じですね」

-大山がストレートを打っての2安打。

「いやいや、復帰戦ですから、最初に2本出たから気分的にもだいぶ楽になったと思うんだけど、まだまだこれからですよ」

-大山が帰ってきてくれたのは大きなこと。

「帰って来てくれたというか、本当はずっといないといけないところなんだけどね、それは」

-3連勝、2試合連続サヨナラ勝ち。

「いやあ、まだまだそんなの。点を取れないのが続いているので、点を取ってからですね」

-カード頭を取った。

「今日の勝ちもね、勝ち負けというのは非常に大きいと思うし。今日も野手もミーティングでもっと点を取ろうと言っていたですけどね、今まで通り同じような展開になったけど、やっぱり野手がもうちょと頑張らなアカンですね」

(記者囲みに移り)

-打てなかったところは反省だが、守備や走塁は。

「守備ってそら、当たり前のことやからそんな、守備を褒めるなんかシーズンないぞ、そんなんお前。普通にやる、ゲッツー取れるボールはゲッツー取って、ええとか悪いとか、そら当たり前のことやろ。守備が良かったんじゃないよ」

-植田はよくかえってきた。

「いやそら、かえるやろ、あの場面で。何を言うてんの。あんなん止めたら、もう辞めるよ、俺はもう。何を言うてんのそんなん、当たり前やんか」

-石井より先に漆原。

「いや、石井はもう、今日は九回やったから」

-漆原の存在感はどんどん大きくなっている。

「いやいやいや、まあねえ、ランナー背負っても結構落ち着いて投げてるし、コントロールもいいからね。ほんと貴重よ、今はそれは」

-昨年の島本のような存在に。

「いやいや、だから、普通は1イニングに2人ピッチャー使わんと、1人でぽっと決めに行ければいいんだけど。まあ終盤でこんな展開になったらもうしょうがないわなでもな。やっぱりフォアボールが絡むとこうなるということよ」

-石井も最初走者出したが。

「あれフォークが抜けたんね、まあ、普通にそないして、低め投げてればなあ」

-小幡は自信になる。

「まぁ自信にってか、だからそら木浪がアカンなったら小幡しかいないわけやから、そんな。まぁ、そら打てんでもずっと使うのはしょうがないわ、それは、そんなんわ」

-七回も欲張らずに四球。評価できる?

「まぁ評価て、どういう評価か分からんけどな、そら。いや、だからそれはストライク、ボールの見極めやろ。ボールを振らんかったらフォアボールになるいうことやんか」

-ノイジーも打っておけば。

「…」

 

 

 

 

 

 

 

 

9-9で延長十一回へ=プロ野球・日本ハム―楽天

両チームが粘りを見せ、9―9で延長十一回に入った。楽天は5点を追う八回にフランコの満塁本塁打と代打阿部のソロで同点とし、九回には辰己の三塁打で一時勝ち越し。日本ハムはその裏、2死二塁で水谷が三塁打を放って追い付いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

交流戦を終えたプロ野球は21日、セ、パ両リーグ内の対戦が再開した。ソフトバンクはロッテ戦(北九州)に18安打の猛攻で9―4の大勝。慶応コンビの躍動で幸先の良いリスタートとなった。

初回に今宮の3号ソロで先制し、二死一、三塁から貴重な追加点を奪ったのは一軍昇格即スタメンで起用された3年目の正木智也だ。相手先発・小島のチェンジアップを中前へ運び、今季初安打&初打点をマークした。

右の主砲候補と期待される正木だが、開幕5番に抜てきされた昨季は結果を残せず、一軍出場はわずか15試合。今季は4月に一軍昇格したが、2打数無安打で同15日に出場選手登録を外れた。スイングを見直した二軍では打率3割1分7厘、6本塁打と32打点はウエスタン・リーグトップで打撃2冠と群を抜いた成績をキープしているが、チーム状況からなかなか出番が回って来なかった。

折しも、12勝6敗で2位フィニッシュした交流戦では5年目の佐藤直やドラ3・広瀬ら新戦力が台頭。サバイバル戦は激しくなっている。正木は「長い間、二軍にいたので絶対に打ってやろうという気持ちだった」と意地の一打を喜んだ。

これに続いたのが慶大の一学年後輩にあたる広瀬隆太だ。15日の阪神戦でプロ初本塁打を放ったルーキーは先頭で迎えた4回の第2打席に小島の138キロ直球を捉え、右翼スタンドへ2号ソロ。4点を先制しながら先発のスチュワートがピリッとせず、1点差に迫られていた場面で再びロッテを突き放す貴重な一発となった。

慶応コンビはそろってお立ち台に登壇。広瀬が「正木さんが前でヒット2本打って僕も刺激をもらって頑張りました」と笑みを浮かべると、先輩の正木は「(慶応)中学から同じチームで一緒にやってきて、ここに立ててうれしいです」と感無量の様子だった。

若鷹のバットで勢いづいたホークス打線は先発全員安打の猛爆。周東、近藤、甲斐が3安打の猛打賞、今宮、栗原、正木がマルチ安打と打ちまくった。貯金を22とし、独走態勢を固めた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

バレーボールのネーションズリーグ男子1次リーグは21日、マニラで行われ、昨年3位の日本はオランダに3―0で勝って7勝目(3敗)を挙げ、上位8チームによる決勝大会(27~30日・ポーランド)進出を決めた。オランダは3勝8敗。

 日本は高橋健(ジェイテクト)が攻守で活躍して第1セットを25―18で先取した。第2セットは石川(ペルージャ)を中心に攻めて25―19で連取。第3セットは西田(大阪ブルテオン)のサーブで流れをつかんで25―20で押し切った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆JERA セ・リーグ 巨人2―4ヤクルト(21日・東京ドーム)

 

 ヤクルトは打線が先制、中押し、ダメ押しと小刻みな加点で快勝した。投げては先発の吉村貢司郎投手が7回1/3を投げ、4安打無失点の好投でチームトップの5勝目を挙げた。

 リーグ戦白星発進となった高津臣吾監督は「先に点が取れて、1―0で勝てるとは思っていなかったですけど、打つ方も投げる方もよくできた」と総括した。

 流れるような速攻劇だった。0―0の初回先頭。西川は積極果敢に初球の直球を強振した。打球は勢いよく伸びて右中間フェンスを直撃する二塁打となった。続く丸山和が初球に一犠打を決めて1死三塁とすると、長岡が2球目のフォークを中前にはじき返す適時打を放った。わずか4球で戸郷から先取点を奪った3番打者は「リーグ戦が再開して大事な一戦で初回先制することが出来てよかったです」と納得の表情を浮かべた。

 高津監督は初回の先制攻撃について「西川が初球からスイングを仕掛けたことが大きかった」とリードオフマンの役割に賛辞を贈った。

 1―0の4回には2死から山田が左翼席へ5号ソロを放ちリードを広げた。8回には1死一、三塁の好機で中村がスクイズ(記録は犠打野選)を決めて貴重な3点目を奪った。指揮官も「哲人のホームランももちろん大きいですけど、ヒット1本、1本がすごく意味のある大きな1本の積み重ねだった」と称賛。中村のスクイズについては「1点ずつと思っていた。なかなか点を取るチャンスがないと思っていて思い切ってサインを出した。しっかり決めてくれた」と評価した。

 さらに3―0の8回には来季から3年契約で残留が決まった助っ人コンビが躍動した。先頭のサンタナが右前打で出塁。山田が四球で無死一、二塁とし、オスナが中前打を放ち4点目をつかんだ。

 交流戦は9勝7敗2分けの4位で終えた。最終戦となった16日のオリックス戦(京セラD)では9回に2点差をひっくり返す逆転勝ちを飾った。高津監督も「交流戦をいい形で終われたのは非常に好材料」と勢いを実感。「前半やられた分はやり返さなきゃいけない」と、巻き返しを誓っていた。巨人、広島、阪神と上位3チームと対戦する前半戦の“正念場”で幸先良いスタートを切ったが「今日だけではないのでこれをチームとして続けていくことが大事」と気を引き締め直していた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【22日の予告先発】巨人・グリフィン―ヤクルト・サイスニード、日本ハム・伊藤大海―楽天・ポンセほか

 

 

 

【JERA セ・リーグ】

 ◆巨人・グリフィン―ヤクルト・サイスニード(18時・東京ドーム)

 ◆中日・メヒア―広島・大瀬良大地(14時・バンテリンドーム)

 ◆阪神・伊藤将司―DeNA・東克樹(14時・甲子園)

 【パ・リーグ】

 ◆日本ハム・伊藤大海―楽天・ポンセ(14時・エスコンF)

 ◆オリックス・斎藤響介―西武・隅田知一郎(14時・京セラドーム大阪)

 ◆ソフトバンク・大津亮介―ロッテ・種市篤暉(14時・みずほPayPay)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


※一部勝手にコピペ&割愛いたしました🙇💦



※また、敬称を省略させていただきました🙇💦💦