19日 強い日差しで気温急上昇 真夏日続出 35℃超えも 熱中症に厳重警戒

 

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今日19日は、九州から北海道まで広く晴れて気温が急上昇。最高気温30℃以上の真夏日が続出し、35℃以上の猛暑日の所もありそうです。急激に暑くなりますので、熱中症には厳重に警戒をしてください。

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今日19日は、昨日18日に近畿や東海、関東などに大雨をもたらした前線が、いったん南に遠ざかり、本州付近は高気圧に覆われるでしょう。

今日19日は、東北の日本海側の一部で朝まで雨の降る所がありますが、次第にやむでしょう。日中は、九州から北海道にかけての広い範囲で晴れる見込みです。昨日18日に大雨となった地域も、今日19日は一転して強い日差しが照りつけるでしょう。

一方、沖縄や奄美は梅雨明けが間近ですが、今日19日も梅雨前線に流れ込む湿った空気の影響で、大気の状態が非常に不安定となっています。昼前後は雨が降り、雷を伴う所がありそうです。奄美は断続的に雨が降り、局地的に激しく降りそうです。土砂災害にご注意ください。

気温急上昇 真夏日続出 熱中症に厳重警戒

 

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日中は強い日差しで気温がグングン上がるでしょう。今日19日の最高気温は、九州から東北を中心に、昨日18日より高くなる所が多い見込みです。特に近畿から関東や東北南部では、昨日18日より大幅に高くなりそうです。真夏日(最高気温30℃以上)が続出するでしょう。

福岡は昨日18日より5℃高く32℃、大阪も5℃高く31℃、名古屋は9℃も高く34℃の予想です。東京は昨日18日より8℃、仙台は7℃高く、いずれも31℃の見込みです。特に大分県日田市などでは36℃と、猛暑日が予想されています。今年一番の暑さになる所もあるでしょう。

今日19日の熱中症情報によると、福岡、鹿児島、高知、名古屋は「厳重警戒」、那覇、広島、大阪、東京、金沢、新潟、仙台は「警戒」となっています。なお、沖縄県の八重山地方には「熱中症警戒アラート」が発表されています。各地で熱中症には十分に警戒をしてください。

熱中症予防のポイント

 

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熱中症を予防するには、以下のポイントを心がけてください。

① 日頃から、体調管理を心がけましょう。朝など時間を決めて、毎日体温を測定したり、健康状態をチェックしたりすることにより、体調の変化に気づくことができます。
② できるだけ暑さを避けて、喉が渇く前から水分補給を心がけましょう。なるべく涼しい服装を心がけ、日傘や帽子も活用するのが効果的です。入浴の前後や、起床後も、まずは水分を補給しましょう。汗を大量にかいた場合は、水分だけでなく、塩分補給も忘れないでください。
③ 暑さを我慢せず、エアコンを使って室内の温度を適度に下げましょう。室内に温度計を置き、室温を確認しながら調節するとよいでしょう。特に、換気を行う場合はこまめに再設定してください。もし、少しでも体調が悪いと感じたら、無理をしないで、自宅で静養することが必要です。高齢者や子ども、障がいのある方は、特に熱中症になりやすいので、周りの方が気を配るなど、十分ご注意ください。

あると便利!熱中症対策グッズ

 

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暑い中、外で過ごす時には、熱中症対策として、次のようなグッズがあると、便利です。

① ペットボトルや水筒に入った飲み物(水やスポーツドリンクなど)を用意して、気づいた時に、すぐ水分補給ができるようにしましょう。また、塩分タブレットや塩分の含まれた飴があると、大量の汗によって失われた塩分を、手軽に補給できます。
② 日傘や帽子で、日差しの暑さを遮りましょう。晴れた日は、地面に近い所ほど気温が高いため、背の低いお子さんは、大人よりも暑い空気に包まれてしまいます。また、帽子をかぶると、熱中症対策だけでなく、紫外線対策にも効果的です。帽子は、時々はずして、汗を蒸発させましょう。さらに、海岸など日陰のない所でのレジャーでは、日よけテントがあると、日陰を作り出すことができます。
③ 扇子やうちわ、携帯扇風機もおススメです。涼しい風で、体を冷やすことができます。
④ 冷却シートなどの冷却グッズも、上手に利用しましょう。ネッククーラーは、太い血管が体の表面近くを通っている首元を冷やすため、効率よくクールダウンできます。また、保冷剤や氷があれば、タオルなどにくるみ、体(首、脇の下、太ももの付け根など)にあてて、冷やすことができます。他にも、スカーフやバンダナがあると、水で濡らして首や頭に巻けば、水が蒸発する時にまわりの熱を奪うため、体温を下げることができます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

国会ではきょう、自民党が提出した政治資金規正法の改正案が成立する見通しですが、その後の党首討論を受け、立憲民主党は内閣不信任案を提出する方針で、与野党の攻防は最大のヤマ場を迎えます。

昨夜、参議院の特別委員会で与党の賛成多数で可決した政治資金規正法の改正案ですが、「検討事項」として残るものも多く、立憲民主党など野党は「抜け道だらけのざる法だ」などとして反対しています。

ただ、改正案は、きょうの参議院・本会議でも与党の賛成多数で可決・成立する見通しです。

本会議の後には、岸田政権で初めてとなる党首討論が予定されていて、立憲民主党は党首討論の内容を見極めた上で、岸田内閣に対する不信任決議案を提出する方針です。

泉代表は岸田総理に解散総選挙を迫る構えを見せていて、国会は最大のヤマ場を迎えます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

10月に任期を終える北大西洋条約機構(NATO)のストルテンベルグ事務総長の後任選びに関し、オランダ公共放送は今月18日、同国のルッテ首相が就任する見通しだと伝えた。ルッテ氏不支持を表明していたハンガリーが支持に転じた。同氏に対抗して出馬表明していたルーマニアのヨハニス大統領が出馬を取り下げる見通しだとしている。

ハンガリーのオルバン首相は、ルッテ氏が過去に同国の性的少数者政策を批判したなどとして同氏の不支持を打ち出していたが、12日のストルテンベルグ氏との会談で、ハンガリーがNATO主導のウクライナ軍事支援に参加しない代わりにルッテ氏の起用を阻止しないことで合意した。

その上でオルバン氏は18日、X(旧ツイッター)への投稿で、ルッテ氏がこの合意を支持する考えを確認したとして支持表明に転じた。ヨハニス氏が出馬を取り下げれば、ルッテ氏の選出が事実上確定する。

事務総長の選出は加盟国の全会一致が原則で、NATOは7月に米ワシントンでの首脳会議までに後任を決める方針としている。

ルッテ氏は10年にオランダの首相に就任し、同国で最長の在任期間を誇る。

ストルテンベルグ氏は訪問先のワシントンでの記者会見で後任人事の「合意は非常に近い」と述べた上でルッテ氏について「経験豊富な人物だ」と称賛した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

小学生の女子児童にわいせつな行為をしたとして、大阪府警は18日、大阪市天王寺区の自称会社員の男(54)を不同意わいせつ容疑などで逮捕した。「わいせつな行為は一切していない」と容疑を否認しているという。

 

 発表では、男は昨年12月16日午前11時から午後2時20分頃、大阪市内のホテルで、府内の10歳代の女児に3万円を払う約束をして下腹部を触るなどした疑い。

 府警によると、女児は数年前から道頓堀のグリコ看板近くの通称「グリ下」に出入りしていた。男とSNSでやりとりし、金銭的支援を受ける「パパ活」をしていたとみられる。府警は余罪などを調べる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆米大リーグ ロッキーズ―ドジャース(18日、米コロラド州デンバー=クアーズフィールド)

 ドジャース・大谷翔平投手(29)が18日(日本時間19日午前9時40分開始予定)、敵地・ロッキーズ戦のスタメンに「1番・指名打者」で名を連ねた。16日(同17日)の本拠地・ロイヤルズ戦では2本塁打を放っており、2試合ぶりの本塁打となる20号に期待がかかる。

 前日17日(同18日)の敵地・ロッキーズ戦は、左手骨折で離脱したベッツの代役として1番に入り、5打数3安打1打点、1四球1盗塁。これまでは2番に座っていたが、切り込み隊長として役割を果たして、チームの14安打9得点での快勝につなげた。ロバーツ監督も「1番でしっかり仕事をしてくれたのは大きい」とたたえていた。

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 試合が行われるロッキーズの本拠地でコロラド州デンバーのクアーズフィールドは、標高約1600メートルの高地で、気圧が低いため空気抵抗が少なく、他球場に比べて約10%打球の飛距離が伸びるといわれて「飛ぶ球場」、「打者天国」とされており、特大弾にも期待がかかる。2試合ぶりのアーチが出れば、4年連続となる節目の20号。16日には中堅左に451フィート(約137メートル)の特大弾を放ち、試合後には「あそこの方向に飛距離が出てるということはまず、いい状態じゃないかなと思うので。いい気持ち、感覚だったなと思います」と話すなど調子は上向きだ。

 ロッキーズの先発は、オースティン・ゴンバー投手(30)。身長196センチの長身左腕で昨季9勝を挙げ、今季はここまで13登板で1勝4敗、防御率4・26だ。大谷はこれまでの対戦は8打数3安打。21年に本塁打を放ったこともあるが、今月2日(同3日)にドジャースタジアムで対戦した際には、遊飛と見逃し三振に抑えられた。

 大谷は前日17日終了時点でチーム74試合中71試合に出場して、283打数89安打(リーグ2位)の打率3割1分4厘(同4位)、19本塁打(同2位)、47打点(同7位タイ)、16盗塁(同6位タイ)をマークしている。ドジャースのスタメンは以下の通り。

1(指)大谷翔平、2(捕)スミス、3(一)フリーマン、4(右)T・ヘルナンデス、5(中)パヘス、6(遊)ロハス、7(三)E・ヘルナンデス、8(左)バルガス、9(二)テーラー、投・ビューラー(右)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆日本生命セ・パ交流戦 阪神2X―1日本ハム(18日・甲子園)

 阪神が今季2度目のサヨナラ勝ちを収めた。延長11回1死一塁から遊撃・水野の失策で一、三塁とし、矢沢の暴投で決着した。交流戦の全日程が終了し、7勝11敗の10位。18試合制では球団ワーストの12敗目は阻止した。単独2位に浮上して21日のリーグ戦再開を迎えるが、岡田彰布監督(66)は、走塁ミス続出に怒りっぱなしで会見を終えた。また、日本ハムの水谷瞬外野手(23)が打率4割3分8厘をマーク。15年秋山(西武)の4割3分2厘を上回る交流戦史上最高打率を樹立した。

 雨天中止の振り替え試合でも満員のファンがサヨナラ勝ちに浸る裏で、岡田監督は怒りっぱなしだった。「ひどいな。こんなにミスするんやな」と、あきれた。最後は延長11回1死一塁から敵失で一、三塁とし、暴投で決勝点。幸運を喜ぶことなく「走塁ミスばっか。4つよ、きょう。1点しか取らないから、こういう展開になった」と、くぎを刺し続けた。

 5回1死満塁、87球で余力たっぷりの村上に代打・原口。早めの勝負をかけたが、右邪飛で三塁走者の森下が本塁に突入しなかった。万波は球界屈指の強肩だが、フェンス際での捕球。ストライク送球は返らず、ベンチで不満をあらわにした指揮官は「あの体勢でストライク投げれるか? 何考えてるんや、ホンマ」と激怒した。続く近本が中前への先制打で救ったが、二塁走者の梅野が三塁でストップ。「完璧にミス。2死満塁でゴロのヒットで何でかえってけえへんの」と続けた。

 直前の無死一、三塁では梅野のセーフティースクイズが投手正面へ。余裕で憤死した三塁走者の前川にも「正面ならスタートを切らなくていい。そう考えたら5つや、走塁ミス」と指摘した。7回にも1死一塁から、一塁走者の小幡がノイジーの中前打に続いて近本の右飛でも三塁に進めず、消極的な走塁の連続。「行く勇気がないわけやろ、(三塁)コーチも行かす勇気がないんやろ」とまくし立てた。

 交流戦は7勝11敗。打線の不振で苦戦を予想していた岡田監督は「言うた通り。よくしのいだ、はっきり言うて」と受け止めた。リーグ戦は単独2位に浮上して再開するが「一つでも前の塁とか、そんなん当たり前。だから点取れない」と、引き締めた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カリブ海のグアドループやタヒチ(フランス領ポリネシア)など海外領土を巡ったパリ五輪の聖火が18日、フランス南部ニース近郊に到着し、同国本土での聖火リレーが再開した。

 映画祭で有名なカンヌでは、米俳優のハル・ベリーさんらが聖火を手に登場。地元フランスのスポーツ関係者も参加し、炎天下のニースでは、現役引退したばかりの元女子テニス選手、アリーゼ・コルネさんらが走った。最終走者を務めた陸上男子400メートル障害の元世界王者、ステファン・ディアガナさんは「大勢の観客がいて感動した。最後を飾ることができて誇りに思う」と話した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

乃木坂46の久保史緒里さん「口角が上がってしまうくらい嬉しかったです」

楽天モバイルパークで始球式を務めた乃木坂46の久保史緒里さんに、楽天の公式YouTubeが迫っている。15日に行われた楽天-広島戦でノーバウンド投球を披露し、球場は大歓声。試合前には銀次アンバサダーとの練習を行っていた。

宮城県出身の久保さんは、5度目の始球式。昨年は惜しくもワンバウンドで、リベンジを胸にマウンドへ上がった。特別ユニホームに黒いスカート。セットポジションから投げた1球はノーバウンドでキャッチャーのミットに収まった。

試合前のブルペン。大の楽天ファンということもあり、銀次アンバサダーとのキャッチボールにどこかウキウキの様子。マウンドからの投球に銀次アンバサダーも「これはすげぇ」「めっちゃ上手。回転が綺麗なんですよ」と唸った。

始球式を終えた久保さんは、両手を挙げてガッツポーズ。「すごく緊張したんですけど。めちゃくちゃ嬉しかったですし、楽しかったです。今まで一番いい球が投げられて。口角が上がってしまうくらいうれしかったです」と語った。

国民的アイドルの始球式の舞台裏。ファンからも多くのメッセージが寄せられた。「にしても色白すぎて綺麗」「アイドルでいちばん腕振れてるな」「もうキラキラ感半端ないっす」「腕の振りもフォームもコントロールも全部うまくなってる」「透明感がやばいというかもはや透明」との声があがっている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

陸上男子200メートル、400メートルの前世界記録保持者で、米国陸上界の英雄マイケル・ジョンソン氏が18日、来春にトップ選手が競うシリーズ「グランドスラム・トラック」を新設すると発表した。

 シリーズは4戦で構成され、2戦はロサンゼルスを含む米国の2都市、残り2戦は米国外で開催する。100~5000メートルや障害種目が行われ、フィールド種目は実施しない。4戦の各優勝者には賞金10万ドル(約1580万円)が贈られる。

 ジョンソン氏は「ファンや選手が求めていたものを提供する」と語った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ドジャースは18日(日本時間19日)、大谷翔平選手と愛犬・デコピンがコラボしたボブルヘッド人形を作成したことを発表。8月28日のオリオールズ戦でファンに配布される。

 愛犬がボブルヘッド人形になる異例の展開となった。前日、大谷は1歳の誕生日を迎えたデコピンの写真をインスタグラムに投稿。すくすくと成長している様子が伺いしれた中、この日の発表となった。直後、大谷も自身のインスタグラムに画像をアップしたことで大きな注目を集めている。

 球団公式Xには「need」「可愛い」「これデコピンも顔動くんやwww」「欲しいけど、いけない」「大谷さんの顔が似てるようで似てなくて、いつもジワります」というファンの反応が集まった。前回、大谷自身のボブルヘッドデーではドジャースタジアムの周りに長蛇の列ができ、争奪戦となっていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

米大リーグ、ドジャースは18日(日本時間19日)、大谷翔平投手が愛犬、デコピンを抱えたボブルヘッド(首振り人形)を8月28日(日本時間29日)のオリオールズ戦に来場した観客にプレゼントすることを公式サイトに公開した。

この日、ドジャースは公式X(旧ツイッター)を更新。「ショウヘイとディコイ(デコピンの英語名)のボブルヘッドを紹介します。これ以上の説明は不要ですね?」とつづりながら、ホームのユニホーム姿の大谷が左腕でデコピンを抱えている人形を紹介した。

その後、大谷も自身のインスタグラムのストーリーズを更新し、ベンチに置かれたコラボ人形など4枚を投稿した。

前日の17日(日本時間18日)にはデコピンが1歳になったことをストーリーズで報告したばかり。大谷とデコピンのコラボ人形の登場にSNSには「カワイイ」「すげー欲しい」といったコメントが殺到。また「もう列に並んだほうがいい?」といった声もあった。

当日のチケットは現在も発売中で、夏休みの最中ということもあり、会場に多くのファンが駆けつけることは間違いなさそうだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

北海道発、小学校中学年向け「SUNYON BASEBALL」…参加者は続々少年野球へ

北海道で誕生した小学3、4年生向けの野球大会「SUNYON BASEBALL」が注目を集めている。1イニングに必ず1回はバッティングティースタンドを使用するなど独自のルールを設け、未経験者の取り込みに成功。3年目の今年は札幌から北海道全域に規模を広げ、将来は全国展開も視野に入れる。試合経験の少ない世代にスポットを当てたユニークな大会は、野球人口を増やす切り札になるかもしれない。

全道5ブロックのトップを切って、札幌・近郊ブロックが今月9日に開幕した。3、4年生だからと侮ってはいけない。ピンチの場面でマウンドに集まって真剣に話し合う様子は大人顔負け。「次、走ってくるぞ」とか「クイックで投げろ」といったレベルの高い声かけも飛び交う。主催するNPO法人ドリームキッズチャレンジ代表理事の前川英紀さんは、「よく“試合になるんですか?”と聞かれますが、熱意のある素晴らしいプレーをしてくれますよ」と目尻を下げる。

この大会がきっかけとなって本格的に野球を始めた選手は、着実に増えている。一昨年は未経験者32人中26人、昨年は52人中47人がその後、少年野球チームに入団した。今年は札幌・近郊ブロックの200人中67人が未経験者。さらに今後、ほかのブロックでも未経験者を取り込む可能性は高い。

「今年は何人が続けてくれるか、期待しています。野球教室では野球人口は増えないと思っています。子どもたちが一番楽しいのは試合ですから」と、前川さんはこのプロジェクトの核心に触れた。

野球の楽しさを1人でも多くの子どもに知ってもらい、続けてもらうことが目的だ。目指したのは、通常の野球競技をベースにしながら、初心者や未経験者でも楽しめる大会。「3、4年生のレベルも時代とともに上がっています。ティーボールでは物足りなくなり、自分で投げて、打ちたいという熱意を持っているので、うまくティーボールとミックスできないかと考えました」と振り返る。


 

 

用具は貸与、ユニホームはTシャツ支給…参加費だけで“仲間づくり”ができる

少年野球の現場を15年間見てきた現役の少年野球監督だけに、前川さんが発案した特別ルールは絶妙だ。

未経験者を想定して1イニングに最低1回はティースタンドを使用しなければならない(2回まで使用可能、打席の途中からでもOK)。3アウトもしくは打者9人が打ち終えた時点で攻守交代。守備は9人制で交代は自由。打者はベンチ入り選手全員が順番に打席に立つ。試合時間は2時間(最長7回まで)。投本間は14メートル、塁間は21メートルと、全日本軟式野球連盟が定める学童4年生以下の距離を採用している。

未経験者が参加するためのハードルを下げる工夫は、ほかにもある。グラブなどの用具を貸与し、ユニホームは参加者に支給される個人名入りのチームTシャツさえ着用すれば、下はジャージでもOK。帽子もツバのあるものなら何でも構わない。また、試合前の1時間のウオームアップは、チームの監督による野球教室を兼ねて行われる。自己負担は参加費3000円と交通費だけで、野球を学び、仲間づくりができる環境が整っている。

「今行われている一般的な少年野球の大会というのは基本的にチームに加盟しないと出られません。でも、加盟するにはハードルが高くて悩んでしまう保護者が増えている中、視野を広げてもらうためにも、選択肢を増やすためにも、こういう気軽に参加できる大会は必要なのかなと思います」と前川さんは話す。

すでに野球チームに所属している子どもたちにも好評だ。試合は金曜日にナイターで行われるため、自チームの活動と重ならない。自チームでは試合の出番が少なく試合に飢えている世代だけに、率先して声を出し、未経験者を引っ張っている。

一昨年札幌でスタートした大会は、野球人口減少に悩む他地域からの要望に応え、今年は全道に規模を拡大する。道央、道南、道東、道北で各100人、6チームずつ結成して代表を決め、今冬に5ブロック8チームで北海道チャンピオンを決める。「まずは全道が手を繋いで、いずれは全国大会開催までいけたらいいですね」と前川さんの夢はふくらむ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

日本ハムの加藤貴之、交流戦でK/BBトップも無四球のため測定不能に

日本ハムの加藤貴之投手が、交流戦を無四球で終えた。期間中は3試合に先発登板し、0勝0敗、防御率2.21、16奪三振。交流戦で規定投球回に到達した投手の中で、K/BBはもちろんトップ。しかも、測定不能という事態になっている。

1日のDeNA戦では、7回3失点も同点で降板。勝敗はつかなかった。9日のヤクルト戦では7回無失点に抑えるも、味方の援護なく試合にも敗れた。16日の巨人戦では7回途中2失点で、試合は引き分け。この3登板はすべて無四球だった。

奪三振を与四球で割って算出するK/BBは、無四球だと数字で表すことができない。「パーソル パ・リーグTV」の公式X(旧ツイッター)が「-」で代用すると「数値化されないってエグいな」「異質さがすごい」「異世界転生しました?」「指標の敗北」「本当に人間?」「バケモン」との声があがっている。

さらに、加藤の無四球は交流戦の前から続いている。最後に四球を与えたのは、5月4日のオリックス戦の初回先頭打者。つまり6試合、41回2/3を四球なしで投げ続けている。2022年には与四球率0.67で日本記録を72年ぶりに更新した左腕。今季はここまで0.58と、自身の記録をさらに上書きしようとしている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

防御率1点台の安定した投球で7勝を挙げる広島・床田。先発した全試合でQSを達成
良くも悪くも流れが変わり、今年もさまざまなドラマが生まれたプロ野球交流戦。3週間の激闘で生じた数々の"異変"を野球評論家のお股ニキ氏と共に振り返る! 【プロ野球 交流戦"異変"ワイド・第3回】は広島、ロッテ、楽天。*成績は6月11日時点

 

 

 

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■12球団屈指の先発陣を誇る広島が"台風の目"に

交流戦でセ・リーグ首位に浮上した広島。大瀬良大地のノーヒットノーラン達成も話題になったが、お股ニキ氏は好調の要因として、球界屈指の先発3本柱の存在を挙げる。

「大瀬良は外いっぱいに投げ切る制球力に加え、そこからキュッと曲がるカットボールを生かすことで完全復活。さらに、床田寛樹、森下暢仁(まさと)の先発3本柱がそろって防御率1点台と盤石。中継ぎの塹江(ほりえ)敦哉、抑えの栗林良吏も安定感抜群です」

チーム防御率は広島と阪神が2点台前半でほぼ同じだが、失点数は広島が約30点も少ない。

「その要因は守備力。小園海斗をサードに、曲芸的な守備が魅力の矢野雅哉をショートに固定。セカンドの菊池涼介を含めた内野陣は堅いです」

また、西川龍馬(現オリックス)が抜けた攻撃陣も、そこまで停滞している印象はない。

「末包昇大(すえかね・しょうた)の存在が大きい。コツコツと当てるのがうまい左打者が並ぶ打線の中で、貴重な右の大砲。今後、球界を代表する打者になるのでは」

■"得失点差マイナス"でもロッテが勝てる理由とは!?

 

 


交流戦初日に出場選手登録を抹消され、広島戦で交流戦初登板を果たしたロッテ・佐々木。6回9奪三振の快投でスタンドを沸かせた
ロッテは5月中旬から15戦負けなし、19年ぶりの11連勝を達成。だが、得失点差では約20点のマイナス、交流戦防御率は12球団ワースト。ロッテはなぜ負けないのか? お股ニキ氏はこう語る。

 

「巨人戦での18失点が響いて見かけの数字が悪いだけ。やるべきことを細かくやっているから戦力の割に強く、負けていてもいつの間にか追いつき、引き分けやサヨナラ勝ち、延長での勝利が多い。ロッテはもともと『得失点差の割に勝つ球団』ですが、今季は戦術的にさらに進化しています」

"戦術的進化"とは?

「守備シフトはカウントごとに細かく切り替える、盗塁やバントは得意な選手に任せて確率を高める、打者は粘っこく球数を投げさせて相手投手を疲弊させるなどを徹底。さらに、メジャー経験者の吉井理人(まさと)監督を筆頭に、コーチ陣もデータ活用の意識が高い。データマンが優秀なのも大きいです」

■"横振り打線"の楽天が交流戦で息を吹き返す!!

 

 


今季は打率、安打数、盗塁数などで好成績を残す楽天・小郷。交流戦では1番打者として11打点を挙げる大活躍
今年の交流戦を盛り上げた楽天だが、交流戦直前のソフトバンクとの2連戦では「0-33」と歴史的惨敗を喫していた。交流戦で快進撃を果たした要因は「配球面」とお股ニキ氏が語る。

 

「速球が得意な打者に速球を、変化球が得意な打者に変化球を多く投げるなど、配球は以前から疑問視されていました」

実際、今年4月にはエース格の早川隆久が2度も5失点し、捕手の太田光に対して、「自分は要求された球を投げた」と批判して物議を醸した。

「ただ、配球はすぐ改善できる部分でもある。6月のチーム防御率は2点台ですし、早川と太田も和解し、交流戦で好投。確実に成果が出ています。

また、辰己涼介、小郷裕哉(おごう・ゆうや)、小深田大翔(こぶかた・ひろと)ら、コツコツと当てるのがうまい"横振り"の左打者が多く、"飛ばないボール"の今季はライナー狙いに徹したほうが勝てる確率も上がる。この点は広島が好調なのと同様です」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ロッテは18日、株式会社主婦と生活社から6月21日に発売される、月刊誌「JUNON」 8月号に千葉ロッテマリーンズの特集ページが掲載されることになったと発表した。

 今回の特集は、夏のスペシャルイベント「BLACK SUMMER WEEK 2024 supported by クーリッシュ」のプロモーションの一環として、小島和哉投手、佐藤都志也捕手、友杉篤輝内野手、石川慎吾外野手、和田康士朗外野手の計5選手が、普段のユニホーム姿ではなく、シックな服装でヘアメイクを施し「色香を纏った、“黒鴎”たちの夏。」として、普段は見られない艶やかな表情の選手たちの姿と、選手たちのクロストーク記事が特集ページとして、カラー全4ページで掲載される。

【特集の詳細】
発売日:6月21日(金)
タイトル:知ってた? 野球選手って、こんなに艶やかなんです。「色香を纏った、“黒鴎”たちの夏。」
選手:小島和哉投手、佐藤都志也捕手、友杉篤輝内野手、石川慎吾外野手、和田康士朗外野手、計5選手
内容:カラー4ページ(撮り下ろし&クロストーク・3ページ、BLACK SUMMER WEEK告知・1ページ)。
「JUNON」は、10代~20代の女性読者をメイン層に、人気の俳優・タレント・アーティストのインタビューを中心に掲載しており、また、そのときの旬の話題を取り上げる情報誌

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

プロ野球セ・パ交流戦は18日、甲子園で今季最終戦となる阪神と日本ハムの試合が行われました。

交流戦前の5月26日終了時点では、広島は22勝17敗とリーグ2位の成績でしたが、10勝8敗で7年ぶりに交流戦勝ち越し。交流戦前は貯金6で首位に立っていた阪神が、7勝11敗と負け越し、首位が入れ替わりました。

巨人は、交流戦で今季ワーストの6連敗に喫するなど、上位との差を詰められず。交流戦前から首位との差が3に広がります。

4位のDeNAは、7連勝で交流戦フィニッシュ。リーグ最多の貯金「4」で終え、交流戦前の借金3を貯金1へ変えました。

ヤクルトは交流戦を9勝7敗で勝ち越し。一方、交流戦前4位の中日はオリックス以外の5カードを負け越すなど、ヤクルトと借金6の5位タイで並んでいます。

【18日のセ・パ交流戦結果】

◆阪神2x-1日本ハム

勝利投手【阪神】島本浩也(2勝0敗)

敗戦投手【日本ハム】矢澤宏太(1勝2敗)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

プロ野球セ・パ交流戦は18日、1試合が行われ、全日程が終了しました。

セ・リーグ2位の阪神と対戦した、パ・リーグ2位の日本ハムは、延長11回までもつれる接戦の末、サヨナラ負け。その結果、ロッテが2位に浮上し、日本ハムは3位となりました。

また、交流戦の全日程を終えて、パ・リーグの順位は交流戦前から一部変動。借金「8」の5位で交流戦開幕を迎えた楽天は、球団初の交流戦優勝を果たし、借金「0」に。順位も4位に浮上しました。

また首位だったソフトバンクは、交流戦でも貯金を「6」増やし、貯金「22」とし、2位のロッテと9ゲーム差をつけ首位を独走しています。

【18日のセ・パ交流戦結果】

◆阪神 2-1 日本ハム

勝利投手【阪神】島本浩也(2勝0敗)

敗戦投手【日本ハム】矢澤宏太(1勝2敗)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

プロ野球セ・パ交流戦は18日、甲子園球場で1試合が行われました。

雨天中止となっていた阪神と日本ハム一戦は、延長11回に日本ハムのバッテリーエラーで決着。阪神がサヨナラ勝ちで、全日程が終了しました。

楽天が13勝5敗で球団創設20年目の節目に初制覇。セ・リーグでは昨年の交流戦王者のDeNAが、7連勝でフィニッシュし、11勝7敗のリーグ最多の4つの貯金を稼ぎました。

交流戦全試合が終了し、セ・リーグ52勝、パ・リーグ53勝。2年連続でパ・リーグが勝ち越しました。

【18日のセ・パ交流戦結果】

◆阪神 2-1 日本ハム

勝利投手【阪神】島本浩也(2勝0敗)

敗戦投手【日本ハム】矢澤宏太(1勝2敗)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

日本野球機構(NPB)は18日、7月23日、24日に行われるプロ野球オールスターゲームのファン投票の第21回中間発表を行いました。

日本ハムの万波中正選手は得票数が、ついに100万票を突破。両リーグトップの得票数となっています。

日本ハム勢がダントツの票数を集めており、先発投手・中継投手・抑え投手・捕手・1塁手・3塁手の6部門で2位以下をダブルスコアの票数で突き放しています。

またここまで、パ・リーグや交流戦で最下位に沈んでいる西武ですが、DH部門1位の中村剛也選手をはじめ、外崎修汰選手、源田壮亮選手が各部門のトップ3にランクイン。多くのファンに愛される名手たちが着実に票数を集めています。

▽以下、各部門の上位選手(6月18日時点)

【先発投手】

1位 山崎福也(日本ハム) 554,845票

2位 佐々木朗希(ロッテ) 265,104票

3位 宮城大弥(オリックス) 212,570票

【中継投手】

1位 河野竜生(日本ハム) 599,386票

2位 松本裕樹(ソフトバンク) 252,063票

3位 マチャド(オリックス) 243,249票

【抑え投手】

1位 田中正義(日本ハム) 783,483票

2位 則本昂大(楽天) 332,983票

3位 オスナ(ソフトバンク) 239,389票

【捕手】

1位 田宮裕涼(日本ハム) 822,057票

2位 森友哉(オリックス) 337,066票

3位 甲斐拓也(ソフトバンク) 283,285票

【1塁手】

1位 マルティネス(日本ハム) 738,643票

2位 山川穂高(ソフトバンク) 350,436票

3位 ソト(ロッテ)304,837票

【2塁手】

1位 上川畑大悟(日本ハム) 513,026票

2位 外崎修汰(西武) 372,297票

3位 牧原大成(ソフトバンク) 282,052票

【3塁手】

1位 郡司裕也(日本ハム) 776,757票

2位 宗佑磨(オリックス) 358,044票

3位 栗原陵矢(ソフトバンク) 295,663票

【遊撃手】

1位 水野達稀(日本ハム) 510,138票

2位 紅林弘太郎(オリックス) 424,010票

3位 源田壮亮(西武) 415,163票

【外野手】

1位 万波中正(日本ハム) 1,010,065票

2位 近藤健介(ソフトバンク) 674,557票

3位 柳田悠岐(ソフトバンク) 631,496票

4位 松本剛(日本ハム) 586,607票

5位 周東佑京(ソフトバンク) 419,094票

【DH】

1位 中村剛也(西武) 476,161票

2位 ポランコ(ロッテ) 306,271票

3位 レイエス(日本ハム) 276,175票

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

NPB(日本野球機構)は18日、7月23日と24日に行われるプロ野球オールスターゲームのファン投票の第21回中間発表を行いました。

セ・リーグ各部門の1位は変動なし。1塁手部門では、独走モードとなっていた岡本和真選手(巨人)が2位の中田翔選手(中日)との差をおよそ30万票と広げ、62万8966票を獲得しています。

また、現在セ・リーグ首位をマークしている広島からは、各部門トップが1人も選ばれず。抑え投手部門で約27万票を獲得し、2位になっている栗林良吏選手(広島)がチーム内最高位となっています。

一方、セ・リーグ得票数トップは変わらずヤクルトの村上宗隆選手が74万1676票。続いて阪神の近本光司選手が71万8966票と、2選手が70万票を超えています。

▽以下、各部門の上位選手(6月18日時点)

【先発投手】

1位 才木浩人(阪神) 342,467票

2位 東克樹(DeNA) 165,553票

3位 戸郷翔征(巨人) 138,390票

【中継投手】

1位 岩崎優(阪神) 395,783票

2位 西舘勇陽(巨人) 272,580票

3位 森原康平(DeNA) 190,819票

【抑え投手】

1位 マルティネス (中日) 658,770票

2位 栗林良吏(広島) 266,594票

3位 ゲラ(阪神) 207,330票

【捕手】

1位 山本祐大(DeNA) 430,676票

2位 中村悠平(ヤクルト) 321,837票

3位 坂本誠志郎(阪神) 239,275票

【1塁手】

1位 岡本和真(巨人) 628,966票

2位 中田翔(中日) 328,899票

3位 オスナ(ヤクルト) 279,193票

【2塁手】

1位 牧秀悟(DeNA) 455,742票

2位 中野拓夢(阪神) 405,713票

3位 田中幹也(中日) 280,090票

【3塁手】

1位 村上宗隆(ヤクルト) 741,676票

2位 坂本勇人(巨人) 285,299票

3位 宮崎敏郎(DeNA) 236,469票

【遊撃手】

1位 長岡秀樹(ヤクルト) 435,752票

2位 村松開人(中日) 381,310票

3位 小園海斗(広島) 319,015票

【外野手】

1位 近本光司(阪神) 718,966票

2位 細川成也(中日) 648,139票

3位 筒香嘉智(DeNA) 498,942票

4位 サンタナ(ヤクルト) 451,309票

5位 森下翔太(阪神) 391,461票

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆第65回宝塚記念・G1(6月23日、京都競馬場・芝2200メートル)

 春のG1シリーズを締めくくる第65回宝塚記念(23日、京都)で、クリストフ・ルメール騎手(45)=栗東・フリー=がジャスティンパレスを2度目のビッグタイトルに導く。騎乗機会4戦4勝のパートナーとコンビ復活で、史上2人目となるジョッキーの連覇へVロードを思い描いた。

 黄金コンビの復活だ。ルメールが1年2か月ぶりにジャスティンパレスに騎乗し、宝塚記念に臨む。これまで、騎乗時は4戦4勝と抜群の成績。「久しぶりに乗るので、どんな競馬をしてくれるか。いい競馬を期待しています」と胸を躍らせる。

 21年9月の新馬戦で鞍上を務めて勝利し、続く黄菊賞も連勝。タッグを再結成した23年阪神大賞典を勝つと、勢いのままに天皇賞・春も2馬身半差で圧勝した。直線入り口で好位から抜け出し、独走態勢に持ち込む横綱相撲。そつのないエスコートで、G1初制覇に導いた。

 今回は阪神が改修中のため、くしくも天皇賞・春と同じ京都で開催される。ルメールは「外回りはちょうどいい。すーっと、だんだん加速することができる」と舞台適性に自信。「切れ味があまりないので、ラスト500メートルから加速した方がいい。天皇賞・春と同じ競馬をしたい」とイメージは完璧だ。

 1週前追い切りに騎乗し、5歳になったジャスティンパレスと“再会”。やや行きたがる面を見せた相棒に「元気いっぱい、馬がね。僕は疲れた。朝から大変!」といたずらっぽい笑みを浮かべた。それでも「フットワークが柔らかい。あと1本あるから、競馬の日はベストコンディションになる」と、仕上がりに満足げだった。

 ジャスティンパレスはG1初制覇以降〈3〉〈2〉〈4〉〈4〉着と惜敗が続く。「冷静に走るのが大事。彼の長い脚を使わないといけない」とルメール。内藤繁春(66、67年)以来57年ぶりの騎手連覇もかかる名手が、好相性の相棒に5戦ぶりの勝利をもたらす。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆第65回宝塚記念・G1(6月23日、京都競馬場・芝2200メートル)

 例年の阪神と違い、今年は京都で開催される春のグランプリ。ジャスティンパレスは、初参戦する京都・芝2200メートルにも対応可能な母系を持ち、活気も満ちあふれている。

 米国で16戦5勝だった母パレスルーマー。父系はロイヤルアンセム―シアトリカル―ヌレイエフとさかのぼるが、特にヌレイエフは母系に入った際、当舞台の重賞で優秀な成績を残している。母の父としてフサイチパンドラ(名牝アーモンドアイの母)が06年、トゥザヴィクトリー(重賞馬3頭の母)が01年のエリザベス女王杯に優勝(ともに父サンデーサイレンス)。1984年のグレード制導入後、【3106】で勝率30%は、10走以上している母の父馬でトップ。また、シアトリカルの半弟タイキブリザードは、前々回に京都で行われた95年の宝塚記念2着に好走した。

 ジャスティンパレスの半兄パレスマリス(父カーリン)は、米クラシック3冠のベルモントS(ダート2400メートル)などG1・2勝を含む米重賞6勝。今年から日本でけい養されているが、これまでJRA登録された産駒は計7頭と少数にもかかわらず、ジャンタルマンタルが23年朝日杯FS、24年NHKマイルCのG1・2勝を含む重賞3勝。ノーブルロジャーが24年シンザン記念制覇。今後、産駒のさらなる活躍が期待できる。

 前回の京都開催の宝塚記念を制したのはサンデーの直子ディープインパクト。日本が誇る名サイアーとの配合は魅力たっぷりだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今夏のパリ五輪は7月26日開幕する。前回2021年東京大会で金メダル27、銀、銅を加えた58のメダル数も歴代最多を記録した日本選手団。中でも柔道は金メダル9、メダル総数12と大きく貢献した。地元開催「お家芸」の底力を見せた形だったが、今夏のパリ大会では同様の結果を望むのは、かなり難しい状況だ。
 
全14階級の個人戦代表で最後となる男子100㌔級のウルフ・アロン(パーク24)が内定した2月。全日本柔道連盟の金野潤強化委員長は、メダルの目標を問われて、「(代表選手が勢ぞろいしたが)良くも悪くも誤算があった。何個ということではなく、選手が納得できる戦いをバックアップしていく。最後は胸を張って試合場から降りて欲しい」と答えるにとどめた。
 
メンバーをみると、東京大会で初の兄妹同日優勝を果たした男子66㌔級の阿部一二三、女子52㌔級の詩(ともにパーク24)を筆頭に連覇を狙う選手が5人、さらに1984年ロサンゼルス、88年ソウルの両五輪男子95㌔超級(当時)で連続優勝した斉藤仁さんの次男・立は男子100㌔超級で親子金メダルを狙っている。話題性は十分だが、現実はそう甘くないということだろう。
 
現場の指導者たちからは、「世代交代が進んでいない。国際大会のポイントを重視する現在の代表選考方法では、勢いのある若手がいても大会出場機会が少なく選びようがない」「余りに早くに内定を出し過ぎていて、ギリギリまで代表争いをしている外国勢とは選手の実戦感覚が違い過ぎる」「今度は日本と並ぶ柔道大国を自負するフランスでの五輪開催。東京大会とは逆の立場」と厳しい声が続く。
 
1964年の東京大会で五輪に初登場した柔道は、過去13大会(68年メキシコ大会は実施されず、80年モスクワ大会は日本が不参加)で48個の金メダルを手にしている(他に88年ソウル大会女子公開競技で1)。中でも前回東京大会は過去最多の9階級で優勝した。しかし、そこには二つの大きな理由があった。

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一つはルール改正。試合の決着が「技でのポイントか、指導3による反則負け」のみに変更され、軽微な反則で勝負が決まることがなくなり、技を持つ日本勢が有利になった。これは今夏も変わらないため、日本勢には引き続きプラス要因と考えてよい。

問題はもう一つの方だ。コロナ禍により、外国勢の準備状況が大きく遅れていたことだ。通常ならば世界中に広がった新型コロナウイルスから受ける影響は同じに見える。だが、柔道では日本勢と外国勢では天と地の差があった。

2019年に発生したウイルスの蔓延により、国家間の移動が制限されたため、スポーツイベントは軒並み中止。柔道も国際大会がなくなり、各選手はそれぞれの国内で調整をけることになった。

競技の発祥国である日本は外国勢との稽古は出来なくても、国内に代表クラスの選手も、練習相手を務めるレベルも大勢いる。万全ではないにしても、量、質的に納得のいく稽古は積めた。

しかし、国際レベルの選手層に限りがある外国勢は、各国代表が国際大会に参加し、その前後に国際合宿を組むことでそれぞれの国・地域が互いの練習相手となって実力を高めてきた。個人の記録競技と違い、組み合うことでしか実戦に近い練習ができない格技、しかも日本のみが練習相手の豊富な柔道では、その差は歴然だった。
 
さらに、体重別の競技は試合直前のコンディションがそのまま勝敗に直結する。開催国の日本勢は選手村に入らず、味の素ナショナルトレーニングセンターで専用の練習相手、トレーナー等を付けて自由に調整を続けた。しかし、外国勢は練習相手さえも入国は許されず、稽古は毎日、都内で1カ国1時間程度。選手村からの外出も許されずに、フラストレーションが溜まる状態だった。
 
東京大会の競技初日を見た時にそれを実感した。女子48㌔級で世界王者だったダリア・ビロディド(ウクライナ)が苦しんでいた。身長172㌢の彼女は元々、減量が苦しかったが、体調を整えれば、長い手足を使った攻めは圧巻だった。ところが、明らかに動きに切れがない。力強さ、スタミナも足りず、銅メダルに終わった。ちなみに彼女は現在、2階級あげた57㌔級でパリ五輪に挑んでいる。
 
東京大会での日本勢は、厳しいコロナ禍で出来る限りの準備をして過去最高の成績を出した。その努力と熱意には敬意を払いたい。しかし、パンデミックも治まりつつある今回の外国勢は、前回とは違う状態できちんと準備をして五輪の舞台に出てくる。
 
最近の海外五輪での柔道の金は12年ロンドン大会が1つ、16年リオデジャネイロ大会は3津だった。現在、間違いなく優勝候補筆頭と見られるのは阿部兄妹と女子48㌔級の角田夏実(SBC湘南美容クリニック)だけだ。この3階級が確実に取れるのか。ここからいくつ上積みできるのか。男女混合団体を含めて、パリ大会は日本柔道の現在地が問われる五輪になる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

都市型スポーツのパリ五輪予選シリーズ(OQS)最終戦、ブダペスト大会は20日に開幕する。五輪本大会で表彰台独占が期待される男女のスケートボード・ストリートの代表3枠争いが大詰め。東京五輪王者の堀米雄斗(25)=三井住友DSアセットマネジメント=は、崖っ縁の5番手から逆転切符を狙い、東京五輪女王の西矢椛(16)=サンリオ=は圏内ギリギリの3番手。日本勢同士による激しい戦いが火ぶたを切る。

 開幕日の20日の予選から登場する堀米は、試合会場で公式練習を行い調整した。「パリに向けての最後の大会。全力で滑りたい」と日本勢5番手から逆転での代表入りへ意気込みを語った。

 世界最高峰プロツアーやXゲームで常勝だが、五輪予選では若手に突き上げを食らった。全8戦のうち第2戦は予選落ちし、第3戦は準々決勝止まり。序盤での出遅れが大きく響いた。ポイントを大きく稼げる最終予選シリーズへは「レベルを上げられるように頑張る」と意気込んで5月の上海大会に挑んだが、予選で姿を消した。

 

 コロナ禍で1年延期になった21年東京五輪で初代王者に輝き第一人者になった。新風を吹き込み、パリでの2連覇も期待されたが、東京五輪後のわずか3年間で14歳で五輪争いのトップに立つ小野寺や20歳の根附に次々と追い抜かれた。パリのスタートラインにすら立てない危機に陥った。「思ったスコアが出なかった」と狙い通りの戦いに持ち込めず、特に、45秒の間に連続して技を出すランでの苦戦が目立っている。

 3枚の五輪切符を争う女子は有力候補の全員が10代。トップにいるのは15歳の赤間。予選シリーズ第1戦の上海大会で3位に割り込んだ14歳の吉沢が一気に圏内の2番手に浮上し最終予選に登場する。五輪女王の西矢は代表圏内の3番手で、4番手の中山が小差で追う。

 男女ともに優勝すれば五輪代表は確定するが、全員が五輪金メダルを狙える実力があり、勝負の行方は最後までわからない。最後の代表争いへ「悔いの残らない滑りをしたい」と堀米。“ゴン攻め”で挑む。

 ◆スケートボードのパリ五輪への道 ストリート、パーク共に男女各22人(各国・地域最大3人)が出場。日本は2種目とも最大3枠を保持済み。五輪最終予選シリーズ(OQS)の第2戦、ブダペスト大会を含む累計ポイントで五輪ランキングが確定する。

 ◆パリ五輪最終予選シリーズ(OQS) スケートボード、ブレイキン、自転車BMXフリースタイル、スポーツクライミングの4競技、12種目が五輪出場枠を懸けて戦う最後の大会。全2戦行われ、第1戦は5月に上海で開催された。今回ブダペストで行われる最終第2戦の結果を反映したポイントと合算し、五輪代表が確定する。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

史上空前の嵐が吹き荒れるのか…。西武ホールディングス(HD)の株主総会が21日に迫っている。西武は交流戦でも4勝14敗と失速し、2年連続の最下位でフィニッシュ。リーグ戦でも首位のソフトバンクに23・5ゲーム差をつけられ、どん底に沈んでいる。総会では歴史的低迷に対する猛烈な批判だけでなく、球団そのものの「売却」まで追及される可能性もあり不穏な空気に包まれている。

もう何が飛び出すか分からない。63試合を消化したチームは19勝44敗の借金25で勝率はわずか3割2厘。交流戦前に松井稼頭央監督(48)が成績不振の責任を取って休養したが、渡辺久信監督代行兼GM(58)となった後も低迷から抜け出せずにいる。

5月の時点で自力優勝の可能性が消え、現状の「年間100敗ペース」が続けば来月上旬に自力CS進出の望みまで絶たれかねない。最下位は最下位でもパ5位のオリックスまでも10・5差もの開きがある。このまま浮上のきっかけをつかめなければ、12球団最速で〝ストーブリーグ突入〟という屈辱的なシーズンとなってしまう。

球団や西武HD周辺の話を総合すると、松井監督の休養人事はあくまでも球団主導だったという。渡辺代行は「まだ巻き返せる試合数がある」と反転攻勢への自信と緊急事態の責任を背負って現場に戻ったが、球団フロント側に大きな見込み違いがあったことは「結果」が物語っている。

これまで阪神などと比較して「株主=ライオンズファンではない」と言われてきたが、西武HDの株主から受ける風向きも変化し始めている。休養人事が発表された5月末ごろからネット上の株式掲示板には、ライオンズに関する投稿が増え始めていたのだ。

しかも、その内容は辛らつで「このまま弱いライオンズを持っていてもシナジー効果(事業間の相乗効果)は見込めない」「西武HDは身の丈に合った経営に専念すべき」といった株主から西武球団の売却や身売りを訴えるような書き込みまで散見されている。

株主総会のメインテーマは西武HDの本業における「グループが保有する全ての不動産物件の売却検討」。しかし、現状ではグループ全体に〝負のシナジー効果〟を与えてしまっている格好だ。それだけに西武HDの流動化に対する質疑だけでなく、球団の歴史的低迷と今後についての質問が集中することも想定されているという。

球団や西武HD周辺からは「特に大きな課題はなくても例年、球団は球団なりの想定問答を用意するのが株主総会。ただ、今年に関してはチームの成績に関する想定を厚めに用意する必要があるのではないか」などと警戒を強める声が漏れてくる。

昨年の株主総会では高橋や今井の長髪、山川(現ソフトバンク)に対するユニホームの着こなしに関して苦言が呈された。山川の不祥事について解雇を提言した質問には奥村球団社長が丁寧に回答していたが…。

チームが低空飛行を続ける中で開かれる今年の株主総会。球団運営などについて、かつてないほど厳しい質問が飛ぶことも十分考えられ、予断を許さない一日となりそうだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「阪神2-1日本ハム」(18日、甲子園球場)

 日本ハムは延長十一回1死二、三塁、矢沢の暴投で決勝点を奪われサヨナラ負け。

 激闘はあっけなく幕切れ、新庄剛志監督は「最後の終わりがもったいないですけど。ちょっと確認して。サインミスなのかな。まあ終わったことなので仕方ないので」と少し残念そうに振り返った。

 甲子園では5月に2勝した時点で「甲子園でいい試合がしたい」と話していた。1点を争うゲームに「十分でしょ」。3試合、盛り上げた聖地を笑顔で去る。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


※一部勝手にコピペ&割愛いたしました🙇💦



※また、敬称を省略させていただきました🙇💦💦