伊藤監督、金沢スタッフにそれぞれ異議でイエローカード

ツエーゲン金沢は6月9日、J3リーグ第16節で首位の大宮アルディージャをホームに迎えた。前半の失点が響き0-1で敗戦となったなか、選手同士の頭部衝突から起こった騒動が反響を呼んでいる。

連勝中の大宮をホームに迎えた一戦。波状攻撃を仕掛けた大宮が、前半8分にMFアルトゥール・シルバのゴールで先制する。その後ボールを支配し反撃を仕掛けた金沢だったが1点が遠く、0-1のまま試合は敗れた。

首位・大宮に力負けする形となったなか、前半21分に起こったアクシデントから荒れ模様となるシーンも。金沢が獲得した左コーナーキックの場面、蹴り込んだ際のこぼれ球に金沢MF西谷優希と大宮MF石川俊輝が反応し、お互いの頭部で接触。両者倒れ込む事態となり、すぐに救急チームがピッチ内へ入り試合が一時止まる。

両者しばらく立ち上がることができなかったが、2人は一旦自力でピッチ外へ。前半26分過ぎ、ファウルの判定はなくペナルティーエリア外で金沢側のドロップボールでプレーが再開された。この再開方法や位置に関し金沢の伊藤彰監督らスタッフが抗議する事態が起こっている。

再開後に西谷と石川は無事ピッチに復帰し、プレーを続けていた。そんななか前半28分、ベンチ脇で不満を示し続けていた伊藤監督が、松本大主審より異議でイエローカードを提示される。金沢スタッフ陣も合わせて一時もつれる事態となった。試合後には、審判団に抗議した金沢の久藤清一コーチにも異議で警告が出されている。

西谷と石川の衝突場所は大宮のペナルティーエリア内。ただ松本主審がプレーを止めた時点は、エリア外で金沢DF小島雅也が高くボールを蹴り上げたのちのタイミングだった。再開位置は小島がボールを蹴ったあたりとなっている。

競技規則上、ドロップボールのプレー再開の記述は以下のとおり。

「ボールがペナルティーエリア内にあった。または、ボールが最後に触れられたのがペナルティーエリア内であった場合、ボールは、ペナルティーエリア内で守備側チームのゴールキーパーにドロップされる。その他のすべてのケースにおいて、主審は、ボールが最後に競技者、外的要因または審判員に触れた位置で、最後にボールに触れたチームの競技者の1人にボールをドロップする。他のすべての競技者は、ボールがインプレーになるまで少なくとも4メートル(4.5ヤード)ボールから離れていなければならない」

この事態を通し、SNS上のファンからは「揉めてるなぁ」「あの接触でノーファウルはなあ」「PKで再開以外ないと思った」「運用上問題はないはず」「そもそもファウルじゃねぇのか?って怒ってんだろうなぁ」といったさまざまな声が上がり話題となっていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆第41回エプソムC・G3(6月9日、東京・芝1800メートル、良)

 3歳以上による中距離重賞は18頭で争われ、クリストフ・ルメール騎手が騎乗した単勝1番人気のレーベンスティール(牡4歳、美浦・田中博康厩舎、父リアルスティール)が勝利。前走の新潟大賞典11着から巻き返し、23年セントライト記念以来となる重賞2勝目。初コンビとなったルメール騎手の手綱で結果を出し、秋のG1戦線での飛躍が期待される。

 2着に9番人気ニシノスーベニア(田辺裕信騎手)、3着は7番人気シルトホルン(吉田豊騎手)が入った。勝ち時計は1分44秒7。

 吉田豊騎手(シルトホルン=3着)「よく頑張っている。すんなり行ければと思ったけど外から来られてしまった。それでも、その馬が飛ばしてくれたので2番手で自分のペースで運べた。上位が強かった」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆第41回エプソムC・G3(6月9日、東京・芝1800メートル、良)

 3歳以上による中距離重賞は18頭で争われ、クリストフ・ルメール騎手が騎乗した単勝1番人気のレーベンスティール(牡4歳、美浦・田中博康厩舎、父リアルスティール)が勝利。前走の新潟大賞典11着から巻き返し、23年セントライト記念以来となる重賞2勝目。初コンビとなったルメール騎手の手綱で結果を出し、秋のG1戦線での飛躍が期待される。

 2着に9番人気ニシノスーベニア(田辺裕信騎手)、3着は7番人気シルトホルン(吉田豊騎手)が入った。勝ち時計は1分44秒7。

 岩田望来騎手(サイルーン=4着)「課題のスタートこなして道中はいいムードだった。ただ、ラスト1ハロンから脚いろが一緒になってしまった。1800メートルもこなせなくはないけど1600メートルがベストじゃないか」

 橋口慎介調教師(アルナシーム=5着)「スタートも良く折り合いも完璧だったしいい内容。しまいは思ったよりシュッと脚を使えなかったけど、ジョッキーも乗るたびに良くなっていると言ってくれた」

 御神本訓史騎手(グランスラムアスク=8着)「スタートが速くなかったけど行かない形でもレースできた。馬ごみも気にしなかった。ラストも脚を使っていますしレースぶりに幅が出た」

 津村明秀騎手(トゥデイイズザデイ=10着)「いいリズムで行けたし悪くない感じで直線に向けたがそこからの反応がもうひと息だった」

 丸田恭介騎手(ルージュリナージュ=11着)「ゲートはタイミング良く出てくれたけど直線伸び切れなかった。もう少し後ろからゆったり走らせた方がいいのかも」

 石川裕紀人騎手(マイネルケレリウス=13着)「2000メートルならもう一列前が取れるけど1800メートルだと全体が速くて馬に求めるものが出てしまうのでリズムを大事に運んだ。頑張って来ているし今後重賞でもやれる馬だと思う」

 菅原明良騎手(ノースザワールド=14着)「テンにスピードを乗せて行ったぶん掛かり気味になった。そこがリズム良ければもう少し上の着順があったかもしれない」

 北村友一騎手(タイムトゥヘヴン=15着)「いいところに出せなかった。前回の脚を使ってくれたら1800メートルに延びてもプラスに出るかと思っていたんですが、伸びなかった」

 内田博幸騎手(ワールドウインズ=16着)「少し後ろになってしまった。中団ぐらいが良かったけど外から締められてしまった」

 タイグ・オシェア騎手(レッドランメルト=17着)「休み明けのぶんずっと力んで走っていた。これを使ったぶんガス抜きできて次は良くなると思う」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆日本生命セ・パ交流戦 巨人1―4オリックス(9日・東京ドーム)

 巨人がオリックスに敗れ、同一カード3連敗を喫した。先発・菅野智之投手は6回3失点の力投も今季初黒星(5勝)。育成契約から1軍登録されたばかりのプロ初登板初先発のオリックス・佐藤一磨投手に5回まで1安打無得点に抑えられていた打線は、6回に26イニングぶりの得点となる1点を奪ったものの反撃が遅かった。

【巨人・阿部監督の試合後のコメント】

―菅野は立ち上がりを攻められた

「そうね。なかなか点入んないから、何とかしようというのはね。何とか先取られないようにって、慎重になりすぎたかなってのは、うん。まあそれだけね、今のチーム状況感じて投げてくれてたんで、はい」

―6回3失点でQS(クォリティー・スタート)は達成した

「そうですね、だけどまあ、流れ的に…点入らないからね(苦笑)」

―結果的には4番の西川にやられた

「そうだね。西川くんに一人にやられちゃったかなって感じだね、うん」

―岡本和は、最後の打席はいい当たりだったが、この3試合どう見るか

「まあ、4番が打てばね、勝つし。これが野球だと思うし。打てなくても、最後の当たりとかはね、良かったんで。ちょっと迷いとかもあるのかなぁと思いながら見てるんだけど。なんとかね、割り切って、やってほしいなと思うし。明日ね、リフレッシュしっかりして、来週、アウェーになりますけど、いい1週間にしたいんでね。まあ僕も含めてみんなで切り替えていくしかないかなと思います、はい」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

DeNAが連敗を4で止めた。一回、牧の7号満塁本塁打で先制。六回は井上の二塁打で1点を奪い、七回には筒香の3ランで点差を広げた。新人の石田裕が初登板で5回1失点にまとめて白星。ソフトバンクは投手陣が要所で粘れなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「阪神3-0西武」(9日、甲子園球場)

 三回の守備で一塁ファウルグラウンドへの飛球を追った阪神・渡辺諒内野手が、頭部から真っ逆さまに一塁カメラマン席に落下した。グラウンドに担架が運び込まれる中、最後は自ら歩いてベンチへ引き揚げたが、途中交代した。

 病院で検査を受けたが、試合後に再び球場へ姿を見せた。渡辺諒は「軽く(頭を)打ちましたけど別にそこまで影響もなかったんで。全然大丈夫です」と大事に至らなかったもよう。ガッツをみせたが、「捕れた打球で才木に申し訳なかったなと思いますし、次はしっかり練習して捕れるようにしたい」と振り返った。

 岡田監督も「大丈夫やろ。さっきもベンチの裏きとった」と安どの様子だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「阪神3-0西武」(9日、甲子園球場)

 阪神が西武に同一カード3連勝を飾った。

 先発の才木は8回1安打無失点で両リーグトップの7勝目を挙げた。八回1死から山野辺にフェンス直撃の三塁打を許してノーヒットノーランの快挙達成とはならなかったが、圧倒的な投球でゼロを並べた。

 打線は七回に中野が中越えの2点適時打。さらに前川の右前適時打で3点目を挙げた。

 岡田監督は「申し分ないですね。ずっとですけどね。本当にいい仕事しますよね」と、エース級の投球を続ける才木に満足げ。八回、先頭源田の打席で足がつるアクシデントもあり、「あの回くらいからそろそろ。100球いったんでね。ノーヒットノーランいくかなと。足つったのなければ。三回からそんな感じやったですね」と振り返った。

 今季、ひと皮剥けたかの問いに「もうずっとよ。そんな剥ける皮もないやろ。新人のピッチャーじゃないんやから」と、岡田節で最大級の賛辞を送った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

伊藤監督、金沢スタッフにそれぞれ異議でイエローカード

ツエーゲン金沢は6月9日、J3リーグ第16節で首位の大宮アルディージャをホームに迎えた。前半の失点が響き0-1で敗戦となったなか、選手同士の頭部衝突から起こった騒動が反響を呼んでいる。

連勝中の大宮をホームに迎えた一戦。波状攻撃を仕掛けた大宮が、前半8分にMFアルトゥール・シルバのゴールで先制する。その後ボールを支配し反撃を仕掛けた金沢だったが1点が遠く、0-1のまま試合は敗れた。

首位・大宮に力負けする形となったなか、前半21分に起こったアクシデントから荒れ模様となるシーンも。金沢が獲得した左コーナーキックの場面、蹴り込んだ際のこぼれ球に金沢MF西谷優希と大宮MF石川俊輝が反応し、お互いの頭部で接触。両者倒れ込む事態となり、すぐに救急チームがピッチ内へ入り試合が一時止まる。

両者しばらく立ち上がることができなかったが、2人は一旦自力でピッチ外へ。前半26分過ぎ、ファウルの判定はなくペナルティーエリア外で金沢側のドロップボールでプレーが再開された。この再開方法や位置に関し金沢の伊藤彰監督らスタッフが抗議する事態が起こっている。

再開後に西谷と石川は無事ピッチに復帰し、プレーを続けていた。そんななか前半28分、ベンチ脇で不満を示し続けていた伊藤監督が、松本大主審より異議でイエローカードを提示される。金沢スタッフ陣も合わせて一時もつれる事態となった。試合後には、審判団に抗議した金沢の久藤清一コーチにも異議で警告が出されている。

西谷と石川の衝突場所は大宮のペナルティーエリア内。ただ松本主審がプレーを止めた時点は、エリア外で金沢DF小島雅也が高くボールを蹴り上げたのちのタイミングだった。再開位置は小島がボールを蹴ったあたりとなっている。

競技規則上、ドロップボールのプレー再開の記述は以下のとおり。

「ボールがペナルティーエリア内にあった。または、ボールが最後に触れられたのがペナルティーエリア内であった場合、ボールは、ペナルティーエリア内で守備側チームのゴールキーパーにドロップされる。その他のすべてのケースにおいて、主審は、ボールが最後に競技者、外的要因または審判員に触れた位置で、最後にボールに触れたチームの競技者の1人にボールをドロップする。他のすべての競技者は、ボールがインプレーになるまで少なくとも4メートル(4.5ヤード)ボールから離れていなければならない」

この事態を通し、SNS上のファンからは「揉めてるなぁ」「あの接触でノーファウルはなあ」「PKで再開以外ないと思った」「運用上問題はないはず」「そもそもファウルじゃねぇのか?って怒ってんだろうなぁ」といったさまざまな声が上がり話題となっていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

阪神の才木は8回1安打無失点の好投でリーグトップの7勝目。力強い速球と丁寧に制球した変化球で的を絞らせなかった。打線は七回2死二、三塁から中野、前川の適時打で3点を奪いチームは3連勝。西武は打線が沈黙し7連敗。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

DeNAが連敗を4で止めた。新人の石田裕太郎がプロ初登板先発を5回1失点で白星。一回に牧が満塁本塁打を放ち、六回は井上の適時二塁打、七回には筒香の3ランで突き放した。ソフトバンクは和田が崩れて今季初黒星を喫した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆イースタン・リーグ 巨人6x―5日本ハム(9日・ジャイアンツ球場)

 巨人の湯浅大内野手が、サヨナラ打を放ってチームを3連勝に導いた。

 イースタン・日本ハム戦に6回の守備から途中出場。5―5の同点で迎えた9回1死二塁の好機で斎藤友に対すると、1ボールから真ん中低めの149キロを捉えて右越えに運んだ。歓喜のウォーターシャワーで同僚から迎えられ、お立ち台では「1軍に呼ばれるように準備して頑張っていきたい」と力強く語った。

 ヒーローインタビューの内容は以下の通り。

 ―9回の打席での心境は。

 「なんとか勝てるようにと打席に入りました」

 ―先頭の佐々木が出塁。

 「先頭バッターが出てくれたので、僕も熱い気持ちになりました」

 ―打席での意識は。

 「なんとかつなげるようにという気持ちで入りました」

 ―打った瞬間の気持ちは。

 「ちょっと上がりすぎたかなと思ったんですけど、抜けてくれてよかったです」

 ―サヨナラの瞬間はどんな気持ちに。

 「すごくうれしかったです」

 ―結果を残して1軍へのアピールになった。

 「1軍に呼ばれるように準備して頑張っていきたいと思います」

 ―ファームで何を意識して1軍に向けて取り組んでいくか。

 「全部、守備も走塁も打撃も足りない部分があるので、少しずつ成長できるように頑張っていきたいです」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

中日―楽天。ヒーローインタビューを終え、撮影に応じる中日の板山(左)とカリステ=9日、バンテリンドーム

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

オリックスが5連勝。育成出身の佐藤が5回1安打無失点と好投し、プロ初登板で白星を挙げた。打線は一回に西川の適時二塁打などで2点を先行し、三回にも西川が適時二塁打を放った。巨人は3連敗。菅野は今季初黒星を喫した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「DeNA8-5ソフトバンク」(8日、横浜スタジアム)

 DeNAのドラフト5位・石田裕太郎投手(22)=中大=がプロ初登板初先発し、5回5安打1失点でプロ初勝利を挙げた。

 直球にシンカー、スライダーなどを交えながら、強打のソフトバンク打線をわずか1失点。初回には母校の3学年先輩の4番・牧による先制のグランドスラムも飛び出し、打線の援護も受けた。

 ソフトバンク先発の43歳の大ベテラン・和田との“21歳差対決”となったが、22歳のルーキーに軍配が上がった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◇プロ野球セ・パ交流戦 中日3ー1楽天(9日、バンテリンドーム)

交流戦首位の楽天に連敗中の中日はカリステ選手の逆転タイムリーなどで3-1で勝利。連敗をストップさせました。

2回に中日に7シーズン在籍した楽天・阿部寿樹選手に今季1号ホームランを打たれ先制を許します。しかし4回、中日は先頭バッターの板山祐太郎選手がライトへ2ベースヒットで出塁すると、続く宇佐見真吾選手がセンターへヒットを放ち2者連続ヒット。ノーアウト1、3塁とチャンスの場面で村松開人選手がライトへの犠牲フライを放つと、3塁ランナーが生還。同点に追いつきます。

その後、2アウトランナー2塁の場面にこの日「1番」でスタメン出場したカリステ選手が打席に入ると、楽天の先発・岸孝之投手が投じた3球目を2ベースヒットとし、逆転に成功します。

5回も2アウトからディカーソン選手が四球で塁に出ると、板山選手が初球のストレートをセンターへと運び、2アウト1、3塁と再びチャンスをつくります。この場面で打席に立った宇佐見選手がレフトへタイムリーを放ち追加点、リードを2点と広げました。

投げては先発・松葉貴大投手が5回67球3安打1失点の好投を見せ今季3勝目。交流戦首位の楽天に勝利した中日は連敗をストップさせました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「阪神3-0西武」(9日、甲子園球場)

 阪神が快勝。西武に同一カード3連勝で貯金3とした。才木が8回1安打無失点で両リーグトップの7勝目を挙げた。

 先発の才木は八回1死まで無安打無失点の快投。八回1死から山野辺にフェンス直撃の三塁打を許して快挙達成とはならなかったが、圧倒的な投球でゼロを並べた。

 才木は五回に先頭に四球を与えてバントとゴロの間に三塁まで出塁を許したが、ホームベースは踏ませず。八回は一時治療へと向かったが続投し、このイニングを投げきった。

 試合後のヒーローインタビュー。才木は開口一番「悔しいです」と苦笑い。甲子園の期待も感じていたそうで、「すごい盛り上がっているなと。そりゃ盛り上がるよなと」と笑った。

 八回、源田の打席での投球中断は「足はつっただけなんで、全然大丈夫です」と振り返った。七回、中野の値千金の2点三塁打については「頼むと思っていたら打ってくれた。さすがだなと思います」とうなずいた。

 お立ち台に一緒に上がった中野は「(前の打者の)ふがいない才木の三振を見た後、才木のために打ってあげようと思いました」と笑わせた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆日本生命セ・パ交流戦 DeNA8―5ソフトバンク(9日・横浜スタジアム)

 ソフトバンクは強力投手陣が今季ワースト8失点で、連勝が止まった。

 先発の和田が6安打4失点と打ち込まれ、今季最短の3回2/3で降板し、初黒星を喫した。初回無死満塁で牧に左越えのグランドスラムを浴び、「初回の投球が全て。相手の流れを止めることができなかった。チームに申し訳ないです」と悔しさをにじませた。

 打線は4点ビハインドの7回に1死一、二塁の好機をつくると、栗原の右前適時打などで2点を返した。しかし、その裏に4番手・藤井が筒香に右越え3ランを食らって再びリードを広げられ、その後の反撃は及ばなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

■プロ野球・交流戦 DeNA 8-5 ソフトバンク(9日・横浜スタジアム)

DeNAはプロ初登板初先発の石田裕太郎(22)が、5回5安打1失点でプロ初白星。横浜市出身のドラ5ルーキーが、地元で66球の好投をみせ見事初勝利を手にした。

 

4連敗中で5位のDeNAは、0.5ゲーム差で最下位のヤクルトがこの日勝利したため、負ければ順位が入れ替わったが、最下位転落を阻止。連敗を「4」で止め、26勝31敗1分の借金5とした。

石田裕は立ち上がり周東を見逃し三振、今宮を空振り三振で2アウト。だが栗原、山川に連打を許すと、近藤に四球を与え2死満塁に。だがここは柳町を一ゴロに抑えホッとした表情をみせた。

打線はソフトバンク先発・和田に対し、1回は連打と四球で無死満塁のチャンスを作ると、4番・牧秀悟(26)の7号満塁ホームランでいきなり4点を先制。

援護をもらった石田裕は2回、1死から内野安打と和田の送りバントで得点圏にランナーを背負うが、周東を左飛。3回は今宮から3者凡退。

4回は1死で柳町に二塁打を許すと、自身の暴投も絡み柳町は三塁へ。ここで海野の遊ゴロ間に1点を返されたが、続く廣瀨を中飛で最少失点に抑えた。5回は2死から今宮にヒットを打たれたが栗原を左飛で打ち取り、勝利投手の権利を得てマウンドを降りた。

打線は6回、山本が四球で出塁すると大和の送りバントで二塁へ。ここでドラ6のルーキー井上絢登(24)のプロ初タイムリーを放って5-1とし、好投した同期の石田を援護した。

リリーフ陣は6回の坂本が3者凡退。7回は徳山が1死から連打を許すと、オースティンのエラーと栗原のタイムリーなどで2失点(自責0)。

5-3と2点差に迫られたが、7回に筒香嘉智(32)が5号3ランを放って8-3と突き放した。筒香はNPB通算1000安打達成。

8回はウィックが嶺井にタイムリーを許し8-4とし、9回は強く雨が降る中、森原が栗原のソロ本塁打を浴びるも8-5で逃げ切った。チームは連敗を「4」で止め、本拠地でカード3連敗の危機を回避。ルーキーの石田裕はプロ初登板で初勝利を飾った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◇プロ野球セ・パ交流戦 阪神3-0西武(9日、甲子園)

西武は、阪神の投手陣にわずかヒット2本に抑えられ完封負け。7連敗を喫しました。

西武はこの日支配下登録の奥村 光一選手を「1番・センター」に置きます。しかし打線がつながらず、才木投手の前に1本もヒットを放つことができないまま試合は進み終盤を迎えます。

8回、先頭の源田壮亮選手はセンターフライに抑えられますが、代打・山野辺翔選手がライトフェンス直撃のスリーベースヒットを放ち、チーム初ヒットを記録。ノーヒットノーランは免れましたが後続が続けず、得点にはつながりません。

9回は岩崎優投手を前に反撃の糸口をつかむことができず、完封負けで7連敗を喫しました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

DeNAの筒香嘉智外野手が9日、ソフトバンク最終戦(横浜)の七回に藤井から5号3ランを放ち、通算1000安打を達成した。プロ野球318人目。初安打は2010年10月7日、阪神24回戦(横浜)の七回に久保田から。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

オリックスが5連勝。一回に西川の適時二塁打と紅林の犠飛で2点を先取し、三回にも西川の二塁打で加点した。プロ初登板の佐藤が5回を1安打無失点の好投を見せて白星。救援陣も踏ん張った。巨人は3連敗。菅野が今季初黒星を喫した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

楽1―3中中日は0―1の4回に村松の犠飛とカリステの適時二塁打(写真)で逆転。5回には宇佐見の適時打で加点した。松葉は5回1失点で3勝目。マルティネスが19セーブ目=9日、バンテリンドーム

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◇プロ野球セ・パ交流戦 オリックス4-1巨人(9日、東京ドーム)

このカード2試合連続で完封負けを喫している巨人。打線の奮起が期待されましたが、この日もオリックス投手陣を打ち崩せませんでした。

オリックスの先発は、育成出身の5年目左腕・佐藤一磨投手。プロ初登板初先発の23歳相手に初回、1アウトから2番ヘルナンデス選手が2塁打で出塁。しかし続く3番吉川尚輝選手がセカンドゴロ、4番岡本和真選手はセンターフライに倒れ3アウト。立ち上がりのチャンスをものにできません。

その後は佐藤投手のストレートと変化球に凡退となり、5回までヒット1本に抑えられます。6回巨人はオリックス2番手・鈴木博志投手から 1番丸佳浩選手がチーム2本目のヒットで出塁。その後2つの四球で満塁とすると、5番坂本勇人選手が犠牲フライ。この3連戦で初の得点を挙げます。

1-4と3点を追いかける9回には先頭の坂本選手がヒットで出塁も、代打・中山礼都選手がダブルプレーでチャンス消滅。巨人の先発・菅野智之投手はオリックス4番・西川龍馬選手に2本のタイムリー安打を許し、6回3失点で今季初黒星を喫しました。

これで巨人はオリックスに3連敗。前日のオリックス齋藤響介投手に続き、佐藤投手にもプロ初勝利を許しました。この3連戦で巨人打線のヒット数は合計10本(7日2安打、8日4安打、9日4安打)、3試合での得点はわずか『1』に終わっています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

オリックス4―1巨人(交流戦=9日)――巨人の先発・菅野が、6回4安打3失点で降板した。

 

 一回、一死から来田の内野安打と四球で一、二塁。そこから西川の適時二塁打、紅林の犠飛で2点を失うと、三回にも西川に適時二塁打を許した。

 開幕から前回登板まで無傷の5連勝。ただ、この日は今季ワーストの3失点を喫し、「絶対に先制点を与えてはいけないという気持ちが強すぎて裏目に出てしまったのかなと思う。今日の反省を次につなげて、また頑張る」とコメントした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「巨人1-4オリックス」(9日、東京ドーム)

 オリックスは今季初の5連勝&カード3連勝を決めた。

 育成から8日に支配下登録されたばかりの先発・佐藤一磨投手(23)が5回1安打無失点でプロ初勝利。育成選手の初登板のデビュー戦勝利は史上5人目で、球団でもは初快挙。巨人戦でも史上初の快挙となった。

 「マウンドに上がる前まではとても緊張していたんですが、ゲームに入ってからはいつもと同じように投げることができたと思います。(1軍のマウンドで)今の自分の力は出し切れたのかなと思いますし、すごいバッター達との対戦の中でもしっかりと勝負していくことができたところはよかったです」

 2点の援護点をもらった初回は先頭の丸を遊ゴロに仕留め、次打者のヘルナンデスには左中間二塁打を打たれた。ただ、吉川を二ゴロ、岡本和を中飛に仕留め、ピンチを脱出した。

 二回から五回までは安打を許さず、堂々の投球を展開。幼い頃に訪れていた東京ドームで、両親の前で勇姿を届けることができた。

 打線は4番・西川が3試合連続先制打&4試合連続決勝打だ。初回1死一、二塁。菅野の直球を右中間に弾き返し、二走・来田が本塁へ生還。さらに、紅林が右犠飛を放ち、いきなり2点を選手した。

 西川は三回の第2打席でも右翼線に適時打を放つなど、絶好調。「東京ドームはいいイメージがある」と話していた背番号7が、有言実行の活躍を見せた3連戦だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◇NPBセ・パ交流戦 阪神3-0西武(9日、甲子園球場)

阪神は才木浩人投手が8回1アウトまでノーヒットピッチングをみせるなど、西武に3連勝しました。

才木投手は、西武打線を相手に初回を9球で終えると、3回と5回に四球でランナーを出しますが、ヒットは許さず。7回まで9つの三振を奪い、無安打投球をみせます。

打線は0-0で迎えた7回、西武先発の渡邉勇太朗投手から糸原健斗選手、梅野隆太郎選手の連打でチャンスメーク。その後2アウト2、3塁から1番の中野拓夢選手が先制の2点タイムリースリーベースヒットで均衡を破ります。さらに続く2番の前川右京選手がこの日3本目のヒットでさらに1点を追加。この回、6安打の猛攻で一挙3得点を挙げました。

偉業まであと2イニングに迫った才木投手。8回は先頭の源田壮亮選手への3球目を投球後、指先を気にするしぐさをみせ治療のためにベンチへ。心配されましたが、投球練習をしたのち、源田選手をセンターフライに打ち取ります。しかし、1アウトから山野辺翔選手にライトフェンス直撃のスリーベースヒットを許し、ついに初安打を許しました。

球場からは偉業を期待したファンのため息が漏れましたが、その後のピンチを切り抜けた才木投手。ノーヒットノーランは逃しましたが、8回112球、1安打、9奪三振、3四球、無失点の力投でした。

その後、9回は岩崎優投手が締めて、完封リレー。才木投手は今季7勝目を手にしています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「阪神3-0西武」(9日、甲子園球場)

 阪神が快勝。西武に同一カード3連勝で貯金3とした。才木が8回1安打無失点で両リーグトップの7勝目を挙げた。

 先発の才木は八回1死まで無安打無失点の快投。八回1死から山野辺にフェンス直撃の三塁打を許して快挙達成とはならなかったが、圧倒的な投球でゼロを並べた。

 才木は五回に先頭に四球を与えてバントとゴロの間に三塁まで出塁を許したが、ホームベースは踏ませず。八回は一時治療へと向かったが続投し、このイニングを投げきった。

 打線は六回、前川が先頭で追い込まれてから右前打とし3試合連続安打。続く森下が四球で出塁し好機を拡大したが近本は中飛、佐藤輝は遊併殺打で無得点に終わった。

 七回には絶好のチャンスが訪れた。先頭・糸原が中前打を放つと梅野が右前打。続く木浪がバントを決めて1死二、三塁に。才木は空振り三振に倒れたが、中野が中越えの2点適時打を放ち走者を一掃した。さらに前川が右前打、森下が左前打、近本が左前打と連打。2死満塁で佐藤輝は右飛に倒れたが、打者一巡してこの回一挙3得点とした。

 九回は岩崎が無失点で抑え、完封リレー。巨人が敗れ、2位浮上となった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆日本生命セ・パ交流戦 阪神3―0西武(9日・甲子園)

 阪神が今季2度目の同一カード3連勝を飾った。

 先発・才木浩人投手が8回1安打無失点でハーラートップの8勝目を挙げた。8回1死、山野辺に右翼フェンス直撃の三塁打を浴びノーヒットノーランは逃したが、9個の三振を奪うなど絶好調。8回には何らかのアクシデントを訴え、ベンチで治療を受ける場面もあったが、8回112球を投げ切った。

 打線は0―0の7回2死二、三塁、中野が中越えの2点三塁打を放ち先制。なおも2死三塁から前川が右前適時打を放ち、この回3得点を挙げた。6回まで3安打と西武・渡辺の投球に苦しんだが、攻略した。4月27、28日以来となる2戦連続2ケタ安打で、聖地を沸かせた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

広島が終盤の集中打で接戦を制した。1―1の八回に石原、矢野の連打で1死一、二塁とし、代打松山の適時二塁打と秋山の2点適時打で3点を勝ち越した。八回のピンチをしのいだ島内が4勝目。ロッテは好機を生かせなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

ラグビー・リーグワン1部の静岡は9日、元日本代表FBで、現役引退後の2021年7月からスタッフとして働いていた五郎丸歩さん(38)が今月末で退任すると発表した。クラブ・リレーションズ・オフィサー(CRO)などを務め、試合会場でのイベントの企画、スポンサーや自治体との関係構築などに携わっていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

◆日本生命セ・パ交流戦 DeNA―ソフトバンク(9日・横浜)

 DeNAの筒香嘉智外野手が「5番・左翼」で先発出場。7回に5号3ランを放ち、史上318人目のNPB通算1000安打を達成した。

 豪快な一発だった。5―3の7回1死一、二塁。ソフトバンク・藤井の投じた150キロ直球を振り抜くと、打球は一直線に右中間へ突き刺さった。貴重な追加点となる5号3ランで記録を彩り「自分のスイングで強く捉えることができました。ルーキーで初登板の石田裕を援護することができよかったです」と振り返った

 

 

 

 

 


※一部勝手にコピペ&割愛いたしました🙇💦



※また、敬称を省略させていただきました🙇💦💦