「DeNA0-4楽天」(29日、横浜スタジアム)

 楽天は投打がかみ合い快勝。今江敏晃監督は「こういう試合を1試合でも多くしたい」と振り返った。

 どっちに転ぶかわからない展開で待望の先制点を奪った。0-0の五回、2死走者なしから太田が左翼席へ1号先制ソロを放った。「太田の先制弾が(昨日の)悪い流れを断ちきってくれた。ツーアウトからの一発は非常に大きかった」とたたえた。

 流れをつかむと六回には足を絡めた攻撃も見せ、2点を追加。「久しぶりに理想的な攻撃ができた」と納得の表情。10試合ぶりの先発起用となった渡辺佳にも適時打が飛び出し「しっかり結果を残して、期待に応えてくれた」と評価した。

 先発の内は要所を締めて5回無失点。「なんとか頑張って投げてくれた。先発が5回まで踏ん張ることが大事。チームは序盤に大量失点が多いので、いい流れにしたい。内に勝ちがついてよかった」と喜んだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「阪神2-8日本ハム」(29日、甲子園球場)

 日本ハムが快勝。3年目の新庄監督にとっては、甲子園での監督初勝利となった。

 新庄劇場の幕開けは試合前のメンバー交換。阪神のユニホームで登場し、入団時の背番号63、「新庄監督」のネーム入りで登場し、ファンの度肝を抜いた。

 事前に何らかのサプライズを予告していたが、詳細は周囲にも明かしていなかったという。06年の日本ハム選手時代にも阪神ユニホームで登場し、シートノックを受けたことがある。

 「選手時代に監督にめっちゃ怒られた。タイガースのユニホームでシートノックを受けて。監督で自分がやったら怒られる人いないかなと(笑)。明日、吉村本部長にめっちゃ怒られます。(事前に)言ってない」と茶目っ気たっぷりに明かした。

 実は5番のユニホームも用意していたというが、規定にギリギリ触れそうなこともあってNPBからはすぐに指摘も入ったという。「柔道でいう有効、技あり、あと一回やったら退場って警告来て。あと一回。退場は嫌だしなあ」とニヤリ。見送る可能性が濃厚となった。

 新庄監督らしいサプライズは1カ月前からオーダーして準備。「どうしようかなあと思ったけど。怒られる前提で。罰金用意してたもん。岡田さんも記念撮影を快く受け入れてくれて、記念になりました」と感謝した。岡田監督にも事前には伝えていなかったという。

 これまでも育ててくれた阪神への恩義を口にしており、その思いを行動に移した。「63番で監督としてメンバー交換をしたかっただけ。こういうことをしたときは試合に勝ってたので、縁起をかついだわけではないが勝てて良かった」とうなずいた。

 試合では新庄チルドレンが躍動した。二回に野選に敵失が絡んで2点を先制すると、五回は万波が6号2ラン。七回は1番で起用した水谷が3安打目となる2点適時打。八回は水野、五十幡の適時打でリードを広げた。

 先発・伊藤は5回2失点で4勝目。六回からは継投に入り、阪神の反撃をかわした。

 甲子園の1勝は「大きい。選手たちは幸せだなあ、と。こんなにすごい球場で、あれだけのファンの前でプレーできる。俺も出たいなあって」としみじみ。2年前は甲子園で3連敗に終わったが、「強いなあ。ファイターズ変わったなあ、と思ってくれたと思うし。こういう戦い方をして、パリーグはファイターズのファンになってくれたら」と手応えも口にした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

広島は29日のオリックス戦(マツダ)に14―0で爆勝。投打がガッチリとかみ合い、今季最多の5連勝を飾った。

この勢いは本物だ。相手先発は過去4戦で0勝2敗、22回を1失点に抑えられていた左腕・田嶋大樹投手(27)。そんな〝鯉キラー〟に赤ヘル打線が容赦なく襲いかかった。

初回に4番・小園海斗内野手(23)の内野ゴロの間に1点を先制すると3回には投手の森下暢仁(26)が安打で出塁すると一死後、矢野雅哉内野手(25)が右中間を破るプロ初の三塁打で追加点。そして二死一塁から前夜のヒーロー、5番の末包昇大外野手(28)がチェンジアップを左翼スタンドへ運ぶ4号2ラン。絶好調の赤い大砲は「前の打席でやられていたので、いい流れで追加点につながってよかった」と笑顔でダイヤモンドを一周した。

さらに4回にも秋山翔吾外野手(36)の中前適時打で6点目を奪い、苦手の田嶋を4回でKO。その後も手を緩めず、秋山、小園、会沢翼捕手(36)が3安打の猛打賞で矢野、末包、宇草、森下がマルチ安打とオリックス投手陣に今季最多の19安打を浴びせ、本拠地は大歓声に包まれた。

投げては森下が7回108球を投げ3安打無失点失点の好投で4勝目(2敗)を挙げた。打者としても6回には8点目となる適時打を放つなど3打数2安打の活躍で、打率は驚異の3割7分5厘。背番号18は「前日に床田さんが本当にいいピッチングをして『バッティングでいい結果を残したい』と言ってるけど、もっと打ってから言ってほしいです」とお立ち台で先輩左腕にツッコミを入れ、大爆笑を誘った。

前日、306日ぶりの単独首位に立った広島は鬼門の交流戦で勝ち越しスタート。貯金も7となり、新井監督もしたり顔だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

国際ボクシング協会(IBA)は29日、パリ五輪でボクシングのメダリストに賞金を贈ると発表した。金メダリストには10万ドル(約1570万円)を授与。賞金の半分を選手が受け取り、残り半分は国内競技団体とコーチに分配される。賞金総額は310万ドル(約4億8000万円)以上になるという。
IBAは不明朗な組織運営などを問題視され、昨年6月に国際オリンピック委員会(IOC)から統括競技団体の承認を取り消された。パリ五輪のボクシング競技はIBAの管轄下では行われない。
世界陸連はパリ五輪の陸上で金メダルを獲得した選手とリレーのチームに賞金を贈ると4月に発表。一部の国際競技団体は反発している。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

日本ハムが快勝。二回に2点を先取すると、2―1の五回には万波が2ラン。七、八回にも2点ずつを加えて突き放した。5回6安打2失点と粘った伊藤が無傷の4勝目を挙げた。阪神は好機であと一本が出ず、投手陣も粘れなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

広島が今季初の5連勝。一回に小園の内野ゴロで1点を先取し、三回は矢野の三塁打や末包の2ランなどで4点。六回は5長短打を集めて5点を奪うなど、今季最多の14得点。森下は7回無失点で4勝目。オリックスは投打とも精彩を欠いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

広島が大勝で今季初の5連勝を飾った。19安打14得点はともに今季最多。三回に矢野の適時三塁打と末包の2ランで流れを引き寄せた。森下が三~七回を完璧に抑えるなど7回無失点で4勝目。オリックスは今季3度目の4連敗。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「若潮スプリント」(29日、船橋)

 ヒヤヒヤのゴール前だったが、実績上位のギガースが1番人気に応えて重賞3勝目をマーク。「第14回優駿スプリント・S2」(7月10日・大井)、「第14回習志野きらっとスプリント・S2」(7月18日・船橋)の優先出走権を獲得した。半馬身差の2着には単騎で逃げた9番人気のオーソレリカが奮闘。そこから5馬身離れた3着に2番人気のザイデルバストが後方から突っ込んだ。

 スタートで他馬に挟まれてダッシュが効かず、序盤は想定外の中団からになったギガース。初めて背負う58キロもあってスタンドからはどよめきも起こったが、終わって見れば地力が違った。

 単騎で逃げまくるオーソレリカをゴール寸前、上がり最速タイの末脚で半馬身かわす薄氷Vだが、森泰斗は「すごく馬が好きな馬なので、ちょうどいい目標になりました。ゴールまでにはつかまえられると思っていましたよ」と余裕の笑み。自身も先週のプラチナCに続く2週連続の重賞Vと絶好調だ。

 「ドキドキでした。森くんが冷静に乗ってくれましたね。それに中央の馬を相手にした前走の経験も生かせましたね」と佐藤裕師は満足そう。次走は優駿スプリントの予定だが、「59キロを背負うようならいったん休養に入って、北海道スプリントC・Jpn3(8月15日・門別)を目指すかも」と流動的。同じ勝負服の僚馬シシュフォス&森泰斗コンビで挑む来週の東京ダービー(6月5日・大井)へ最高の形で向かうことだけは確定した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

明治安田J1リーグは29日、横浜市の日産スタジアムでアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)のため未消化となっていた第9節の残り1試合が行われ、横浜Mが柏に4―0で快勝した。横浜Mは7試合ぶりの勝利で勝ち点20とし、2試合消化が少ない状態で13位。

 

 

 

 

 

 

 

横浜Mが4点を奪い、快勝した。主にヤンマテウスの突破から迫り、アンデルソンロペスが3得点。前半11分にPKで先制し、同43分に永戸が加点。後半も主導権を渡さずに攻め立てた。柏は速攻で対抗したが、得点は遠かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

“追記”

 

 

 

29日、レアル・ソシエダと東京ヴェルディが東京の『国立競技場』で対戦した。

『Real Sociedad Japan Tour 2024』と銘打たれた今回の一戦。2023-24シーズンのラ・リーガを6位で終えたレアル・ソシエダは、現地時間25日に行われたアトレティコ・マドリード戦(0-2●)後すぐさま日本へ。マルティン・スビメンディやミケル・オヤルサバルらEURO2024に臨むスペイン代表に招集された5名や負傷者がメンバー外になった一方、久保建英やブライス・メンデスらが来日し、東京Vと対戦する。

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 序盤からレアル・ソシエダがボールを保持する展開が続き、4分にはB・メンデスの柔らかいスルーパスに抜け出したジョン・アランブルにチャンスが到来。右WGに入った久保も巧みなボールコントロールや巧みなスルーパス、中央への鋭いカットインで見せ場を作る。19分には前線へ駆け上がったアリツ・エルストンドのシュートが右ポストを直撃。こぼれ球を久保が拾ったが、シュートはGK長沢祐弥にキャッチされた。

 30分、敵陣バイタルエリアでルーズボールを拾った久保がB・メンデスとのワンツーでボックス内右へ侵入。最終的には中央で待ち構えるブライアン・フィアベマへのラストパスを選択したが、東京Vの守備陣が懸命の対応でピンチを凌いだ。我慢の時間が続く東京Vは新井悠太のミドルシュートや山見大登の抜け出しでチャンスを作るも、相手GKを脅かすまでには至らない。

 45分、レアル・ソシエダはジョン バルダが左からクロスを上げると、ボックス手前でこぼれ球を拾ったウルコ・ゴンサレス・デ・サラテが右足を一閃。強烈なシュートがGK長沢の手を弾きネットを揺らした。前半はこのままレアル・ソシエダの1点リードで折り返す。

 後半開始早々の48分、右サイドで存在感を放っていた久保が途中交代でピッチを去ることに。積極的なプレスを敢行する東京Vは56分に途中出場の2人が決定機を創出。敵陣左サイドに抜け出した熊取谷一星がマイナス方向へ折り返し、パスを受けた古川真人が右足を振り抜くも、シュートは枠の左に外れた。その後は互いにフレッシュな選手を次々と投入。東京Vは前半よりもボールを奪えるようになり、拮抗した展開が続く。

 76分、東京Vは右CKを起点にチャンスを作ると、左からのクロスに山田裕翔が右足で合わせたが、枠を捉えたボレーシュートはGKウナイ・マレロの好セーブに阻まれる。82分には前線でのボール奪取から河村慶人が右足で強烈なシュートを放ったが、途中出場のGKアイトール・フラガのセーブと右ポストに阻まれ、惜しくも同点ゴールとはならなかった。

 このままタイムアップかと思われた90+1分、アルセン・ザハリャンがボックス外から強烈なミドルシュートをゴール左下隅に突き刺しレアル・ソシエダに貴重な追加点。試合は2-0で終了した。

【スコア】
レアル・ソシエダ 2-0 東京ヴェルディ

【得点者】
1-0 45分 ウルコ・ゴンサレス・デ・サラテ(レアル・ソシエダ)
2-0 90+1分 アルセン・ザハリャン(レアル・ソシエダ)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

バルセロナは29日、ハンジ・フリック氏の新監督就任を発表した。契約期間は2026年6月末までの2年間となっている。

 “レジェンド”が去ったバルセロナがドイツ人指揮官の下で新たなスタートを切ることとなった。同クラブでは、現役時代に公式戦通算767試合に出場し、数々のタイトル獲得に貢献したシャビ・エルナンデス氏が2021年11月に監督に就任。2022-23シーズンにはラ・リーガとスーペルコパ・デ・エスパーニャの2冠を達成した。しかし、2023-24シーズンは随所で不安定さを露呈すると、今年1月に指揮官自ら6月末での退任を表明。チームはその後復調し、4月には続投が発表されたものの、今月に入ると一転して今シーズン限りでの退任が決定した。

 

 新シーズンから指揮を執るフリック氏はドイツ出身の現在59歳。ヨアヒム・レーブ氏の“右腕”として長年ドイツ代表のアシスタントコーチを務めた後、2019年11月にニコ・コヴァチ氏の後任としてバイエルンの指揮官に就任。2019-20シーズンにはブンデスリーガとチャンピオンズリーグ(CL)を制覇し、UEFAスーパーカップやFIFAクラブワールドカップを含めた年間6冠を達成した。

 2020-21シーズン限りでバイエルンの指揮官を退くと、2021年8月にはドイツ代表の監督に就任。FIFAワールドカップカタール2022・ヨーロッパ予選を9勝1敗・36得点4失点という圧倒的な強さで突破した。しかし、本大会でグループステージ敗退の憂き目に遭うと、その後の国際親善試合でも不振が続き、昨年9月に日本代表に1-4で敗れた直後に解任。以降はフリーの状態が続いていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ソフトバンクは29日の巨人戦(東京ドーム)に延長12回の死闘の末、0―1で敗れた。ロベルト・オスナ投手(29)が吉川に痛恨のサヨナラ打をくらった。

両チームともホームベースが遠い試合だった。ソフトバンクは先発・大関が好投。6回には3者連続三振を奪うなど、2回以降は安打を許さない投球で、巨人打線を7回2安打無失点に封じた。

しかし、打線が大関を援護できず。2、4、6回と走者を得点圏に置きながら、あと1本が出ないまま、試合は延長戦に突入した。

0―0のまま迎えた延長12回に6番手としてオスナが登板。先頭の丸に左前打を許すと、犠打で走者を進められ一死二塁のピンチを招いた。ここで3番・吉川に153キロの直球を完璧に捉えられると、打球は右翼フェンスを直撃し、二塁走者が生還。サヨナラ負けを喫した。

小久保監督は「なかなか、同点の抑えは難しいですよね。ピッチャーは責められないと思います」とオスナをかばった。

4時間半に迫る接戦を落とし、痛い敗戦となったホークス。明日の試合をものにして、カード勝ち越しを決めたいところだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆日本生命セ・パ交流戦 ヤクルト3―3ロッテ=延長12回規定により引き分け=(神宮)

 ロッテの中村奨吾内野手が、好守連発で執念のドローをもぎ取った。この日は延長11回に代打で途中出場。11回の守備では1死一、二塁でオスナの痛烈な打球をさばき、併殺処理。12回には2死一、三塁で西川のライナー性の打球をダイビングキャッチし、好守でサヨナラ負けを阻止した。中村奨は「1点もやれない状況でしたし、必死に守っているだけです」と振り返った。

 同点の延長11回の代打では、左翼ポール際にあわやホームランの会心の当たりを放ったが、惜しくもファウルに。それでも6球目のスライダーを捉え、中前にクリーンヒットとし、「代打で出て、1本が出てよかったです」と手応えを口にした。

 今季4度目の引き分けで、2005年に12連勝を飾った時以来、19年ぶりとなる10連勝に望みをつなげた。12戦負け無しとチーム状況もいいだけに、「みんな調子がいいので、自分もそこに乗って行けたらいいなと思います」とうなずいた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

テニスの全仏オープン第4日は29日、パリのローランギャロスで行われ、男子シングルス2回戦で元世界ランキング4位の錦織圭(ユニクロ)は、第15シードのベン・シェルトン(米国)と対戦し、第1セットの5―5となったところで降雨中断となり、順延された。第9シードのステファノス・チチパス(ギリシャ)は3回戦に進んだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆テニス全仏オープン第4日 男子シングルス2回戦(29日、パリ・ローランギャロス)

男子シングルス1回戦で、2021年全米以来の4大大会勝利を、4時間22分の死闘で飾った元世界ランキング4位の錦織圭(ユニクロ)の2回戦は、開始40分後の現地時間午前11時52分、第1セット5オールの時点で降雨で中断となり、午後5時9分に延期が発表された。約5時間超の長い待機となった。

 錦織は、世界15位のシェルトン(米国)と対戦。第1セット4-5で2本のセットポイントを握られたが、それをしのぎ5オールに追いついていた。30日以降に順延となった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

テニスの全仏オープン第4日は29日、パリのローランギャロスで行われ、降雨のため中断していた錦織圭(ユニクロ)とベン・シェルトン(米国)の男子シングルス2回戦は30日以降に順延された。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

巨人・高橋礼投手が29日、先発する30日・ソフトバンク戦へ向けて本拠地で最終調整。古巣との対決で今季3勝目を目指す中、「前回、初回で得点してもらった後に全部それをかえしてしまう形になったので、初回から、相手どうこうというよりは初回から全力でいける準備をしておくことですかね」と重視するポイントを語った。

 前回19日・広島戦(マツダ)では初回先頭にストレートの四球を与えるなどプロ最短の1回4失点でKO。翌20日に2軍再調整で出場選手登録を抹消されており、最短10日での復帰となる。

 投球フォームなどを見つめ直してきたサブマリンは古巣打戦について「足も使えますし、長打も使えますし」と分析した上で中軸も警戒。「そこにランナーをためないこと。シングルヒットはOKと考えて、カウントを悪くして不利な状況にしないことが大量失点しないことになるかなと思いますね」と表情を引き締めた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆日本生命セ・パ交流戦 巨人1x―0ソフトバンク=延長12回=(29日・東京ドーム)

 ソフトバンクが今季3度目のサヨナラ負けと、今季4度目の完封負けを同時に喫した。2位・日本ハムとのゲーム差は4に縮まった。

 12回に守護神・オスナが吉川尚にサヨナラ二塁打を浴びた。先頭の丸に左前打。続く代打・小林に一塁前犠打で1死二塁。最後は初球の高め直球をライトオーバーされた。これで、早くも昨季に並ぶ来日最多タイの2敗目となった。

 以下はオスナの一問一答。

 ―あの場面を振り返って

 「もちろん悔しい気持ちはあります。ここまで自分たちのチームメイトが良いプレーをしてくれたので」

 ―サヨナラ負けにつながった原因は

 「(吉川尚に153キロの)強い球を投げられたとは思うんですが、試合に向けての集中が欠けていたのかもしれないと思います。もちろんマウンドにいる時、気持ちの中では(集中して)投げるというものがあったんですが、実際にはできなかった。体がちょっと変な感じがしました」

 ―いつもと違う同点での出番だからか

 「リードしている時、ビハインド、同点の時と、変わらずチームをサポートするというのが仕事。イニングも問題ないと思います」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆日本生命セ・パ交流戦 巨人1x―0ソフトバンク=延長12回=(29日・東京ドーム)

 巨人が今季3度目のサヨナラ勝ちで前日完封負けを喫したソフトバンクに雪辱した。引き分けも見えた延長12回1死二塁から吉川尚輝内野手がオスナ投手から右越え適時二塁打を放ち、サヨナラ勝ちで接戦を制した。8番手で登板した平内龍太投手が22年7月18日・ヤクルト戦(神宮)以来618日ぶり勝利を飾った。

 12回無死一塁、守護神・オスナから平内の代打・小林誠司捕手が送りバントを決めたのも得点につながった。

 小林は「みんなが作ってくれたチャンスだったので、どんな形でも決めるんだという気持ちで必死にいきました。それが最後のサヨナラにつながって良かったです」とコメントした。

 阿部監督も「誠司(小林)のバントも生きたんだと思います」とたたえた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「阪神2-8日本ハム」(29日、甲子園球場)

 元日本ハム球団代表の島田利正氏が29日、自身のインスタグラムを更新し、日本ハム・新庄監督がメンバー表交換時に阪神時代のユニホームで登場した件について「最高!」と書き込んだ。

 島田氏は「中には『何やってんだ』って思う人もいると思いますが楽しく見た人が殆どだと思います。それにツーさんこう見えて色々考えてるし各所に了解も得てるはずです。ファイターズの現役時代に仮面を被ったり、天井から降りて来たりも全部自分の了解得に来てくれました。現役の時にも甲子園で阪神のユニフォームを着てシートノックを受けた事ありますが、その時もかなり前に私に聞きに来ました。だけどこの時だけは『今回だけはヤバいかもしれないので何かあったらトシさんは知らなかった事にして下さい』って。気遣いも一級品でした ナイスゲームでした!」とつづった。

 新庄監督は試合後、「明日、吉村本部長にめっちゃ怒られます。(事前に)言ってない」と茶目っ気たっぷりに明かした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

巨人の阿部慎之助監督(45)が劇的なサヨナラ勝利に感無量だった。

29日のソフトバンク戦(東京ドーム)は延長12回一死二塁で吉川が鷹守護神・オスナの初球153キロを弾き返した。グングン伸びた打球は右越えのサヨナラ二塁打となった。

試合後、指揮官は「最後すっきり打ってくれました」と感慨深げだった。投手陣が踏ん張りながら20イニング連続無得点と援護できなかった。「本当にピッチャーほぼ全員で勝てたんじゃないかなと思いますし、この勝ちはすごく大きいと思います」と阿部監督は力を込めた。

打線はこの日も8回から毎回得点圏に進めながら得点できず。それでもサヨナラ打を放った吉川を「目に見える工夫というのをしてくれているのはベンチで見ていても分かる」とたたえた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆日本生命セ・パ交流戦 巨人1x―0ソフトバンク=延長12回=(29日・東京ドーム)

 巨人が今季3度目のサヨナラ勝ちで前日完封負けを喫したソフトバンクに雪辱した。引き分けも見えた延長12回1死二塁から吉川尚輝内野手がオスナ投手から右越え適時二塁打を放ち、サヨナラ勝ちで接戦を制した。8番手で登板した平内龍太投手が22年7月18日・ヤクルト戦(神宮)以来618日ぶりの勝利を飾った。

 【巨人・吉川尚輝内野手のヒーローインタビュー】

―延長12回はどんな思いで打席に

「丸さんが出て、(小林)誠司さんがつないでくれて、なんとか打ちたい気持ちがありましたし、絶対打ってやろうっていう気持ちで打席に入りました」

―打った瞬間はいかがでしたか?

「抜けると思ったのでうれしかったです」

―どういう思いで(無失点で好投を続ける)投手陣のピッチングを見ていた?

「粘り強くゼロで抑えてくれたので、野手陣でなんとかしたいと思ったがなかなか点が入らず…延長まで投げてくれましたし、最後はこういう形で勝ててよかったと思います」

―これで1勝1敗。明日は勝ち越しがかかる一戦。ここまで残ってくれているファンにひと言

「遅くまで熱いご声援をありがとうございます。明日が大事になってくると思うので、明日も大きな声援をよろしくお願いします」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆日本生命セ・パ交流戦 阪神2―8日本ハム(29日・甲子園)

 日本ハムが15安打8得点で阪神に大勝し、貯金を今季最多タイの8とした。就任3年目の新庄剛志監督(52)はこれが甲子園での監督初勝利となった。

 試合前からビッグサプライズでファンの度肝を抜いた。開始5分前のメンバー表交換。オーダー用紙を手に三塁ベンチを出た新庄監督は、何と阪神のユニホームに身を包んで登場した。背中には漢字で「新庄監督」、背番号には阪神で最初につけた「63」。いきなりの新庄劇場に甲子園の阪神ファンからも拍手と歓声が沸いた。

 鮮やかに勝利をつかんだ試合後、指揮官は「選手時代、タイガースのユニホームでシートノックを受けて監督にめっちゃ怒られた。監督の自分がやったら怒られる人いないかなって(笑い)。多分あした(30日)、吉村本部長にめっちゃ怒られます。(事前に)言ってない」と茶目っ気たっぷりに明かした。

 NPB側からはすぐさま“警告”が入ったといい「柔道でいう有効、技あり?『あと一回やったら退場』って警告が来て。(背番号)5番のユニホームも用意してたんですよ。(サプライズを)あと一回…。でも退場は嫌やしなあ」と笑顔で話した。

 このサプライズは「1か月前」から極秘で準備していたといい「マネジャーには『タイガース時代からの俺のファンがいて、その人にプレゼントしたいから作りたい』って言っていた。(自分が着るとは)誰にも言ってない。怒られる前提。罰金、用意してたもん。岡田さんも記念撮影を快く受け入れてくれて、記念になりました」と敵将への感謝を何度も口にした。

 3年目でつかんだ甲子園での1勝には「いやあ、大きい。選手たちはホント幸せだなあって。こんなにすごい球場で、あれだけのファンの前でプレーできる。俺も出たいなあってすごく(思った)」としみじみ。就任1年目は甲子園で屈辱の3連敗。「強いなあ、ファイターズ変わったなあ、ってスタンドの皆も思ってくれたと思う。こういう戦い方をして、セ・リーグはタイガース、パ・リーグはファイターズのファンになってくれるきっかけになってくれたらうれしいですね」とニッコリ笑った。

 首位・ソフトバンクは巨人に延長12回サヨナラ負け。ゲーム差は4に縮まった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◇プロ野球セ・パ交流戦 巨人1×-0ソフトバンク(29日、東京ドーム)

巨人は12回までの延長戦の末、吉川尚輝選手がタイムリーを放ち、サヨナラ勝利を飾りました。

1回裏、丸佳浩選手と吉川尚輝選手のヒットと好走塁で、2アウト2、3塁のチャンスを迎えます。しかし、5番の坂本勇人選手がレフトフライに倒れ、先制とはなりませんでした。

その後は5回に四球で出塁するのみと、ソフトバンクの先発・大関友久投手を前に、走者を出すことができません。

0-0で迎えた8回、この日最大のチャンスを迎えます。長野久義選手が四球を選び出塁すると、代走の重信慎之介選手がヘッドスライディングで盗塁を成功。さらに、代打の増田大輝選手のバントも内野安打となります。

増田選手も進塁し、ノーアウト2、3塁とします。しかし、後続の萩尾匡也選手と丸佳浩が二者連続三振に倒れ、ヘルナンデス選手は申告敬遠で2アウト満塁となりましたが、吉川尚輝選手がショートゴロに抑えられ、先制とはなりませんでした。

以降11回まで毎回チャンスを作りましたが、あと1本が出ず、スコアボードに0を刻みました。

それでも最終回の12回、先頭の丸佳浩選手がレフト前ヒットを放ち、送りバントで1アウト2塁とします。そして、最後は吉川選手がライトの頭上を越えるタイムリーを放ち、約4時間半の死闘に終止符を打ちました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

東京Vの城福浩監督が、Rソシエダードとの一戦を終え、課題と収穫を口にした。

 リーグ戦の主力をほぼベンチから外したチーム編成で臨み0―2で敗戦したが、先発には18歳のMF山本や25年から加入が内定している東洋大のMF新井ら若手メンバーが名を連ねていた。貴重な経験を積んだ一戦を終え、試合後の会見で指揮官は「最後際どい勝負に持ち込みたかったですけど、リーグ戦のレギュラーを入れなかったのは私の決断ですし、最後経験だと思ってユースの選手を入れたのも私の決断。0―2のスコアで終わったのは私の責任。選手は頑張ったので、手応えを結果として連動させて感じさせられなかったのは私の責任。今日多くの方が来て頂いて、気の抜けたプレーだけはしないという意味では、選手は今持てるものを出してくれたと思います。今日の経験を今日出たメンバーはリーグ戦に絡んでいけるように、絡ませてあげられるようにしたい」と前を見据えた。

 また、Rソシエダードの日本代表MF久保について聞かれると「引き立て役になるのかという風に(選手を)送り出したので(東京Vの)サイド(の選手)は相当頑張った。ただ、それでも決定的な仕事をしてくるという技術の高さは、選手がいい刺激を受けたんじゃないかなと思います」と話した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ヤクルト3-3ロッテ」(29日、神宮球場)

 ロッテは九回に同点に追いつき、執念の引き分け。3位転落したものの、10連勝への望みはつないだ。吉井理人監督(59)は「良かったです」と話したが、15安打を放つも3得点しか奪えなかった結果には「15安打打って3点。これは何か問題があると思うので、しっかり考えて明日からまたやっていきます」と厳しい表情だった。

 2-3の九回。1死から小川が遊撃への内野安打で出塁。愛斗が右前打で続き一、二塁とした。続いて打席には、代打・ポランコ。直球を右前にはじき返し、同点適時打とした。ただ、勝ち越しとはならず延長戦にもつれこんだ。

 同点の延長十二回。2死から茶谷が右前打。続く岡も右前打でつないだ。2死一、二塁と好機を呼んだが、佐藤はフルカウントから投ゴロ。ここでも勝ち越しはかなわず、引き分けとなった。

 2005年以来19年ぶりの10連勝へ、指揮官は「明日からの試合をどうやって勝つか、1試合1試合考えていくだけ」と話した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆日本生命セ・パ交流戦 DeNA0―4楽天(29日・横浜)

 DeNAは打線がつながらず今季5度目の完封負けを喫した。

 初回、3回、5回に走者を出すも全て併殺打で走者を返せず、好機を活かすことができなかった。6回から8回は3者凡退と継投した投手陣を打ち崩せなかった。9回1死には代打で出場した山本が10戦連続の安打で出塁するも後続が倒れ、わずか4安打とバットが湿った。

 投げては、先発したジャクソンが4回まで無失点に抑えるも、5回2死から太田に先制のソロ弾を被弾。6回には1死二、三塁に浅村の犠飛で1点を失い、続く鈴木大に四球を与えたところで交代が告げられ、5回2/3を3安打3失点で降板。今季4敗目を喫した。

 三浦大輔監督は「打ちにいったところでの併殺。序盤だったのでバントをするところでもなかった。うまく攻められた」と語った。

 

 

 

 

 

 

 

 

◆日本生命セ・パ交流戦 ヤクルト3―3ロッテ=延長12回=(29日・神宮)

 ヤクルトは延長12回の激闘の末、今季3度目の引き分けとなった。

3―2の9回に守護神・石山泰稚投手が代打・ポランコに同点打を浴びて逃げ切りに失敗した。

 高津臣吾監督は「よく頑張ったと思います。勝ちも負けもつかず引き分けだったですけど、それぞれ難しい場面で持ち味出して、気持ちを出してよく頑張ったんじゃないかなと思います。今いるメンバーで全力で戦った結果です」と投手陣の奮投ぶりをたたえた。

 一方の打線は初回に村上の適時打で幸先よく先攻したが、終盤の好機で決定打が出なかった。指揮官は「タイムリーもあったし、先頭でノリ(青木)がヒットで出たり、効果的なヒットはあったんですけど、中盤、終盤にかかるにつれてあと1本が出なかったですね」と、もう一押しが足りなかった点を悔やんでいた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆日本生命セ・パ交流戦 中日0―1西武(29日・バンテリンドーム)

 1点リードの9回1死一、二塁。長打が出ればサヨナラ負けの大ピンチでアブレイユが細川を投ゴロ併殺打に打ち取ると、渡辺久信GM兼代行はホッとした表情でコーチ陣とグータッチをかわした。「タフなゲームだったよね。この前(26日)の会見で言った通りになった」と息をついた。

 自らが「1点、2点をもぎ取る、イヤらしい野球をやりたい」と標ぼうする野球を披露したのが6回だ。1死一塁で外崎にエンドランのサイン。二塁内野安打となったが、一塁走者・岸が好判断で三塁へ。2死後、蛭間の適時内野安打で決勝点となる1点を挙げた。「何とか得点圏に走者を送りたかった」と同GM。少ない好機でまさに1点をもぎ取った。

 26日のオリックス戦後、松井監督の休養と自身の監督代行兼任が決定。新背番号72のユニホームを採寸する時間がなく、3月のOB戦で作ったものと同じサイズで業者に発注した。そんな慌ただしさの中でつかんだ3886日ぶりの監督白星。ウィニングボールを手にしたが「今まで何も集めていない。これから考えます」と笑顔。「こういうゲームを勝つことでみんな成長していく。非常にいい試合だった」。借金はまだ15。しぶとくタフに、上位を追いかけていく。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

阪神の先発・大竹耕太郎投手(28)が29日の日本ハム戦(甲子園)で6回8安打4失点と踏ん張れず、3敗目を喫した。チームも2―8と大敗し、交流戦初戦を白星で飾れなかった。

大竹は初回、フライアウト3つで三者凡退の立ち上がり。だが2回に落とし穴が待っていた。一死から松本剛に右前打を許し、続く田宮を左飛に打ち取ったかに思えたが、左翼・前川が捕球できず(記録は二塁打)二、三塁とピンチが広がった。ここで石井は前進守備の遊撃・木浪へゴロを放ったものの本塁への送球が逸れて得点を許したばかりか、さらに二走の生還まで許してしまった(記録は野選と失策)。

この失点は大竹にとっては19イニングぶり。5月は3度の先発で計20イニングを1失点、防御率0・45と結果を残していたが、不運な形で失点を重ねることとなった。

大竹は2点ビハインドの4回2死一、二塁に自ら左前適時打を放ち、一時は1点差に詰め寄った。だが、その直後の5回2死一塁から万波に左越え2ランを浴び、万事休す。

「ランナーを出しながらもゲッツーなどで粘れていたところもありましたが(ストライクを)取りに行った初球を(万波に)打たれてしまった。長打は失点に直結してしまうので、試合前から注意して臨んでいただけに悔しい結果となってしまいました」と痛恨の一発を悔やんでいた。

 

 

 

 

 

 

 

 

「巨人1-0ソフトバンク」(29日、東京ドーム)

 死闘を制した巨人・阿部監督は「いや、もう最後ね。スッキリ打ってくれましたね」と延長十二回1死二塁で右越えサヨナラ二塁打を放った吉川をたたえた。初球をとらえた打撃については「それがいい結果につながったんじゃないか」と評した。

 ただ、七回までは相手先発の大関に2安打に抑えられ、八回以降は代打、代走を次々と繰り出したが、なかなか本塁まで届かなかった。「ほんとに遠い1点だったなというのは思うが、勝ったんで。はい、うれしいです」と振り返った。

 ソフトバンクの強力打線に得点を許さなかった投手陣には「本当はもう、ピッチャー全員で勝てたんじゃないかと思うし、この勝ちはすごく大きい」と称賛。一方で、前夜は零敗で、この日も12回で1得点の野手陣については「奮起をどう促していいか教えていただきたい。ほっといたらいいのか、昭和っぽく気合を入れた方がいいのか。そのへんは指導者としてわかりません」とぼやき、「練習するしかないです、打てない人は。それのみだと思う」と話した。

 

 

 

 

 

 

 

 

阪神は交流戦開幕試合となった29日の日本ハム戦(甲子園)に2―8で完敗。首位・広島とのゲーム差は1に開いた。

試合前時点で17イニング連続無失点と好調を持続していた先発・大竹はバックの拙守にも足を引っ張られ6回4失点でKO。島本、岡留ら自慢のブルペン陣も失点を重ね、気がつけば今季ワーストタイとなる6点差負けを喫してしまった。

だがゲームをつくれなかった投手陣以上に深刻なのが、慢性的な得点力不足に苦しむ野手陣だろう。3回には一死満塁、7回には二死一、二塁、8回にも無死一、二塁とチャンスだけはつくり続けたが、勝負所での〝あと一本〟を欠きいずれも無得点。12残塁の拙攻でチャンスをことごとく潰し続けた。

試合後の岡田監督は「チャンスつくっても返さなアカンやん。5回までにリードしとかなアカンわな」とムッツリ顔。「苦しいとか毎試合言っとってもしゃあないやん。5回までに逆転なるやろ。追い越せるよ。普通にやっとったら。それだけやん」とボヤキ続け、球場から引き揚げた。

 

 

 

 

 

 

 

 

◆日本生命セ・パ交流戦 巨人1x―0ソフトバンク=延長12回=(29日・東京ドーム)

 巨人がサヨナラ勝ちでソフトバンクに雪辱。交流戦初勝利を挙げた。先発・堀田賢慎投はが5回まで4安打無失点と好投したが、6回2死一、三塁で無念の降板となり、今季3勝目と東京ドーム初勝利はならなかった。打線はソフトバンクの先発左腕・大関友久投手に7回まで2安打無得点に抑えられるなど得点できなかったが、延長12回1死二塁。吉川尚輝内野手がオスナ投手から右翼越え二塁打を放ち、サヨナラ勝ちで接戦を制した。

【巨人・阿部慎之助監督の試合後のコメント】

―延長12回サヨナラ勝ち

「いやもう、最後ね、スッキリ打ってくれました」

―吉川が初球から打ってサヨナラ打

「それがいい結果につながったんじゃないですかね」

―チャンスがありながら最終回12回で決着

「本当に遠い1点だったと思いますけど、勝ったんでうれしいです」

―先発堀田は6回途中無失点

「よく点数与えずに頑張りましたし、ピッチャー全員頑張りました」

―リリーフ陣が大江はじめ粘った

「本当もう、ピッチャー全員で、勝てたんじゃないかなと思いますし、この勝ちはすごく大きいなと思います」

―1勝1敗で明日は高橋礼が先発

「もう1イニングでも長く、粘り強く、古巣ですけど、意識することなく投げて欲しいなと思います」

―延長12回は先頭で丸が安打で出て代打小林がバントで送って

「誠司(小林)のバントも生きたんだと思います」

―オスナから1点取った

「大きいですね。勝てた、12回の時点で負けなかったのが大きかったし、勝てたので」

―昨日から1点が遠い展開が続く

「だからノーアウト一、三塁でセーフティースクイズやるんですよ。その気持ちは分かってください」

―パ・リーグ首位のソフトバンクに食らいついて

「これをね、僕が始まった時に言ったことですし、こういう勝ちはでかいし、1点もぎ取るんだっていうね、そういう野球を僕はぶれずにやっていきます」

―投手がよく粘った

「いや、もうピッチャーの頑張りがあってこそ今の位置にいると思っているので。野手が頑張っていないわけじゃないんですけど」

―もうちょっと野手に頑張ってもらいたいですね

「そうですね、奮起をどう促していいか教えていただきたいなと思います。ほっといたらいいのか、昭和っぽく気合入れた方がいいのか、そのへんはちょっと指導者として分かりませんね。練習するしかないです打てない人は。それのみだと思います」

―送るべきところはバントで送る

「そうですね、そうしていかないとチャンスはないですし、打たせたらゲッツーの山ですし、そういう、なかなか野球って難しいなって思いながら、見たりサイン出したりしているので。そこは何とか、爆発するか分からないですけど、何とか野手で勝ったという試合をね、1試合でも多く作って欲しいなと思います」

―吉川の打撃の状態は

「目に見える工夫をしてくれているっていうのはベンチから見ても分かりますし、対ヘルナンデスの時なんかめちゃくちゃバットを短く持ってね、何とかしようというのが見えましたし、そういうのが野球の神様が見てくれていたんじゃないですかね」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

巨人がサヨナラ勝ち。0―0の延長十二回1死二塁で吉川が適時打で勝負を決めた。堀田が六回途中無失点と好投し、2季ぶり白星の平内ら救援7投手でつないだ。ソフトバンクは先発の大関が力投したが、零敗を喫した。

 

 

 

 

 

 

 


※一部勝手にコピペ&割愛いたしました🙇💦



※また、敬称を省略させていただきました🙇💦💦