「DeNA-阪神」(10日、横浜スタジアム)

 阪神・桐敷拓馬投手が体調不良のため、この日ベンチを外れた。球団によると、検査の結果、新型コロナウイルス、インフルエンザはともに陰性で、熱もすでに下がっているという。

 桐敷は開幕からリリーフとして安定した活躍を見せており、4月7日・ヤクルト戦(神宮)から自己最長の12試合連続無失点を続けている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

福島県いわき市植田町で5日、「復興・交流祭 第46回植田町本町通り歩行者天国」が催され、まちなかに活気と笑顔があふれた。

 うえだ商店会が、こどもの日に合わせて毎年開いている。通りの約400メートルの区間に、飲食や雑貨などの露天、勿来工高の工作体験や磐城農高の加工品販売などもあった。常磐共同火力勿来発電所は自転車をこいで発電し、電気の大切さを知るコーナーを設けた。勿来少年ラグビースクールの出店前では、子どもたちが元気な声で呼び込みをしていた。

 いわき南署による白バイ、パトカーの搭乗体験や子ども用の制服試着、勿来消防署のはしご車展示や水消火器体験なども催された。

 特設ステージでは、植田小の吹奏楽や東田保育園の和太鼓演奏、磐城一高フラダンス愛好会「一高プアラニ」の発表など多彩に繰り広げられ、多くの親子連れが楽しい時間を過ごしていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

宮城、大胸筋痛め抹消=プロ野球・オリックス

オリックスの宮城大弥投手が10日、出場選手登録を外れた。8日の楽天戦(秋田)で4回3失点で降板し、翌日に神戸市内の病院で左大胸筋の筋損傷と診断された。今季は6試合の登板で2勝4敗、防御率1.49。

 

 

 

 

 

 

 

 

セ・リーグ公示(10日)=プロ野球

【出場選手登録】▽阪神・青柳晃洋投手、井上広大外野手▽DeNA・森敬斗内野手▽巨人・井上温大投手▽ヤクルト・ヤフーレ投手▽中日・松葉貴大投手
【同抹消】▽DeNA・森唯斗投手(再登録は20日以降)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

パ・リーグ公示(10日)=プロ野球

【出場選手登録】▽ロッテ・坂本光士郎投手▽楽天・桜井周斗投手、渡辺佳明内野手▽西武・青山美夏人投手、浜屋将太投手、蛭間拓哉外野手
【同抹消】▽オリックス・宮城大弥投手(再登録は20日以降)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

プロ野球、オリックスの宮城大弥投手が10日、左大胸筋の筋損傷の影響で出場選手登録を抹消されたことを受け、X(旧ツイッター)で「宮城抹消」「左大胸筋の筋損傷」というワードがトレンド入り。オリックスファンから悲痛な声が殺到した。

宮城は8日の楽天戦(秋田)で先発登板したが、4回3失点(自責1)で降板。今季(2勝)4敗目を喫していた。この日、球団は左肩付近に強い張りを感じた宮城が9日に神戸市内の病院を受診し、左大胸筋の筋損傷と診断されたと発表。今後はケガの状況を見極めながら、リハビリや練習を行うと伝えた。

現在、リーグ3連覇中のオリックスだが、今季からエースだった山本由伸投手が米大リーグ、ドジャースへ移籍。また昨季11勝を挙げた山崎福也投手もフリーエージェント(FA)で日本ハムへ移籍しており、宮城は、先発の柱として期待されていた。それだけにSNSでは「マジか!?」「きつすぎる」「終わったな…」「もう絶望的」「来週は(宮城の地元)沖縄で凱旋登板だと思ったのに」とショックを受けるファンが続出。ローテーションの柱が抜ける事態に「先発ローテが回らない」「由伸と福也戻ってきて」と嘆く人もいた。一方で「大きなケガではないといいけど」「最短で戻ってきてほしいけど、ゆっくり治して」と気遣う声もあった。

宮城は、プロ5年目の左腕。プロ2年目から先発に起用され、2023年にはワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の代表にも選ばれた。今季、初めて開幕投手に抜擢され、6試合に登板し、2勝4敗ながら防御率1・49をマークしている。また4連覇を目指すチームは9日現在、15勝18敗と負け越しており、首位・ソフトバンクと6ゲーム差の4位につけている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【セパ公示】(10日)阪神が青柳晃洋を登録 オリックスが宮城大弥を抹消

 

◆JERA セ・リーグ

 【出場選手登録】

 ▽阪神 青柳晃洋投手、井上広大外野手

 ▽DeNA 森敬斗内野手

 ▽巨人 井上温大投手

 ▽ヤクルト ヤフーレ投手

 ▽中日 松葉貴大投手

 【同抹消】

 ▽DeNA 森唯斗投手

 ◆パ・リーグ

 【出場選手登録】

 ▽ロッテ 坂本光士郎投手

 ▽楽天 桜井周斗投手、渡辺佳明内野手

 ▽西武 青山美夏人投手、浜屋将太投手、蛭間拓哉外野手

 【出場選手登録抹消】

 ▽オリックス 宮城大弥投手

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「リベンジするいい機会だと思う」と河村

FIBAはオフィシャルサイトで日本のポイントガードをピックアップ。「日本のPGがドイツ、フランスに対してリベンジを狙っている」と紹介した。

FIBAワールドカップ2023で男子日本代表は、48年ぶりとなる自力でのオリンピック出場権を獲得。3月20日にはパリ五輪の抽選会も行われ、FIBAワールドカップ覇者のドイツ(3位)、開催国フランス(9位)、OQTラトビア会場出場権獲得チームと同じグループになった。日本代表は昨年、FIBAワールドカップ前の強化試合でフランスに70-88で敗戦。ワールドカップ初戦では最終的に優勝するとドイツに63-81で敗れている。

FIBAは河村勇輝(横浜BC)が、「今シーズンのBリーグで自分は成長し、いろいろなことを試すことができたと思う。デニス・シュルーダーに挑戦したい。ドイツとまた対戦できることで、自分がどれだけ成長したかが理解しやすくなる。個人的にはリベンジするいい機会だと思う」と語っていると紹介。また同じくFIBAワールドカップでプレーした富樫勇樹(千葉J)は、オリンピックでの両国との対戦について「個人的にはいいと思っている。ドイツとの初戦を戦ってリベンジしたいし、ホームから離れた場所で開催国フランスと戦うのも、いい雰囲気を経験できるはず。考えただけでもワクワクするし、そういう状況でプレーするのが本当に楽しみだ」と語っているとしている。


 

 

ドイツ、フランス共に高身長のチームとなるが、NBA歴代最低身であるマグジー・ボーグス(元ホーネッツ、160cm)もビッグマンに好ディフェンスを展開したように、小さくても可能性があると紹介している。

※この原稿は月刊バスケットボールWEB()に掲載されたものです

 

 

 

 

 

 

 

 

 

阪神は10日、「TORACO DAY」のメインビジュアルを用いたTORACOグッズを5月17日午前10時から発売すると発表した。メインビジュアル撮影のアザーカットを用いたグッズや、甲子園駅前広場で開催の「ガラコロ」にもTORACO DAYの限定グッズが登場する。

 さらに5月17日~6月23日の期間、甲子園歴史館ではTORACO特別展を開催する。この特別展限定で、近本や木浪などの選手のオフショットに選手直筆のサインとメッセージを入れたパネルを展示する。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆春季高校野球北海道大会札幌地区予選 ▽2回戦 北海10―3札幌南=8回コールド=(10日・札幌麻生)

 3月のセンバツに出場した北海が、8回コールドで札幌南に快勝し、3季連続道大会(夏は南北海道大会)制覇に向けて好発進した。

 初戦の先発マウンドを託されたのは右腕・小野悠真投手(1年)。2つの内野ゴロの間に2点を失ったが、3回2失点と粘投した。2番手で登板した左腕・橋本宗史郎投手(1年)は3回3奪三振。1失点と好投し、4月に入学したばかりのルーキー2人が試合を作った。

 打線は、2季連続で甲子園に出場している6番・大石広那捕手(3年)が1回に左越え適時打を放ち2点を先制。その後も着実に得点を積み重ね、7安打で10得点を奪った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

オリックス・宮城大弥投手が10日、左大胸筋の筋損傷のため、出場選手登録を抹消された。今季最短となる4回を3失点で降板した8日の楽天戦(秋田)で負傷したとみられ、9日に神戸市内の病院を受診。今後は回復具合を見ながら、リハビリや練習を行う予定だ。

 宮城はプロ5年目で初めて開幕投手を務め、ここまで6試合で2勝4敗、防御率1・49。気温9度の秋田で登板するなど、厳しい条件も重なった。先発陣では左右の両輪として期待されていた山下舜平大投手もファームで調整中。15勝18敗1分けの4位と苦しむチームにとって、山本由伸投手(ドジャース)に代わる新エースの離脱は痛恨だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

JR東日本によりますと、きょう午後5時半頃からスマートフォンで利用できる交通系ICカード「モバイルSuica」で、ログインやチャージなどの通信が必要なサービスがつながりにくい状態になっているということです。

障害は他にも指定席の予約などができる「えきねっと」などでも発生しています。

JR東日本はサイバー攻撃を受けている可能性があるとしていて、詳しい原因を調べています。

また、「モバイルPASMO」でもチャージなどができなくなる障害が起きているということです。

一方、「モバイルSuica」と「モバイルPASMO」ともにチャージされているものについては通常通り使えるということです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

国の借金、最大の1297兆円=物価高対策で膨らむ―23年度末

財務省は10日、国債などの残高の合計である「国の借金」が2023年度末時点で、前年度末比26兆6625億円増の1297兆1615億円となり、過去最大を更新したと発表した。物価高対策を盛り込んだ補正予算などで国債の発行が増えたことが響いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「太陽フレア」が連続で観測され、通信障害への警戒が広がっている。

情報通信研究機構によると、太陽表面で起きる爆発・太陽フレアが8日~10日に連続で観測されていて、これから12日にかけて地球の磁気が大きく乱れるおそれがあるという。

携帯電話などの通信に障害が起こる可能性があり、注意が必要だとしている。

太陽は約11年周期で活発化し、2025年に向けて大規模な太陽フレアが起こりやすい状態だという。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

関東甲信 明日はさらに気温上昇 熱中症に注意 13日(月)は警報級大雨の可能性

 

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関東甲信では明日11日(土)はさらに気温が高くなり、内陸では30℃以上の真夏日の予想。熱中症に注意が必要です。13日(月)は激しい雨や雷雨となって警報級の大雨の可能性があります。土砂災害などに注意してください。

11日(土) 気温上昇 内陸では真夏日に 熱中症に注意

 

 

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今日10日の関東甲信地方は、朝は冷えたものの、日中は日差しとともに気温が上がりました。午後3時までの最高気温は、埼玉県熊谷市で26.3℃、前橋市と長野市で26.1℃、甲府市で25.5℃、宇都宮市で25.2℃を観測して夏日となったほか、東京都心でも24.4℃と、夏日一歩手前の気温となりました。昨日と比べると5℃前後も高くなりました。

明日11日(土)も関東甲信は広く晴れる見込みです。明日はさらに気温が上がり、6月中旬~7月上旬並みの暑さとなる所が多くなる見通しです。明日日中の最高気温は、東京都心で25℃、横浜と千葉で26℃、宇都宮で27℃、熊谷、水戸、前橋、甲府で28℃と、各地で夏日が予想されています。長野では32℃と、今年3回目の真夏日となりそうです。
また、明日朝の冷え込みも弱まり、最低気温は内陸で10℃~13℃前後、沿岸では15℃くらいの予想です。

運動や、屋外でのレジャーの際は、こまめに水分や休憩をとって熱中症にならないよう注意してください。また車で移動する場合、車内は思いがけず高温になることもありますので、十分に注意が必要です。さらに、強い日差しが照りつけますので、帽子や日傘などで紫外線対策もした方が良さそうです。

13日(月) 雷雨や激しい雨も 「警報級の大雨」のおそれ

 

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明後日12日(日)ははじめ高気圧に覆われますが、次第に湿った空気の影響を受ける見込みです。日中は雲が多くなり、所々で雨雲がかかるでしょう。お出かけの際は雨具をお持ちください。

13日(月)は日本付近を低気圧や前線が通過する見通しです。関東甲信は午前中から本降りの雨となるでしょう。午後は次第に雨や風が強まり、夕方以降は、局地的にバケツをひっくり返したような雨の降り方となりそうです。
また、水蒸気を多く含む暖かく湿った空気が流れ込むため、降り始めからの雨の量が多くなる見通しです。神奈川県や千葉県、茨城県、栃木県、山梨県、長野県、伊豆諸島では、警報級の大雨となる可能性が「中」程度と予想されています。暖かく湿った空気の流れ込みの度合いによっては、土砂災害や川の増水などが発生するおそれがあるため、十分注意が必要です。

14日(火)ははじめ雨の降る所が多いですが、前線が抜けた後は天気が回復に向かうでしょう。
15日(水)以降は晴れて、暑い日が続きそうです。

熱中症予防のポイント

 

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熱中症を予防するには、以下のポイントを心がけてください。

①暑くなり始めの頃から、暑さに備えて体づくりを行いましょう。「やや暑い環境」で「ややきつい」と感じる運動を、毎日30分程度行い、体を暑さに慣れさせてください。

②できるだけ暑さを避けて、喉が渇く前から水分補給を心がけましょう。なるべく涼しい服装を心がけ、日傘や帽子も活用するのが効果的です。入浴の前後や、起床後も、まずは水分を補給しましょう。汗を大量にかいた場合は、水分だけでなく、塩分補給も忘れないでください。

③暑さを我慢せず、エアコンを使って室内の温度を適度に下げましょう。室内に温度計を置き、こまめに室温を確認しながら調節するとよいでしょう。なお、感染症対策として換気を行う場合は、窓とドアなど2か所を開放したり、扇風機や換気扇を併用したりするのが、おススメです。換気後、エアコンの温度は、こまめに再設定してください。

もし、少しでも体調が悪いと感じたら、無理をしないで、自宅で静養することが必要です。高齢者や子ども、障がいのある方は、特に熱中症になりやすいので、周りの方が気を配るなど、十分ご注意ください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

フィギュアスケート男子で、2018年平昌、22年北京五輪2大会連続メダリストの宇野昌磨が現役引退を発表したことを受け、コーチを務めたステファン・ランビエル氏が日本時間10日、自身のインスタグラムを更新し、「深く感謝している」との思いをつづった。

 元世界王者のランビエル氏は宇野を幼少期から指導した山田満知子、樋口美穂子両コーチとの4ショットを掲載。「あなたの技術、集中力、努力、勝利の精神、情熱、決断力、スポーツへの愛、素晴らしい資質を目の当たりにし、サポートする機会に恵まれたことをとても幸せに思います。多くの刺激を受け、そばで学べたことに深く感謝しています」とコメントした。そして「自信と誇りを持って次のステップを楽しんでください! またすぐに会いましょう」とメッセージを送った。

 宇野は9日、インスタグラムで「この度、現役選手を引退する決断を致しました」と発表。「5歳の時にスケートと出会い、21年間続ける事ができ、素晴らしい競技生活を送れたことにとても感謝しております」とし、14日に記者会見を行うとした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

FC大阪は5月10日、開催日など未定となっていたJ3第17節・ガイナーレ鳥取戦の詳細を発表した。

開催日は2024年6月15日、キックオフ時間は15時、会場は和歌山県立紀三井寺公園陸上競技場となる。


なお、Jクラブが不在の和歌山県で、Jリーグの公式戦の開催は初となる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

FC東京がクラブ公式インスタグラムを更新。5月6日に行われたJ1リーグ第12節・北海道コンサドーレ札幌戦での「奇跡の一枚」が注目を集めている。

FC東京は敵地で行われた札幌戦、前半5分に先制を許す厳しい立ち上がりとなったが、前半27分にFW俵積田晃太が同点ゴールを決めると、後半20分にFWディエゴ・オリヴェイラが勝ち越し点を挙げて、2-1で勝利した。

そのなかで、FC東京はクラブ公式インスタグラムに札幌戦の試合写真を投稿。キャプテンマークを巻いたMF小泉慶の背後に、札幌ドームのフェンスに羽根が描かれており、小泉に羽根が生えたように見える形になっている。

 


 

投稿では、ファンから「奇跡の一枚」「翼を纏った小泉慶」「慶さん空飛べるのですね」「ヤバっ!」「これは神がかった一枚」「カメラマンさんのガッツポーズが見えそう」といった声が上がっていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

日本高野連は10日、能登半島地震で被害が大きかった石川県の高野連が、日本野球機構(NPB)12球団とNPBエンタープライズから使用済みボールの贈呈を受けたと発表した。10日の時点で、合計3万7560個の提供を受けたとしている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Jリーグは5月10日、5月3日に開催したJ1・J2・J3リーグ全30試合の同一試合日における合計入場者数が38万1296人となったことを発表した。1993年にJリーグが開幕して以降、同一試合日における合計入場者数で過去最多記録になるという。

同一試合日における合計入場者数はこれまで2008年12月16日開催分で記録した31万2191人が最多だったが、この数字を6万9105人上回った。なお、5月6日のリーグ戦合計入場者数も歴代3位(29万9755人)となり、ゴールデンウィーク期間中(4月27日~5月6日)に開催された試合には100万2664人が来場した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

5月10日(金)に日環アリーナ栃木で幕を開ける「日本生命 B.LEAGUE CHAMPIONSHIP 2023-24」のクォーターファイナル、宇都宮ブレックス対千葉ジェッツの見どころをまとめる。この日のGAME1は19:25からで、以降翌11日(土)のGAME2は19:30、もし1勝1敗のタイとなった場合のGAME3は13日(月)の19:25に試合開始となる。

両チームがB1チャンピオンシップ(以下CS)で相まみえるのは5度目のこと。最初の対戦はブレックスが「栃木ブレックス」という呼称だった2017年のクォーターファイナルで、このときはブレックスがスウィープでリーグ初代王者への道を切り開いた。2度目に戦った2019年のセミファイナルでは千葉Jがリベンジを果たしてファイナルに進出している(ファイナルではアルバルク東京に敗退)。3度目はどうかというと、2021年のファイナルで王座を賭けて戦い、千葉Jが初の王座獲得に成功した。直近のケースは2022年のクォーターファイナルで、このときは宇都宮がスウィープして勢いよくチャピオンシップ・ランをスタートさせた。

こうしてみると、両チームが対戦した4度のCSで3度、その勝者が王座獲得に成功しているのは興味深い。今年のCSでもそんな過去の流れが続くのだろうか。宇都宮がクラブ最高勝率を更新する51勝9敗(勝率.850)という高い勝率を残していることを思うと、あながちそんな可能性も低くないのかもしれない。ただし、実はこれまでに6度開催されたCSの歴史(2020年はコロナ禍で開催されなかった)において、リーグ最高勝率を達成したチームが一度も優勝できていないというデータがあるのも、おもしろい運命のいたずらだ(それでもリーグ最高勝率チームは6度のCSで5度ファイナリストになっている)。

今シーズンの直接対決を見ると、宇都宮が千葉Jに負けなしの4連勝。それも以下のとおり、4試合中3試合が千葉Jのホーム開催だったにもかかわらず、いずれも宇都宮が2桁点差で快勝を収めていた。

12月20日(日環アリーナ栃木) 宇都宮 78-65 千葉J
3月27(船橋アリーナ) 千葉J 70-93 宇都宮
4月27日(千葉ポートアリーナ) 千葉J 55-82宇都宮
4月28日(千葉ポートアリーナ) 千葉J 74-85宇都宮

ただし、2月14日に船橋アリーナで行われた天皇杯セミファイナルでは、千葉Jが前半一時21点あったビハインドを跳ね返して78-72で勝利している。千葉JはEASL(東アジアスーパーリーグ)に平行参戦しながらその天皇杯を制し、故障者もある中でEASLでもチャンピオンシップを獲得した誇らしい実績もある。心機一転のクォーターファイナルでは、レギュラーシーズンの成績が反映されるわけでもない。ゼロからのスタートは何が起きるか誰にもわからない。

比江島慎と富樫勇樹、それぞれの存在感両チームがクォーターファイナルで良い結果を得るためのカギを挙げるとすれば、最大のものは両エースと言える比江島慎と富樫勇樹のパフォーマンスということになるだろう。

言うまでもないことだが、比江島は昨年のFIBAワールドカップ2023で日本代表がパリ2024オリンピック出場権獲得に成功する過程で、勝利の立て役者となった後の今シーズンだ。世界を驚かせたリム・アタックとロングレンジゲームの切れ味はシーズン中も冴えわたり、3P成功率44.0%でB1のベスト3P成功率賞にも輝いた。この確率自体はキャリアハイではないが、1試合平均アテンプト数が初めて4本を超えた2020-21シーズン以降では最高値だ。

これまでは、動く方向とスピードを自在に変えながらゴールに突き進む「比江島ステップ」という武器が「シグニチャー」だったかもしれない。しかし今や、3P成功直後の感情豊かなセレブレーションの方が、お茶の間ではおなじみなのではないだろうか。自身のスタイルを少しずつ進化させながら、宇都宮に移籍してからの6シーズン中2番目に高い平均12.6得点のアベレージも残せていることは高く評価されるべきだろう。

チームとしての宇都宮は、平均失点69.2というリーグ最強のディフェンスを最大の武器としている。千葉Jとの直近の対戦でも、千葉Jはペイントタッチを思うようにできないままミドルレンジや3Pエリアからタフなプルアップ・ジャンパーを打たされるケースが多かった。そこにきてオフェンスでは、変幻自在な比江島が脅威となる。翻弄された相手ディフェンスが深追いすれば、遠藤祐亮やD.J・ニュービルらにオープンルックが生まれ、良い形でゴールを狙ってくる。ほかのどのチームも、数字以上に比江島に苦しめられているのだ。

さらには、ギャビン・エドワーズや竹内公輔らビッグマンが体を張ってリバウンドやディフェンスで奮闘する。宇都宮の好成績は、彼らが誰にも根負けしないファイターであることを示している。


 

 

比江島慎の脅威は、実際に対峙すると外で見ている以上に大きく感じられるに違いない

それでは千葉Jが勝機を見出すにはどうすべきなのか。比江島とともに日本代表のヒーローとなった富樫勇樹をはじめ、クリストファー・スミス、ジョン・ムーニー、ゼイビア・クックスらの名前を見て、個々の戦力で劣っているとはまったく思えないのに、Bリーグでは臨むような結果とまでは言えない状況だ。

ヒントはやはり、今シーズン開幕以降で唯一宇都宮に勝利した天皇杯にあるのではないだろうか。

あの試合では、第1Qを終えて6-24という不利な展開に、チーム全体が消沈したムードに包まれていた。違ったのは、この試合で3P9本中5本を成功させて29得点を記録した富樫だ。数字以上に印象的だったのは、得点を奪うたびに笑顔を輝かせていたこと。試合後の会見では、「(試合の前から)多くの人が宇都宮有利と思っていたと、僕は思っていました」と話し、「味方が相手を怖がっているように、僕は見えました。そこを無理やりでも自分でこじ開けなければいけなかった」という試合中の心境も明かしている。

富樫がブザービーターとなる3Pショットを含む13得点を挙げ、55-58と3点差に迫った第3Qの流れで、「こじ開ける作業」が確かに遂行されていた。最終クォーターには宇都宮は落ち着きを失っており、残り約4分を残して67-67の同点となった場面で比江島がファウルアウトしてからは、千葉Jが11-2の決定的なランで試合を締めくくった。


 

 

千葉ジェッツのエース富樫勇樹はスタッツ以上に精神的支柱としてチームをけん引している

今の千葉Jには、あの日の富樫と同じ姿勢をチームで共有することがまず必要だろう。その上で、スカウティングを含む戦術面の駆け引きを、自信を持って遂行することができるかどうか。それが千葉Jにとっての勝利のカギなのではないだろうか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

11日の予告先発

 

◇セ・リーグ

ヤクルト・小川―巨人・菅野(神宮)

DeNA・中川颯―阪神・伊藤将(横浜)

広島・九里―中日・柳(マツダスタジアム)

 ◇パ・リーグ

日本ハム・加藤貴―ロッテ・メルセデス(エスコンフィールド北海道)

西武・武内―楽天・内(ベルーナドーム)

ソフトバンク・スチュワート―オリックス・エスピノーザ(ひなたサンマリンスタジアム宮崎)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

“追記”

 

 

 

 

 

 

 

自民党派閥の裏金事件を受けた政治資金規正法改正について議論する参院政治改革特別委員会が10日、初めて開かれ、与野党各党が意見を表明した。自民は国会議員の責任を厳格化する「連座制」導入などをうたった与党案の内容を説明。これに対し、立憲民主党など野党は「中途半端」「不十分」などと一斉に批判し、企業・団体献金の禁止などの抜本改革に踏み込むよう迫った。
衆院政治改革特別委は各党の意見表明を先月26日に行っており、来週にも議論を本格化させる。自民は今国会中に規正法改正を実現し、国民の信頼回復につなげたい考えだが、苦しい対応を迫られそうだ。
自民の磯崎仁彦氏は与党案について、政治資金パーティー券購入者の公開基準引き下げ、政党が党幹部らに支給する政策活動費の使途公開などを盛り込んだと強調。野党が求める企業・団体献金の禁止に関し「政治にはカネがかかる。政治資金の多様性が必要だ」と否定的な考えを示した。
公明党の里見隆治氏は、党としてはパーティー券購入者の公開基準を「20万円超」から「5万円超」に引き下げ、政策活動費の使途に関する明細書作成を義務付けることを提案してきたと報告。基準額を「10万円超」に、使途公開を大まかな項目にとどめたい自民との違いをアピールした。
一方、立民の小沼巧氏は与党案の「連座制」について「不十分で実効が乏しい。『なんちゃって連座制』だ」と酷評。政策活動費の使途公開に関しても「踏み込みが中途半端だ」と切り捨てた。さらに「パーティーや企業・団体献金の禁止が本質的な解決策たり得る」と主張した。
日本維新の会の高木佳保里氏は与党案について「われわれが求める改革とはほど遠い」と指摘。「今の政策活動費は廃止し、可能な限り使途を公開する新たな制度をつくるべきだ」と述べた。ただ、情報公開の範囲拡大が担保されるなら「歩み寄っていきたいとも考えている」として立民の対応と一線を画した。
国民民主党の浜野喜史氏は「自公の合意内容は不十分と言わざるを得ない」と語った。共産党の井上哲士氏は「根本的改革を実現するには裏金事件の全容の徹底解明が不可欠だ」とし、安倍派に影響力を持つ森喜朗元首相らの証人喚問を要求した。れいわ新選組の舩後靖彦氏と参院会派「沖縄の風」の伊波洋一氏も見解を述べた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

上場企業の決算発表が集中日を迎えました。円安を追い風に過去最高を更新する企業が相次いでいます。

NTT 島田明 社長
「営業収益・営業利益・当期利益、いずれも過去最高を更新」

NTTがきょう発表した決算は、売上高が13兆3746億円と過去最高を更新しました。歴史的な円安を背景に世界中で展開しているデータセンターなどの海外事業が好調だったことが要因で、このうち2000億円が円安による効果でした。最終利益も1兆2795億円で過去最高です。

一方、ホンダが発表した決算では、売上高が初めて20兆円を超え、本業の儲けを示す営業利益も1兆3819億円と過去最高を更新しました。

ホンダ 三部敏宏 社長
「ハイブリッドは我々の元々の武器でございますし、今後もその技術を磨きながらビジネスに生かしていきたい」

北米地域を中心に利益率の高いハイブリッド車の販売が好調だったことに加え、円安が営業利益を1511億円押し上げました。

SMBC日興証券の集計によりますと、東証株価指数=TOPIXの構成銘柄のうち、きのうまでに決算を発表した487社の最終利益はあわせておよそ27兆円に上り、前の期に比べて14.8%増えたということです。

今後発表する企業が会社予想通りの実績だった場合、全体での最終利益は3年連続で過去最高を更新する見通しです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆JERA セ・リーグ ヤクルト1―2巨人(10日・神宮)

 巨人が執念継投逃げ切り3連勝を飾った。先発の戸郷翔征投手が7回まで投げ1安打無失点の好投で3勝目。1回に吉川尚輝内野手の1号ソロで先制、7回に小林誠司捕手の1号ソロで2点目を奪い、最後は小刻みな投手リレーで逃げ切った。

 巨人は1回、4月29日に完封を許したヤクルトの先発・ヤフーレ投手から3番・吉川がヤクルトファンで埋まる右翼スタンドに1号ソロアーチ。ベンチ前では、戸郷手が笑顔で出迎えて、ハイタッチを交わした。

 3回は先頭の門脇誠内野手が右翼線二塁打、戸郷が送りバントを決め1死三塁としたが、丸佳浩外野手は遊飛、佐々木俊輔外野手はライナー性の右飛に打ち取られた。

 4回には、今季初スタメンの秋広優人内野手が先頭で中前打、門脇誠内野手も左前打して2死一、三塁とチャンスを広げたが、丸が二ゴロに倒れ、追加点はならなかった。

 戸郷は1回を3者凡退。2回は2死から連続四球を与え一、二塁とされたが、武岡龍世内野手を二飛。3回は2死から一塁・岡本和真内野手の一ゴロ失策で走者を二塁に背負ったが、オスナ内野手を一邪飛に抑え、切り抜けた。

 4回に長岡秀樹内野手に初ヒットとなる左前打を打たれたが、後続を打ち取り、5回は3者凡退に抑え、勝ち投手の権利を得た。

 巨人が7回に待望の追加点。戸郷をここまで無失点の好リードを見せてきた小林が、ヤクルト先発のヤフーレ投手から左翼スタンドに1号ソロ。2021年9月12日の広島戦以来、3年ぶりの一発で貴重な2点目を挙げた。

 巨人は8回に2番手の西舘勇陽投手が1点を失い、なおも2死一、三塁のピンチで船迫大雅投手に交代。サンタナを敬遠気味の四球で歩かせると、ここで高梨雄平投手にスイッチ。2死満塁で長岡をサードライナーに打ち取り、1点のリードを守った。最終回は、負傷離脱中の大勢投手の代役・守護神としてバルドナード投手が締めて逃げ切った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

サッカーのアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)で初優勝を狙うJ1横浜Mは11日に横浜市の日産スタジアムでアルアイン(アラブ首長国連邦)との決勝第1戦に臨む。10日は神奈川県横須賀市で調整した。キューウェル監督は試合会場で記者会見し「大きな挑戦になる。とにかく全員で楽しみたい」と話した。

 アルアインは速攻を武器に勝ち上がった。DF畠中は「難しい試合になる。このエンブレムを背負って戦う誇りを持って、勝ちにいきたい」と語った。

 第2戦は25日(日本時間26日未明)に敵地で行われる。前回大会の浦和に続く日本勢の2連覇が懸かり、優勝すると来年のクラブW杯への出場権を得られる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ヤクルト1-2巨人」(10日、神宮球場)

 高津ヤクルトが投手戦に惜敗。巨人のエース・戸郷の前に、強力クリーンアップが全員無安打に抑え込まれるなど完璧に封じ込められた。

 首位打者&打点王&本塁打王とクリーンアップで“三冠”を独占する強力打線だったが、巨人のエース・戸郷の前に手も足も出なかった。二回には2死から2四球で得点圏に走者を進めたが、武岡が二飛。三回には相手のミスで2死二塁としたが、3番・オスナが一邪飛に倒れた。

 7回まで投げられて、快音を響かせたのは四回に長岡が放った左前打1本のみ。チームとして3四球は見極めたものの、凡打の山を築く一方で本来の強力打線の姿はなかった。

 それでも2点を追う八回には代打・西川&塩見が連打でチャンスメーク。巨人2番手・西舘を攻め、1死二、三塁から捕逸で1点を返した。その後はサンタナも四球を選ぶなど、2死満塁の好機を作ったが、最後は長岡が三直で逆転には届かなかった。

 また先発を任されたヤフーレは、前回巨人と初対戦した際に9回3安打で完封勝利を挙げていただけに、序盤からストライク先行の攻めた投球を見せた。再三のピンチでも要所を締めたが、それでも初回に吉川、七回に小林からソロアーチを食らい、2被弾に泣いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

経済安全保障に関する重要情報の取り扱いを国が認めた人に限る「セキュリティークリアランス(適性評価)制度」を導入する法律が10日、参院本会議で成立した。東京・永田町の国会前では、廃案を訴える市民グループが「国民監視の法律」と抗議の声をあげた。

 集会は「戦争させない・9条壊すな!総がかり行動実行委員会」などが呼びかけ、主催者発表で約50人が参加した。弁護士や国会議員も駆けつけた。

 市民団体「武器取引反対ネットワーク」の杉原浩司代表は「2013年に成立した特定秘密保護法を民間に拡大するもので、身辺調査による人権侵害や武器の共同開発の促進につながる」と批判。保全すべき情報の指定範囲があいまいなことに触れ、「詳細が定められる運用基準をしっかり監視し、法律廃止の機運を高めていきたい」と訴えた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

フジテレビ系のバラエティ番組「坂上どうぶつ王国」で、石川・能登の被災地でネコを保護する活動を紹介したことに対し、もっと飼い主に配慮すべきだと関係者から批判が上がっている。

保護したネコを警察に届け出るなどと説明しなかったため、ネコの連れ去りにならないかと疑問が出ている。フジテレビの広報宣伝部は、「保護活動の詳細に関しては、当社はお答えする立場にございません」と取材に説明した。

捕獲した計41匹について、自分のネコがいないか不安広がる

「行き場なくした被災猫 緊急レスキュー! 全頭救出作戦」。2024年5月3日放送の「坂上どうぶつ王国」では、こう題して、被災ネコの保護活動を特集した。

長崎で保護活動をしている男性と横浜に拠点がある保護活動家の女性が、地震被害で孤立集落になっている輪島市西保地区に入ったシーンから特集が始まる。

住民約100人がヘリで避難しているといい、お腹を空かせたようなネコがあちこちから出てきた。飼い主がいるような人慣れしたネコもいるとされ、エサをあげながら、捕獲作戦をスタートさせた。

捕獲器にエサを入れて次々にネコを保護し、先の男性が飼い主のいないネコは里親を探すと説明していた。同地区では、7日間かけて、計41匹を捕獲したとしていた。

ところが、保護したネコをどうするか番組内で十分な説明がなかったため、動物保護の関係者らから疑問の声がネット上で上がった。

災害時ペット捜索・救助チーム「うーにゃん」の代表をしているうささんは6日、保護した中には、首輪が着いたり、人慣れしたりしているネコもいたため、飼い主がいる可能性をX上で指摘した。行方不明のネコを探している輪島の飼い主らから、里親に譲渡されれば会えなくなると不安の声が出ているという。番組に出演した男性と女性と連絡を取ったが、保護したネコについて情報が得られなかったともした。

うささんは翌7日、経過を報告し、自分のネコが番組に出ていたと飼い主から連絡があり、このネコは保護した場所から5キロ離れた家で生活していたとした。こうしたことから、ほかにも飼い主がいるネコがいるのではないかと推測した。

5月8日になって「被災犬猫保護情報掲載サイト」掲載を確認

この投稿で、うささんは、「命が最優先です」と男性らの保護活動に理解を示しながらも、「飼い主不明の猫を保護したら、情報を公開しなければいけないと思うのです」と訴えた。

その後、5月8日になって、別の保護関係団体がX上で、環境省などが運営している「被災犬猫保護情報掲載サイト」に保護したネコの情報をアップしたと出演男性から連絡があったと明らかにした。サイトを見ると、西保地区で男性が保護したとするネコの情報が公開されている。

うささんは10日、J-CASTニュースの取材に対し、次のように話した。

「出演した方たちは、被災地で1月から活動しており、2月にネコの譲渡会を開いたと聞いています。他に3匹の飼い主が見つかっており、保護したネコを公開するサイトはいくつかありますので、せめてそこに早く載せるべきでした」

番組の取り上げ方についても、うささんは、疑問を呈した。

「動物を保護して幸せにするという番組のコンセプトを考えても、あまりに常識がなさ過ぎると思います。下調べも十分にしていなかったと思われ、テレビ局の責任はすごく大きいと思っています」

保護したネコの扱いについて、石川県の薬事衛生課は10日、「情報交換サイトに保護したネコを載せたのなら、飼い主を見つけるための通常ルートになります。また、ペットは、法律上モノの扱いですので、警察に届け出る必要があります」と話した。

番組に出演した男性は、4月28日にインスタグラムで、保護したネコの写真をいくつか投稿し、その数は明記しなかったものの、集落の世話役などに確認して、飼い主がいなかったり飼育を放棄したりしたネコだと判断したと説明していた。

男性は5月10日、取材に対し、誠実にやるべきことをやっており、これ以上火に油を注ぎたくないため、記者に説明したことは記事にしないように求めた。

フジテレビの広報宣伝部は同日、取材に対し、次のようにコメントした。

「被災地での猫の保護活動を取材し放送しました。番組でご紹介した取材内容以外の該当する保護活動の詳細に関しては、当社はお答えする立場にございません。視聴者の皆様に様々なご意見があることは承知しております。また、保護活動家の方々に適切な対応をお願いしております」

 

 

 

 

 

 

 

 

◆JERAセ・リーグ 広島6―3中日(10日・マツダ)

 中日が今季3度目の3連敗を喫し、借金3は今季ワーストを更新した。

 6回までの4失点はすべて守備の“ミス”がからんだ。

 4回は三塁手・石川昂が菊池のゴロを後ろに下がって“スルー”する拙守(記録は左前安打)。そこから2失点で同点にされた。

 5回は右翼手・細川が秋山の飛球にスライディングキャッチを試みたが落球(こちらも記録は安打)。その後、勝ち越しを許した。

 さらに6回1死一、二塁から代打・松山の右前安打で二塁走者の生還を許した。打球は低いライナーで、二塁走者は一塁手・中田の左を抜けるのを確認してからのスタート。だが、右翼手・細川のダッシュが緩いスキを突かれて、三塁ベースコーチに腕を回された。

 

 

 

 

 

 

 

 

「日本ハム6-3ロッテ」(10日、エスコンフィールド)

 日本ハムが、負ければ3位転落となるロッテとの直接対決を制し、連敗を3で止めた。

 2点を追う六回に、ロッテ先発・佐々木を攻略した。上川畑の左前打、水野の左翼線二塁打などで2死二、三塁。松本剛が0-2と追い込まれながらフォークをとらえ、右前に落とす同点2点適時打。「気持ちです」とコメントした。さらに郡司も左前打で続き、一、三塁としてマウンドから引きずり降ろした。

 2番手・岩下からマルティネスが四球を選び二死満塁。5番・田宮が左翼線に走者一掃の二塁打。「追い込まれていましたが、2アウト満塁のチャンスだったのでなんとしても逆転しようと思って打ちました」。この回一挙5点を奪って逆転した。

 3度目の先発となった福島は、1点リードの四回、ソトに2ランを浴びて逆転を許し、五回は藤岡に適時三塁打を浴びて降板。初勝利はお預けとなった。「ストライク先行の投球ができなかったのが反省点です。悪い中でも修正できるピッチャーになれるよう練習します」とコメントした。

 

 

 

 

 

 

 

 

○ 日本ハム 6 - 3 ロッテ ●
<7回戦・エスコンF>

 ロッテは逆転負けで連勝は「4」でストップ。勝率5割へ逆戻りとなり、2位浮上に失敗した。

 エスコンフィールド初登板となった先発・佐々木は、今季ワーストの5四球を与えるなど終始、苦しい投球。5回まで1失点で凌いでいたものの、6回は二死から2番・松本剛に同点の2点適時打を許し、続く郡司にも安打を許し降板となった。

 2番手の岩下が二死満塁から走者一掃の適時二塁打を浴び、この回一挙5失点。佐々木の登板結果は6回途中8安打5失点となり、プロ入り最多となる123球の力投も実らず今季2敗目(3勝)を喫した。

 打線は1点を追う4回、4番・ソトが今季4号の右越え2ランを放ち逆転。5回は2番手・藤岡が一塁線突破の適時三塁打を放ち3点目を奪うも、6回以降は日本ハム救援陣に封じられ再逆転とはならなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

日本ハムが連敗を3で止めた。2点を追う六回に松本剛が2点右前打、田宮が満塁走者一掃の二塁打を放ち、5点を奪って逆転した。3番手のロドリゲスが今季初白星。ロッテは連勝が4でストップ。先発の佐々木が六回につかまった。

 

 

 

 

 

 

 

◇プロ野球パ・リーグ 日本ハム6-3ロッテ(10日、エスコンフィールドHOKKAIDO)

エスコンフィールドHOKKAIDOのマウンドに初めて上がったロッテの佐々木朗希投手が今季2敗目を喫しました。

初回、先頭の細川凌平選手から空振り三振を奪うなど、9球で三者凡退に打ち取った佐々木投手ですが、2回、4番のマルティネス選手にライトスタンドに運ばれ先制点を許します。

3回に1アウト1、3塁のピンチを迎えた佐々木投手。それでも、チャンスに強い郡司裕也選手を空振り三振、第1打席にホームランを打たれているマルティネス選手を158キロのストレートで空振り三振を奪うなど2者連続三振で切り抜けました。

するとその直後にロッテは、ノーアウト1塁からソト選手が2ランホームランを放ち逆転します。

4回には、四球とヒットで1アウト2、3塁のピンチを招いた佐々木投手。上川畑大悟選手にセカンドゴロを打たれると藤岡裕大選手がキャッチしバックホーム。難しいバウンドになりましたが、捕手の佐藤都志也選手がキャッチしタッチアウトにします。さらに2アウト後に四球を出し満塁のピンチとなりますが、細川選手をショートゴロに打ち取り、この回を無失点に抑えます。

5回もヒットと四球で2アウト1、3塁のピンチになりますが、日本ハムの万波中正選手をセカンドゴロに抑えた佐々木投手。ここまでに102球を投げましたが、6回のマウンドにも立ちます。ところが、ヒット2本で1アウト2、3塁のピンチとなります。ここで細川選手をレフトフライに打ち取りましたが、松本剛選手に2点タイムリーを打たれ3対3の同点に追いつかれた佐々木投手。さらに、郡司選手にヒットを打たれピンチを広げたところでマウンドを味方に託しました。

その後、代わった岩下大輝投手が4番のマルティネス選手に四球を与え満塁とピンチを広げると、5番の田宮裕涼選手にレフトへ走者一掃のタイムリー2ベースを打たれ逆転を許しました。

佐々木投手は、5回2/3、自己最多となる123球を投げ、被安打8、4奪三振、与四球5、5失点の成績。日本ハムに6対3で敗れたロッテ。連勝は4でストップしました。

 

 

 

 

 

 

 

広島が3連勝。四回に中村健と矢野の連続適時打で追い付き、五回に小園の適時打で勝ち越した。六、八回にも加点。アドゥワが6回5安打2失点にまとめて3勝目を挙げた。中日は3連敗。松葉が五回途中8安打3失点と崩れた。

 

 

 

 

 

 

広島が逆転勝ちで3連勝。2点を先制された直後の四回に中村健と矢野の連続適時打で追い付き、五回に小園の右前打で勝ち越した。六、八回にも加点。アドゥワは6回2失点でしのいで3勝目。中日は投手陣が踏ん張れず、3連敗。

 

 

 

 

 

 

 

「日本ハム6-3ロッテ」(10日、エスコンフィールド)

 ロッテは逆転負け。連勝が4でストップした。

 先発の佐々木は5四球と制球に苦しんだ。プロ入り最多の123球を投げ粘ったが、5回2/3を投げ、8安打を浴びて自己ワーストタイの5失点。今季2敗目を喫した。

 佐々木は「今話せることは何もありません」と言うのが精いっぱいだった。

 0-0の二回には、先頭・マルティネスに先制ソロを浴びると、三回以降も有利なカウントをつくれず毎回三塁まで進塁を許す、ピンチの連続だった。

 3-1の六回には、1死から連打で二、三塁。細川は浅い左飛に打ち取ったが、松本剛にはフォークを右前への同点の2点適時打とされた。なおも2死一塁から郡司に右前打を浴びたところで、吉井監督が交代を告げた。

 2番手として登板した岩下は、マルティネスを四球で歩かせ満塁とすると、続く田宮には走者一掃の左翼線二塁打を浴び勝ち越しを許した。

 打線は、0-1の四回無死一塁からソトが2ラン。2-1の五回には1死一塁から藤岡が右翼線へ適時三塁打を放ったが、六回に逆転されてがら、再び勝負をひっくり返すことはできなかった。

 

 

 

 

 

 

 

◇プロ野球セ・リーグ 広島6-3中日(10日、マツダスタジアム)

最下位の中日は災難が続き、広島戦で逆転負けに喫しました。

2回裏、村松開人選手の送球エラーで際どいプレーが発生。この日2回目のリクエストとなるも判定は覆らず、中日は試合開始序盤にリクエストを使い切る波乱の幕開け。

4回にはノーアウト1塁の場面でカリステ選手が広島・アドゥワ誠投手からの初球のスライダーをレフト方向へ放ちます。打った直後カリステ選手はホームランを確信。この打球はそのままレフトスタンドへ吸い込まれ、先制の2ランホームランとなりました。

しかし、その裏の攻撃で末包昇大選手の打った打球が先発・松葉貴大投手に左腕に直撃するトラブルが。松葉投手はそのままマウンドに立ち続けますが、その後中村健人選手、矢野雅哉選手に連続でタイムリーを浴び、試合を振り出しに戻されます。

同点で迎えた5回、ヒットと四球で2アウト1・2塁のピンチを迎えると、小園海斗選手にタイムリーを浴び、中日は逆転を許します。松葉投手はここで降板。4回2/3を投げ、被安打8、3失点でマウンドを後にしました。

さらに5回、6回と2イニング連続失点を許すと8回、4番手の土生翔太投手が 1アウト3塁の場面で投じた2球目のストレートを田中広輔選手にはじかれ、さらなる追加点を献上してしまいました。

9回に山本泰寛選手がレフトスタンドへソロホームランを放つもその後追随出来ず逆転負け。中日は借金を「3」に増やしました。

 

 

 

 

 

 

 

 

「広島6-3中日」(10日、マツダスタジアム)

 広島が今季3度目の3連勝で4月4日以来、36日ぶりに貯金生活に突入した。

 攻撃陣が奮起した。2点を先制された直後の四回に菊池と末包が安打を放ち、2死一、二塁の好機を演出すると、中村健が左前への適時打。次打者・矢野も詰まらされながらも左前へポトリと落ちる適時打として、すぐさま同点に追いついた。

 さらに2-2の五回に秋山の安打と菊池の四球で2死一、二塁とすると、小園が右前への勝ち越し適時打を放ち、松葉をKO。小園が4番に初めて座った7日・阪神戦以降、チームは3連勝となった。六回には代打・松山にも適時打が生まれて、中日を引き離した。

 先発・アドゥワは6回5安打2失点。打線からの援護もあって床田、森下と並ぶチームトップタイの3勝目を挙げた。四回にカリステに先制2ランを浴びるも、大崩れすることなく淡々と投げ進めた。これで中日戦通算16試合目の登板で初白星となった。

 前回の中日との本拠地3連戦では3戦連続完封負けを食らっていただけに、雪辱も果たす白星にもなった。

 

 

 

 

 

 

 

「日本ハム6-3ロッテ」(10日、エスコンフィールド)

 日本ハムが、負ければ3位転落となるロッテとの直接対決を制し、連敗を3で止めた。

 2点を追う六回に、ロッテ先発・佐々木を攻略した。上川畑の左前打、水野の左翼線二塁打などで2死二、三塁。松本剛が0-2と追い込まれながらフォークをとらえ、右前に落とす同点2点適時打。「気持ちです」とコメントした。さらに郡司も左前打で続き、一、三塁としてマウンドから引きずり降ろした。

 2番手・岩下からマルティネスが四球を選び二死満塁。5番・田宮が左翼線に走者一掃の二塁打。「追い込まれていましたが、2アウト満塁のチャンスだったのでなんとしても逆転しようと思って打ちました」。この回一挙5点を奪って逆転した。

 3度目の先発となった福島は、1点リードの四回、ソトに2ランを浴びて逆転を許し、五回は藤岡に適時三塁打を浴びて降板。初勝利はお預けとなった。「ストライク先行の投球ができなかったのが反省点です。悪い中でも修正できるピッチャーになれるよう練習します」とコメントした。

 

 

 

 

 

 

 

「DeNA3-4阪神」(10日、横浜スタジアム)

 阪神は九回にノイジーの一打で勝ち越し、連敗を2で止めた。

 中13日で先発した青柳は5回0/3を4安打3失点だった。1点リードの初回1死から4者連続四死球で同点を許すも、後続を断って勝ち越しは許さず。同点の三回は2死二、三塁の危機を招くも、佐野を左飛に打ち取った。五回は球数100球に到達しながらも三者凡退で立て直したかに見えたが、2点リードの六回無死三塁から筒香に右中間への適時三塁打を浴びて降板した。

 続く無死一、三塁からは2番手・石井が京田に同点の中前適時打。再び試合を振り出しに戻された。

 打線はプレーボール直後から近本が魅せた。初回先頭で相手先発・東のツーシームを捉えて自身11度目となる右翼への先頭打者本塁打をマークした。六回は先頭・近本が右翼線への二塁打で出塁して1死一、三塁となると、4番・大山が勝ち越しの左前適時打。1死一、二塁からは昇格即スタメン起用された井上が三塁強襲の適時打を放って追加点を入れた。

 粘りの投球を見せた青柳からリリーフ陣が力投。石井、島本、岩崎、ゲラとつなぎ1点差ゲームを勝ち切った。

 

 

 

 

 

 

 

ボクシングの世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(31=大橋)の1位返り咲きに異議が飛び出した。井上は6日の初防衛戦でルイス・ネリ(メキシコ)に6ラウンドTKO勝ちし、9日(日本時間10日)に発表された、ボクシング専門誌「リング」のパウンド・フォー・パウンド(PFP=階級差のない最強ランキング)の最新ランキングで1位へ復帰した。

昨年に世界ウエルター級4団体統一を果たしたテレンス・クロフォード(米国)を逆転した今回の発表を受け、米メディア「ボクシング・ニュース24」は「リング誌が、井上尚弥を選んだことには疑問が残る。井上は都合よく安全なスーパーバンタム級にとどまっており、〝サメ〟の餌食になりかねないフェザー級への転向を避けている」と主張した。

その上で、これまでの対戦相手も「ルイス・ネリはブランドン・フィゲロアにKOされた選手。井上は必ずしも一流選手を倒してきたわけではない。井上の勝利の多くは、同じような欠点のある相手との対戦によるものだ。ランキングをつくる人たちは対戦相手のレベルを考慮していないように見える」と疑問視した。

さらに、同メディアは「井上は素晴らしいファイターだが、クロフォード、カネロ、ウシク、ドミトリー・ビボルのようなレベルの相手と戦ってきたわけではない」と念押し。〝モンスター〟の実力を認めたくないようだ。

 

 

 

 

 

 

 

阪神が3―3の九回に勝ち越し、連敗を2で止めた。佐藤輝の二塁打を足掛かりに1死一、三塁とし、ノイジーが左前に適時打を放った。八回を抑えた岩崎が2勝目、ゲラが6セーブ目。DeNAは2度追い付いたが勝ち越せなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

「西武2-13楽天」(10日、ベルーナドーム)

 西武は2桁失点の惨敗で、今季4度目の4連敗。泥沼の借金11となった。

 今季初先発となった2年目・青山は初回、先頭・小郷に二塁打を許すと、捕逸で先制点を献上。三回にも1死満塁のピンチを招き、左犠飛で2点目を失うと、四回にも小郷に適時打を浴びてこの回限りで降板した。

 1点を返した直後の六回には、救援陣が4安打を集中され3点を奪われ、突き放された。この後は繰り出す救援陣がことごとく痛打を浴びて、終わってみれば18安打13失点と投手陣が崩壊した。

 打線は楽天・早川の前に沈黙。五回に暴投で1点を返したが、後が続かなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「西武2-13楽天」(10日、ベルーナドーム)

 楽天はいずれも今季最多となる、18安打13得点と打線が大爆発しての大勝。2連勝でオリックスを抜いて4位に浮上した。

 1番・小郷が5安打2打点2盗塁と打線をけん引した。初回、三回とヒットで出塁しホームを踏むと、四回には適時打を放ち、追加点をもたらした。六回には自身初となる1試合4本目のヒットでチャンスメークすると、そこから3得点。七回にもこの日5安打目を放つと、浅村の4号3ランにつなげた。八回には犠飛を打ち上げ、2打点目もマークした。

 先発の早川は中盤続けてピンチを招くも、粘り強く投げて6回1失点。大量援護にも守られ3勝目を挙げた。

 

 

 

 

 

 

 

「日本ハム6-3ロッテ」(10日、エスコンフィールド)

 日本ハムが、負ければ3位転落となるロッテとの直接対決を制し、連敗を3で止めた。

 六回に、難攻不落のロッテ・佐々木を攻略した。上川畑の左前打、水野の左翼線二塁打などで2死二、三塁。松本剛が0-2と追い込まれながらフォークをとらえ、右前に落とす同点2点適時打。なお2死満塁で、田宮が2番・手岩下から走者一掃の二塁打で試合をひっくり返した。

 鮮やかな逆転勝利に、新庄監督は「よう追いついてねえ。逆転までできるっていう。今シーズンそれが多いんで。信頼して、どっしりと構えてられるというところはありますね」と成長したチームに目を細めた。

 佐々木については、「(佐々木は)良くなかった?良くなかったって言っても、良いですからね。それに食らいついて、よく追いついて、逆転しましたよ」と笑顔。「(佐々木の球数は)123球?素晴らしいですね。追い込まれて、なかなか打てるもんじゃないんで。見極めるところは見極めようって、というところは決めてましたね」と明かした。

 佐々木攻略についても、「スライダーが一番、狙っていけばとらえられるボールじゃないかなとは思う。ちょっと打席に入ったことないから…わからん(笑)」と笑わせるなど、指揮官は冗舌だった。

 

 

 

 

 

 

 

第101回箱根駅伝(来年1月2、3日)で、予選会(10月)で敗退したチームの選手で編成される関東学生連合が2年ぶりにオープン参加することが10日、分かった。この日、箱根駅伝を主催する関東学生陸上競技連盟は関東学生対校選手権が開催されている東京・国立競技場の会議室で第1回駅伝全体会議を行い、加盟校に正式に伝えた。第102回大会以降の編成については今後、協議を重ねる。

 多くの個性派・実力派ランナーを生んだ「名物チーム」が2年ぶりに復活する。 関東学生連合の前身に当たる関東学生選抜では、学習院大初の箱根駅伝ランナーとなった川内優輝(37)=あいおいニッセイ同和損保=や、東農大時代に予選会を突破できずに関東学生連合の一員として4区を走った小山直城(27)=ホンダ=ら多くの話題を提供した。

 今年の第100回記念大会は例年より3増の23チームが参加。シード10校と、全国の大学が参加可能だった予選会(昨年10月)を突破した13校が出場した。100回大会では編成されなかった学生連合は101回大会以降は未定とされていたが、2年ぶりに復活が決まった。関係者によると、第101回大会は原則、第99回大会と同様に開催されるという。第100回大会で優勝した青学大をはじめ上位10校のシード校と10月の予選会を突破した10校に加え、予選会で敗退したチームの選手によって編成される関東学生連合がオープン参加する。102回大会以降の編成については、加盟校の意見を募り再協議される。

 チームとしては予選会突破の可能性が少ないが、個人として高い実力を持つ選手が箱根路で躍動することが関東学生連合の存在の意義の一つだ。記録には残らないが、記憶には残る関東学生連合チームは、第101回大会の見どころのひとつとなる。

 ◆関東学生連合 2003~13年に編成された「関東学連選抜」(04年は日本学連選抜)を改め15年に再結成。予選会敗退校の中から個人成績を参考に編成。各校1人で外国人留学生を除く。現在は、過去の本戦出場がない選手に限られるため全員が初出場となる。チーム、個人とも順位がつかないオープン参加。07~13年は公式順位が認められており、最高成績は08年の4位。前々回の23年は20位相当。タスキの色は白。

 東大秋吉熱望 〇…関東学生連合のメンバーとして夢の箱根駅伝出場を目指すことになりそうなのが、1万メートルで28分49秒27の自己ベストを持つ東大の秋吉拓真(3年)、熊本大、九州大大学院を経て東大大学院の古川大晃(博士4年)らだ。この日、東京・国立競技場で行われた関東学生対校選手権・男子2部5000メートル予選2組で箱根駅伝常連校の選手に交じり、5位で決勝に進出した秋吉は「箱根駅伝に出場し、学生連合の意義を広く分かってもらえるような走りをしたいです」と目を輝かせた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆パ・リーグ 楽天13―2西武(10日・ベルーナドーム)

 楽天の小郷裕哉外野手が5安打の大暴れ。「1番・右翼」でスタメン出場し、6打数5安打2打点4得点2盗塁と、1番として最高の仕事を果たした。チームは今季最多18安打13得点で快勝した。

 初回、左翼線二塁打で出塁すると、中飛で三進後、捕逸で先制のホームを踏んだ。さらに3回に内野安打で出塁すると、4回は右前適時打。6、7回にも右前打を放ち、5打席目で5安打をマークした。

 パ・リーグ記録の6安打に王手をかけてから2打席立ったが、8回は中犠飛、9回は一ゴロに終わり、タイ記録はならなかった。

 小郷は「追い込まれてからが多かったんですけど、しっかりいいアプローチができたかなと思います」と自画自賛。パ・リーグ記録については「知らなかったですけど、チャンスあったので、悔しいですね」と話していた。

 

 

 

 

 

 

 

 


※一部勝手にコピペ&割愛いたしました🙇💦



※また、敬称を省略させていただきました🙇💦💦