10日のニューヨーク外国為替市場で、対ドルの円相場は一時、1ドル=152円台後半まで下落した。1990年6月以来、約34年ぶりの円安水準となった。政府・日本銀行による円買い・ドル売りの為替介入への警戒感も高まっている。

 

 米労働省が10日発表した3月の消費者物価指数(CPI)上昇率が市場予想を上回ったことを受け、市場では、インフレ(物価上昇)が長期化して米連邦準備制度理事会(FRB)の利下げ開始が先送りされるとの見方が強まった。

 日銀は3月にマイナス金利政策を解除し、17年ぶりの利上げを決定したが、当面は低金利環境を継続する方針を示している。日米の金利差が続くとの見方が広がり、円を売ってドルを買う動きが広がった。

 政府・日銀は2022年10月に1ドル=151円90銭台の水準で為替介入を実施しており、市場では政府・日銀が近く介入に踏み切るとの観測も強まっている。

 米国の3月のCPIは前年同月比3・5%となり、2か月連続で伸びが拡大した。市場予想の3・4%も上回った。ガソリン価格は1・3%上昇と6か月ぶりにプラスに転じた。18か月連続で鈍化していた食品は2・2%と前月の数字に並んだ。変動が大きい食品とエネルギーを除いた指数は3・8%で前月から横ばいだった。

 インフレ率は22年6月のピークから大きく下がったものの、3%台が10か月続くなど、FRBが目標とする2%を前に足踏みが続いている。

 FRBは、前回3月の連邦公開市場委員会(FOMC)で、24年中に3回の利下げを行うとの従来の想定を維持しており、開始時期が焦点となっている。インフレ率の下げ止まりを背景に、FRBの高官からは早期の利下げに慎重な意見も相次いでいる。

 

 

 

 

 

 

 

 

「DeNA1-6中日」(10日、横浜スタジアム)

 中日が快勝で首位をキープ。立浪政権では最長、21年9月以来3年ぶりの5連勝を飾った。

 打線が活発だった。15安打で6得点。序盤は相手のプロ初登板初先発、小園を攻め、初回に細川の適時打で先制した。二回は高橋の適時打などで2点を追加。三回は投手の松葉にも適時打が飛び出すなど、5点をリードした。六回には中田の適時打で貴重な6点目を奪った。

 先発の松葉は六回途中1失点の力投で初勝利。梅野、清水、斎藤、松山とつないでDeNAの反撃をかわした。

 

 

 

 

 

 


 

◆パ・リーグ オリックス4―5楽天(10日・京セラドーム大阪)

 オリックスが延長10回に勝ち越しを許し、1日で単独最下位に戻った。ポイントとなったのは8回の攻撃で、セデーニョが同点の3号2ラン。さらに2死二塁とチャンスを広げ、代打の頓宮が空振り三振に倒れた場面だ。昨季の首位打者は開幕からわずか1安打。この日も早出で打撃練習を行うなど、現状打開に必死だ。中嶋聡監督も「自分たちで結果を出していくしかない。何とか、と思うんですけど…」と復調を信じるつもり。延長10回も2死二、三塁までつなげただけに「勝ち切らなきゃいけないですよね。しっかり勝ち切ることが、本当にいい薬だと思う。競った試合をどうやって取っていくかが、非常に重要になってくる」と語気を強めた。

 

 

 

 

 

 

 

ロッテのソトがチームを救った。延長十回、1死二、三塁で、第1ストライクの内角速球を積極的に振り抜いて中前へ。これが決勝打となり、「とても重要な場面だったし、前の打者がしっかりバントを決めてくれた。決められてうれしい」と笑顔を見せた。
八、九回に失点して追い付かれる嫌な展開だった。吉井監督は「(途中交代させず)ソトを残しておいてよかった。あさってからも勝つことを考えてやるだけ」と話した。

 

 

 

 

 

 

 

 

ロッテ3―2西武(パ・リーグ=10日)――ロッテが延長戦を制し3連勝。十回にソトが勝ち越し打を放った。西武は九回に中村剛のソロで粘ったが、先発で7回2失点の武内夏暉(国学院大)を援護できず。

◇ 楽天5―4オリックス(パ・リーグ=10日)――楽天は延長十回、鈴木大の適時内野安打で勝ち越した。4番手の西垣がプロ初勝利。オリックスは八回、セデーニョの2ランで追いついたが、救援の山崎が崩れた。

 

 

 

 

 

 

 

 

中日6―1DeNA(セ・リーグ=10日)――中日が3年ぶりの5連勝。一回に細川の適時打で先制すると、二回以降も着実に加点した。松葉が今季初勝利。DeNAはプロ初先発の小園が三回途中で降板した。

◇ 広島6―2阪神(セ・リーグ=10日)――広島が連敗を4で止めた。一回に内野ゴロの間に先制すると、二回は6安打を集めて5点を奪った。先発のアドゥワは開幕2連勝。阪神は伊藤将が制球に苦しんだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

楽天は4―4の延長十回2死一、三塁で鈴木大が投手強襲の安打を放ち、勝ち越した。先発の岸は6回2失点と粘って試合をつくり、4番手の西垣はプロ初勝利。オリックスは新人で初先発の高島が五回途中4失点だった。

 

 

 

 

 

 

 

投打がかみ合った中日が3季ぶりの5連勝。一回に細川の適時打で先制。二、三回に2点ずつ加え、六回は中田の適時打でリードを広げた。松葉は5回2/3を1失点とし今季初勝利。DeNAは小園がデビュー登板で打ち込まれて3連敗。

 

 

 

 

 

 

 

 

ロッテが3連勝。三回に山口の二塁打で先制し、七回に友杉の適時打で加点。一度は追い付かれたが延長十回にソトの適時打で勝ち越した。国吉が3年ぶりセーブ。西武は九回に中村剛が同点ソロを放ったが、アブレイユが誤算だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「オリックス4-5楽天」(10日、京セラドーム大阪)

 オリックスは終盤に意地を見せたが延長十回に決勝点を献上。最下位に逆戻りとなった。

 2点を追う八回無死一塁でセデーニョが宋家豪から左翼席に今季3号同点2ラン。ドラフト5位・高島の黒星を消した。オリックスファンは大盛り上がりを見せた。

 ドラフト5位・高島(王子)は初勝利の権利発生目前で打ち込まれた。四回までは1失点で試合を作っていたが、1点リードの五回2死一、二塁で村林に逆転の2点適時三塁打を右翼へ運ばれ、続く小郷にも右前適時打を打たれ、ここで降板となってしまった。

 「先発投手としての責任を果たせなかったことがすごく悔しい」。それでも最速152キロをマークするなど、光を見せたシーンも多く見られた。今後に期待を抱かせるような投球内容だった。

 打線は幸先良く先制したが、中盤以降は本塁が遠い展開だった。二回はセデーニョの今季2号ソロで先制、三回は中川の遊ゴロの間に三走が本塁に生還するなど、いい形に見られたが、昨季4勝1敗、防御率0.87とオリックスキラーぶりを見せていた岸を前に四回以降は苦しんでいた。それだけに先発の岸、宋家豪を捉えたセデーニョの一発は価値があったが、勝利には結びつかなかった。

 

 

 

 

 

 

 

◇プロバスケットボールB1リーグ・第31節 三遠96-62富山(10日、富山市総合体育館)

 中地区8位の富山グラウジーズは、62-96で同1位の三遠ネオフェニックスに敗れ、チームワースト更新の23連敗を喫した。中地区優勝を決めた三遠の選手やブースターが喜び合う中、富山の選手たちはがっくりと肩を落とした。試合後、庄司和広HCは「素晴らしい雰囲気の中、バスケが出来て感謝しています。本当に苦しいですが、声援に応えるために勝利を届けたいです」とファンに呼びかけた。

 1試合の平均得点がリーグトップの90・1点を誇る三遠に対し、富山は1試合平均失点が86・6点とリーグワースト。守備では、マンツーマンとゾーンディフェンスを切り替えながら挑んだ。効果的に守った時間帯もあったが、長くは続かず、インサイド、アウトサイドから効果的にシュートを許した。攻撃ではフリーの場面を作る場面もあったが、フィールドゴールの成功率は38%と大苦戦。第3Q終盤はミスも連発し、最大35点のビハインドを背負ってしまった。PG宇都直輝は「シンプルに三遠は強かった。上位チームと戦うには、120%の力をださないといけないが、うまく出来ずに負けてしまった」と振り返った。

 4327人のファンが声援で後押ししたが、1月7日以来の白星は遠かった。通算4勝47敗となり、リーグ全体で最下位の24位。残り9試合となったが、B1残留圏内の22位、茨城とは5ゲーム差となっている。PG宇都は「残り9試合、僕らは全て勝つ気持ちで戦います。みなさんの応援は力になっています。お願いばかりで申し訳ないですが、声援を力に変えて、しっかり戦っていきたい」と決意を語ると、スタンドからは励ましの声も飛び交った。極めて厳しい状況の中、B1残留を信じて戦い抜く。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆パ・リーグ オリックス4―5楽天(10日・京セラドーム大阪)

 オリックスは今季初の2連勝を逃した。2点を追う8回にセデーニョが3号2ラン。「打った瞬間、入ってくれると思いました」と来日初の1試合2発で追いついたが、延長10回に5番手・山崎が踏ん張れなかった。2死から連打で一、三塁とされ、鈴木大に投手強襲の勝ち越し打。チームは1日で単独最下位に転落した。11日は160キロ右腕の山下が先発し、初のカード勝ち越しを目指す。

 オリックス・高島(プロ初先発だったドラフト5位右腕。4回2/3を4失点で降板し)「5回の2アウトを取った後、粘り切れずに連打で得点を許してしまったことが悔しい。先発としての責任を果たせなかったことが、すごく悔しいです」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


※一部勝手にコピペ&割愛いたしました🙇💦



※また、敬称を省略させていただきました🙇💦💦