バスケットボール女子Wリーグのプレーオフは7日、東京都調布市の武蔵野の森総合スポーツプラザで2戦先勝方式の準決勝第2戦が行われ、レギュラーシーズン(RS)2位で初優勝を狙うデンソーが、昨季女王でRS3位のENEOSを82―66で退け、2連勝で13日からの決勝に進んだ。全日本選手権との2冠が懸かるデンソーは6季ぶりの決勝進出。赤穂ひまわりが24得点した。

 RS5位のシャンソン化粧品は同1位の富士通を71―70で破り、1勝1敗に持ち込んだ。第1クオーターに一時0―19と大量リードを許したが、小池らが活躍し、第4クオーターに逆転した。第3戦は8日に行われる。

 

 

 

 

 

 

 

「日本ハム1-11西武」(7日、エスコンフィールド)

 日本ハム・新庄監督が0-11の八回に代打5人を送り出した。先頭の野村に代えてベテランの中島をコール。その後は先発出場した日本人選手に代えて伏見、細川、五十幡、江越を次々と送り出した。

 その意図について「ああいう場面で打席に立たせておかないと、感覚がなくなるので」と説明。中島の左前打はこの日唯一の得点にもつながり「引っ張ってくれたのがうれしかった。いいヒットでしたね」と評価した。

 一方で外国人選手には最後まで代打を送らなかった。これについては「外国人の選手たちは、目覚めさせてくれるいいきっかけ。やっぱり楽に打席に立てるので。これがきっかけになって爆発してくれる」と大差の展開が背景にあったと説明。「爆発多いなオレ(笑)」と自ら突っ込み、「いいきっかけになったと思う」と笑った。

 「点差が離れての打席でヒットが出た。マルティネスもレイエスも良い感じでセンターに。スティーブンソンもヒットが出たし。ああいう形でも」。外国人3人が1安打ずつ放ち、これでレイエスは打率・150、スティーブンソンが・143、マルティネスが・073。

 

 

 

 

 

 

 

● 広島 0 - 1 中日 ○
<3回戦・マツダスタジアム>

 広島は3年ぶりとなる3試合連続の完封負け。借金「2」でリーグ最下位に転落した。

 このカードは初戦0-1、第2戦は0-4で敗れている広島。この日も中日先発・メヒアを打ち崩せずゼロ行進が続いた。1点を追う8回は中日2番手・勝野を攻め、一死一塁で代打・松山が左翼線を破る二塁打を放つも、本塁生還を狙った一走・羽月が憤死。そのあと二死満塁としたが、最後は3番・小園が空振り三振に倒れた。

 先発の黒原は4回まで1安打無失点の快投。0-0のまま迎えた5回は、一死一塁から7番・宇佐見に左中間突破の適時二塁打を許し先制された。それでも、後続は退け5回3安打1失点で降板。前回3月30日のDeNA戦(横浜)ではわずか3球で危険球退場となってしまったが、この日はしっかりとゲームメイクし役割を果たした。

 6回以降も中﨑、矢崎、島内、栗林が1イニングずつゼロを刻むも、打線が27イニング連続無得点で完封負け。黒原は援護なく今季2敗目を喫した。

 

 

 

 

 

 

 

神戸―横浜M。後半、ゴールを決め、喜ぶ横浜Mのヤンマテウス(手前左)。昨季2位の横浜Mは王者の神戸に2―1で競り勝った=7日、ノエスタ

 

 

 

 

 

 

 

サンフレッチェ広島は4月7日、J1第7節で湘南ベルマーレとホームで対戦。2-0で完勝した。

この一戦で2ゴールの活躍を見せたのが、今季に湘南から広島へ移籍したFW大橋祐紀だ。52分に自ら奪ったPKを成功させると、90+10分には相手の最終ラインの背後へ抜け出し、戻ってきた敵DFもかわしてシュートを決めた。


試合後のフラッシュインタビューで、大橋は「(湘南は)思い入れのあるチームですし、ピッチに立って自分の姿を示したいと思っていました。それが得点という形になって良かったです」と古巣戦を振り返った。

またこの勝利で、チームは開幕から7戦無敗に。27歳のストライカーは、好調の要因を「全員でハードワークできている結果」と語っている。

広島は次戦、13日にアビスパ福岡と相まみえる。大橋が再びチームを勝利に導けるか。

 

 

 

 

 

 

 

 

ロッテは佐々木が一、二回に1点ずつ失って先行を許したが、立ち直って7回を9奪三振の2失点で今季初勝利。打線は1―2の四回に池田の適時打など5長短打を集めて4得点と逆転した。オリックスは曽谷が4失点で四回途中KO。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

台湾東部沖を震源とする地震で、台湾の災害対策本部は7日午後、落石で大きな被害を受けた東部花蓮県の景勝地・太魯閣(タロコ)渓谷でホテルに足止め状態となっていた人のうち、現地にとどまることを望む住人などを除き、観光客全員やホテル従業員らの救出を完了したと発表した。道路の寸断などにより一時、最大で700人近くが足止めされていた。

 このほか、7日午後2時半現在で外国人2人を含む6人と連絡が取れなくなっており、当局は見つかった遺体の確認や捜索を急いでいる。

 太魯閣は川が大理石を浸食してできた渓谷。風光明媚(めいび)な景色で人気の観光地。5日には観光で訪れていた日本人の親子の女性2人が救出された。

 災害対策本部によると、これまでに身元が判明した死者は13人、負傷者は1133人にのぼっている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 7日午後2時10分ごろ、栃木県栃木市神田町の路上で、飼い犬を散歩中の女性(25)が、別の犬に左手をかまれた。助けようとした35~50歳の男女計3人も手や腕をかまれた。4人はいずれも軽傷。かんだ犬は捕獲され、栃木署が飼い主の50代男性から事情を聴いている。

 署によると、かんだのは体長約1メートルのピットブル系の雌で、飼い主の男性は「逃げ出したので捜していた」と説明している。狂犬病の予防接種は受けていた。

 最初にかまれた女性は、自身の飼い犬が突然現れた犬に襲われたため、かばおうとしたという。署は当時の状況を詳しく調べている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆パ・リーグ 楽天3x―2ソフトバンク(7日・楽天モバイルパーク宮城)

 ソフトバンクが今季初のサヨナラ負けを喫して連勝が3でストップ。単独首位から“陥落”して西武と並ぶ同率首位となった。

 同点の9回、5番手として登板したのはドラフト5位ルーキーの沢柳亮太郎投手。しかし先頭の浅村に四球を与えると、1死二塁から鈴木に右翼線へのサヨナラ二塁打を浴びた。

 試合後の小久保裕紀監督は、開口一番「沢柳なんか全然責任ないやろ。しょうがねえやろ」とプロ2戦目で初黒星となった右腕をかばった。

 逆に失点につながった野手のミスについては手厳しかった。「与えられているチャンスを自分で消さないようにやってほしい」と、やり玉に挙げたのは、6回の海野隆司捕手のプレーだ。

 1死一塁で太田を迎え、3度のけん制を経て初球をウエスト。相手ベンチのヒットエンドランを読んでいたのだ。空振りを奪ったまでは良かったが、二塁への送球が三塁方向にそれて、結果的に一走・辰己が盗塁成功。2死後、村林に同点の左越え二塁打を献上した。「せっかくウエストしてて、あの送球をすると、出番が減ってくる。チャンスを自ら手放さないよう取り組んだ方がいい」と指揮官は繰り返した。

 打線も11安打を放ちながら決定打に欠き、わずか2点しか奪えなかった。ハードラックだったのは主砲・山川穂高内野手だ。初回は1死一、二塁の先制機で投ゴロ併殺打。同点の8回には1死二塁から前打者・柳田が申告敬遠された中で空振り三振に倒れた。「技術的にズレが生じてきている」と開幕9試合を終えて打率1割7分6厘の4番打者は唇をかんだ。

 それでも百戦錬磨の本塁打王。「当然悪い時をいっぱい経験している。だからこそ『打てる感じに戻ってきているな』っていうのも分かります。今みたいに打ててない時は、とにかく気持ちの面で前向きにして、技術的な面は修正をかけていく。それしかできないところもあります」と週明けの巻き返しを誓っていた。

 新戦力・長谷川威展投手のデビューは、鷹党にとって明るい材料だろう。同点の6回2死二塁で2番手として登板。小郷を打ち取った当たりは遊撃への内野安打となったが、次打者・小深田を右飛に仕留めて、移籍初戦でホールドを記録した。

 昨オフの現役ドラフトで日本ハムから移籍。オープン戦で6試合を無失点と好投し、開幕1軍が決定的となりながら、開幕直前の体調不良で出場選手登録されなかった。「本当にしびれる場面でいかせてもらって、期待に応えたいなっていう思いでした。(初ホールド?)本当にホッとしてます。スタート地点に立ったなという感じです」と初々しく話した変則左腕。負けはしたが、浮き彫りになった課題や収穫も盛りだくさんのゲームだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ロッテ5-2オリックス」(7日、ZOZOマリンスタジアム)

 ロッテの佐々木朗希投手が先発し、7回3安打2失点。プロ最多の111球を投げきった。初回、二回と制球が定まらず失点したが、三回以降は無安打。終わってみれば9奪三振の快投だった。吉井理人監督は「尻上がりに良くなった。良いピッチャーはそういうピッチングセンス」と評価した。

 六回終了の時点で98球を投げていたが、佐々木は「尻上がりに調子が上がってきたのと、序盤なかなかいい投球ができなかったので、その分イニングを投げてトータルで見て良かったなと思えるような試合にしたかった」と志願し、七回も続投。三者凡退に抑え、プロ最多111球を投げきった。指揮官は「それくらいは投げられる力を持っている。もっと投げられると思う。130球くらいは軽く投げられる子だと思ってます」と話した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(7日、プロ野球 東北楽天ゴールデンイーグルス3―2福岡ソフトバンクホークス)

 

 プロ13年目を迎えたベテランでも、シーズン初安打が出るまで自分を信じられなくなるときがある。初安打がサヨナラ打となった楽天の鈴木大地が本音を漏らした。

 「誰もが焦っていないと思っていても、焦っている」

 今季初めて先発出場し、2―2で迎えた九回1死二塁だった。フルカウントから、ソフトバンクの新人右腕、沢柳亮太郎(ロキテクノ富山)のフォークをとらえて右翼線へ。今季9打席目でサヨナラ二塁打を放ち、心の底から喜んだ。

 「それまで迷惑をかけていたので、この一打がでて自分もホッとしていますし、チームが勝てたのが一番よかった」

 春先から調子が上がらず、先発出場を確保しているわけではない。チームの状態も上向かず、責任を感じていた。それでも、やることに変わりはない。この日も一足早くグラウンドに現れ、全体練習の前にロングティーでバットを振り込み、不振から抜け出すきっかけを探ってきた。

 「ぶれずにずっとやってきていることなので。そこには自分自身を作ってきた気持ちがある」。ひとりで苦しみを抱えてきたわけでもない。「毎日手伝ってくれるスタッフさんがいて、本当に喜んでもらえた。そういう人にも感謝しなきゃいけないので、なんとか結果を出し続けたい」

 ロッテから2020年に楽天に移籍してから、初のサヨナラ打。「もう5年目になっちゃいましたけど、こういう経験をさせてもらって感謝しかない」

 そして、短い一言に信念がこもる。「一瞬が勝負だと思っています」。類いまれなリーダーシップとしぶとい打撃は、今季も武器になる。(笠井正基)

 今江監督(楽) 鈴木大がサヨナラ打。「彼自身にとっても大きな1本になったと思うし、チームにとっても大きな1勝」

 則本(楽) 抑えに転向し、今季初勝利。「結果が全てなんで。今日はゼロに抑えられたことは良かったかなと」

 

 

 

 

 

 

 

 

浦和は3得点で快勝した。前半5分、CKにチアゴサンタナが頭で合わせてゴール。相手のマークをかいくぐって奪った先制点を振り返り、「意図していたセットプレー。あの時間帯で先制できてよかった」。3試合連続のゴールを喜んだ。
勢いづいたチームは、後半に松尾と大久保が追加点を挙げて快勝。ヘグモ監督は「攻撃に転じた時、しっかりとスピードに乗れていた。試合を通じていい姿勢を見せてくれた」と選手をたたえた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆明治安田J1リーグ第7節 川崎0―1町田(7日・U等々力)

 川崎は首位・町田にホームで敗れた。前半32分に1点を先行され、完封負けした。川崎は2戦連続で無得点だった。鬼木達監督は試合後の会見で前半について「やっぱりロングボールを蹴られるとか、そういうイメージがちょっと先行しすぎてしまい、最初から少し間延びをした状態で繋がれた。その中で押し込まれるという展開が非常に多かった。ロングボールもありましたけれども、実際には手前で繋がれているシーンも数多くあった」と振り返った。

 そして「自分たちで引っ掛けられたというよりも、自分たちのミスから危ないシーンもあったと思いますので、そういうところで少し前へ前へのコンパクトさがなくなってしまったかなと思います」と悔しがった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆第25回記念全国高校女子硬式野球選抜大会 ▽決勝 神戸弘陵9―1東海大静岡翔洋(7日・東京ドーム)

 女子高校野球の全国選抜大会決勝が7日、東京ドームで行われ、神戸弘陵(兵庫)が9―1で東海大静岡翔洋(静岡)を下し2年連続4回目の優勝を決めた。

 初回、1死満塁から山田佳穂(2年)の走者一掃中越え適時三塁打と飯嶋弥沙音(3年)のスクイズで4点。5回にも主将・田垣朔來羽(3年)の適時三塁打、山田の2点適時打などで5点を加えた。ヒロインインタビューで田垣は「自分たちの代で勝てて、昨年よりうれしい」と喜びを口にした。

 昨年8月、決勝が甲子園で行われた全国選手権を制して、前年秋からユース大会、選抜、選手権の女子野球全国大会3冠を史上初めて達成。しかしスタメンに4人残った新チームで臨んだ直後のユース大会では、準々決勝で延長サヨナラ負けを喫した。「やはり守備。昨年より打つチームだが、打線は水もの」という石原康司監督(64)の方針のもと、和歌山大硬式野球部の練習メニューを使って守備力を強化。高速スライダーを習得し勝負強くなったというこの日先発のエース・伊藤まこと(3年)の好投もあって、初戦からの5試合を2失策1失点と圧倒した。

 2000年に8チームで始まった同大会は、25回を迎え史上最多54の高校と合同チームが参加。この日の決勝は昨年に続き秋篠宮家の佳子さまが観戦された。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

中日が3試合連続で零封勝ちした。そのうち2試合が1―0。しぶとく守り勝つ。強かった頃をほうふつさせる勝利だ。

 

 最大の危機は八回。1死一塁から広島の代打・松山に左翼線二塁打を打たれた。一塁走者の生還は、左翼からの中継プレーで阻む。

 さらに2死満塁とされてからも、守る。3番・小園を追い込んだ後、ワンバウンドになった変化球は捕手の加藤匠が体で止めた。カウント2ボール2ストライク。最後は低めの直球で空振り三振に仕留めた。

 「フルカウントになれば走者がスタートを切るので、ワンヒットで2点入れられてしまう。あそこが勝負だと思った。思い切って直球で来いとサインを出した」

 今季は32歳の木下、31歳の加藤匠、30歳の宇佐見と現時点で3捕手がチームを支える。この日先発した宇佐見は一回にフェンス際の捕邪飛を好捕すると、五回は決勝の左中間二塁打を放った。「僕は先輩2人についていくだけ。(捕手コーチの)小田さんも3人の良さをそれぞれ出してくれたらいいと言ってくれているので、いい雰囲気でやっている」と相乗効果を口にする。

 3試合連続の零封勝ちは12年ぶりのことで、「こんなことあるんですね」と立浪監督。2年ぶりに勝ち越しを2に増やし、「急にばかばか点が取れるわけではない。しぶとく勝っていけるように頑張ります」。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

デンソーが連勝でファイナル進出

4月7日、東京・武蔵野の森総合スポーツプラザ メインアリーナでWリーグプレーオフ・セミファイナル第2戦が行われ、デンソーアイリス(シーズン2位)はENEOSサンフラワーズ(同3位)と対戦。負ければシーズンが終わるENEOSは気迫のプレーを見せたものの、デンソーが82-66で勝利し、6年ぶり3度目のファイナル進出を決めた。

第1戦、前半で作られたリードを返すことができずに敗れたENEOS。記者会見では「後半のようにアグレッシブにやりたい」(#32宮崎早織)、「明日は攻めるしかない」(#10渡嘉敷来夢)と語っていたとおり、ディフェンスで強烈なプレッシャーをかけると、オフェンスではファイブアウトからペイントにアタックしていく。#32宮崎の3Pシュートで先取点、さらに#17三田七南が続く好スタートを切ったが、タレント豊富なデンソーを抑えるのは簡単ではない。#88赤穂ひまわり、#0馬瓜エブリンに得点を許すと8-19と一気に2桁差を付けられてしまう。それでもENEOSは#3長岡萌映子が気迫あふれるディフェンスを見せると2Q開始から連続得点。流れが生まれ、#33中田珠未のブザービーター3Pで38-44として後半を迎えた。


 

 

闘争心を前面に出して引っ張った#3長岡萌映子は3Q、負傷退場に

迎えた3Q開始直後、ENEOSにアクシデントが起きる。#3長岡が接触して倒れ込むと立ち上がることができず。担架で搬送されてしまったのだ。このピンチにステップアップしたのが#32宮崎。武器であるスピードを生かしてゴールに飛び込んでいくと次々とレイアップを沈めていき、3Qだけで10得点。8点差で最終クォーターを迎えた。
しかし、「絶対に拮抗した展開になるとみんなに伝えていた」とデンソー#0馬瓜。4Q立ち上がり、ディフェンス強度を上げてENEOSの攻撃を凌ぐと、3Pシュート成功率リーグ1位の#8高田真希がトップから射抜き、#88赤穂もインサイドで着実に得点。68-51と一気にリードを広げた。ENEOSは#32宮崎、#11岡本彩也花の得点で何とか望みをつなごうとしたが点差は縮まらず。82-66でデンソーが勝利した。


 

 

セミファイナルでは18.5得点、9.5リバウンドのアベレージをマークした#88赤穂ひまわり

デンソーは、近年では第24回(2022-23)や第22回(2020-21)など、ENEOSに敗れてきた歴史があるが、今季は皇后杯(89-56)に続いて勝利することに。#88赤穂は、「(これまでENEOSに対しては)相手のペースになった時にずるずると行き、追いつかれて最後に負けることが多かったけど、悪い流れでも立て直せるようになった」とチームの成長について語っている。

ENEOSにとって今季は2007-08シーズン以来となる無冠のシーズンに。#32宮崎は「すごく悔しい」と語ったうえで「でも、それ以上に得た物があると思っている」と続けた。「若い子の底上げがすごくあったシーズンだった。星(杏璃、2月代表活動中に左膝前十字靭帯断裂)だったり、藤本(愛瑚、11月に右膝前十字靭帯断裂)がケガをしてしまった。試合慣れしてない選手も大変だったし、その選手たちと合わせるのも大変だった。キャプテンを務める中で、若い選手に声をかけ続ける中で成長を感じられた」と若手の成長によってチームは底上げできたとアピールした。スポーツに“たられば”は禁物だが、星は今季16試合出場で平均12.19得点、藤本は同7試合で10.29得点。もし両者が最後まで出場できていたら、また違った戦いができたことは間違いない。


 

 

「若い子の底上げがすごくあったシーズンだったと語った#32宮崎早織

また#10渡嘉敷は「今持っている自分のベストは出したと思っている。でも、点数を取ってないのでこれじゃ勝てない。一番の反省」と敗因を背負った。しかしながら、第1戦での13得点8リバウンド、第2戦での12得点7リバウンドは、1点の重みが変わるプレーオフでは悪くない数字と言ってもいい。デンソー#8高田も前日、「どのチームもわかっていてやられる」といかに#10渡嘉敷をディフェンスすることが難しいかを説明している。

「試合後、退場した三田が泣く姿を見てうれしかった。もっと上を目指してくれているんだと伝わった。すごくうれしかった」と声を震わせながら語った#32宮崎は「ケガ人が多くアクシデントもあった中で、全員でタフに戦えた。また大きくなったENEOSとして帰ってきます」と力強く語った。

[Wリーグプレーオフ・セミファイナル]
デンソー(2勝) 82(21-15/23-23/15-13/23-15)66 ENEOS(2敗)
[トップパフォーマー]
■デンソー
#88赤穂ひまわり 24得点3スティール
#0馬瓜エブリン 16得点5アシスト
#8高田真希 13リバウンド5アシスト

■ENEOS
#32宮崎早織 18得点5アシスト
#11岡本彩也花 15得点
#10渡嘉敷来夢 12得点7リバウンド

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆パ・リーグ ロッテ5―2オリックス(7日・ZOZOマリン)

 

 ロッテの佐々木朗希投手が今季2度目のマウンドに上がり、7回を3安打2失点に抑え、今季初勝利を飾った。球数は自己最多111球で、最速は158キロだった。

 今季最初のお立ち台で最高の笑顔がはじけた。打線の援護にも助けられ、「2点を取られた時には、ちょっと今日は苦しいかなと思ったんですけど、1年分の援護点をもらっちゃいました」とおどけ、初勝利の余韻に浸った。

 この日の最速は158キロ。球数は自己最多111球に到達し、NPB日本人最速タイの165キロを誇る右腕は「最近球が速くないのであまり疲れてない。150(キロ)台しか出なくなってしまったのでまだ投げられます」と自虐的に笑いを誘った。

 初回の暴投による失点と2回の適時打はいずれもフォーク。「投げた瞬間からそれていた」と、3回以降はスライダー主体の配球に転換。4回には9番・安達にスライダー5連投で三振を奪うなど、徐々に調子を取り戻した。吉井監督も「尻上がりに良くなった。良い投手はそういう投球センスがある。よかったです」と、修正力をたたえた。

 6回を3者凡退にした後には吉井監督とベンチで話し合い、佐々木は「尻上がりに調子が上がり、序盤はいい投球ができなかったので、イニングを投げてトータルで良かったと思えるような試合にしたかった」と続投を志願。指揮官も「迷ったけども、本人がキャッチャーと次の先頭、何投げるか相談していたので、僕が邪魔しない方がいいと思って」と許可し、「(球数は)あれぐらいは投げられる。130球くらいは軽く投げられる子だと思っています」と続けた。

 前回登板の8球団に引き続き、5球団のメジャー関係者が視察。世界が注目する令和の怪物は「なるべく自分の形で勝負しないと、1年間で見た時にいい数字は残らない。自分のベストなパフォーマンスを出した上で抑えたい」と最大限の活躍を誓った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

巨人は、台湾地震の被災地支援「我愛台湾!台湾加油!G handsチャリティー活動」として、選手や球団スタッフが1、2軍の公式戦来場者に募金への協力を呼びかけた。5~7日の3日間では合計約209万円が集まり、後日被災地に寄付する予定。

 1軍のDeNA戦が行われた東京ドームでは7日、自ら志願した赤星優志投手と山崎伊織投手が試合開始前に募金活動に参加。ジャイアンツ球場で行われた2軍DeNA戦では6、7日の2日間で駒田徳広3軍監督や秋広優人内野手ら延べ13人が募金活動を行った。

 巨人は3月に台湾プロ野球の中信ブラザーズ、楽天モンキーズと台湾・台北ドームで親善試合を行うなど、台湾球界と親交を深めてきた。球団では社会貢献活動「G hands」のチャリティー活動による基金などから700万円、巨人軍選手会から300万円の支援金計1000万円を寄付する方針で、今後も様々な支援活動で得た収益金を被災者救援に役立てる。

 大城卓三選手会長は「少しでも力になれたらと思い、一日も早い復興を祈り、寄付させていただきました」とコメントした。

 

 

 

 

 

 

 

 

◆JERA セ・リーグ 巨人3―0DeNA(7日・東京ドーム)

 巨人のドラフト1位右腕・西舘勇陽投手が3点リードの8回から3番手として登板し、ドラ1・度会を打ち取るなど1回無安打無失点で4戦連続無失点、4戦連続ホールドを記録した。

 初めてのお立ち台に上がった西舘は「マウンドより緊張しました」と笑ったが「ファンの方たちがいっぱい見えて、本当に心強い心の支えになってます」と目を細めた。

 2死から迎えた度会との初対決は投ゴロに抑え「バッターボックスのラインに被ってくるぐらいすごい近づいてくるバッターだったので、インコースちょっと投げにくいなっていうのはあったんですけど、本当に最後はゾーン内で勝負しようと」と攻めの姿勢を貫いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ロッテ佐々木、続投志願で初白星 158キロにも「球が速くない」

 (7日、プロ野球 千葉ロッテマリーンズ5―2オリックスバファローズ)

 千葉ロッテマリーンズの佐々木朗希が一流の修正力を示した。

 立ち上がりは直球と決め球のフォークの制球に苦しんだ。一回に暴投で先制を許すと、二回には連続四球から福田周平に適時打を浴びた。

 しかし、三回にスライダー主体の配球に切り替えると立ち直り、その後は1死球のみで安打を許さなかった。

 7回9奪三振2失点で今季初勝利。昨年7月12日のオリックス戦以来の白星に、「今日は打線のお陰で勝てた」と喜んだ。

 先発としての責任感も示した。六回終了時点で球数は98だったが、「なるべくイニングを投げて、少しでも貢献できるように」と続投を志願。自己最多の111球を投じた。

 この日の最速は七回にマークした158キロ。ヒーローインタビューでは「最近あんまり球が速くないので、疲れていない。まだまだ投げられると思う」と語った。

■ロッテ、初のカード勝ち越し

ロッテが今季3カード目で初のカード勝ち越し。四回に4連続長短打を含む5安打を集中し、一挙4得点。佐々木は7回2失点で今季初勝利。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


※一部勝手にコピペ&割愛いたしました🙇💦



※また、敬称を省略させていただきました🙇💦💦