総務省は4月から、経営悪化に苦しむ公営地下鉄やバス事業の支援に乗り出す。新型コロナウイルス禍前と比べて減収が続く事業が増えていることから、新たに地方債「交通事業債(経営改善推進事業)」を創設する。経営改善に取り組む自治体の資金繰りを円滑にし、住民にとって身近な交通インフラ(社会基盤)を維持する狙いがある。

 

 地下鉄やバス、船舶などの公営交通事業は全国に約80あるが、コロナ禍の外出自粛などで料金収入が大幅に減少。感染症法上の分類が5類に移行した後も、テレワークの普及などの行動変容により、旅客需要は戻っていない。2022年度の全国の公営交通事業の料金収入は、コロナの感染拡大前の19年度と比べ、13・4%減となっている。

 支援対象は、赤字などの累積額に相当する地方財政法上の「資金不足額」が生じている交通事業のうち、経営戦略を改定済みか、改定に着手した事業だ。4月以降、同戦略に基づき、借り入れに向けた「経営改善実行計画」や「収支計画」を同省に提出してもらうなど、経営改善に取り組むことを条件とする。

 発行対象経費は、経営改善に伴う収支改善の見込み額を算出した「経営改善効果額」を上限に、〈1〉資金不足額〈2〉経営改善の実施に必要な経費――を発行可能とする。例えば、資金不足額が10億円で、必要経費を1億円と見込んだ場合、11億円を起債できる。

 経営改善に向けた具体的な取り組みとしては、値上げを含む運賃・料金制度の見直しや路線の再編成、民間とのバス路線共同経営、省エネ車両の整備、業務システムのクラウド化などが想定される。発行期間は24~26年度とする方向だ。

 同省は20年度、交通や病院、電気などの公営企業について、コロナ禍で収入減が生じたことから、資金手当て措置「特別減収対策企業債」を創設。しかし、23年度末で廃止になることから、現在も経営難が続く交通事業を対象にした新たな支援が必要と判断した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

圏央道(首都圏中央連絡自動車道)で千葉県内唯一の未開通区間の大栄-松尾横芝間(18・5キロ)にあり、同区間の開通予定時期が約2年遅れの2026年度にずれ込む一因となった芝山トンネル(芝山町)が貫通し、25日に現地で記念式典が開かれた。想定よりも地質がもろく、追加対策が必要になった難所だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

岸田文雄首相(自民党総裁)は25日の参院予算委員会で、同党派閥の裏金事件を巡る森喜朗元首相への聴取に関し「多くの国民の関心に応えるため、やり方を適切に判断する」と述べた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

小林製薬は25日、健康被害の恐れがある「紅こうじ」のサプリメントを使用した計26人が入院したと明らかにした。22日時点では6人だったが、電話窓口に健康被害が疑われる相談が新たに20人から寄せられた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

■第96回選抜高校野球大会 第6日 阿南光 3-0 熊本国府(25日、甲子園球場)

2回戦の2試合目は、阿南光(徳島)が熊本国府を3‐0で下し、徳島県勢としては12年ぶりとなる準々決勝進出を決めた。

 

阿南光は1回に適時三塁打と相手エラーで2点を先制し、中盤には追加点を奪う。投げてはプロも注目するエース・吉岡暖(3年)が1回戦に続き1人で9回を完封。熊本国府から14奪三振を奪う力投を見せ、勝利の立役者となった。

阿南光(徳島)のエース吉岡暖(3年)。四国大会4試合を1人で投げ抜いたプロも注目する大会屈指の好投手に、九州大会全4試合で2桁安打を放った甲子園初出場の熊本国府が挑む。

吉岡は1回表、先頭バッターにヒットを許し、送りバントで一死二塁と得点圏に走者を置く。それでも、熊本国府の主軸を140キロのストレートと変化球で2者連続三振に切って取り、ピンチを切り抜ける。

その裏、阿南光は一死二塁のチャンスで福田修盛(3年)が初球を捉え右越えに適時三塁打を放ち1点を先制すると、尚も相手エラーで追加点をあげ初回に2点を奪う。

2回以降、吉岡は182cmの長身から繰り出す速球と落差のあるフォークを武器に、熊本国府打線から4回までに8つの三振を奪う見事な投球を披露。その裏、阿南光は二死二塁のチャンスで戸田大貴(2年)が右越え適時二塁打で3点目を奪う。内角高めの速球を肘を畳み、上手く捉えた技ありの一打は、チームにとって貴重な追加点となった。

吉岡は回を増すごとに変化球の精度も上がり、比例するように投球のテンポも良くなっていく。6回、7回は先頭バッターに出塁を許すが、いずれも投ゴロ併殺打に打ち取り、ピンチの芽を摘む。そして9回、120球を投げ14奪三振。無四球ピッチングのおまけつきで熊本国府から勝利を飾った。

阿南光は、28日の準々決勝で星稜(石川)と対戦する。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

1・2回戦 - 3月25日(月)の試合

 

第1試合 常総学院(茨城) - 日本航空石川(石川)

 
常総学院
航空石川
1 2 3 4 5 6 7 8 9
0 0 0 0 0 1 0 0 0
0 0 0 0 0 0 0 0 0
1
0

 

 

第2試合 八戸学院光星(青森)- 星稜(石川)

 
八戸光星
星稜
1 2 3 4 5 6 7 8 9
0 0 2 0 0 0 0 0 0
2 0 0 0 0 1 0 0 x
2
3

 

 

第3試合 熊本国府(熊本)- 阿南光(徳島)

 
熊本国府
阿南光
1 2 3 4 5 6 7 8 9
0 0 0 0 0 0 0 0 0
2 0 0 1 0 0 0 0 x
0
3

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆第96回センバツ高校野球大会第6日 ▽1回戦 常総学院1―0日本航空石川(25日・甲子園)

 常総学院のエース・小林芯汰投手(3年)が散発5安打9奪三振の快投で今大会2人目の完封勝利をマークした。1点リードの9回は1死一、三塁のピンチを背負ったが、河田を遊ゴロ併殺で試合終了。「落ち着いて投げられました。本当にホッとしたというか、うれしかったです」と笑った。

 今秋ドラフト候補の最速149キロ右腕。この日は球場表示で最速140キロと控えめだったが、常時セットポジションから直球と変化球のコンビネーションがさえた。4回2死一、三塁ではカットボールで河田を空振り三振。5回は1死三塁から代打・竹中をカットボールで空振り三振、続く冬木はカットの直後の真っすぐで一飛に仕留めた。

 1回戦最後の登場だった両校。春14年ぶりの2日連続順延となったが、小林は前日24日には43球を投げ込んで調整。初戦にしっかり合わせてきた。

 1週間で球数500球以内というルールの中で、決勝まで進むと最大5試合を戦うことになった常総学院だが、横浜(現DeNA)などでプレーした島田直也監督(54)は「基本はエース(小林)に任せます」と信頼する。本人も「自分的には連戦の方がいい感覚で投げられる」と頼もしい限り。まずはエースらしい119球で初戦を突破した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「選抜高校野球・1回戦、常総学院1-0日本航空石川」(25日、甲子園球場)

 日本航空石川が惜敗し、初戦敗退となった。

 力投した先発・猶明だったが、六回先頭に四球を与えると、ボーク、犠打、犠飛と無安打で先制を許した。この1点のみに抑え、2番手・長井、蜂谷も無失点リリーフ。だが、この1点が重くのしかかった。

 野手陣は常総学院のエース・小林にあと一本が出ず、無得点。それでも九回1死一、二塁のピンチでは二遊間のゴロを遊撃手・北岡がダイビングキャッチ。グラブトスで6-4-3の併殺を完成させる超ファインプレーをみせた。

 九回は1死一、三塁の絶好機を作ったが、遊ゴロ併殺で試合終了。試合後の整列では全員が常総学院ナインと握手を交わし、甲子園から再び拍手がわき起こった。あと一歩で勝利に届かず、選手からは涙がこぼれた。

 能登半島地震で石川県輪島市の校舎が甚大な被害を受け、地震後に系列校のある山梨県内に拠点を移して練習。天候不良のため2日順延を経て、常総学院との初戦に臨んでいた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

■第96回選抜高校野球大会 第6日 阿南光 3-0 熊本国府(25日、甲子園球場)

2回戦の2試合目は、阿南光(徳島)が熊本国府を3‐0で下し、徳島県勢としては12年ぶりとなる準々決勝進出を決めた。

 

阿南光は1回に適時三塁打と相手エラーで2点を先制し、中盤には追加点を奪う。投げてはプロも注目するエース・吉岡暖(3年)が1回戦に続き1人で9回を完封。熊本国府から14奪三振を奪う力投を見せ、勝利の立役者となった。

阿南光(徳島)のエース吉岡暖(3年)。四国大会4試合を1人で投げ抜いたプロも注目する大会屈指の好投手に、九州大会全4試合で2桁安打を放った甲子園初出場の熊本国府が挑む。

吉岡は1回表、先頭バッターにヒットを許し、送りバントで一死二塁と得点圏に走者を置く。それでも、熊本国府の主軸を140キロのストレートと変化球で2者連続三振に切って取り、ピンチを切り抜ける。

その裏、阿南光は一死二塁のチャンスで福田修盛(3年)が初球を捉え右越えに適時三塁打を放ち1点を先制すると、尚も相手エラーで追加点をあげ初回に2点を奪う。

2回以降、吉岡は182cmの長身から繰り出す速球と落差のあるフォークを武器に、熊本国府打線から4回までに8つの三振を奪う見事な投球を披露。その裏、阿南光は二死二塁のチャンスで戸田大貴(2年)が右越え適時二塁打で3点目を奪う。内角高めの速球を肘を畳み、上手く捉えた技ありの一打は、チームにとって貴重な追加点となった。

吉岡は回を増すごとに変化球の精度も上がり、比例するように投球のテンポも良くなっていく。6回、7回は先頭バッターに出塁を許すが、いずれも投ゴロ併殺打に打ち取り、ピンチの芽を摘む。そして9回、120球を投げ14奪三振。無四球ピッチングのおまけつきで熊本国府から勝利を飾った。

阿南光は、28日の準々決勝で星稜(石川)と対戦する。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆第96回センバツ高校野球大会第6日▽2回戦 星稜3―2八戸学院光星(25日・甲子園)

 星稜(石川)が八戸学院光星(青森)に競り勝ち、ベスト8一番乗りを果たした。

 田辺(和歌山)との1回戦では「背番号20」の東汰生(3年)が勝ち越し打を放ってヒーローに。この試合では、初戦は代打出場だった「背番号13」の中島幹大(3年)が「8番・左翼手」で先発し、2―2の6回裏2死二塁から決勝タイムリーを左前に落とした。

 「いつでもスタメンで出られるよう、心の準備はしていました。完璧なヒットではなかったですが、結果的に落ちてくれて非常にうれしいです」と中島。大会屈指の左腕と評される八戸学院光星のエース・洗平比呂(3年)に対し、あえて左打者の中島を起用し、勝利をたぐり寄せた山下智将監督(42)は「左ピッチャーを苦にせず、どんなタイプの投手でも打つことができる。試合に向け、私生活からいい準備をしていました」と抜てきの理由を明かした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

米大リーグ、ドジャースの大谷翔平選手(29)は25日までに、自身のインスタグラムから違法賭博疑惑で球団を事実上解雇された元通訳、水原一平氏(39)の写真を削除した。米メディアは、大谷選手が自身や球団の弁護士の助言を受けた可能性を指摘した上で2人の関係は「終わったとみられる」と報じている。

 大谷選手は、昨年まで所属したエンゼルス時代に水原氏とチームメートの3人で並んで撮った写真などをインスタグラムに投稿していたが、削除されている。

 米メディアは、大谷選手の弁護士らが同選手と水原氏の間のいかなる接触も避けようとしていると伝えた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆オープン戦 ドジャース5―3エンゼルス(24日・ドジャースタジアム)

 

 ドジャース・大谷翔平投手(29)が24日(日本時間25日)、本拠地でのエンゼルスとのオープン戦に「2番・指名打者」でスタメン出場し、左飛、四球、空振り三振の3打席無安打で7回に代打を送られて途中交代した。オープン戦とはいえど移籍後初の本拠地での試合だったが、古巣・エンゼルスを相手に快音は響かなかった。

 すでに20、21日に韓国・ソウルでパドレスとの開幕シリーズを終えたが、再びオープン戦3試合という変則日程。初回1死走者なしの1打席目は、昨季まで同僚だったキャニングと対戦して左飛に倒れ、3点リード、2回2死二、三塁の2打席目は、2番手右腕・セイグから四球を選んだ。4回1死走者なしの3打席目は再びキャニングと対戦したが、フルカウントから空振り三振。ベンチでは山本由伸投手(25)と談笑する姿がたびたび見られた。

 この日の試合は、2回にドジャースが2死一、二塁でヘイワードが右中間へ敵二塁打を放って先取点を奪うと、続くラックスも左前へ2点適時打。フリーマンも押し出し四球を選び、一気に4点を奪った。29日(同30日)の本拠地開幕シリーズ第2戦での先発が内定している先発・ミラーは5回途中4安打無失点と好投。リードを保って試合を進めたド軍だが、7回に3安打を許して3点を奪われて1点差に迫られたが、7回裏にE・ヘルナンデスの左犠飛で再びリードを2点に広げた。

 韓国・ソウルシリーズ第2戦だった21日に元通訳の水原一平氏が違法スポーツ賭博に関与した疑いなどで解雇。米国に戻ってから初めての対外試合だったとあって、この日は日米多くの報道陣が集まるピリピリムードだった。試合前のクラブハウスでは、大谷があす25日(同26日)に取材に応じる以降を示し、ロバーツ監督の囲み取材の中でも水原元通訳関連の質問が多く飛び、指揮官は「誰もが我々にやるべき事があることを理解している。なによりも野球をプレーするために準備することが我々の最優先事項だ」などと話した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

メジャー復帰を目指す前DeNAのトレバー・バウアー投手(33)が24日(日本時間25日)、期間限定入団のメキシカンリーグ・メキシコシティ・レッドデビルズで、メキシコ市のエスタディオ・アルフレド・ハルプ・ヘルーで行われたヤンキース戦とのエキシビションマッチに先発し、3回4安打3奪三振無失点と好投した。試合はレッドデビルズが4―3で勝った。

 上下赤で背番号96のユニホームでマウンドに立ったバウアーは2回まで2安打1四球だったが、要所を締めて「0」を2つ並べた。3回には先頭のスタントンを三振。その後2連続安打を許し、さらに暴投で1死一、三塁のピンチを迎えたが、ロハスを三振。トレビノを遊ゴロにしとめ、無失点でマウンドを降りた。

 バウアーは今後、同球団で4月11日から5月8日まで5試合に登板することが確定している。

 マウンドで投球する姿をレッドデビルズがインスタグラムに投稿し、バウアーも共有。バウアーは剣の絵文字を1文字だけコメント。この書き込みに「相変わらず素晴らしい。ボールがエグすぎ」「球界ナンバーワンだ」「(ヤ軍の)キャッシュマンGMは契約しろ」などと健在ぶりを称賛するリプライが多数寄せられていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

日本相撲協会は25日、2年に1度の役員改選に伴い、東京・両国国技館で評議員会を開き、親方10人の新理事就任を承認した。これを受けて理事会では理事長の互選が行われ、全会一致で八角理事長(元横綱・北勝海)の続投が決まった。2015年に急逝した北の湖前理事長(元横綱)の後を引き継ぎ、実質5期目の“八角体制”に入る。

◆選任された日本相撲協会理事

【年寄】

▽出羽海一門

・春日野親方(元関脇・栃乃和歌)

・出羽海親方(元幕内・小城乃花)

・境川親方(元小結・両国)

▽二所ノ関一門

・芝田山親方(元横綱・大乃国)

・佐渡ケ嶽親方(元関脇・琴ノ若)

※高田川親方(元関脇・安芸乃島)

▽高砂一門

・八角親方(元横綱・北勝海)

▽時津風一門

・伊勢ノ海親方(元幕内・北勝鬨)

※勝ノ浦親方(元幕内・起利錦)

▽伊勢ケ浜一門

※浅香山親方(元大関・魁皇)

【外部】

・山口寿一氏(読売新聞グループ本社代表取締役社長)

・高野利雄氏(元名古屋高検検事長)

・今井環氏(元NHKエンタープライズ代表取締役社長)

【注】※は新任。

▽八角理事長のコメントは以下の通り

本日の理事会で、理事長の互選を行い、理事長に選任されました。

引き続き、大相撲の伝統文化の継承、土俵の充実を使命として、

一所懸命に取り組んでまいります。

また、暴力問題の撲滅、お客様へのサービス拡充、収益の確保など、

協会を取り巻く、様々な課題解決にも取り組みます。

そのためにも、年寄をはじめとした全協会員が結束をかため、

また、外部の方々からの指導を真摯に受け止め、

公明正大な協会運営を行う所存です。

今後もご指導、ご鞭撻のほど、宜しくお願い申し上げます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

3月25日(現地時間24日)、NBAのレギュラーシーズンが行われ、八村塁が所属するロサンゼルス・レイカーズは、インディアナ・ペイサーズとホームで対戦した。

 

 ディアンジェロ・ラッセルが欠場したレイカーズは、スペンサー・ディンウィディー、オースティン・リーブス、レブロン・ジェームズ、八村、アンソニー・デイビスが先発出場した。

 第1クォーター開始早々、八村はパスカル・シアカムのレイアップをブロックすると、試合は接戦に。デイビスが15得点8リバウンドとチームをけん引し、ディンウィディーも10得点を挙げるが、レイカーズは30-36で最初の12分間を終える。

 続く第2クォーター、八村はドライブからのジャンプシュートで初得点を挙げると、さらにコーナーから3ポイントをヒット。このクォーターではレブロンを中心に大きく得点を伸ばし、72-68とリードを奪って試合を折り返した。

 迎えた第3クォーター、開始からディンウィディーが連続で3ポイントを沈めると、リーブスも立て続けにシュートを沈めて得点力を発揮。さらに、中盤には八村もデイビスのアシストからダンクを叩き込む。この12分間ではシアカムに19得点を奪われてしまうが、デイビスやレブロンも得点を伸ばしたレイカーズはチーム全体で44得点を挙げ、116-99と点差を拡大した。

 勝負の第4クォーター、序盤から相手の長距離砲が決まり、点差を詰められる展開に。八村がポストアップからフェイダウェイジャンパーを沈める場面もあったが、試合終盤までペイサーズの猛追を受ける。それでも、デイビスやレブロンの得点で最後までリードを保ち、レイカーズが150-145でハイスコアリングゲームを制した。

 3連勝としたレイカーズは、デイビスが36得点16リバウンド、レブロンが26得点10アシスト、ディンウィディーが26得点、リーブスが25得点8アシストをマーク。

 八村は約30分間の出場で、9得点5リバウンド1アシスト1ブロックをマーク。フィールドゴールは8本中4本成功と、シュートチャンスが少なかったこともあり、8試合ぶりに1ケタ得点となった。

 一方のペイサーズは、シアカムが36得点12リバウンド、マイルズ・ターナーが20得点、タイリース・ハリバートンが12得点6リバウンド10アシストを挙げるも、連勝が「2」で止まった。

■試合結果
ロサンゼルス・レイカーズ 150-145 インディアナ・ペイサーズ
LAL|30|42|44|34|=150
IND|36|32|31|46|=145

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆第96回センバツ高校野球大会第6日 ▽2回戦 阿南光3―0熊本国府(25日・甲子園)

 熊本国府が阿南光・吉岡暖投手(3年)の前に5安打完封負けを喫し、春夏通じて初出場でのベスト8はならなかった。山田祐揮監督(31)は「いろんな策はしたんですけど、それを上回る吉岡くんの投球だったなと思います。力が全て阿南光高校さんの方が上でした」と脱帽した。

 140キロ台前半の直球と鋭く落ちるスライダーを軸に6回を除く14三振を奪われた。「吉岡君のペースを崩したいというのがあったんですけど、ピンチになればなるほど、ボールが良くなるというか。エースとはこういう投球をするんだというのを見せつけられた。本当に素晴らしい投手でした。ストレートは何とか食らいついていけそうな感じはあったんですけど、変化球のキレという部分では高さもすごくいいところに決まっていましたし、1回から9回まで変化球を見極められなかった」と指揮官は肩を落とした。

 近江(滋賀)にサヨナラ勝ちした1回戦突破後は“吉岡対策”として、150キロに設定した打撃マシンを通常より3メートルほど近い約15メートルの距離で打ち込んできたが、攻略できなかった。この日の試合は悪天候により2日連続で順延。応援団が来られなくなる中、急きょ女子野球部が応援に駆けつけてくれたが、勝利を届けることはできなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◇第96回選抜高等学校野球大会 (25日、甲子園球場)

春の選抜高校野球は25日、3試合が行われました。

■常総学院(茨城)1-0日本航空石川(石川)

2日連続順延となった常総学院と日本航空石川の一戦。両校無得点のまま迎えた6回、常総学院の攻撃。1アウト3塁から3年・武田勇哉選手の犠牲フライで先制。先発した3年生右腕小林芯汰投手が9回119球の完封勝利を飾りました。序盤は雨が降るコンディションの中で、9回にはともに好守備が飛び出すなど、ノーエラーで1点差の拮抗した争いでした。

■星稜(石川)3-2八戸学院光星(青森)

星稜は2-2で迎えた6回、2アウト2塁のチャンスで3年生の中島幹大選手が勝ち越しタイムリー。投げては、3年生左腕の佐宗翼投手が9回2失点の完投。141球の力投で八戸学院光星を下し、ベスト8に進出しました。八戸学院光星は6回以降毎回ランナーを出しましたが、好機を生かせませんでした。

■阿南光(徳島)3-0熊本国府(熊本)

阿南光のエース・吉岡暖投手は、コーナーを突いたストレートと大きく曲がる変化球で、9回14奪三振、無四球で完封勝利。初回に3番・福田修盛選手のタイムリースリーベースヒットや相手のエラーで先制。4回にも8番・戸田大貴選手のタイムリーツーベースヒットで1点を加え、徳島公立の雄・阿南光が勝利しました。1回戦で春夏通じて初の甲子園1勝を飾った熊本国府は、初のベスト8進出とはなりませんでした。

▽26日の日程は以下、2回戦3試合を予定。

第1試合 明豊(大分)vs健大高崎(群馬)

第2試合 創志学園(岡山)vs山梨学院(山梨)

第3試合 中央学院(千葉)vs宇治山田商(三重)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

第100回箱根駅伝(1月2、3日)で2年ぶり7度目の優勝を飾った青学大の志貴勇斗主将ら4年生が25日、東京・渋谷区の青山キャンパスで卒業式に出席した。あいにくの雨模様となったが、選手とマネジャーは、晴れやかな笑みで、節目の日を迎えた。

 

 今春、卒業する世代はコロナ禍が始まった2020年春に入学した。入学式は行われず(翌年に延期)授業はオンライン。競技会は次々と中止になり、練習もままならなかった。主将の志貴は「早く青学大のユニホームを着てレースに出たかったですけど、レースが全く行われず、不安でした。でも、1年生だった僕らよりも4年生の方がつらかったと思います。4年生になって、当時、4年生だった先輩の神林勇太さんたちの気持ちが少し分かったような気がしました」と激動の4年間を静かに振り返った。

 先週は、4年生の選手、マネジャー計17人全員で原晋監督(57)にプレゼントされた「優勝記念ハワイ卒業旅行」を楽しんだ。4年目の箱根駅伝で学生3大駅伝初出場を果たして9区で区間賞を獲得した倉本玄太は「楽しすぎて、ハワイから帰ってきたくなかったですね」と満面の笑みを見せた。

 4年間で心に残る思い出について、志貴は「やはり、箱根駅伝で2回、勝てたことです。2年時に走って(1区5位)優勝に貢献できたことは良かった。4年目は走れませんでしたけど、最後にみんなで優勝できて本当に良かった。青学大と名乗れるのはきょうまで。寂しいですけど、充実した4年間でした」と話した。志貴はヤクルト、佐藤一世はSGH、山内健登は九電工、倉本玄太は中電工、小原響はGMOインターネットグループ、松並昴勢は黒崎播磨で競技を続ける。佐々木塁らは卒業を区切りに競技の第一線から退く。「箱根への道」を全力で駆け抜けた4年生は、4月から、それぞれの道を走る。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

NHK「サンデースポーツ」でセ・リーグ監督座談会が24日に放送され、各球団の監督が開幕を目前に控え、丁々発止の舌戦を繰り広げた。

 まずは広島・新井監督が巨人の阿部新監督について「相手投手の癖を盗むのがすごくうまいんですよね。その辺りも気をつけないといけない。よろしくお願いします」と持ち上げると、阿部監督は「気をつけてください」と笑顔で応じた。

 阪神・岡田監督は、昨季18勝6敗1分けと大きく勝ち越した巨人について聞かれると「いやいや、あんなうまいこと(今年は)いかないですよ。去年は去年で。そんな力の差はないと思いますよ」と開幕戦の相手を警戒し、「2年連続Bクラスで、今年一番やってやろうというのは巨人と思うんで。強いんじゃないかなと」と続けた。

 巨人・阿部監督は「新しい巨人」を注目ポイントに挙げ、「去年はホームランだけでは勝てないんだということを知りましたし、細かいことも必要。どう得点するかだったりというのテーマにして」と語っていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(25日、第96回選抜高校野球大会2回戦 阿南光3―0熊本国府)

 ◎…阿南光(徳島)の吉岡暖が三塁を踏ませない快投で完封勝ち。直球と変化球ともに決め球にできる制球の良さが光った。打線は一回の福田修盛の適時三塁打など、少ない得点圏の好機をものにした。熊本国府は一回に凡ミスで2点目を失い、最後まで主導権を握れなかった。

 ▼徳島勢の2勝は12年ぶり 阿南光が今大会2勝目。84回大会で鳴門が1回戦で洲本、2回戦で作新学院を破って以来。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(25日、第96回選抜高校野球大会2回戦 星稜3―2八戸学院光星)

 

 湯船につかりながら、イメージした軌道と同じだった。

 同点の六回2死二塁。星稜(石川)の中島幹大(かんた)は2球で追い込まれても、慌てない。4球目、八戸学院光星(青森)の左腕洗平比呂のスライダーが外に逃げていく。「よし、きたっ」。両手をいっぱいに伸ばしてとらえると、ふらふらと舞った飛球は左翼手の前にぽとり。勝ち越しの適時打となった。

 背番号13。田辺(和歌山)との1回戦で途中出場から2安打し、先発に抜擢(ばってき)された。左打者だが左腕を苦にせず、「むしろ好き」。昨秋の北信越大会決勝でも敦賀気比(福井)の左腕から十回に代打でサヨナラ打を放った。

 サウナも好き。練習後によく学校近くのサウナに行き、心身を整える。「理想の打撃とか想像するんです」。

 宿舎にサウナはないが、雨で延びた2日間、部屋で相手の動画を見た後は大浴場で思いを巡らせた。

 想像していた会心の当たりとはいかなかったが、それでもいい。小学生のころに所属した富山県高岡市のチームは選手不足で廃部の危機という。

 「甲子園で活躍すれば、地元の子どもたちが野球に興味を持ってくれるかも」。泥臭い安打には、そんな思いも込められた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

阿南光の吉岡が5安打完封。直球、変化球ともに切れがあり、六回を除いて毎回の14三振を奪って無四球で投げ切った。打線は一回に福田の三塁打と敵失で2点を先取し、四回は戸田の二塁打で加点した。熊本国府は三塁も踏めなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆第96回センバツ高校野球大会第6日 ▽2回戦 阿南光3―0熊本国府(25日・甲子園)

 熊本国府が阿南光・吉岡暖投手(3年)の前に5安打完封負けを喫し、春夏通じて初出場でのベスト8はならなかった。山田祐揮監督(31)は「いろんな策はしたんですけど、それを上回る吉岡くんの投球だったなと思います。力が全て阿南光高校さんの方が上でした」と脱帽した。

 140キロ台前半の直球と鋭く落ちるスライダーを軸に6回を除く14三振を奪われた。「吉岡君のペースを崩したいというのがあったんですけど、ピンチになればなるほど、ボールが良くなるというか。エースとはこういう投球をするんだというのを見せつけられた。本当に素晴らしい投手でした。ストレートは何とか食らいついていけそうな感じはあったんですけど、変化球のキレという部分では高さもすごくいいところに決まっていましたし、1回から9回まで変化球を見極められなかった」と指揮官は肩を落とした。

 近江(滋賀)にサヨナラ勝ちした1回戦突破後は“吉岡対策”として、150キロに設定した打撃マシンを通常より3メートルほど近い約15メートルの距離で打ち込んできたが、攻略できなかった。この日の試合は悪天候により2日連続で順延。応援団が来られなくなる中、急きょ女子野球部が応援に駆けつけてくれたが、勝利を届けることはできなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

3月23日から24日にかけて、日本各地でB1リーグ第27節が開催され、個人タイトル争いの上位に動きがあった。

 

 前節終了時点では、島根スサノオマジックのペリン・ビュフォードが平均得点22.7得点7.5アシストで2部門トップに立っていたが、今節は横浜ビー・コルセアーズの河村勇輝が長崎ヴェルカとの2連戦で合計28アシストを荒稼ぎ。河村は得点王争いにおいては、ライバルのビュフォードに差を広げられる格好となったものの、5試合連続の2ケタアシストで今シーズン平均7.44アシストとし、ビュフォード(同7.43)を僅差でかわしてアシストランキング首位に返り咲いた。

 また、宇都宮ブレックスの比江島慎が3ポイント成功率43.8パーセントでトップ浮上。比江島はここ7試合連続で3ポイント成功率50パーセント以上を記録し続けており、仙台89ERSと激突した今節は2戦合計11本の試投で7本成功。前節終了時点までトップに立っていたネイサン・ブース(仙台)を上回るペースで数字を伸ばし、ついにリーグトップに立った。

 主要スタッツのトップが動いたのは、アシストと3ポイント成功率の2部門だけだが、各部門のトップ3まで見てみると、ビュフォードが得点、アシストのみならず、スティールとブロックでも2位の好位置に。国内トップクラスのオールラウンダーが数字でも存在感を示している。

 今シーズンのレギュラーシーズンは残り15試合。地区優勝、チャンピオンシップ出場権、ワイルドカード争いと同様、個人タイトル争いにも注目だ。

■ 第27節終了時点のB1スタッツリーダーズ一覧

【得点】
1位 22.6 ペリン・ビュフォード(島根)
2位 22.0 河村勇輝(横浜BC)
3位 20.7 安藤誓哉(島根)

【アシスト】
1位 7.4 河村勇輝(横浜BC)
2位 7.4 ペリン・ビュフォード(島根)
3位 5.2 富樫勇樹(千葉J)

【リバウンド】
1位 12.0 ヴォーディミル・ゲルン(仙台)
2位 11.6 ジョン・ムーニー(千葉J)
3位 10.7 ショーン・ロング(大阪)

【スティール】
1位 2.0 マイケル・パーカー(群馬)
2位 1.8 ペリン・ビュフォード(島根)
3位 1.7 コー・フリッピン(群馬)
3位 1.7 馬場雄大(長崎)

【ブロック】
1位 1.4 ジョシュ・ホーキンソン(SR渋谷)
2位 1.3 ペリン・ビュフォード(島根)
3位 1.3 アルトゥーラス・グダイティス(A東京)

【3ポイント成功率】
1位 43.8% 比江島慎(宇都宮)
2位 43.1% ネイサン・ブース(仙台)
3位 41.7% 遠藤祐亮(宇都宮)

【フリースロー成功率】
1位 92.9% 平尾充庸(茨城)
2位 88.9% 寺園脩斗(北海道)
3位 88.6% 岸本隆一(琉球)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

阿南光の吉岡は直球の球威が終盤まで落ちなかった。無四球で散発の5安打に抑えて完封した。縦に大きく落ちる変化球も制球が良く、14三振を奪った。打線は一回に福田の適時三塁打などで2点を先制。四回には戸田の適時二塁打で1点を加えた。

 熊本国府は一回の失策が失点に結びついた。打線は的を絞ることができなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

29日に今シーズンが開幕するプロ野球。中でも長い歴史を持つ読売巨人軍は、今年で創設90周年を迎える節目の年だ。実は巨人ができる10年以上も前に、東京都港区で日本初のプロ野球チームが誕生していた。どんなチームで、どんな歴史をたどっていったのか。プロ野球創成期前後の事情を探った。(塚本康平)

 

 「日本初のプロ野球チーム発祥の地」――。そう書かれた記念すべきプレートは、臨海部のビルの合間にポツンとある「港区立埠頭(ふとう)少年野球場」(同区海岸)の脇にひっそりと掲げられている。

 2月下旬、この球場で試合を行った少年野球チーム「白金台ヤンキース」の男子児童(11)は「知らなかったけど、すごい場所で野球ができてうれしい。将来は僕もプロ選手になりたい」と目を輝かせた。

 1964年(昭和39年)に埠頭公園が開園し、“発祥の地”にちなんで少年野球場が設置された。今では週末になると少年野球チームが訪れ、子どもたちが元気に白球を追っている。

 「子どもたちが野球をできる場所が少ないので、貴重な球場です」と話すのは、港区少年軟式野球連盟の川野浩副理事長(58)だ。区内には少年野球チームが11団体あるが、学校のグラウンドは狭く、練習場所は限られる。埠頭少年野球場は人工芝でナイター照明も設置されており、多くのチームが交代で使用している。

 プレートの内容について、野球殿堂博物館(文京区後楽)に確認してみると、日本初のプロ野球チームというのは、「芝浦球場」を本拠地とした「日本運動協会」で正しいことがわかった。同協会は、1920年(大正9年)に早稲田大OBの押川清らが設立。1872年(明治5年)に国内に伝わった野球は、早慶戦を中心とした学生野球が人気を博したが、米国に遠征した押川らが「日本球界の健全な発展のためには、米国のようなプロ野球が必要」と考えたという。

 同協会は設立翌年に14人を採用し、選手が野球をすることで報酬を得る「職業野球」を始めた。創立メンバーの中には、後に巨人の前身にあたる「大日本東京野球倶楽部」に入団する山本栄一郎もいたという。養成期間を経て1922年6月から本格的に始動。実業団などとの試合を重ねたほか、朝鮮半島や満州(現中国東北部)にも遠征した。22~23年の成績は、103試合で67勝27敗9分けと好調だった。

 しかし、1923年9月に関東大震災が発生し、芝浦球場は救援物資配給のための基地になった。試合を続けることができなくなり、同協会は24年1月に解散することに。24年2月には兵庫県で「宝塚運動協会」として再出発を図ったが、プロとして後に続く球団が現れず、結局29年にあえなく解散となった。

 それから5年後の34年に大日本東京野球倶楽部が誕生したことで、現在のプロ野球が始まっていく。同博物館の主任学芸員・関口貴広さん(48)は「日本運動協会の取り組みは長くは続かなかったが、一つの壁を越えたのは間違いない」と評価する。

 プレートの近くにかつてあった芝浦球場は両翼90メートル、中堅は約120メートルの広さだったと推測される。バックネット裏と一、三塁側の内野に木造のスタンドが設けられ、約2万人の観客を収容できたという。芝浦球場以外にも、戦前のプロ野球を彩った球場は東京都内に存在した。一般社団法人日本野球機構(NPB)公式記録員の山本勉さん(59)は「都内には1936年完成の洲崎球場や上井草球場がありました」と語る。

 江東区にあった洲崎球場は、沢村栄治擁する巨人が初の優勝決定戦を戦った場所として知られる。海が近かったため、海水の流入によるコールドゲームもあった。杉並区の上井草球場でも試合が行われたが、37年に交通の便がいい後楽園球場(文京区)が完成したことで、両球場とも徐々に使われなくなっていった。

 山本さんは全国の球場跡地を渡り歩き、2018年からNPBの公式ホームページでコラムの執筆を始めた。山本さんは「全国には閉鎖された球場の跡地がたくさんある。そういう歴史も知ってほしい」と願っている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

熊本国府―阿南光。4回裏阿南光2死二塁、適時二塁打を放ち喜ぶ戸田(左)=25日、甲子園

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ドジャースの大谷翔平選手の通訳を務めていた水原一平氏が違法賭博疑惑で解雇されたことをめぐり、球団側は、大谷選手が日本時間26日に取材に対応する方針であることを明らかにしました。ロサンゼルスから中継です。

ドジャースの本拠地、ドジャー・スタジアムです。26日、この場所で大谷選手がなにを語るのかが非常に注目されていますが、現地メディアは、「実際に大谷選手が明かす情報は限られている可能性がある」と伝えています。

ドジャースの球団広報は、日本時間25日朝、大谷選手が日本時間26日に取材に応じる方針だと明らかにしました。地元紙が、「大谷選手の沈黙が臆測を招いている」というコラムを掲載するなど、大谷選手自身が早く説明するべきだという報道が相次ぐ中、初めて沈黙を破ることになります。

ただ、アメリカの国税当局による捜査、またMLBによる調査が行われていることから、大谷選手が、事実関係をどこまで明らかにするかは不透明です。

――いまの大谷選手を取り巻く状況を現地メディアはどのように伝えていますか?

水原氏の違法賭博疑惑、そしてドジャース解雇をスクープした地元紙は、25日の朝刊で、メジャーリーグの優勝決定戦「ワールドシリーズ」にかけて「ワールドシリアス」という大きな見出しをつけて報じました。つまり、大谷選手とチームが、世界的に深刻な状況に直面していると伝えるものです。

さらに、小見出しでは、最高のチームとなるかそれとも最悪の結果を招くか、ドジャースが歴史に名を残すかが決まるシーズンになると書いていて、全体として論調は厳しくなってきています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

阿南光に敗れ、肩を落とす熊本国府ナイン=25日、甲子園

 

 

 

 

 

 

 

 

 

熊本国府―阿南光。1回裏阿南光1死二塁、福田が先制の適時三塁打を放つ=25日、甲子園

 

 

 

 

 

 

 

 

 

第96回選抜高校野球大会の第6日第2試合は星稜(石川)が八戸学院光星(青森)を3―2で下し、8強進出を決めた。。エース佐宗(3年)が9回7安打2失点で完投し、相手エース洗平(3年)との好投手左腕対決を制した。

141球を投げ切った左腕は「守備に助けられた。リラックスして自分のピッチングができたと思うし、気持ちだけは負けないようにした。コントロールミスや球数が多くなったのが課題」と振り返る。洗平を打ちあぐねた打線が6回に勝ち越し、ばらついていた制球を修正し「みんながつないでくれた。絶対に守り切るつもりだった。打席に立ってみて球の力がすごかった。投げ勝つというか、本当にいい投手というのは感じていた」と胸を張った。

この日は第1試合で同じく被災地から出場の日本航空石川が敗れたことで山下監督も「2校負けるわけにはいかなかった。絶対ウチが勝つぞというつもりでいたし、生徒も負けるわけにはいかないぞ、という声を出していた。心強かった」と安堵の表情を見せた。佐宗の継投も考えたが「サウスポー対決ということもあって彼の将来のために、できるだけ頑張ってほしいという思いはあった。前回よりかなり修正はしてきれくれた」と頼もしいエースをねぎらった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「選抜高校野球・2回戦、星稜3-2八戸学院光星」(25日、甲子園球場)

 白熱の好ゲーム。どちらが勝ってもおかしくない試合展開だったが、昨秋の神宮大会を制した星稜が、最少得点差で八戸学院光星の好投手、洗平に競り勝った。ベスト8進出を逃した八戸学院光星の選手には悔しい思いが渦巻いたはずだが、エース左腕は試合後の整列時に「頑張って!」と相手選手に笑顔でエールを送るシーンがあった。

 また、勝利チームから先にネット裏の通路へと引き揚げる場面では、一塁側ベンチ前で八戸学院光星の仲井宗基監督(53)が、星稜の選手たちに何度も頭を下げるだけでなく、優しいまなざしで「頑張って」と声をかけていた。

 試合後に「投打で星稜さんの方が上でした。完全な力負けです」と語った仲井監督だが、SNSでは「仲井監督の所作は敗者のお手本!」「洗平君も悔しいはずなのに見事」「こんなに気持ちがいいシーンはないね」「やっぱ高校野球、最高!」「仲井監督、さすがです」「今の時代、こういう監督じゃないと生徒がついてこないよね」「心が温まった」といった反響を呼んでいる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆第96回センバツ高校野球大会第6日 ▽2回戦 阿南光3―0熊本国府(25日・甲子園)

 阿南光(徳島)が春夏通じて初のベスト8進出を決めた。

 先発の吉岡暖(はる)投手が9回120球を投げきり、5安打14奪三振の完封を飾った。快投にネットでも賛辞が相次ぎ、Xでは「吉岡くん」がトレンド入りする大反響。なお初戦の豊川戦でも9回143球、4失点で完投しており、2試合続けて1人で投げきった。

 徳島勢としては12年の鳴門以来、12年ぶりの8強進出を決めた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(25日、第96回選抜高校野球大会2回戦 星稜3―2八戸学院光星)

 八戸学院光星(青森)の左腕洗平(あらいだい)比呂(3年)は決勝打を浴びた六回2死二塁からの勝負球を悔やんだ。直球のサインに首を振って投じたスライダーだった。「かわす投球をして打たれた。自分の真っすぐに自信が持てなかった」。1年夏から3度出場している甲子園に挑めるのも、今夏が最後だ。「この悔しさを忘れない。直球に自信を持てるようにして帰ってきたい」

 ●仲井宗基監督(八) 「投打すべてに相手が上だった。もっと向かっていく姿勢が欲しかった。洗平もエンジンのかかりが遅く、初回がすべてだった」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(第96回選抜高校野球大会2回戦、八戸学院光星2―3星稜)

 2点を追う三回。八戸学院光星(青森)の攻撃は、2死満塁で4番の山本優大選手(3年)に回った。

 

 「走者をかえすという気持ちだった」

 1巡目の組み立てから、内角の直球に的を絞った。

 1ストライクからの2球目。内角、真ん中よりの甘い直球を振り抜く。強いライナーが二遊間を抜け、同点の2点適時打になった。

 星稜(石川)は、昨秋の明治神宮大会で優勝した。エースの佐宗翼投手(3年)は一番対戦したい投手だった。好左腕からの価値ある一本だった。

 強打のイメージが強いチームは、機動力を絡めた攻撃スタイルを指向している。この試合でも、同点の六回にセーフティーバントの内野安打があり、1点を追う九回は再三、ヒットエンドランを仕掛けた。

 その打線にあって、山本選手は仲井宗基監督に「打順(4番)が変わることはない」と言われている。

 今大会、1回戦は九回に先頭で安打を放ち、同点につなげた。2回戦は2点適時打を放つ活躍だった。

 「冬場のトレーニングの成果が出たと思う」

 敗れはしたが、不動の4番は胸を張った。

 

 

 

 

 

 

 

 

3月23日、B1リーグ第27節のアルバルク東京戦に出場した千葉ジェッツの金近廉が試合後にメディア対応し、20日に決まった「パリ2024オリンピック競技大会」の組み合わせについて感想を述べた。

 

 昨夏の「FIBAワールドカップ2023」で出場国中アジア1位になり、パリオリンピックへの出場権を獲得した日本代表(FIBAランキング26位)は、同大会を初めて制したドイツ(同3位)、開催国のフランス(同9位)、そして、「FIBAオリンピック世界最終予選(OQT)」ラトビア会場の勝者と同組になることが決定した。ドイツとはワールドカップの予選ラウンドの初戦で戦ったチームであり、フランスはワールカップや東京オリンピック前の強化試合で相まみえた経験がある。

 このパリオリンピックでの組み合わせについて金近は、「オリンピックには本当に強いチームしか出ていないので、どのグループに入ってもそういうレベルの国と戦うことになると思います」と率直な印象を語った。そして、「まず僕はスタートラインに立つことが目標なので」と付け加えると、「どんどんプレータイムだったり、チャンスは減ってくると思うので、しっかりと(試合に)出たタイミングでアピールしていきたい」と日本代表のロスター入りへ向けて意気込んだ。

 昨年のワールドカップで本大会直前に代表メンバーから落選した金近は、「自分も一緒に練習をしてきましたが、練習でしていることをそのまま、あの舞台でも全員がやっていたので、シンプルにそれがすごいというか、やはりそれで通用していたと思うので、あとはそれに磨きをかけてやるだけです」と、日本代表の戦いを振り返った。

 

 

 トム・ホーバスヘッドコーチはパリオリンピックでの目標を「ベスト8」と設定しており、日本代表はワールドカップからさらなる成長が必須となる。「チームとして磨きをかける」と話す金近も、「とは言ってもそこまで時間があるわけではないので、一つ一つの合宿だったり強化試合をしっかりとやっていきたい」と迫る大舞台へ向けて気を引き締めた。

 なお、パリ2024オリンピックバスケットボール競技は、7月27日から8月4日にかけて開催。各グループの上位2チームに加え、3位チームのうち上位2チームを含めた合計8チームが準々決勝に進出する。

■「パリ2024オリンピック競技大会」男子 組み合わせ

・グループA
OQT(スペイン会場)、オーストラリア、カナダ、OQT(ギリシャ)、

・グループB
ドイツ、OQT(ラトビア会場)、フランス、日本

・グループC
アメリカ、セルビア、OQT(プエルトリコ会場)、南スーダン

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「選抜高校野球・2回戦、阿南光3-0熊本国府」(25日、甲子園球場)

 阿南光(徳島)が快勝し、校名が新野だった96年以来、28年ぶりの8強進出を果たした。

 今大会注目の右腕、エース・吉岡が快投。熊本国府打線を寄せつけず、2併殺、13奪三振で4安打完封した。

 打線は初回に3番・福田の適時三塁打などで2点を先制。四回には戸田の適時二塁打で加点した。

 初出場の熊本国府(熊本)は坂井、植田が力投したが、初の8強はならなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆第96回センバツ高校野球大会第6日▽2回戦 星稜3―2八戸学院光星(25日・甲子園)

 星稜(石川)が八戸学院光星(青森)に競り勝ち、ベスト8一番乗りを果たした。

 田辺(和歌山)との1回戦では「背番号20」の東汰生(3年)が勝ち越し打を放ってヒーローに。この試合では、初戦は代打出場だった「背番号13」の中島幹大(3年)が「8番・左翼手」で先発し、2―2の6回裏2死二塁から決勝タイムリーを左前に落とした。

 「いつでもスタメンで出られるよう、心の準備はしていました。完璧なヒットではなかったですが、結果的に落ちてくれて非常にうれしいです」と中島。大会屈指の左腕と評される八戸学院光星のエース・洗平比呂(3年)に対し、あえて左打者の中島を起用し、勝利をたぐり寄せた山下智将監督(42)は「左ピッチャーを苦にせず、どんなタイプの投手でも打つことができる。試合に向け、私生活からいい準備をしていました」と抜てきの理由を明かした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

星稜は背番号13の中島幹の一打で接戦を物にした。
2―2で迎えた六回2死二塁の好機は「1、2打席は開き気味のスイングだったので、逆方向を意識した」。外角のスライダーを捉えると左前にぽとりと落ち、これが決勝打になった。先発に抜てきした山下監督の起用に応え、「完璧なヒットではなかったが、落ちてくれてうれしい」と白い歯がこぼれた。
昨秋の北信越大会決勝でサヨナラ打、途中出場した1回戦では2安打を放った。「自信を持って打席に立つこと。冬にスイング量を増やし、練習してきたというのが自信になった」と地道な努力が勝負強さを裏付ける。次戦に春では初となる4強が懸かるが、「そのことはあまり考えずにチーム一丸で戦う」と表情を引き締めた。

 

 

 

 

 

 

 

 

第96回選抜高校野球大会第6日は25日、甲子園球場で3試合が行われ、阿南光(徳島)は春夏通じて初出場の熊本国府(熊本)を3―0で下し、初のベスト8。写真は力投する阿南光先発の吉岡。

 

 

 

 

 

 

 

 

熊本国府ー阿南光。力投する熊本国府先発の坂井=25日、甲子園

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

星稜が接戦を制した。一回に芦硲、能美の適時打で2点を先制。2―2の六回は中島幹の左前打で1点を勝ち越した。佐宗は内外角を広く使い、緩急も巧みで、5四死球を与えながらも7安打2失点で完投した。

 八戸学院光星は洗平の8回3失点の力投が報われなかった。三回に山本の2点打で追い付いたものの、その後の好機であと1本が出なかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆第96回センバツ高校野球大会第6日 ▽2回戦 星稜3―2八戸学院光星(25日・甲子園)

 

 八戸学院光星(青森)が星稜(石川)との接戦を落とし、8強入りを逃した。

 先発の洗平が2試合連続100球超えの熱投を披露。8回108球を投げて、7安打3失点、6奪三振をマークしたが力尽きた。八戸学院光星・仲井宗基監督は「入り方が全て。投打全ての面で星稜さんの方が上だった。完全な力不足、技術のなさだと思います」と相手の星稜をたたえた。

 初回に失点した先発の洗平については「(洗平が初回先頭に四球から2失点に)闘争心、向かっていく気持ちが足らないようなピッチングだったと思います。序盤、ちょっとキツめにカツはいれたんですが…。私の責任なんですが、全てにおいて甘いなと感じました」と、今後を見据えて、さらなるレベルアップを求めた。

 3回に一度は追いついたが、突き放された。仲井監督は、8強進出を決めた星稜のエースを称え「(先発の)佐宗君の経験、粘りに屈する形になった。このレベルでは上は目指せない。もう一度鍛え直していきたいなと思います」と夏を見据えた。

 

 

 

 

 

 

 

 

第96回選抜高校野球大会第6日は25日、甲子園球場で行われ、2回戦最初の試合で星稜(石川)が、八戸学院光星(青森)に3―2で競り勝ち、8強一番乗りを果たした。写真は完投し、喜ぶ星稜の佐宗。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

日本ハムの新庄剛志監督(52)が25日、エスコンフィールドでの全体練習の前に取材に応じた。自ら考案した、看板直撃弾に賞金111万円をプレゼントする企画について、スポンサー5社がついたことを発表。「選手のみなさん、ガンガン当ててゲットしてください」とPRした

 看板は左翼ポール際の3階席部分にある柱に設置された。4メートル四方の大きさで金色で新庄監督のシルエットが描かれたもので、直撃弾で111万円の賞金を出すことを明言。スポンサーを募集していた。

 スポンサーに決まったのは、さいとう歯科室(北海道札幌市)、株式会社知床第一ホテル(北海道斜里郡)、株式会社HESTA大倉(東京都千代田区)、株式会社マツオ(北海道滝川市)、株式会社マルカン(大阪府大阪市)の5社。協賛金を集めて、そこから賞金が支払われることになる。

 新庄監督は「SHINJOボードに当てて111万円をゲットしま賞」という正式名称も発表。現在は左翼にしか設置されていないため「右バッターしか狙えない。左バッターにも当てて欲しいんで、ライトの方にも」と右翼三階席手前の広告用の壁面にも設置することを熱望。「あと球団と話し合って。トータルで7か所くらいつくります」と冗談も交えつつ、実現させる思いだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

DeNAのドラフト1位新人・度会隆輝(21)がオープン戦の首位打者に輝いた。最終戦となった24日の日本ハム戦で3安打猛打賞。この日の5打席で規定打席に到達し、打率.434と堂々の12球団トップで初めての開幕を迎える。

新人のオープン戦首位打者は、ドラフト制導入後ではプロ野球史上2人目の快挙。

SNSなどでは、《エグい》《バケモン》《久々に野手のスターが爆誕》と祝福する声があふれる中、《アジャ以来か…》《シーズンは別物》《開幕後が心配》という声も。確かに、2014年に史上初のオープン戦新人首位打者を獲得したロッテの「アジャ」こと井上晴哉は、シーズン開幕後に当たりがパタッと止まった。

3、4月の18試合で打率.200と極度の不振に陥り、5月2日には二軍落ち。結局、ルーキーイヤーのこの年は36試合の出場で打率.211、2本塁打、7打点に終わった。オープン戦の好結果により、他球団の徹底マークと厳しい攻めにあい、プロの厳しさを思い知らされた。

度会は、パワーヒッターの井上とはタイプが違いバットコントロールにたけた中距離打者。現役時代に2年連続首位打者を獲得した鈴木尚典打撃コーチをして、「天性の打撃センスを持っている」と言わしめ、「失敗を引きずらない天真爛漫さもプロでは大きな武器になる」と太鼓判を押すから、心配はなさそうだが……。

◇ ◇ ◇

本文中にもあるように、度会は天真爛漫な性格だという。子供向けの野球教室の最中に突然、尾崎豊の歌を熱唱してチームメートを驚かせたりするほか、「先輩、後輩かかわらず、物おじすることなく積極的に話しかけてます」という声も聞かれる。

その人となりは、関連記事【度会を知る】…からチェックすることができる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆第96回センバツ高校野球大会第6日 ▽2回戦 八戸学院光星2―3星稜(25日・甲子園)

 星稜(石川)が八戸学院光星(青森)に競り勝ち、ベスト8への1番乗りを果たした。センバツでの石川と青森の対戦は初めて。夏は2勝0敗(2012年の2回戦で光星学院が4―0で遊学館に勝利。14年3回戦では八戸学院光星が5―1で星稜を破っている。

 星稜の佐宗翼投手が9回141球を投げて7安打2失点、6奪三振だった。

 星稜は初回に八戸学院光星の洗平から2点を先取した。3回に同点に追いつかれたが、6回2死二塁から、中島が中前へぽとりと落ちるタイムリーで勝ち越した。

 星稜の8強進出は2年ぶり。

 

 

 

 

 

 

 

 

「選抜高校野球・2回戦、星稜3-2八戸学院光星」(25日、甲子園球場)

 優勝候補の星稜が競り勝ち、ベスト8一番乗りを果たした。

 八戸学院光星の好投手、洗平との対決。2失点完投のエース佐宗を中心とした守り勝ちだった。最後は二盗を阻止して勝利。山下監督は「相手の好投手を打てないだろうと、本当によく守ってくれた。佐宗もよく粘ってくれ、最後もよく刺してくれた」とうなずいた。

 昨秋神宮大会王者で優勝候補にも挙がる。この日の第一試合では、能登半島地震で被災した日本航空石川が初戦敗退。その戦いを見ていただけに、「私自身、石川県2校も負けるわけにいかない。絶対にうちは勝つぞ、というつもりで臨んだ。生徒からも『石川県負けるわけにはいかんぞ』と何人か声を出してましたので、心強かったです」と目を細めた。

 

 

 

 

 

 

 

 

第96回選抜高校野球大会の第6日第1試合で日本航空石川が強豪の常総学院(茨城)をあと一歩のところまで追い詰めながら0―1と涙を飲んだ。

好投を続けた2年生左腕・猶明が8回途中を1失点の粘投を見せたが、打線がプロ注目の最速149キロ右腕・小林(3年)の前に決定打が出ない。9回も一死一、三塁まで追い詰めたが、河田(3年)が遊ゴロ併殺に倒れ、無念の5安打完封負けを喫した。

中村監督は「悔しい…。選手はロースコアでよく頑張った。チャンスに点を取れず、小林くんはブレずにオーラがあった。監督の差で負けた。勝たせてあげられなくて申し訳ない。スタンドの声援が温かく、今までのことを思い出してしまうくらいの拍手をいただいた」と声を絞りだした。

能登半島地震で輪島市が被災し、姉妹校の日本航空(山梨)に避難して同校野球部のグラウンドで合同練習を続けた。校舎の教室に段ボールベッドを作って寝泊まり。学校と地元の人々が食事を用意し、寮の風呂に入って生活した。満足な練習ができない中、徳島での合宿を経て甲子園入り。「笑顔と感謝と恩返し」を掲げ、アルプスには石川高野連の学校関係者ら約170人が延泊しながら応援に駆けつけてくれた。

「自分のピッチングをすれば大丈夫。ビビるんじゃねえぞ」と監督からハッパをかけられた猶明が好投し、ハンディを感じさせない好ゲームを展開した。捕手の冬木(3年)は「勝ち切れなかったのが一番悔しい。でも何度もピンチをしのいで粘ることができた。全国の舞台でできたのは自信になる。応援がすごく力になった。今日の負けをいかせると思うし、勝負強さを夏までに仕上げていきたい」とリベンジを誓う。

一方の常総学院・島田監督は「航空さんはバランスとれたチーム。いい試合ができてよかった。やりづらさはなかった。もしあったとしたら応援の力で、声が通りづらいということだけですね」と振り返った。

 

 

 

 

 

 

 

 


 

 

 

 


※一部勝手にコピペ&割愛いたしました🙇💦



※また、敬称を省略させていただきました🙇💦💦