新型コロナウイルスの治療や医療提供体制に関する公費支援が今月末で終了する。4月以降は入院費など患者の自己負担が増えることになる。

 新型コロナは昨年5月、感染法での位置付けが、危険度の高い「2類相当」から季節性インフルエンザと同じ「5類」に引き下げられた。私たちの暮らしも、コロナ禍前の状況に戻りつつある。ただでさえ膨らみ続ける国の医療費を考えると、自己負担の増加は避けられない。

 とはいえ、目配りは欠かせない。4月から高額治療薬の費用は1~3割の自己負担となり、最大1万円の入院費の補助もなくなる。経済的に苦しい人が診察や治療を控えることも予想される。特段の配慮が国に求められる。

 私たち自身の努力も不可欠だ。インフルエンザと同様、うがいや手洗いの徹底などでコロナ感染の拡大を防ぐことである。大流行を食い止めることにもつながるはずだ。

 予防に努める上で、気になるのはワクチン接種がどうなるかだろう。今までは国が全額を負担しており、無料で受けることができていた。

 今年秋から各自治体が年1回のワクチン定期接種を始める。国は、自己負担が最大7千円程度になるよう費用を助成する。低所得者が自己負担しなくて済むような対応を講じるべきである。

 ただ、定期接種は65歳以上の高齢者と、60~64歳で心臓や腎臓などの機能に障害があるといった一定の基礎疾患のある人に限られている。

 秋までに打ちたい人や対象外の世代の人は、4月以降は任意接種となる。原則、全額自己負担となる。インフルエンザのワクチンより数倍高く、接種しない人が多く出るかもしれない。無料のうちにと駆け込み接種が増えれば窓口が混乱しかねない。医療機関は備えを急いでほしい。

 予防にどれほど注意を払っていても感染する恐れはゼロにはならない。万一発症したら、どうすればいいかも気にかかる。2類相当のとき、コロナ病床に割かれたのは全体の4%ほどに過ぎなかった。人口比で世界有数の病床数を誇る割に寂しい状況だった。

 国は、5類移行後は広く一般的な医療機関での対応を目指している。そのため、コロナに限らず感染症が疑われる発熱患者を診療したら、報酬を加算することを2024年度の診療報酬改定に盛り込んだ。入院の必要な患者が放置されることのないよう、それぞれの地域で対策を練り上げておいてもらいたい。

 厚生労働省によると、今月10日までの1週間に報告された全国の患者数は、5週連続で前の週に比べ減少した。しかしコロナウイルスが消えたわけではない。新たな変異株が発生していないか、国は監視を続けている。再流行を防ぐ備えを怠ってはならない。

 後遺症対策も急がれる。岡山大など個別に対応している所もあるが、深刻な実態の調査や原因解明、治療法の開発はこれからだ。国主導で進めなければならない。国民の健康を守る責任があることを忘れてもらっては困る。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

東京都の感染症対策連絡会議が22日にあり、新型コロナウイルスへの特別対応として実施してきた電話相談窓口「新型コロナ相談センター」やワクチンの大規模接種会場などを今月末で終えることが報告された。国が4月から、通常の医療提供体制での対応に完全移行する方針を踏まえ、都も通常体制に戻す。

 相談センターでは発熱への不安や自宅療養者の健康相談に応じてきたが、31日に終了する。今後は他の疾病と同様、24時間対応の医療機関案内サービス「ひまわり」(03・5272・0303)や東京消防庁救急相談センター(#7119)などで対応する。都立病院の後遺症相談窓口も29日で終える。ワクチン副反応相談センター(03・6258・5802)は継続し、毎日午前9時~午後5時に受け付ける。

 都庁などで運営していた無料のワクチン大規模接種会場は今月末までに閉鎖。今後はインフルエンザなどと同様、医療機関で原則自己負担での接種となる。

 11~17日の定点医療機関あたりの患者報告数は3・70人(前週4・25人)と6週連続で減少。18日時点で1182人が入院している。

 22日の会議に出席した猪口正孝医師は「4月に通常医療体制に戻るが、感染者は出ている。医療機関は感染に対して気を緩めることができない状況で、コロナのない時代に戻れるわけでは決してない」と、基本的な感染対策の徹底を訴えた。専門家による感染状況の分析や変異株のゲノム解析は4月以降も継続するという。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

23日の阪神8Rで、5番人気のリジン(牡5歳、栗東・宮本)が、最後の直線で激しい追い比べを制し、浦和からのJRA転入初戦を白星で飾った。所有するのはプロ野球・千葉ロッテマリーンズの吉井理人監督。リジンは父・ストロングリターン、母・フォーシームの牡馬で、母のフォーシームも吉井監督の所有馬だった。吉井監督は午後2時からバンテリンドームナゴヤで中日とのオープン戦があったため、愛馬の歓喜の瞬間には立ち会えなかった。

 勝利に導いた鞍上の幸は「調教で手応えは感じていましたが、しっかり勝ちきってくれて、これからが楽しみです。右回りも全然大丈夫ですね。吉井さんがメジャーリーガーの時から知り合いで、今回ご指名をいただけて光栄です」と喜んだ。管理した宮本調教師も「中央と地方の違いもあるし、気性の難しい馬だから本当に勝ってくれて良かったです。1勝クラスは走れると思っていました。今後は、馬の様子を見ながら考えます。ゼッケンはオーナーに送ります」と語った。

 ちなみにリジンの馬名の由来は「アミノ酸の一種」とされているが、ネット上では吉井監督の名前の「理人(まさと)」を音読みで「りじん」と読めることから付けたのではと話題になっている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

3月23日の阪神8R・4歳上1勝クラス(ダート1800メートル=13頭立て)は、5番人気のリジン(牡5歳、栗東・宮本博厩舎、父ストロングリターン)が2番手から競り勝って、JRA転入初戦を勝利した。勝ち時計は1分51秒3(不良)。

 幸英明騎手は「調教で手応えをつかんでいましたが、しっかり勝ち切ってくれてこれからが楽しみです。右回りも全然大丈夫ですね」と喜んだ。

 オーナーで、千葉ロッテマリーンズの吉井理人監督とは面識があったそうで、「自分が20歳ぐらいの頃から、吉井さんがメジャーリーガーの頃からの知り合いです。ご指名いただいたみたいで、勝てて良かったです」とご縁に感謝していた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

俳優の寺田農さんが、14日に肺がんのため81歳で死去していたことが23日、所属事務所から発表された。寺田さんが生前、熱狂的なファンだったJ2のジェフユナイテッド市原・千葉が同日、寺田さんへの追悼コメントを発表した。

 同クラブは島田亮社長とクラブ一同名義で「寺田農氏の訃報に接して」と題した声明を発表。「俳優や声優としてご活躍された、寺田農さんの訃報に接し、深い悲しみに暮れております。ここに故人のジェフユナイテッドに対するご生前の愛情に深く感謝するとともに、謹んでお悔やみ申し上げます」と追悼した。

 さらに「寺田さんにはジェフユナイテッド市原・千葉の前身である古河電工サッカー部の時代よりファンを公言していただき、テレビ出演時など、メディアで数多くの発信をしてくださいました」と、生前のファンぶりを説明。「また、イヤーブックやクラブ広報誌でのインタビューや寄稿、フクダ電子アリーナへご来場いただいた際に、クラブの将来を思い愛情あふれた貴重なお言葉を頂戴いたしました」と感謝した。

 その上で「寺田さん、天国でも俳優仲間たちとの交流や、フットボールを愛する方々との談義を楽しんでいただくとともに、今後の日本サッカー界、ジェフユナイテッドを見守っていてください。本当にありがとうござしました」と結んだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆オープン戦 阪神4―2オリックス(23日・京セラドーム大阪)

 阪神は先発の大竹が5回を70球、4安打1失点と好投した。3回は先頭の杉本に右翼線二塁打を許したが、簡単に後続を打ち取って無失点。先頭から連打を浴びた5回も1死一、三塁から広岡の一ゴロの間の1点で止めるなど冷静なマウンドさばきを見せた。オープン戦は3度の登板で防御率2・25。1月に左肩の良性腫瘍を切除した影響で調整が遅れた影響で開幕ローテ入りは約束されていなかったが、万全をアピールした。

 6回からは2軍戦の登板予定が雨天中止となった門別が2回1失点。8回は昨季セーブ王の岩崎が3者凡退でつなぐと、9回はもう一人の守護神候補である新外国人のゲラが締めた。

 打線は3番に起用された前川が2安打1打点。初回に左中間への先制二塁打を放つと、4回先頭では右中間二塁打で追加点の起点となった。6回には4番の佐藤輝が右越えに3号ソロ。最近5試合は21打数12安打と好調だ。右足を痛めている森下と下半身に張りを抱える大山が欠場する中、2人が打線を引っ張った。

 また、前の試合まで34打席無安打が続いた中野は初回先頭で左前打を放ち、35打席ぶりのHランプ。5回にも左前打を放った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◇プロ野球オープン戦 阪神4-2オリックス(23日、京セラドーム)

阪神は先発の大竹耕太郎投手が5回1失点の好投。打線も3イニング連続で得点を奪い、オープン戦3勝目となりました。

初回、先頭の中野拓夢選手が自身35打席ぶりのヒットで出塁すると、1アウトから3番・前川右京選手がセンターへタイムリー2ベース。さい先よく先制します。

先発の大竹投手は低めにボールを集め、持ち味の打たせて取るピッチングで、オリックス打線を4回まで無失点に封じます。

打線は4回裏、先頭の前川選手が2打席連続の2ベースでチャンスを作ると、その後3塁まで進み、5番・糸原健斗選手が犠牲フライを打ち、リードを2点に広げます。

続く5回、大竹投手は2者連続ヒットを打たれるなど、1アウト1、3塁のピンチを招くも、9番・廣岡大志選手をファーストへの併殺打。この間に3塁ランナーにホームインを許しますが、最少失点で切り抜け、5回1失点の好投を見せました。

すると5回裏の攻撃、2個の四球とヒットで1アウト満塁のチャンスを作ると、島田海吏選手の打球処理をセカンド・太田椋選手がもたつく間に、1点を追加します。

6回には2番手の門別啓人投手が1点を失いますが、その裏に佐藤輝明選手が豪快なソロホームランを放ち、阪神は3イニング連続で得点。門別投手は続く7回を無失点に抑えて、2回1失点でした。

8回以降は岩崎優投手、ゲラ投手が無失点に抑え、阪神が勝利しました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

観戦予定の2試合が悪天候で順延も、日本高野連が粋な計らい

第96回選抜高校野球大会は23日、開催予定だった3試合を天候不良のため翌24日に順延した。試合は実施されなあったが、能登半島地震で被災した石川県能登地区の指導者、部員らが甲子園球場の施設やグラウンドを見学した。

能登地区の13校の指導者、部員ら178人は、23日に日本航空石川-常総学院(茨城)と八戸学院光星(青森)-星稜(石川)の2試合を観戦する予定だった。しかし天候不良で試合は順延に。日本高野連の計らいで、甲子園歴史館や球場施設、グラウンド内を見学することになった。

能登地区では被災をきっかけに、「野球を辞めたい」と口にするようになった高校生がいるという。「“もう一度、野球しようぜ”という意味も込めて、日本航空石川を応援しに行こうという企画につながりました」と、石川県高野連の佐々木渉理事長は説明する。

試合観戦はかなわなかったが、甲子園に足を踏み入れることができたのは、能登地区の球児たちにとって望外の喜びだった。球場内を見学し、普段テレビで見ていたインタビュールームを訪れると、「うわ、マジか! インタビューするところだ!」と興奮。仲間同士で擬似インタビューを行うなど、思い思いに楽しみ、自然と笑みが溢れた。

雨が降る中、グラウンドに出る許可が下りると、高校ごとに円陣を組んで掛け声をかけたり、胴上げを行ったりした。校歌を歌う高校もあった。雨を気にするそぶりも見せず、限りある時間の中で存分に“聖地”を味わった。

震災で生まれた感謝の思い「野球ができることは当たり前じゃない」

石川県立羽咋(はくい)工の岡羚音(れおん)主将は「野球のことすら考えられない状態でした」と震災当時の気持ちを明かし、「今は生きていることに感謝しています」と語る。そして「自分たちは震災で苦しい思いをしましたが、より甲子園に出たいという思いが強くなりました。野球ができることは当たり前じゃないので、より感謝をするようになりました」と胸の内を明かした。

県立穴水(あなみず)の東野魁仁(かいし)主将は「穴水町にはまだ、水道が使えないところもあります。そんな中、このような体験をさせていただけて本当にうれしいです」と感謝した。

佐々木理事長は「子どもたちの笑顔を見て、喜ぶ声を聞いて、本当にうれしく思います。次は、能登地区の野球部が自分たちの実力で甲子園の舞台に立つ姿を期待しています」とエールを送った。

能登地区の野球部も、活動を再開させ始めている。憧れの舞台を目に焼き付け、夏の目標を再確認した球児たちは、改めて野球への熱意を加速させるはずだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆オープン戦 日本ハム―DeNA(23日、エスコンフィールド)

 日本ハムは対外試合24試合目、オープン戦では17試合目にして初の完封負けを喫した。打線が6安打に終わった。

 先発の加藤貴之投手は開幕前最後の登板で5回1安打無失点と好投。3試合連続で与四死球ゼロと安定感が光った。開幕2戦目となる30日・ロッテ戦(ZOZO)での先発が内定している左腕は「本当に(捕手の)田宮がいいリードをしてくれた」とOP戦で初コンビを組んだ23歳に感謝した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「オープン戦、日本ハム0-1DeNA」(23日、エスコンフィールド)

 DeNAが4投手による継投で完封した。先発の平良が6回3安打無失点。2番手のウィック、3番手の伊勢もそれぞれ無失点。九回は山崎が締めた。

 打線は六回、1死二塁で、ドラ1新人の度会(ENEOS)が先制の適時右越え二塁打。福田俊の初球スライダーをフルスイングすると、打球は右翼フェンスを直撃した。

 

 

 

 

 

 

 

 

「オープン戦、日本ハム0-1DeNA」(23日、エスコンフィールド)

 日本ハムがオープン戦初の完封負けで7勝5敗5分となった。

 先発は開幕2戦目のロッテ戦(30日、ZOZOマリン)の登板が内定している加藤貴。5回を57球、内野安打1本、無失点に抑えるほぼ完璧な仕上がりを披露した。「(シーズン前)最後の登板っていうことで緊張感もありつつ、田宮がいいリードをしてくれたと思います」とこの日のバッテリーを組んだ田宮をたたえた。ここまでを振り返り、「いい準備をさせてくれましたし自分自身も今のままを継続できるようにやっていけたらなと思います」と開幕を見据えた。

 打線はDeNA先発・平良の前に六回まで3安打。数少ない好機の中、四回1死一、二塁で野村、レイエスが凡退。六回2死一、二塁でもレイエスが倒れた。レギュラーが定まらない二遊間は途中出場の石井が2安打してアピールした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆オープン戦 巨人―楽天(23日・東京ドーム)

 5回にドラフト3位ルーキーの佐々木俊輔外野手の犠飛で1点を先取。先発・グリフィン投手、2番手・井上温大投手らが無失点の好投を続けている。

 2登板連続5失点以上で開幕ローテ入りへ「最終テスト」となったグリフィンは3回まで投げヒットを許さず無失点4奪三振。1回は2つの空振り三振などで3者凡退。2、3回も3人ずつで片付け9人をパーフェクトで抑え、前の2試合とは別人のような立ち上がりをみせた。

 打線は楽天の先発・荘司康誠投手に1回の先頭から4者連続で空振り三振。2回2死から大城卓三捕手が中越え二塁打を放ったが、7番でスタメン出場の泉口友汰内野手が捕邪飛に倒れ、先取点はならなかった。

 3回は先頭の萩尾匡也外野手が左前打、エンドランで吉川尚輝内野手の三ゴロで二進、佐々木の二ゴロで三進し、2死三塁としたが、門脇誠内野手は空振り三振に打ち取られた。

 4回からは2番手で井上温大投手が登板。4回の先頭に安打を、5回は先頭に死球を与えたが、いずれも後続を抑え無失点。6回は3者連続三振に打ち取り3イニングを1安打無失点と好投した。

 巨人は5回に先取点。楽天の2番手清宮虎多朗投手から先頭の泉口が四球で出塁。盗塁失敗での走者なしから萩尾も四球を選び、吉川尚輝内野手の中前打で三塁へ進み1死一、三塁とチャンスを広げると、1番に入る新人・佐々木が代わった伊藤茉央投手に2球で追い込まれながら粘って、浅め右犠飛を放ち、三塁から萩尾がホームを突き、1点を挙げた。

 6回は楽天の4番手・藤平尚真投手から梶谷隆幸外野手の左前打、岡本和真内野手の四球で無死一、二塁とチャンスを作ったが、坂本勇人内野手、大城卓、泉口がいずれも外野フライに倒れ、追加点はならなかった。

 7回からは3番手で阪神から移籍のケラー投手が登板。1四球を許したが無失点に抑えた。

 追加点がほしい巨人は7回、1死から吉川が中越え三塁打を放ったが、佐々木は一ゴロ、門脇も空振り三振に倒れた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆オープン戦 阪神―オリックス(23日・京セラドーム大阪)

 オリックスのアンドレス・マチャド投手が21年のバルガス(159キロ)を抜き、球団の外国人最速となる160キロをマークした。

 7回に3番手で登板し、1死から中野への初球と4球目に計測した。中野は二ゴロ。3者凡退に仕留めた。マチャドは今季から加入し、セットアッパーとして期待される右腕。自己最速も160キロで、5日の中日戦(京セラドーム大阪)では159キロを計測していた。山崎や山下が持つ球団最速の160キロにも並んだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

3月23日、千葉ジェッツの富樫勇樹がB1リーグ史上初となる通算3ポイント成功数1000本の大台に到達した。

 

 アウェー開催だった第24節の広島ドラゴンフライズ戦でBリーグにおける通算3ポイント成功数を「999」とし、大記録にリーチをかけていた富樫。その後、第25節の群馬クレインサンダーズ戦、第26節の茨城ロボッツ戦と3ポイント成功数0本に終わり足踏みが続いていたが、アルバルク東京と激突したこの日、大観衆が詰めかけた国立代々木競技場第一体育館で、第1クォーター残り5分に放った1本目の3ポイントを成功。通算出場416試合目で前人未到の大記録を達成した。

 富樫は2012-13シーズンに当時bjリーグの秋田ノーザンハピネッツで国内トップリーグデビューを飾ると、NBA下部Dリーグへの挑戦を経て、2015年に千葉Jへ加入。2016年の開幕イヤーから昨シーズンまで7年連続でベストファイブに選出され、2度のアシスト王、2018年にはシーズンMVPにも選出されるなど、長らくBリーグのトッププレーヤーとして君臨してきた。

 昨年には「FIBAワールドカップ2023」に参戦した日本代表のキャプテンとして、48年ぶりとなる自力でのオリンピック出場権獲得に大きく貢献。Bリーグ通算3ポイント成功数のみならず、アシスト数でも歴代1位、得点数も同3位につけており、日本バスケ界をけん引する活躍を続けている。

◆■富樫勇樹の年度別3ポイント記録

シーズン 成功/試投(成功率)
2016-17 104/292本(35.6%)
2017-18 117/280本(41.8%)
2018-19 141/374本(37.7%)
2019-20 76/221本(34.4%)
2020-21 139/365本(38.1%)
2021-22 111/349本(31.8%)
2022-23 175/506本(34.6%)
2023-24 136/433本(31.4%)
通算記録 999/2820本(35.4%)
※数字は第26節終了時点

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「オープン戦、阪神-オリックス」(23日、京セラドーム大阪)

 オリックスの新外国人でセットアッパー候補のマチャドが、球団外国人投手最速の160キロをマークした。

 2点を追う七回から登板。小野寺から空振り三振を奪った後、中野と相対した時だった。初球はボール球となったが、160キロを計測。さらに4球目もファウルとなったが、160キロをたたき出した。そして、この回を三者凡退に抑えた。

 マチャドは来日後、3月5日・中日戦で159キロをマークし、これが21年のバルガスと並ぶ球団外国人投手最速だった。この日1キロ更新。今季はその力強い直球を武器に戦力となりそうだ。

 チーム内では山崎、山下が最速160キロをマークしている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆オープン戦 巨人―楽天(23日・東京ドーム)

 巨人の井上温大投手が楽天戦で2番手で登板し、3回47球を投げて、1安打無失点、4奪三振で降板した。

 0―0の4回に2番手で登板。先頭・田中にいきなり中前安打を許したが、ここからクリーンアップを全て外野フライに打ち取った。5回は先頭への死球で走者を背負うも、7番・辰己を空振り三振に斬るなど後続を断ち切った。

 1―0の6回は9番・小深田をスライダーで空振り三振。1番・田中和を直球で空振り三振。2番・伊藤をこの日の最速150キロ直球で空振り三振。3者連続三振で封じた。

 春季キャンプから2軍スタートだった井上は1軍に参加しての登板。「やってきたことを出すだけだと思ってるので自分のいいボールを投げていけたらと思います」と意気込んでいた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◇大相撲春場所14日目(23日、エディオンアリーナ大阪)

 西十両3枚目・友風(二所ノ関)が西10枚目・若隆景(荒汐)にはたき込みで破れ8勝6敗となった。

 「立ち合いは良かった? そうですね。うまくやられました。前に出ていこうとした時でした。足が動かなかったですね」と振り返った。

 13日目に3場所ぶりの勝ち越しを決めた。携帯電話にはお祝いのメールがたくさん届いたというが、友風には浮かれた気持ちはまったくなかった。

 師匠の二所ノ関親方(元横綱・稀勢の里)、部屋付きの中村親方(元関脇・嘉風)らからは「勝ち越した後の相撲が大事だから」と言われていたという。「きょうも気持ちは入ってましたし、明日も全力でいきますよ。ケガしないようにね」と気合いを入れ直していた。

 

 

 

 

 

 

 

 

阿南光(徳島)は、23日の第3試合で熊本国府との2回戦に臨む予定だったが、天候不良のため24日に順延が決定。室内練習場で調整を行い、練習後には井坂琉星主将(3年)が元気な姿で取材に応じた。

 19日の豊川(愛知)との初戦、井坂は8回無死一、二塁の打席で3球目が左頬付近に直撃。臨時代走が送られ、一度ベンチに下がって治療を受け、8回裏の守備からグラウンドに戻った。ただ、試合後に兵庫・西宮市内の病院で検査を受けて「打撲傷」と診断されていた。翌20日は休養を取り、21日から練習に復帰。この日、状態について問われると「ピッチャーもわざとではないので、仕方ないかなと。もう全然問題もなく、大丈夫です」と、復活をアピールした。

 順延について「恵みの雨と感じている。試合の疲れはほぼないが、より状態は良くなってくると思う」と高橋徳監督。前回143球4失点完投のエース右腕・吉岡暖(3年)については「疲労感なく、いいボールがいっていたので楽しみ」と期待した。

 

 

 

 

 

 

 

 

米NBCは23日、違法賭博の疑いでドジャースを解雇された水原一平氏についての人物像についての記事を掲載。一部報道でカルフォルニア大学リバーサイド校を卒業したとされている点について、「同大学の広報担当者はNBC LAに対し、水原氏が同校に通っていた記録はないと語った」と報じた。高校についてはダイヤモンドバー高校が学校のウェブサイトに卒業生として水原氏を掲載しているという。

 水原氏を巡っては韓国での開幕戦の期間中に、違法賭博疑惑が浮上。ドジャースから電撃解雇された。米ESPNによると、捜査当局が調べていたブックメーカーに水原氏の借金があり、大谷の口座から少なくとも450万ドル(約6億8000万円)が送金されたことが判明。同氏は19日に遠征先の韓国で90分間にわたって同局の単独インタビューに応じた。スポーツ賭博に手を染め始めたのは21年から。22年末にはその損失は100万ドル(約1億5000万円)を越えた。借金は「雪だるま式に膨れ上がった」と表現。自身の年俸30~50万ドル(約4500万~7500万円)ではとても追いつかない額に達していたことなどを明かし、記録に残っているブックメーカーへの返済は昨年9月と10月、それぞれ50万ドル(約7500万円)ずつだった。大谷が右肘手術を受けた時期と重なる大切な時に水原氏は、大谷に肩代わりを依頼する形で個人パソコンを使って振り込んだと証言した。

 その一方で大谷の賭博関与を強く否定。賭けの対象はMLBが禁じている野球ではなかったこと、自身が住むカリフォルニア州ではスポーツ賭博が違法であることを知らなかったとも主張した。

 ただ、水原氏はインタビューから一夜明けた20日に前言を完全撤回。自身のギャンブルや借金について大谷には話していないと真逆の証言を口にした。時を同じくして大谷の弁護団から同氏を「大規模な窃盗」で告発する声明文が出された。

 ESPNによると、水原氏は開幕戦後のクラブハウスで選手らを前に「すべては自分の過ちです」と罪を認め、「自分はギャンブル依存症です」と告白したという。

 MLBの規則では野球以外のスポーツへの賭けは許されているが、違法ブックメーカーの賭けは処罰の対象になる可能性がある。MLBはこの日、同疑惑について調査を開始したことを発表した。

 水原氏は大谷が13年に入団した日本ハムで外国人選手の通訳を務めた後、同選手の18年のメジャー移籍に合わせて一緒に渡米。昨オフには10年7億ドル(当時の為替レートで約1015億円)のメガ契約を結んだ同選手とともにドジャースへ移籍した。大谷が最も信頼してきた人物の一人でもあった。

 

 

 

 

 

 

 

 

オープン戦
○ ソフトバンク 5 - 1 広島 ●
<3月23日・PayPayドーム>

 広島は引き分けを挟みオープン戦3連敗。開幕が1週間後に迫る中、未だ低調な攻撃陣が気がかりだ。

 この日は1番・野間、2番・菊池、3番・小園、4番・レイノルズ、5番・堂林、6番・田村、7番・シャイナーと、開幕を見据えたスタメンだったが、ソフトバンク先発・スチュワートの前に5回まで2安打。6回に2番手の大関から小園の右越え二塁打などでようやく1点を奪ったが、7回以降は再び沈黙した。

 新打線のカギを握るレイノルズとシャイナーの両助っ人は、この日も無安打。レイノルズは6回に犠飛を放ち打点を記録したが、2回の第1打席は空振り三振に倒れ前日から5打席連続三振となった。

 新井監督は春季キャンプ終了後「シャイン(シャイナー)もレイ(レイノルズ)もオープン戦でしっかり試合に出て、打席に立ちながら調整してくれれば」と期待していたが、レイノルズはここまで40打席を消化し打率.171、シャイナーは46打席で同.122と揃って低調。残されたオープン戦は1試合だ。

 野間も打率.091、菊池は同.188と、経験豊富な主力も低調。この日も長打を放った小園、オープン戦チーム1位の3本塁打を放っている田村ら若手の台頭はあるものの、左足くるぶしを痛めた秋山の状態も含め、攻撃陣に関する不安は尽きない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「オープン戦、阪神-オリックス」(23日、京セラドーム大阪)

 オリックスの小野泰己投手が六回2死から2番手で登板。阪神ファンはサイドスローに転向した姿に驚きの声をあげた。

 梅野に対しては制球が定まらず四球を与えたが最速151キロを計測。続く木浪を二ゴロに仕留めて1/3回を無失点に抑えた。ドラフト2位で入団した阪神では150キロ超のストレートを軸に将来の先発ローテ候補として期待されたが、制球難も重なり年々、登板機会が減少。22年オフに戦力外となり、オリックスに入団した。

 オーバーハンドからの力強いストレートが持ち味だっただけに、Xでは阪神ファンが「え!?サイドスロー…」「知らんうちにサイドスローなってるやん」「小野がサイドスローになってて涙出た」などと多くつぶやいた。小野は昨オフに再び育成契約へと切り替わり、キャンプではB班スタートだったため、古巣ファンの目に届かなかった模様だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【ドジャース大谷に吹き荒れる春の嵐】

「大谷翔平はピート・ローズの再来?」

ドジャースの地元紙ロサンゼルス・タイムズは22日、水原一平元通訳(39)が違法賭博に手を染めていた大谷翔平(29)について、こんなふうに報じた。

ピート・ローズは通算安打記録を樹立しながら、監督時代に野球賭博疑惑でMLBから永久追放処分を食らったスーパースター。そんな人物を引き合いに、「もし賭博の借金を払ったのなら法的問題に発展するかもしれない」と書いたのだ。

ベーブ・ルース以来の本格的な二刀流として伝説上の生き物である「ユニコーン」と呼ばれていたスーパースターが、一夜にして落ちたヒーローに重ねられた。しかも、報じたのはドジャースの地元紙だ。

「今回の一件で大谷のイメージは著しく悪くなります」と、本紙で「データ野球の内幕」などを執筆した米紙コラムニストのビリー・デービス氏はこう言う。

「様々な情報が錯綜していますが、大谷の銀行口座から違法賭博の胴元に送金があったのは間違いないでしょう。仮に通訳に泣きつかれて肩代わりした場合、日本では友情とか人助けと映るかもしれませんけど、米国では通訳と同罪、愚かな行為だと受け取られます。自分の知らないところでの送金だとしても、7億円近い金額が自分の口座からなくなったのに気付かないとはだらしない、カネにルーズな人物と受け取られる。どちらにしてもイメージの悪化は避けられません」

米国のSNSには「通訳は代わりに罪をかぶっている」「通訳はスケープゴート」などと、まるで賭博をしていたのは大谷であるかのようなコメントも多くある。大谷のことを「宇宙人」「ユニコーン」と、散々持ち上げていたメディアだけでなく、ファンも一瞬にして手のひらを返したのだ。

「野球は米国の国技。中でも本塁打王は強いアメリカを象徴するタイトルですからね。それをアジアからやってきた日本人が、しかも投手をやりながら手にした。米国人にとっては屈辱以外の何物でもない。ただでさえ差別が好きな人たちですからね。口では美辞麗句を並べ立てながら、腹の中では冗談じゃない、調子に乗ってるといまに足をすくわれるぞと敵愾心を燃やしていたのでしょう」とは前出のデービス氏だ。

◇ ◇ ◇

仮定の話ではあるが、もしも大谷が違法賭博に関与していたことが発覚した場合はどのような処分が下されるのか――。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「オープン戦、日本ハム-DeNA」(23日、エスコンフィールド)

 日本ハムは開幕2戦目のロッテ戦(30日、ZOZOマリン)に先発する加藤貴が登板。5回を57球、内野安打1本、無失点に抑えるほぼ完璧な仕上がりを披露した。

 「(シーズン前)最後の登板っていうことで緊張感もありつつ、田宮がいいリードをしてくれたと思います」とこの日の投球を振り返った。「いい準備をさせてくれましたし自分自身も今のままを継続できるようにやっていけたらなと思います」と開幕を見据えた。

 唯一のピンチは二回。先頭の牧に遊撃への内野安打で出塁を許し、1死後、桑原の投ゴロを二塁に送球したが、これが野選となり一、二塁となった。それでも続く山本を投ゴロ併殺に打ち取って、失点を許さなかった。

 開幕まで1週間。「しっかり寝て、しっかりご飯を食べて、体調を整えて頑張ります」と万全でシーズンを迎える。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆オープン戦 阪神―オリックス(23日・京セラドーム大阪)

 阪神の門別啓人投手が、6回から登板した。本来は12時半開始のウエスタン・くふうハヤテ戦(鳴尾浜)で先発予定。しかし、降雨中止となったため試合前練習から合流していた。

 高卒2年目左腕は、チーム内で青柳、大竹に続く第3の雨男。「去年ファームでは雨で10回くらい先発が流れています」と自覚するほどだ。19日には報道陣から当日が雨予報であることを伝えられると「投げられることを祈るしかないです」と願っていた。

 開幕2戦目の30日・巨人戦(東京D)の先発の座は大竹と一騎打ち。この日先発した大竹は5回1失点。雨に打たれる心配のない京セラDで猛アピールなるか―。

 また、右肩肉離れで2軍調整が続き、この日1軍合流した梅野隆太郎捕手が6回の守備から出場。スタンドからは大きな拍手が送られた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平の元通訳である水原一平氏の解雇というショッキングなニュースには、古巣の選手たちも困惑している。

水原氏が違法賭博への関与、さらに大谷の資産を流用したとして、各方面から様々な反応が上がっている中、昨季まで所属したロサンゼルス・エンジェルスの球団内の様子を米紙『USA TODAY』が報じている。

現地時間3月22日、「ショウヘイ・オオタニの元チームメイト、通訳の賭博疑惑に『ショック』」と銘打ったトピックを配信した。

その中では、ニュースが伝えられた金曜日、同メディアのボブ・ナイチンゲール記者による、エンジェルス関係者への取材が行なわれており、当時の状況を以下のように記している。

「エンジェルスのクラブハウスは、多くの疑問が頭をよぎり、選手たちが互いにささやき合う中、静まり返っていた。エンジェルスの顔であるマイク・トラウトと、かつてのチームメイトを誰よりもよく知るパトリック・サンドバルのどちらと話しても、元チームメイトであり、最愛の通訳であった彼のニュースに、唖然としていた」

さらに、「エンジェルスの選手たちは、ロサンゼルス・ドジャースのスター選手であるショウヘイ・オオタニや通訳のイッペイ・ミズハラが野球以外のスポーツの世界に少しも興味を持たず、ましてやミズハラが違法なブックメーカーで450万ドルものギャンブルの借金を背負っていたと言われていることなど全く知らなかったという」とかつての同僚へ抱いていたとする印象を綴っている。

そのうえで、選手たちの声も掲載しており、2022年途中からエンジェルスに加入したミッキー・モニアックは、「何が起こるのか、何年もの間に何が起こったのか、まったくわからない。でも、偉大な友人、偉大な人々。イッペイは誰よりもチームの一員だった」と述べたという。

他にも、昨季、大谷とともに打線の軸を担ったブランドン・ドゥルーリーも「何が起こったのか分からない。我々の誰も知らない」「でも、彼らは良い奴らだよ。二人ともね」などと語っていたとしている。そして、エンジェルスの誰もが、「オオタニが汚されるのを見たくない」「もっと話があるはずだ」と繰り返したとしている。

またトピックでは、「オオタニはエンジェルスで世界的なスターになったが、実はミズハラもクラブハウスでは同じように人気があり、トラウトなどは『仲間の一人』と呼んでいた」と振り返っており、ナイチンゲール記者も「二人がギャンブルについて話したり、クラブハウスで賭けをしたりするのを聞いたことはない」と指摘している。

渦中の二人はすでにチームを去っているものの、エンジェルスの選手たちの心情も揺れ動いていることは明らか。「日本人スター」の周囲で巻き起こった“醜聞”は今後も、米球界全体から注目されていくこととなる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆オープン戦 阪神―オリックス(23日・京セラドーム大阪)

 阪神の先発・大竹耕太郎投手が5回4安打1失点でマウンドを降りた。

 初回は3者凡退。2回2死から6番・紅林に左中間二塁打を浴びたが、続く7番・ゴンザレスを見逃し三振に斬った。3回は無死二塁から後続を断ち無失点。5回には1死一、三塁から一ゴロの間に三塁走者に生還を許したが、最少失点にとどめた。

 大竹は今季初実戦となった6日の楽天戦(甲子園)では2回1失点。16日の中日戦(バンテリンD)では先発し5回5安打2失点だった。開幕2戦目の30日・巨人戦(東京D)の先発の座は高卒2年目の門別と一騎打ち。開幕ラスト登板で大きなアピールに成功した。

 

 

 

 

 

 

 

 

◆オープン戦 日本ハム―DeNA(23日、エスコンフィールド)

 日本ハム・加藤貴之投手(31)が開幕前最後の登板で圧巻の投球を披露した。主力が並ぶDeNA打線を相手に、5回57球で1安打無失点。3試合連続で与四死球ゼロと抜群の安定感を誇った。

 昨季開幕投手を務めた左腕は、既に開幕2戦目の30日・ロッテ戦(ZOZO)での先発が内定。登板前日の22日は「最後なのでしっかりと投げて、いい形で終われるように」と意気込みを語っていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆オープン戦 巨人―楽天(23日、東京ドーム)

 11日に右大腿(だいたい)骨滑車部骨挫傷と診断された楽天の荘司康誠投手が23日、オープン戦・巨人戦(東京D)に1回緊急降板した9日の日本ハム戦以来14日ぶりに先発。3回2/3を投げ2安打無失点、4者連続三振を含む6奪三振の好投で回復ぶりをアピールした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ソフトバンクはスチュワートが威力ある直球を軸に5回2安打無失点。2番手の大関は2回1失点。柳田が一回にオープン戦2号2ランを放った。広島は森下が2被本塁打で3回5安打5失点、床田は5回1安打無失点にまとめた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆ 降板後、今江監督と笑顔でタッチ

 楽天の2年目・荘司康誠投手(23)が23日、巨人とのオープン戦(東京ドーム)に先発登板。4回途中2安打無失点、毎回となる6奪三振の快投を見せ、有力視されている開幕2戦目の先発登板へ弾みをつけた。

 初回は1番・佐々木を3球三振に仕留めるなど3者連続三振の圧巻スタート。立ち上がりから150キロ超えを連発し、スプリットやカットボールなど変化球の精度も完璧だった。2回も先頭の4番・岡本和を空振り三振に仕留め初回から4者連続奪三振をマーク。二死から6番・大城に中越え二塁打を許したが、続く7番・泉口は捕邪飛に仕留めた。

 3回は二死三塁で2番・門脇を、最後は内角に食い込むカットボールで空振り三振斬り。4回は四球を許したものの危なげなく二死を奪い、球数が60球を越えたところで降板となった。3月9日の日本ハム戦(静岡)以来の実戦登板で3回2/3で61球、2安打無失点、6奪三振1四球の快投。ベンチに戻り今江監督と笑顔でタッチを交わした。

 荘司は対外試合10イニング連続無失点と春季キャンプ中から好調だったが、3月9日の日本ハム戦で右膝の違和感を訴え1回2失点で降板。先発予定だった16日のヤクルト戦(神宮)は大事を取って登板を回避していた。シーズン開幕が6日後に迫る中で不安を一掃する快投。このまま中6日で、30日に本拠地・楽天モバイルで行われる西武との開幕2戦目に先発登板することになりそうだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◇プロ野球オープン戦 巨人ー楽天(23日、東京ドーム)

サッカーJ1鹿島のマスコット「しかお」が東京ドームに来場。6月1日に国立競技場で行われる横浜F・マリノスとの試合をPRしました。

また、巨人の公式マスコットガール「ヴィーナス」と一緒にダンスするなど、巨人ファンを盛り上げました。

実は鹿島には巨人ファンを公言する選手がいるそう。日本代表として先月アジアカップを戦った佐野海舟選手23歳です。好きな選手は同じ年の門脇誠選手。巨人戦を見に来たときに抜ける!と思ったボールを当たり前のようにキャッチしていたことに感動したそうです。

鹿島はここまで4試合を戦い、2勝1敗1分で、20チーム中4位。次戦は3月30日、カシマスタジアムでジュビロ磐田と対戦します。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◇男子バスケットボールNCAAトーナメント1回戦 テキサスA&M大学98ー83ネブラスカ大学(日本時間23日)

全米が注目するバスケットボールのNCAA(全米大学体育協会)トーナメント。バスケットボール日本代表の富永啓生選手(23)が所属するネブラスカ大学が1回戦に登場しました。

アメリカ最高峰の舞台で、富永選手は得意の3ポイントシュートを前半から3連続で成功するなど躍動。この試合、3ポイントシュート5本(11本試投)を含む21得点を挙げる活躍を見せました。

しかしネブラスカ大は、前半に許したリードを巻き返せず、1回戦敗退。大学最後の大会を終えた富永選手、敗戦にベンチでは涙を流す姿も見られました。試合後自身のインスタグラムを投稿した富永選手は英語で「3年間応援してくれてありがとうございます」とコメントを残しています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

大相撲春場所14日目(23日、大阪府立体育会館)、大関貴景勝(27=常盤山)が日本相撲協会に「右大胸筋損傷、頸椎神経根症で4週間の安静加療を要する見込み」との診断書を提出して休場した。対戦相手の大関霧島(27=陸奥)は不戦勝となる。

貴景勝は前日13日目、新大関琴ノ若(26=佐渡ヶ嶽)を下して8勝目(5敗)。勝ち越しを決めて8度目のカド番を脱出する一方で、取組後には右大胸筋付近を押さえながら険しい表情を浮かべる場面もあった。

貴景勝の休場は初場所に続いて12回目。昨年春場所は綱取りに挑戦するも、左ヒザを痛めて途中休場した。兵庫県出身の貴景勝にとって、ご当所場所は2年続けて皆勤できずに終わった。

 

 

 

 

 

 

 

◆オープン戦 巨人―楽天(23日・東京ドーム)

 2登板連続5失点以上のグリフィン投手が開幕ローテ入りへの「最終テスト」で先発。3回まで投げヒットを許さず無失点、4奪三振の好投だった。

 1回は2つの空振り三振などで3者凡退。2、3回も3人ずつで片付け9人をパーフェクトで抑え、前の2試合とは別人のような立ち上がりをみせた。グリフィンは3回で降板し、4回からは井上温大投手が登板した。

 打線は楽天の先発・荘司康誠投手に1回の先頭から4者連続で空振り三振。2回2死から大城卓三捕手が中越え二塁打を放ったが、7番でスタメン出場の泉口友汰内野手が捕邪飛に倒れ、先取点はならなかった。

 3回は先頭の萩尾匡也外野手が左前打、エンドランで吉川尚輝内野手の三ゴロで二進、佐々木俊輔外野手の二ゴロで三進し、2死三塁としたが、門脇誠内野手は空振り三振に打ち取られた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆イースタン・リーグ 日本ハム―巨人(23日・鎌ケ谷スタジアム)

 

 巨人の赤星優志投手が23日、イースタン・日本ハム戦に先発。5回80球を投げて3安打1失点(自責0)、最速150キロで6三振を奪った。

 2回まで許した走者は味方の失策による一人だけとほぼ完璧な立ち上がり。3回は先頭の矢沢に左前へ初ヒットを許し、その後得点圏に走者を背負ったが、明瀬を中飛、浜田を投ゴロに仕留めて無失点でしのいだ。

 しかし4回に先頭の古川に右翼線二塁打を許し、続く有薗の遊撃へのゴロを中田がファンブルして無死一、三塁。今川には変化球を中前適時打とされて先取点を奪われた。それでも後続は断って追加点は許さなかった。5回は9番からの打順を3者凡退に仕留め、降板となった。

 赤星は1軍のロングリリーフ要員として開幕に臨む予定。だが、同日の1軍の楽天戦(東京ドーム)で先発するグリフィンが、2登板連続で乱調ということもあり、阿部監督は助っ人左腕のこの日の結果次第では開幕ローテを再編する可能性を示唆。“先発7番手”扱いとなっている赤星にとっても重要な先発登板となっていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◇プロ野球オープン戦 巨人-楽天(23日、東京ドーム)

楽天の荘司康誠投手が巨人とのオープン戦に先発登板。初回から4者連続三振をマークしました。

2年目の荘司投手は、2022年のドラフトで1位指名を受けて楽天に入団。昨季19試合に登板し、5勝3敗、防御率3.36の成績を残しました。

オープン戦は9日の日本ハム戦以来の登板。巨人打線に対して、初回に先頭の佐々木俊輔選手、門脇誠選手と変化球で連続三振。続く梶谷隆幸選手には154キロのストレートで空振り三振。帽子を飛ばすほどの躍動感をみせました。

何度も帽子が脱げる姿にSNSでは「いいピッチャーだな。あと投げた後帽子を落としてすぐキャッチしてるのなんか面白い」「サイズあってない感じ?」「宙に舞ってる帽子をそのまま取るの器用」など投球後にファンも注目。

荘司投手は2回に先頭の岡本和真選手をスプリットで空振り三振に抑えるなど4者連続三振をマーク。3回まで2安打5奪三振無失点と好投をみせています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

小坂忠士騎手=栗東・フリー=は3月23日の阪神4R・障害4歳上未勝利(直線ダート2970メートル)でメルテミア(牡6歳、栗東・小栗実厩舎、父トゥザグローリー)に騎乗して1着となり、JRA障害通算100勝を達成した。

 2001年6月23日の障害デビュー(シンボリアカデミー=3着)から障害1047戦目の到達。史上31人目、現役7人目となる。障害重賞は13勝。

 小坂忠士騎手「障害100勝と言われるまで、気づいていませんでした。長い期間乗せていただいた結果だと思っています。最近は一つ一つの勝利というより、一鞍一鞍という状態になっているので、そんな中でも人気馬に乗せてもらえて、結果を出せたので本当にありがたく思います。障害レースは騎手の人数も少なく、チャンがあると思います。自分も乗っているより見ている方がハラハラドキドキするので、若手の皆さんも障害免許をぜひ考えて、頑張ってください。これからも一頭一頭と向き合って、しっかり結果を残せていけたらなと思います」

 

 

 

 

 

 

 

 

岸田総理は、防衛大学校の卒業式で平和を維持し、有事の発生を抑止するため、「諸君の存在が抑止力となることを忘れないでほしい」と卒業生らに訓示しました。

岸田総理
「諸君の存在そのものが抑止力となることを忘れないで欲しいと思います」

岸田総理は新型コロナの世界的まん延や、ロシアのウクライナ侵攻など、「激動の4年間であった」と振り返り、「国民に期待され、信頼される自衛官に相応しい高い規律をもって任務にあたってほしい」と期待を寄せました。

防衛大学校の今年の卒業生は401人で、このうち任官を辞退した人は35人でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

英キャサリン妃が22日、がん治療の初期段階にあることを発表した。以下は、英BBC放送が電子版に掲載した声明全文。

この場をお借りして、私が手術から回復している間、みなさまから多くの素晴らしい応援メッセージとご理解をいただいたことに感謝申し上げます。

私たち家族全員にとって、この数カ月は信じられないほど大変な日々でしたが、素晴らしい医療チームが私のケアをしてくれました。本当に感謝しております。

1月にロンドンで腹部の大手術を受けましたが、当時はがんではないと思われていました。手術は成功したものの、術後の検査でがんが見つかりました。そこで私の医療チームは、予防的な化学療法を受けるべきだとアドバイスしてくれ、私は現在、その治療の初期段階にいます。

×

このことはもちろん大きな衝撃であり、ウィリアムと私は幼い家族のため、対応できることは何でもしてきました。

ご想像の通り、がん治療を始めるため、まずは最初の手術から回復するのに時間がかかりました。また、最も重要なことですが、ジョージ、シャーロット、ルイに的確な形で、すべてを説明し、私が大丈夫だと安心させるのにも時間がかかりました。

私が彼らに言ったとおり、私は、自分を癒すことに集中することで毎日、心や体、精神の面で元気になり、強くなっていきます。ウィリアムがそばにいてくれるということは、大きな慰めと安心感の源でもあります。多くのみなさまが示してくれた愛、支援、そして優しさも同様です。それは私たち2人にとってとても意味のあることです。

私が治療を終えるまで、家族として一定の時間、間隔、プライバシーが必要であることをご理解いただければ幸いです。私の仕事はいつも私に深い喜びをもたらしてくれます。可能になれば戻ってくることを楽しみにしていますが、今は完全に回復することに集中しなければなりません。

私はまた、がんによって人生に影響を受けた全ての人々のことを考えています。この病気に直面している全ての人はどんな形であれ、信念や希望を失わないでください。あなたは1人ではありません。

 

 

 

 

 

 

 

ロシア治安当局に近いメディアは23日、西部ブリャンスク州で銃撃事件の容疑者2人が拘束されたと伝えた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆大相撲春場所13日目(22日・エディオンアリーナ大阪)

 東前頭17枚目・尊富士(たけるふじ)が、1914年5月場所の両国以来、110年ぶりの新入幕優勝に王手をかけた。関脇・若元春に寄り切りで快勝し、12勝目をマーク。14日目の元大関で西前頭筆頭の朝乃山との一番に勝つか、仮に黒星でも、3敗で追う大関・豊昇龍と西前頭5枚目・大の里がともに敗れれば、初優勝が決まる。

 大相撲の長い歴史で残り2日の2差逆転はない。データも後押し。勢いもある。尊富士の新入幕優勝は99%の確率で堅い。残り1%は大相撲の持つドラマ性と番付の重みを最後まで信じたい、という私の願いだ。

 若元春を圧倒した。どっちが番付上位かわからない。立ち合いの両脇を固めた低い当たり。押し込んで左を差して右は強烈なおっつけ。すくい投げで体を入れ替えると再び前に。尊富士の寄りは、がぶり寄りのように体を揺すって前に出るから、若元春の体が浮いてしまった。本当に強い。

 連勝で後半戦に入ったら勢いは止まると予想していた。10勝か11勝ぐらいの着地点かな、とも思っていた。それが関取2場所目のまだ大銀杏(おおいちょう)の結えない尊富士が優勝に王手を掛けるとは。驚き以外の言葉が見つからない。この地力が一過性でなければ年内には確実に大関に昇進する。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

観戦予定の2試合が悪天候で順延も、日本高野連が粋な計らい

第96回選抜高校野球大会は23日、開催予定だった3試合を天候不良のため翌24日に順延した。試合は実施されなあったが、能登半島地震で被災した石川県能登地区の指導者、部員らが甲子園球場の施設やグラウンドを見学した。

能登地区の13校の指導者、部員ら178人は、23日に日本航空石川-常総学院(茨城)と八戸学院光星(青森)-星稜(石川)の2試合を観戦する予定だった。しかし天候不良で試合は順延に。日本高野連の計らいで、甲子園歴史館や球場施設、グラウンド内を見学することになった。

能登地区では被災をきっかけに、「野球を辞めたい」と口にするようになった高校生がいるという。「“もう一度、野球しようぜ”という意味も込めて、日本航空石川を応援しに行こうという企画につながりました」と、石川県高野連の佐々木渉理事長は説明する。

試合観戦はかなわなかったが、甲子園に足を踏み入れることができたのは、能登地区の球児たちにとって望外の喜びだった。球場内を見学し、普段テレビで見ていたインタビュールームを訪れると、「うわ、マジか! インタビューするところだ!」と興奮。仲間同士で擬似インタビューを行うなど、思い思いに楽しみ、自然と笑みが溢れた。

雨が降る中、グラウンドに出る許可が下りると、高校ごとに円陣を組んで掛け声をかけたり、胴上げを行ったりした。校歌を歌う高校もあった。雨を気にするそぶりも見せず、限りある時間の中で存分に“聖地”を味わった。

震災で生まれた感謝の思い「野球ができることは当たり前じゃない」

石川県立羽咋(はくい)工の岡羚音(れおん)主将は「野球のことすら考えられない状態でした」と震災当時の気持ちを明かし、「今は生きていることに感謝しています」と語る。そして「自分たちは震災で苦しい思いをしましたが、より甲子園に出たいという思いが強くなりました。野球ができることは当たり前じゃないので、より感謝をするようになりました」と胸の内を明かした。

県立穴水(あなみず)の東野魁仁(かいし)主将は「穴水町にはまだ、水道が使えないところもあります。そんな中、このような体験をさせていただけて本当にうれしいです」と感謝した。

佐々木理事長は「子どもたちの笑顔を見て、喜ぶ声を聞いて、本当にうれしく思います。次は、能登地区の野球部が自分たちの実力で甲子園の舞台に立つ姿を期待しています」とエールを送った。

能登地区の野球部も、活動を再開させ始めている。憧れの舞台を目に焼き付け、夏の目標を再確認した球児たちは、改めて野球への熱意を加速させるはずだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ESPN」が水原氏の発言の変化を時系列で報道

米大リーグのドジャースは20日に韓国・ソウルで行われた開幕戦後、大谷翔平投手の通訳を長年務めてきた水原一平氏を解雇した。その理由としてスポーツ専門局「ESPN」など複数の米国メディアが、水原氏が違法賭博に関係していたと報じている。同局は22日(日本時間23日)になって、水原氏への取材とその発言の変化を記事で紹介。ドジャースの解雇が判明した直後に電話で水原氏を取材した内容が、克明に記されている。

記事は時系列で関係者の動きを紹介しており、開幕戦が行われる20日の午前11時30分(ソウル時間=以下同じ)に、水原氏は電話でESPNの取材に応じている。ほぼ12時間後、試合を終えたドジャースはミーティングを行い、水原氏が謝罪。日付が変わった21日の午前0時32分になって、大谷の広報担当者がESPNに対し、記事を公開しないように勧告してきたと伝えている。

ここで広報担当は「イッペイは嘘をついている」「ショウヘイは知らなかった」と語り、さらに「オオタニと代理人の間のコミュニケーションは全て、ミズハラを通して行われたものだったと強調した」という。

その後午前3時30分になって、ドジャースが水原氏を解雇したことが判明。午前4時55分にESPNが水原氏と電話で通話した内容が記事では公開されている。ここで水原氏は前日に行ったインタビューで嘘をついたとし、多くの発言を撤回。水原氏の賭博や借金、返済について、大谷は何も知らなかったとした。

解雇された後の水原氏に電話で取材した内容とは

さらに「窃盗や横領の容疑で告訴されているのか」と記者が問うと、水原氏はコメントしないように言われているとし、それが誰からの指示かは明かさなかった。続けて「これはすべて自分の責任。自分が全てやった。その責任を負う準備はできている」と話したといい、いくつかの質問に「はい、いいえ」で答えたと伝えている。

――オオタニは状況についていつ気づいたのか。
水原氏「答えないように言われている」

―オオタニの代理人によってか? それともあなたの代理人か。
水原氏「いいえ」

―あなたは野球で賭けをしましたか。
水原氏「いいえ」

―ショウヘイに嘘をつきましたか。
水原氏「はい」

さらに記者は水原氏に対し「通訳する際に意図して大谷に誤情報を伝えたことがあるか」と聞いた。これには水原氏は「一度もやったことはない」と答えた。また記者は最後に水原氏に「ショウヘイの知らないうちに彼の口座から金を取ったか?」という質問をテキストメッセージで送ったが、これに返信はないという。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平の元通訳である水原一平氏の解雇というショッキングなニュースには、古巣の選手たちも困惑している。

水原氏が違法賭博への関与、さらに大谷の資産を流用したとして、各方面から様々な反応が上がっている中、昨季まで所属したロサンゼルス・エンジェルスの球団内の様子を米紙『USA TODAY』が報じている。

現地時間3月22日、「ショウヘイ・オオタニの元チームメイト、通訳の賭博疑惑に『ショック』」と銘打ったトピックを配信した。

その中では、ニュースが伝えられた金曜日、同メディアのボブ・ナイチンゲール記者による、エンジェルス関係者への取材が行なわれており、当時の状況を以下のように記している。

「エンジェルスのクラブハウスは、多くの疑問が頭をよぎり、選手たちが互いにささやき合う中、静まり返っていた。エンジェルスの顔であるマイク・トラウトと、かつてのチームメイトを誰よりもよく知るパトリック・サンドバルのどちらと話しても、元チームメイトであり、最愛の通訳であった彼のニュースに、唖然としていた」

さらに、「エンジェルスの選手たちは、ロサンゼルス・ドジャースのスター選手であるショウヘイ・オオタニや通訳のイッペイ・ミズハラが野球以外のスポーツの世界に少しも興味を持たず、ましてやミズハラが違法なブックメーカーで450万ドルものギャンブルの借金を背負っていたと言われていることなど全く知らなかったという」とかつての同僚へ抱いていたとする印象を綴っている。

そのうえで、選手たちの声も掲載しており、2022年途中からエンジェルスに加入したミッキー・モニアックは、「何が起こるのか、何年もの間に何が起こったのか、まったくわからない。でも、偉大な友人、偉大な人々。イッペイは誰よりもチームの一員だった」と述べたという。

他にも、昨季、大谷とともに打線の軸を担ったブランドン・ドゥルーリーも「何が起こったのか分からない。我々の誰も知らない」「でも、彼らは良い奴らだよ。二人ともね」などと語っていたとしている。そして、エンジェルスの誰もが、「オオタニが汚されるのを見たくない」「もっと話があるはずだ」と繰り返したとしている。

またトピックでは、「オオタニはエンジェルスで世界的なスターになったが、実はミズハラもクラブハウスでは同じように人気があり、トラウトなどは『仲間の一人』と呼んでいた」と振り返っており、ナイチンゲール記者も「二人がギャンブルについて話したり、クラブハウスで賭けをしたりするのを聞いたことはない」と指摘している。

渦中の二人はすでにチームを去っているものの、エンジェルスの選手たちの心情も揺れ動いていることは明らか。「日本人スター」の周囲で巻き起こった“醜聞”は今後も、米球界全体から注目されていくこととなる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

坂本花織、56年ぶり世界選手権3連覇の偉業達成 日本勢でも史上初 SP4位から3・69点差を逆転

◆フィギュアスケート ▽世界選手権 第3日(22日、カナダ・モントリオール)

 女子フリーが行われ、ショートプログラム(SP)4位発進の坂本花織(シスメックス)が、149・67点、合計222・96点で逆転優勝。ペギー・フレミング(米国)以来、56年ぶりの3連覇をなし遂げた。日本勢としても史上初。SP首位ルナ・ヘンドリックス(ベルギー)との3・69点差を逆転した。

 坂本は今季、「世界選手権と全日本選手権で3連覇する」と明確な目標を掲げて、シーズンを迎えた。夏には右足甲を痛めるも、休むことなく、大会に出続けた。昨年12月のGPファイナルでは悲願の初優勝。日本女子では、荒川静香、浅田真央に続く、史上3人目のシニア主要国際4大会で全メダル制覇を達成した。

 世界選手権代表選考会を兼ねた昨年12月末の全日本では、極度の重圧で心が追い込まれた。フリー当日は、朝の練習が低調でいら立ち、リンクを降りると涙。中野園子コーチから「花織らしくない」と注意を受けた。会場を出る際、スケート靴が入った小さなキャリーケースを引きながら、また泣いた。

 それでも坂本は崩れなかった。フリーでは圧倒的なパフォーマンスで、2位以下に約24点差をつける圧勝。坂本はまた、強く、たくましく進化を遂げ、今季目標の一つ目を達成した。

 ここまで国際大会全勝と圧倒的強さを誇り、最後の世界選手権を迎えた。SPでは、3回転ルッツの着氷でバランスを崩すなどミスもあり、まさかの4位。それでもいつもの明るさは失われてはいなかった。「(気持ちを)切り替えたもん勝ち。ポジティブに頑張る。もうミスは許されない」。フリーでの逆転へ、さらなる闘志が燃え上がっていた。全日本&世界選手権3連覇の今季目標を見事に有言実行。次は、全日本4連覇&世界選手権で1959年キャロル・ヘイス以来の4連覇を目指して行く。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

渋野日向子は36パットと苦戦し、2戦連続予選落ち「悔しいラウンドになり、すごく残念」

◆米女子プロゴルフツアー 朴セリ選手権 第2日(22日、米カリフォルニア州パロスバーデスGC=6258ヤード、パー71)

 44位から出た渋野日向子(サントリー)は1バーディー、6ボギー、1ダブルボギーの78とスコアを落とし、通算7オーバーの120位で2戦連続の予選落ちとなった。

 試合後は中継局WOWOWのインタビューに応じ「悔しいラウンドになり、すごく残念。パッティングが1個でも入ってくれたら流れが変わったと思う場面が多く残念」と厳しい表情で振り返った。

 10番から出て前半で4ボギー。後半の3番で初バーディーも5番、6番で連続ボギーとし、最終9番はダブルボギーとなった。この日は36パットとグリーン上で苦戦した。「3番で取れたのは良かったが、その後が続かなかった。自分で凡ミスしてしまったので、もったいない。(次戦に向け)来週すぐに試合あるので、しっかり切り替えて頑張ります」と声を絞り出した。

 

 

 

 

 

 

 

 

甲子園球場(兵庫県西宮市)で開催されている第96回選抜高校野球大会の大会本部は23日、天候不良のため、同日に予定していた1回戦1試合と2回戦2試合を24日に順延すると発表した。以降の日程は1日ずつ順延され、30日に予定されていた決勝は31日になる。

 第1試合に登場する予定だった日本航空石川(石川)の宝田(ほうだ)一慧(いっけい)主将は「もう一度全員で気持ちを作り直し、明日に臨みたい。見ている人が笑顔になれるようなプレーをしたい」と話した。

 

 

 

 

 

 

 

 

第96回センバツ高校野球大会の大会本部は23日、天候不良のため、予定していた第6日の1回戦1試合と2回戦2試合を24日に順延することを発表した。

 この日は日本航空石川―常総学院(茨城)、八戸学院光星(青森)―星稜(石川)、熊本国府―阿南光(徳島)が予定されていた。

 順調に日程を消化していた今大会で、初の中止。これにより、日程は1日ずつ順延され、決勝は3月31日の予定となった。

 

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 


※一部勝手にコピペ&割愛いたしました🙇💦



※また、敬称を省略させていただきました🙇💦💦