プロ野球・千葉ロッテマリーンズの2軍本拠地誘致に向け、千葉市の神谷俊一市長は19日、市内の土地を所有し誘致に協力可能なパートナーとして8者から応募があったと明らかにした。土地は若葉区内などの9カ所。市は今後、千葉ロッテが提示した条件に見合うかどうか確認し、条件に合致する土地は全て球団側に提案する予定。

 市都市政策課によると、応募があった土地は花見川区、若葉区、緑区で各3カ所ずつ。千葉ロッテは2軍本拠地に必要な立地などの条件として、1軍本拠地のZOZOマリンスタジアム(美浜区)から車で1時間程度以内にあり、一体利用が可能な敷地の面積が約11万平方メートルなどを提示。市は、条件に合う土地が複数あった場合、1カ所に絞らず、複数箇所を提案するとしている。

 神谷市長は「千葉ロッテのホームタウンとして、ZOZOマリンに近い場所で解決策を提示したい。市のスポーツ振興でも大きな効果がある」と2軍誘致の意義を強調した。

 千葉ロッテは1989年から、さいたま市のロッテ浦和球場を2軍の本拠地としてきたが、施設が手狭になり移転を決定。2028年からの施設利用を想定している。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

プロ野球のウエスタン・リーグに新規参入したくふうハヤテが15日、ホームの静岡・ちゅ~るスタジアム清水でオリックスとの開幕戦に臨んだ。結果は1-9の完敗だったが、記者は新球団が産声を上げた瞬間を球場で見届けた。

 

 ちょうど20年前、球団が消えていくのを見た。2004年、近鉄バファローズを担当した。2月のキャンプイン前から球団命名権などグラウンド外の話題が続き、6月にはオリックスとの球団統合が決まった。結果的に「バファローズ」の名は残り、東北に楽天球団が誕生してセパ12球団は保たれたが、近鉄という球団の歴史にはピリオドが打たれた。

 本拠地・大阪ドームでのラストゲームとなった04年9月24日の西武戦。当時34歳だった赤堀が同点の9回2死でマウンドに立った。1999年に右肘の手術を受けて以降、目立った成績を残せていなかった。5度の最優秀救援投手に輝いた右腕にとって現役最後の登板。「投げられてうれしかった。ファンの声援が、言葉にできないくらいうれしかった」。打者1人を抑えると、4万8000人の超満員で埋まったスタンドから拍手でねぎらわれ、汗をぬぐった。

 近鉄一筋だった現役時代と違い、指導者としては数多くの球団を渡り歩いた。翌05年のオリックスから韓国、BCリーグ、ヤクルト、中日など。今回、生まれ育った静岡に、ようやく戻ってきた。01年、近鉄が最後にリーグ制覇した当時も在籍しており、グラウンド内外でこれほど様々な経験を積んだ野球人は、そういないだろう。

 開幕戦の試合前、あいさつを兼ねて声をかけた。相手はオリックス。コーチとして在籍し、バファローズの名を継いだチーム。ただ、浅からぬ縁を振り返ることはない。「本当にまだまだの球団ですが、こうやってゼロからスタートできる楽しみはありますよ」。昨年10月の就任発表から、慌ただしい日々を送ってきた。やっと公式戦を迎える喜びがにじんでいた。

 開幕戦では3投手が12四球を与えた。2戦目は救援陣が打ち込まれ、9回に大量8失点で逆転負け。3戦目も2番手以降の投手が持ちこたえられなかった。投壊が続き、19日時点で開幕4連敗。投手出身の指導者としては歯がゆいところだろう。しかし、どれだけ荒波にもまれながらもグラウンドに立ち続ける。信念の男の戦いは始まったばかりだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

創志学園に敗れ、悔しそうな別海ナイン=20日、甲子園

 

 

 

 

 

 

 

 

 

注目の一戦が開始前から緊迫した雰囲気に包まれている。韓国・ソウルの高尺スカイドームで20、21日に行われるドジャース対パドレスのMLB開幕シリーズを前に爆破テロを予告するメールが届いていたことが分かり、現地警察が捜査に乗り出している。

韓国のソウル警察庁と九老警察署が発表したところによると、20日午前6時ごろにカナダの在バンクーバー韓国総領事館宛てに「試合中に爆弾を爆発させ、大谷翔平選手らを傷つける」という趣旨の爆破予告メールが届き、確認した職員から通報が寄せられたという。このニュースを韓国国内の主要メディアも「MLB開幕戦に爆破予告」と取り上げ、一斉に大きく報じている。

メールは英語で作成され、送信者は日本人弁護士を自称しているとのことだが、現地の警察側は日本国内のIPから送信されているかどうかも含め確認中としている。

通報を受け、試合会場の高尺スカイドームには現地警察の機動隊と特攻隊ら150人が配備され、厳戒態勢が敷かれている。現在までのところ会場内で爆発物は発見されていないが、警察側は引き続きセキュリティーを強化しつつ危険物がないか厳重にチェックしていくという。

韓国国内では昨年8月にも日本人弁護士と名乗る者から、最高裁判所など主要施設の爆破を予告するメールが相次いで届いており、警察側は今回の一件も含め同一犯の可能性もあるとみて捜査を進めている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆米大リーグ ドジャースーパドレス(20日・韓国ソウル=高尺スカイドーム)

 「ドジャース・大谷翔平」としてデビューを迎える。日本のみならず、米・韓のファンが注目する一戦を前に「爆破予告」のハプニングが起こった。現在、球場に特殊部隊員ら計約150人を投入して捜索しているが、異常は確認されていないという。

 聯合ニュースによると、20日夜の試合中に爆破し「大谷翔平選手らに危害を加える」とするメールが届いたと、在カナダの韓国総領事館から韓国警察に通報があった。

 米情報サイトのドジャースネーションズは、リーグからの以下の声明を掲載した。

 「球場内のファンの皆さま方全ての安全とセキュリティーは最優先です。MLBのセキュリティー担当は地元当局と密接に連携し、私たちの試合を観戦するすべての人々のために安全な環境を確保するために、現地の関係者と緊密に協力しています。MLBは警察当局とともに引き続き、試合へ向け状況を注視していきます」

 高尺ドームでは20、21両日、ドジャースとパドレスが開幕2連戦を行う予定。韓国では初のメジャー公式戦開催となる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◇第33回パリ2024オリンピック競技大会(7月26日~8月11日)

パリ五輪の男子バスケットボール競技(5人制)の組み合わせ抽選会が行われ、予選ラウンドの組み合わせが決定しました。

男子の5人制バスケットボールは、12か国が参加し、4チームずつ3つに分かれたグループフェーズ(予選ラウンド)を経て、勝ち上がったチームが8月6日の準々決勝、8月8日の準決勝、8月10日の決勝および3位決定戦に臨みます。

日本は、初戦から2023年のW杯優勝国で世界ランキング3位のドイツと激突。第2戦では東京五輪で銀メダルを獲得した同ランク9位のフランスと対戦し、最後にラトビア開催のOQT1位チームと対戦します。

【日本代表試合日程】

7月27日vsドイツ

7月30日vsフランス

8月2日 vsOQT(ラトビア開催)

【男子グループフェーズ組み合わせ】

グループA:オーストラリア(5位)、OQT(ギリシャ開催)、カナダ(7位)、OQT(スペイン開催)

グループB:フランス(9位)、ドイツ(3位)、日本(26位)、OQT(ラトビア開催)

グループC:セルビア(4位)、南スーダン(33位)、OQT(プエルトリコ開催)、アメリカ(1位)

※表記は、国名(2024年2月27日現在のFIBAランキング)

*OQT=オリンピック最終予選は、2024年7月2日~7日に4都市で行われ、勝ち抜いた各1位チーム(計4チーム)がパリ五輪に出場

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

山梨学院7―1京都外大西(20日=1回戦)――山梨学院(山梨)は六回、二村の適時打などで2点を勝ち越し。七回には敵失や横山の2点三塁打などで一挙4点を加え、山梨県勢初優勝を果たした昨年に続いて2回戦に進出した。京都外大西(京都)はエースの田中が終盤につかまり、35年ぶりの選抜勝利はならなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆第96回センバツ高校野球大会第3日 ▽1回戦 創志学園7―0別海(20日・甲子園)

 7年ぶり4度目となる創志学園(岡山)が、21世紀枠で初出場の別海(北海道)を投打に圧倒。8年ぶりのセンバツ勝利を挙げた。東海大相模(神奈川)の指揮官として春3度、夏1度の甲子園Vを成し遂げ、2022年8月から指揮を執る門馬敬治監督にとっては、うれしい「新天地1勝」となった。

 先発したエース左腕の山口瑛太投手(3年)が夢舞台で快投し、指揮官に節目の白星を贈った。

 初回、打者2人目から2回先頭まで3者連続三振で立ち上がった山口は、3回に3者連続三振。4回は2番・影山航大内野手に左前に初安打。4番・中道航太郎捕手に四球を与え走者を出したものの、この回も3三振。5回に先頭の鎌田侑寿紀内野手の空振り三振で早くも10Kに到達した。その後も力投は続き、4安打で完封。131球を投げ、14三振を奪い、見事に初戦突破した。

 門馬監督は「僕の野球の原点」という、巨人・原前監督の父で恩師の貢氏の教えを胸に、信条の「アグレッシブ・ベースボール」を貫き、聖地に戻ってきた。甲子園練習後には「この場所に戻ってこられてうれしい。だからこそ、ここで勝利をという思いを強くした」と明かしていた指揮官。優勝した21年大会以来の甲子園で、白星をつかんだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

きょう、韓国・ソウルで行われるアメリカ・メジャーリーグ、ドジャースとパドレスの開幕戦で爆弾を爆発させるとの脅迫があったことがわかりました。

韓国警察庁によりますと、けさ6時ごろ、きょう行われるドジャースとパドレスの開幕戦の試合中に爆弾を爆発させると脅迫するメールを受けたという通報が、カナダ・バンクーバーにある韓国領事館の職員から寄せられました。

メールには大谷翔平選手らを傷つけるという内容も書かれていたということです。

これまでに球場で爆発物は見つかっていませんが、警察は既存の警備に加え機動隊などを投入し、パトロールの回数も増やす予定だと説明しています。

 

 

 

 

 

 

 

 

パリ五輪のバスケットボールの1次リーグ組み合わせ抽選会が19日、スイスのミーで行われ、国際連盟(FIBA)ランキング26位の日本男子はB組で、昨夏のワールドカップを制したドイツと7月27日の初戦で当たることが決まった。2戦目は同9位で東京五輪銀メダルの地元フランスで、もう一つは7月の世界最終予選を通過したチーム。日本は開催国枠以外で48年ぶりの五輪出場となる。
FIBAランク9位で2021年東京五輪銀の日本女子はC組に入り、同1位で五輪7連覇中の米国と7月29日の初戦で顔を合わせる。他の2チームは同6位のベルギーと19位のドイツ。
1次リーグは男女とも12チームが4チームずつの3組に分かれて実施。各組の1、2位と3位のうち成績上位の2チームが準々決勝に進む。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「選抜高校野球・1回戦、京都外大西-山梨学院」(20日、甲子園球場)

 八回表、京都外大西の攻撃中、雨風が強くなり、グラウンドにゴミが舞い散った。中堅付近にはポリ袋が浮遊し、山梨学院・黒沢后琉外野手が拾って補助員に渡した。内野にも小さな紙片などが飛ばされてきて、審判員が拾い集めるひと幕があった。八回裏にもゴミが内野に落ち、京都外大西・中辻秀太内野手が拾ってポケットにしまった。

 この日の兵庫県西宮市付近は風が強く、正午過ぎから雨が降り出した。3月下旬と思えぬ最高気温11度の予報をさらに下回る低温で、午後1時ごろに風雨はますます強くなった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

元日本代表DFの田中マルクス闘莉王氏が、自身のYouTubeチャンネルで森保ジャパンのテレビ中継について語った。


北中米ワールドカップのアジア2次予選で、日本代表は北朝鮮代表と対戦。第1戦は3月21日に国立競技場で、第2戦は26日に平壌の金日成スタジアムで行なわれる。

そのなかで、敵地での試合の中継は現時点で未発表となっている。インターネット配信を含めた“放送なし”の可能性は高い。

この現状を受けて、闘莉王氏は「悲しい話」とコメント。放送権の高騰化などに懸念を示し、次のように提案する。

「戦ってほしいと思う、日本サッカー協会には。日本代表の試合はどんな親善試合でも必ず一般的なテレビで放送しなきゃいけないというルールを作ってほしい」

そして、「もう少し、Jリーグ、JFAを含めて、戦わないといけない。良い意味で。必ずみんなに、どんなところでも目につくような日本代表にしないと、サッカーの盛り上がりが、なかなか上がっていかない」と危機感を示した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

韓国・高尺スカイドームで20日に開催されるドジャースとパドレスのMLB開幕戦を前に届けられた「爆破予告」に、ファンの怒りが充満している。

韓国のソウル警察庁と九老警察署によると、同日午前6時ごろにカナダの在バンクーバー韓国総領事館宛てに「試合中に爆弾を爆発させ、大谷翔平選手らを傷つける」との内容のメールが英語で送られた。球場には機動隊らを投入され、危険物がないか確認が進められている。メールの送信者は「日本人弁護士」をかたり、昨年8月から韓国国内の主要施設に脅迫メールを送った者と同一人物の可能性もあるとみて捜査が続けられている。

韓国で初めて開催される開幕戦を目前にした衝撃的なニュースに、同国や米国の主要メディアも相次いで速報。中でも昨季のMVPで、10年総額7億ドル(約1015億円=契約当時のレート)の超メガ契約を結んだ大谷翔平投手(29)がドジャースに加入し、世界的にも大きな注目を集めている一戦だ。

そこへ選手だけでなく観戦予定の観客らに不安を与え、試合の開催にも影響を及ぼしかねない蛮行に心待ちにしているファンからは怒りが噴出。SNS上には「フザけんな」「即刻捕らえろ」「しょうもなさすぎる」「チケット取れなかった腹いせか?」「卵投げつけたり、爆破予告したり…」などの声が上がっている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆明治安田J2リーグ第5節 山形0―1藤枝(20日・NDスタ)  

 モンテディオ山形が藤枝に0―1で敗れ3連敗。昨季は開幕2連勝の後にクラブワーストの8連敗を喫しており、全く同じ流れが続いている。後半22分に先制されると、31分にはFWイサカ・ゼインがゴール前の危険なプレーで一発退場。決定機の数でも藤枝に圧倒された。

 この日はお笑いコンビ・ANZEN漫才のみやぞんが来場し、試合前にトークショーやキックインセレモニーを行った。「連敗の時って色々学ぶので今は強くなっている最中。きょうは絶対に勝ちます!」と宣言してサポーターから拍手をもらっていたが、勝ち点はつかめなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ソフトバンクは先発の東浜が6回1/3を4安打無失点。無四球でテンポ良く封じた。栗原は2号ソロなど2安打2打点と調子を上げてきた。阪神の先発、伊藤将は6回8安打3失点。中野が30打席連続無安打と苦しんでいる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆オープン戦 巨人6―0ロッテ(20日・東京ドーム)

 東京ドームで行われた巨人―ロッテのオープン戦に、4万1412人が来場した。東京都内は日中、強風が吹き雨が降る時間帯もあったが、春分の日で祝日、午後1時開始と来場しやすい条件が整い、昨季開幕戦の中日戦4万321人より多くの観客数を記録した。

 巨人は2回に坂本勇人内野手の1号ソロで先制し、6回に代打・佐々木俊輔外野手の2点適時打、この日は三塁と一塁を守った郡拓也捕手の3点適時二塁打で5点を追加。投手陣は開幕ローテ入りが確定しているメンデス、菅野智之がともに4イニング無失点、9回は中川皓太が3者凡退で締め、1安打の完封リレーとなった。

 この日は阿部慎之助監督45歳の誕生日。8回に観客が「ハッピーバースデー」を歌って祝福し、試合後は現役時に使用していた登場曲「September」が場内に流れ、「慎之助」コールが起きた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

巨人は坂本がオープン戦初本塁打のソロで健在ぶりを示した。菅野は制球、球威ともに申し分なく4回を無安打無失点。2年目の浅野が先発出場して二塁打と盗塁をマークした。ロッテはメルセデスが5回1失点と好仕上がりを見せた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

西武の新外国人、ヘスス・アギラー内野手(33)が2打席連続タイムリーと確実性を見せている。

20日、広島とのオープン戦(ベルーナ)に「4番・一塁」でスタメン出場したアギラーは2点を追っていた4回に栗山の2点中前打で2―2の同点に追いついてなお一死一、二塁の第2打席で期待に応えた。

ここで広島先発・大瀬良の変化球でカウント1―2と追い込まれると、続く4球目に対応を変え、外角146キロストレートを逆らわずに右方向へ。打球は右線で跳ね、相手右翼主・中村が処理をもたつく間に二走・外崎が逆転のホームを踏んだ。

アギラーは「打ったのは真っすぐ。逆方向を意識して打席に入ったんだよ。逆転できてうれしい」とこの一打を振り返った。

さらにアギラーは3―3の同点に追いつかれて迎えた6回一死二塁の第3打席でも相手2番手・岡田のストレートをコンパクトに中前に弾き返し、再び外崎を生還させた。

この一打についてもアギラーは「打ったのは真っすぐ。同点の場面だったから強く振ることだけ考えていた。その結果、勝ち越しのタイムリーを打ててよかったよ」と冷静に振り返った。

状況を考えながら対応を変えられるクレバーさの光る適時打2本だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「オープン戦、西武6-5広島」(20日、ベルーナドーム)

 広島の育成・岡田明丈投手(30)が4年ぶりに1軍で登板した。

 2番手で同点の五回にマウンドへ。先頭・外崎に中前打、捕手・坂倉の捕逸で得点圏に走者を背負って、アギラーに勝ち越しの中前適時打。その後のピンチを防ぎ、1回3安打1失点で最速は151キロを計測した。

 20年3月13日・ソフトバンク戦以来の1軍マウンドに「アドレナリンみたいなものは出ましたが、地に足が付かないといったようなことはなかった。先頭打者を出してしまったけど、最少失点で抑えることができた。そこが、昨年との違い。こうした投球を続けていきたい」と振り返った。

 19日に今季初めて1軍合流。17年に12勝を挙げるなどして優勝に貢献したが、20年から1軍登板はなし。21年には右肘内側側副靱帯(じんたい)再建術を受け、昨季終了後に球団から自由契約を言い渡され、育成選手として再契約していた。久々に立った1軍マウンドでの結果と内容を糧に、復活への歩みを進める。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆オープン戦 巨人―ロッテ(20日・東京ドーム)

 巨人・菅野智之投手が2番手で登板し、4回無安打無失点と好投した。

 5回からマウンドに上がると先頭・井上を3球三振に斬り、田村、和田をともに遊ゴロに抑え3者凡退スタート。6回は1死から小川には味方の失策で出塁を許したが、上田を中飛、代打・ポランコを左飛に封じた。7、8回も3者凡退。開幕ローテ入りが当確している右腕にとって今年初の東京ドームでの登板だった中、最速150キロの直球にカットボールやスライダーなどを交えて好状態を示した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆オープン戦 ソフトバンク―阪神(20日・ペイペイドーム)

 ソフトバンク・中村晃外野手が代打の切り札として、価値ある一打を放った。

 2点リードの6回1死二塁で代打起用され、左腕・伊藤将がフルカウントから投じた外角直球をミート。一、二塁間を破り、貴重な追加点をもたらした。

 実績十分の中村晃だが、今季は山川、ウォーカーが加入し、開幕戦はベンチスタートが濃厚。それでも、首脳陣からは絶大な信頼を寄せられており、与えられた役回りで存在感を示していく。

 

 

 

 

 

 

 

 

◆オープン戦 巨人―ロッテ(20日、東京ドーム)

 ロッテの新外国人ジミー・コルデロ投手が、6回に2番手で登板した。先頭・浅野から3連続四球で無死満塁のピンチを招くと、代打・佐々木にセンター前へ2点タイムリーを許した。6番・門脇に四球を出し、再び無死満塁にすると、1アウトも取れずに1安打4四球でマウンドを降りた。

 コルデロは190センチ、111キロの大型右腕。前ヤンキースで、最速160キロ超えの直球が魅力だが、この日は最速146キロだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆オープン戦 巨人―ロッテ(20日・東京ドーム)

 開幕ローテ入りが決まっている先発のメンデス投手が、4回を67球1安打無失点に抑えた。対外試合4試合で12イニング無失点と安定感を示した。降板後にはベンチで杉内俊哉コーチとコミュニケーションを取り、何度もうなずいた。

 オープン戦初先発のメンデスは初回、先頭の荻野に死球を与えたが、3番上田、4番ソトから連続で空振り三振を奪った。2回も先頭の角中を中前安打で出したが、捕手・岸田が盗塁を刺しチャンスを作らせなかった。3回は2死から荻野に四球、4回も先頭の上田を四球で出したものの、後続はピシャリと抑えた。

 登板後は「シーズンに向けて調整の登板という中で、結果が一応出たことは良かったと思う。特にカーブが非常によくて、1つの収穫だった」と、普段はそこまで多投しない球種に手応えがあった様子。「今日は打者のバッターの反応を見ていて、カーブはいいのかなっていうのもあった。岸田捕手が結構カーブがいいと見てくれて、いいところで要求してくれたのかなと思う」と振り返った。開幕までにあと1度、登板機会がある見込み。「けがとかしては元も子もない。しっかり体が問題がないように確認する。シーズンが始まったらチームの勝利に貢献できるようにしたい」と話した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

中央学院7―1耐久(20日=1回戦)――中央学院(千葉)は一回、颯佐の適時打で先制すると、六回に青木と水嶋の適時三塁打で3点を加点、七回にも追加点を奪って突き放した。耐久(和歌山)は七回に押し出し四球で1点を返したが、相手の継投の前に涙をのんだ。中央学院は春夏を通じて初の甲子園勝利を挙げた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(20日、第96回選抜高校野球大会1回戦 創志学園7―0別海)

 

 甲子園出場をめざし、熟考の末に遠く離れた創志学園(岡山)へ。

 山口瑛太が、門馬敬治監督の就任を知ったのは、入学の2カ月後だった。「すごい強豪で簡単に入れない」と思っていた地元・神奈川の東海大相模を春夏計4度の優勝に導いた指導者だ。「日本一」のレベルで野球を教えてもらえるのがうれしかった。

 縦じまを脱いで、無地のユニホーム姿で甲子園へ帰ってきた監督は、大事な初戦の先発マウンドを、チームの「二枚看板」のうち右腕の中野光琉ではなく、自分に託してくれた。

 帽子がずれるほど、左腕を強く振った。直球には伸びがあり、変化球もさえた。14三振を奪い、被安打4で今大会初完封の「栄誉」を手にした。

 でも、頂点への道程を知る54歳の評価は厳しかった。「どんどん、もっと攻めていけるピッチャー。途中、それができなかった」

 自己採点も「65点」。制球が乱れ、ピンチを背負った中盤を悔やんだ。「監督さんからしたら足りないと思う」

 エースナンバーを背負う自分への期待は、より高みにあると分かっている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

パリ五輪バスケットボールの1次リーグ組み合わせ抽選会が、19日(日本時間20日)にスイス・ミーで行われ、世界ランキング26位の男子は1次リーグB組に入り、初戦に同3位で昨年のW杯で優勝したドイツ、2戦目に同9位のフランス、そして最終戦では7月に行われる世界最終予選(ラトビア会場)の勝者と対戦することが決まった。

男子日本代表のトム・ホーバス・ヘッドコーチ(HC=57)は、20日に都内で行われた会見で「ドイツ、フランスとは去年も試合をやっていて、相手のスカウティングもできている。それもすごく助けになる。(試合の順番も)いいと思う」と感想を語った。

ドイツとは昨年のW杯でも初戦に激突。63―81で敗れたものの、第4クオーター(Q)では16―12とリードする場面もあっただけに「後半はちゃんと頑張ったという経験もあるから、選手たちも自信があると思う」と前向きな姿勢を示した。

さらに開催国フランスについては「当然ホームコートアドバンテージはあるし、力のあるチーム。東京五輪では銀メダルだったが、(去年のW杯では)18位で、波のあるチームではある。どう直してくるかを見たい」と警戒した。

パリ五輪までは、残り5か月を切っている。指揮官は「リバウンドなど、もっと成長しないといけない」とチームにさらなる進化を促した。

また、世界ランキング9位で東京五輪銀メダルの女子は、同1位で8連覇を狙う米国、19位のドイツ、16位のベルギーとの1次リーグC組に入った。

東京五輪の決勝で対戦した米国と初戦でいきなり激突することになり、恩塚亨ヘッドコーチ(HC=44)は「来たか!という感じ。強豪国を相手にいい準備をすることで成長して、この機会を成長につなげていきたい」と力を込めた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

日本代表の森保一監督(55)が、21日に行われる2026年北中米W杯アジア2次予選の北朝鮮戦(国立)に向けて自信をみなぎらせた。

20日に会見を行った森保監督は、MF伊東純也(スタッド・ランス)やMF三笘薫(ブライトン)ら主力組を欠く現状について言及。「選手が変われば、表現することが多少違ってくる。明日の試合はいま言った選手たちがいない分、また違った戦い方、コンビネーションが逆に出せるかなと思っている」と不安を打ち消した。

主力がいなくても選手層は厚いという自負があり、試合状況によって戦術を巧みに操るのが森保ジャパンの強み。「戦い方についてはコンセプトはあるが、状況、状況によっていろんな戦い方をできるチームが強いと思う。現実的に起こるいろんな状況があるので、そこに対応できる。チームとしていろんな経験を積んできているので、また明日、戦い方をしっかりと選択できるようにしたい」と指揮官として、的確な采配を振るってチームを勝利に導く覚悟だ。

難敵の北朝鮮との2連戦は、森保采配の腕の見せどころとなりそうだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「オープン戦、西武6-5広島」(20日、ベルーナドーム)

 広島は西武に競り負けたものの、2桁安打を放つなど攻撃陣が結果を出した。

 特に目立ったのは途中出場の広島・田村俊介外野手(20)だ。1点を追う七回無死一塁。ボー・タカハシの初球、内角高めボール気味の144キロを力強く振り抜くと、打球は右翼ポール際へ吸い込まれた。14日・日本ハム戦で2打席連続本塁打を放って以来の一発は逆転2ランとなり、オープン戦トップタイの3号。期待の成長株が自慢のバットで存在感を示した。

 開幕ローテ入りが決まっている先発・大瀬良は3回0/3を4安打3失点。三回は不運な当たりからピンチを招いて栗山、アギラーに連続適時打を浴びたが、76球を投げられた点をプラスに捉えた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「オープン戦、ヤクルト8-2日本ハム」(20日、神宮球場)

 日本ハムは敗れて、オープン戦6勝4敗5分けとなった。

 開幕ローテ残り1枠を争う根本がオープン戦ラスト登板。4回7安打4失点、3四球と結果を残せなかった。降板後は「開幕ローテというところは難しいんじゃないかというきょうの結果でした」と淡々と話した。

 初回は先頭の塩見の左前打の後、けん制を一塁・レイエスが後逸、さらに二塁へのけん制悪送球で1死三塁となり、オスナの左前適時打で先制点を失った。三回は安打と2四球で満塁のピンチを招き、北村拓に2点適時打。四回は赤羽に左越えソロを浴びた。

 新庄監督は開幕ローテーション残り1枠を「根本くん、北山くん、バーヘイゲン、鈴木くんの争い」と話していた。直近では鈴木、北山が好投、バーヘイゲンは調子が上がらない状態。この日の根本の投球結果次第で“残り1枠”を決める方針としていた。

 3番手のマーフィーは先頭打者への死球と自らの失策で崩れ1回2失点(自責1)と不安を残した。5番手・福田俊は打球を右膝に受けて途中降板した。

 ほぼベストメンバーで組んだ打線は、5回途中で降板したヤクルト先発・高橋奎の前に9三振を喫した。1点を追う二回に4番・マルティネスの左翼線二塁打などで1死一、三塁の好機を作り、スティーブンソンの右前適時打で一時は同点としていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆オープン戦 中日―楽天(20日・バンテリンD)

 中日・小笠原が6回を4安打無失点に抑えた。オープン戦の過去3試合はいずれも失点していたが「みんな、心配していたみたいですけど、ボクは全然心配していなかった。最後の登板でいい成績を残せた。ボクの計画通りに進んでいる」といたずらっぽい笑みを浮かべた。

 指名打者ではなく、打席にも立ち、「本番と同じ気持ちで、理想通りにゼロでかえってこられた」とシーズンへ向けた準備を整えた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

J2は3月20日に各地で第5節を行い、フクダ電子アリーナではジェフユナイテッド千葉と清水エスパルスの「オリジナル10」対決が行われた。昇格候補ながら互いに前節は敗れており、清水が初黒星だったのに対して千葉は早くも2敗。どちらにとっても連敗を阻止したい一戦だったが、1万4923人が集まったスタジアムでアウェーの清水が3-1で勝利している。

両チームともに攻守の切り替えが早く、球際で強度の高いプレーを見せてどちらも譲らない試合展開となる。なかなかシュートチャンスを作れないなか、FW北川航也のポストプレーでボールを前進できる清水は、前半29分にMF乾貴士、MF宮本航汰とつないだボールを受けたMFルーカス・ブラガがエリア内でシュートを放つが、GKに防がれる。

千葉は前半34分、エリア外からDF髙橋壱晟が左足でゴールを狙うが、DF蓮川壮大がヘッドでクリアーする。ここから千葉が清水を押し込む展開になるが、清水の選手たちもタイトな守備を見せてシュートを打たせない。

相手の時間に耐えた清水は前半44分に先制点を挙げる。縦パスを受けた北川が相手を引き付けてMFカルリーニョス・ジュニオールにパス。カルリーニョス・ジュニオールのパスを受けた乾のシュートはGK鈴木椋大が弾いたが、そこに詰めたカルリーニョス・ジュニオールが押し込み、先制点を挙げた。

しかし、ホームの千葉もすぐに追いつく。前半アディショナルタイム1分にMF小林祐介が高い位置でボールを奪うと、FW小森飛絢にパス。3試合連続得点中の小森がDF住吉ジェラニレショーンとの1対1の中で左足を振り抜くと、ボールは住吉に当たってコースが変わり、千葉が1-1に追いついて前半を終えた。

後半も両チームの拮抗した試合が続く。後半35分、清水は相手陣内でボールを奪うとMF松崎快がラストパス。エリア内で受けた乾が右足を振り抜くとボールはGKのニアサイドを抜けてゴールに決まって清水が再びリードを奪った。

さらに清水は後半アディショナルタイムにも、松崎がダメ押しとなるゴールを決めて勝利を決定づけた。このまま清水が3-1で勝利。昨シーズンは1分1敗と勝てなかった千葉を破り、アウェーで貴重な勝ち点3を掴んだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

開幕戦前に会見を行ったシルト監督

■パドレス ー ドジャース(20日・高尺スカイドーム)

パドレスのマイク・シルト監督は20日、韓国・高尺スカイドームで行われる開幕戦の前に会見に応じた。報じられている爆破予告について、「残念なことだ。でもセキュリティが対応してくれていることには満足している」と話した。

この日の午前、球場に爆弾テロの予告があり、警察が捜査していると複数のメディアで報じられていた。異常は確認されておらず、試合は行われる予定となっている。

パドレスはダルビッシュ有投手が先発。ドジャースの大谷翔平投手は「2番・指名打者」で出場する。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ヤクルトは先発の高橋奎が4回1/3を5安打2失点で9奪三振。連打を浴びる場面もあったが、速球には威力があった。4年目の赤羽は2号ソロなど2安打で開幕1軍へアピールした。日本ハムの根本は4回7安打4失点と崩れた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

広島は外野の一角を狙う田村が途中出場からオープン戦3号の2点本塁打を放った。大瀬良は粘りを欠いて3回0/3を3失点。西武のドラフト1位新人の武内は3イニング続けて先頭打者の出塁を許し、ペースをつかめずに5回3失点。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(20日、第96回選抜高校野球大会1回戦 山梨学院7―1京都外大西)

 

 球場全体があっけにとられる中、山梨学院は落ち着き払っていた。

 1点を追う四回1死二、三塁。相手は内野陣が前進守備を敷きつつ、二塁走者の牽制(けんせい)に右翼手が背後からベースカバーに入ろうとする珍しいプレーを仕掛けてきた。観客席からどよめきが起こった。

 その直後の1球だ。

 6番横山悠がバットを寝かせると、2人の走者が一気に駆け出した。吉田洸二監督が「ここだと思った」と言えば、横山も「あるだろな、と。相手があたふたしていたので」。策には策を。投前へのスクイズで追いついた。

 六回は同じ1死二、三塁で「ゴロゴー」のサイン。横山が初球をたたきつけ、好スタートを切った三塁走者の河内佑樹が遊ゴロの間に勝ち越しの本塁を踏んだ。

 試合巧者ぶりが際立つ、前回王者の白星発進だ。

 ただ、今のチームに昨年の優勝レギュラーはいない。横山は入学前で、2年だった河内は応援席にいた。個々の経験値は決して高くない中で、昨秋の新チームはスタートした。

 選手たちは連日、寮の一室で「勉強会」を開いた。「この状況ではどんなプレーが起こりうるか」「1点取るにはどうするか」。話し合い、ノートに書いて野球観を共有してきた。

 激しいレギュラー争いも選手層を厚くする。1学年約25人、関東を中心に全国各地から毎年有望な選手が集う。この日2安打した3番河内は背番号13で昨秋は控えだった。

 計8安打で7得点。雨風の中でも野手陣は無失策でもり立てた。史上4校目の春連覇へ、選手たちは口々に言う。「まったく意識していない」「昨年とは別のチーム」。プレー同様、したたかだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

オープン戦
○ 中日 1 - 0 楽天 ●
<3月20日・バンテリンD>

 中日の田中幹也内野手(23)が楽天とのオープン戦に「2番・二塁」で先発出場。2打数2安打、1四球1盗塁と躍動し、開幕スタメン入りへ猛アピールした。

 初回の第1打席、一死無走者で楽天先発・岸と対戦。きわどいコースをじっくと見極め四球で出塁した。3回の第2打席は二死無走者で二塁への内野安打を放ち2試合連続安打をマーク。続く高橋周の打席で二盗を決め二死二塁の好機を演出した。

 6回の第3打席は楽天2番手・藤平から中前打を放ち、2打数2安打、1四球1盗塁の活躍で途中交代。計3安打に封じられた試合で唯一となるマルチ安打を記録した。

 田中はルーキーイヤーだった昨季、一時オープン戦首位打者に立つ活躍を見せたが、開幕直前に走塁で右肩を脱臼し離脱。そのあと手術を受け、結局1年目は一軍での出場はなかった。今季は慎重を期しキャンプは二軍スタート。一軍合流直後は打撃面でなかなか結果を残せなかったが、開幕が目前に迫る中で再び輝きを放っている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆オープン戦 DeNA7―2オリックス(20日・横浜スタジアム)

 オリックスはオープン戦4連敗となった。中嶋聡監督にとって計算外だったのは、先発・曽谷の出来だろう。3者凡退、無失点のイニングは1度もなく、4回を11安打5失点で降板。「課題的にはいろいろあるでしょうし、技術的な問題もまだあると思いますけどね」と、乱調を残念がった。

 とはいえ、高い潜在能力を秘めた22年のドラフト1位左腕。直球も150キロを計測した。開幕ローテ入りが期待され、2カード目の西武戦(ベルーナD)を目指して調整を進めている。本番まであと1登板の予定。「やってもらわなきゃ、というより、期待はしています。本人も、そこまで責任を負う必要もないでしょうし。だから、期待はしていますよ」と修正した姿を待つつもりだ。

 オリックス・曽谷(13日の教育リーグ・広島戦で投球時に右足を滑らせて1イニング降板。中6日での登板は4回を11安打5失点。99球を投げたことは収穫)「(相手に)粘られる中でカウントを優位に進められなかった。(状態が)悪い中でもできる投球があったし、大胆すぎたところもあった。もっと集中するべきだったのかなと思います」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆オープン戦 ソフトバンク4―0阪神(20日・ペイペイドーム)

 阪神・中野拓夢内野手が4打数無安打に終わり、30打席連続無安打となった。それでも、0―4の8回1死一塁で迎えた4打席目は左翼後方への鋭い打球。「最近の中では自分らしいスイングができていると思っているので、ここから徐々に上げていければいいかなと思います」と復調のきっかけをつかんだ。

 前夜は悪夢の5打席連続三振を含む6打数無安打。昨季164安打を記録して最多安打のタイトルを獲得しながら今春はオープン戦打率・070と苦しんでいるが、底は抜け出した。「逆方向にいい打球が出るということが自分の中では調子が上がってくるところだと思う。もう一回、原点に戻ってしっかりと映像を見直して。あと3試合なので、何とか開幕に向けていい状態に持っていければ」と決意した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆オープン戦 中日―楽天(20日・バンテリンD)

 中日・細川成也が4回1死、左翼5階席へ、特大ソロを放った。オープン戦3号で、山川、ウォーカー(ともにソフトバンク)、田村(広島)に並んで12球団トップとなった。

 「打ったボールはストレートです。自分のスイングでしっかり捉えることができました」

 16日の阪神戦でもバンテリンDの5階席へ。「一年に一回あるかないかのホームラン」と謙遜していたが、この日も長打力を見せつけた。

 DeNAから現役ドラフトで移籍した昨季、チームトップの24本塁打。覚醒した大砲は今年も活躍しそうだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 オウム真理教による地下鉄サリン事件から29年となる20日、現場となった東京メトロの6駅には献花台が設けられ、遺族らが犠牲者を追悼した。

 職員2人が犠牲になった東京都千代田区の霞ヶ関駅では、事件発生とほぼ同時刻の午前8時過ぎ、職員16人が黙とうをささげた。午前10時には、助役だった夫・一正さん(当時50歳)を亡くした高橋シズヱさん(77)が訪れ、献花台に花を供えた。高橋さんは「事件を知らない世代も多くなった。事件を語り続けて風化を防ぐという誓いを、改めて(夫や被害者に)伝えた」と語った。

 事件は1995年3月20日に発生。都心を走る車両に猛毒のサリンがまかれ、13人が死亡、6000人以上が負傷した。2020年3月には25年間闘病を続けた女性も死亡した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

自民党の森山裕総務会長は20日、派閥の政治資金規正法違反事件を受けた岸田文雄首相(党総裁)と二階俊博元幹事長への処分について、まずは党執行部で議論する考えを明らかにした。「(党幹部経験者らの処分は)党紀委員会に上申する前に執行部で議論することが前例になっており、そのことを踏襲していきたい」と語った。
2人の処分の可能性については「議論をしてみないと分からない」と述べるにとどめた。福島市内で記者団の質問に答えた。

 

 

 

 

 

 

 

20日午後4時10分頃、北陸新幹線佐久平―軽井沢駅を走行中の「あさま624号」で異常な音を検知し、車両点検を行った。

 この影響で、同線は高崎―長野駅間の上下線で運転を見合わせたが、午後5時55分頃に運転を再開した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆大相撲春場所11日目(20日、エディオンアリーナ大阪)

 新入幕で全勝の東前頭17枚目・尊富士(たけるふじ、伊勢ケ浜)が、新大関・琴ノ若(佐渡ケ嶽)を寄り切り、11連勝。単独トップを守った。琴ノ若は3敗に後退。

 2敗の西前頭5枚目・大の里(二所ノ関)は、休場明けのカド番大関・貴景勝(常盤山)を押し出した。貴景勝は4敗目。

 大関・霧島(陸奥)は、関脇・若元春(荒汐)に寄り切られ、負け越した。

 大関・豊昇龍(立浪)は、関脇・大栄翔(追手風)を突き落とし、勝ち越した。

 3敗は、豊昇龍、琴ノ若、平幕の豪ノ山、高安の4人。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

世界ランキング26位のバスケットボール男子日本代表は、パリ五輪1次リーグB組に入り、同3位で昨年のW杯で優勝したドイツ、同9位のフランスなどと同組となり、早くも悲観的な声が上がっている。

昨年のW杯優勝国・ドイツは、司令塔デニス・シュレーダー(ネッツ)ら実力者揃い。日本はW杯でシュート力やゴール下で太刀打ちできず、一度もリードを奪えず完敗した。東京五輪銀メダルのフランスは、昨年W杯は2次リーグに進めず18位だったが、センターのルディ・ゴベール(ティンバーウルブズ)に加え、W杯不参加でルーキーながらNBAで大暴れしている身長224センチのビクター・ウェンバンヤマ(スパーズ)が出場する可能性もある。

それだけに、バスケファンはネット上に「日本はドイツとフランス相手か。かなりキツい。五輪は12チームだけだし、どこも強いしなー」「W杯覇者ドイツと開催国フランスって…。(ドイツとの)初戦取れたら勢いつくけど、完全アウェーの開催国には大巨人も居るしな」「フランスは一番避けたかった相手。スリー80%くらい決めて、やっと渡り合える感じ。さすがにどうしようもない」などと指摘した。

残る同組チームは世界最終予選(ラトビア会場)の勝者だが、ジョージア(世界ランク23位)、フィリピン(同37位)、ラトビア(同6位)、ブラジル(同12位)、カメルーン(同68位、モンテネグロ(同17位)の中からの1チームで、格上となる可能性が高い。日本も八村塁(レイカーズ)、渡辺雄太(グリズリーズ)のNBA組が参戦する可能性があるとはいえ、8強入りへは相当な奇跡が必要だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

明治安田J2第5節(20日・シティライトスタジアムほか=10試合)首位の岡山は水戸に1―0で競り勝ち、3連勝で勝ち点13とした。清水は千葉に3―1で快勝して同12で2位に浮上。長崎は愛媛に2―1で勝ち、いわきと1―1で引き分けた甲府と同10で並んだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

3年ぶり14度目出場の北海は、22日の第2試合(午前11時半開始)で大阪桐蔭(大阪)と対戦する。20日は兵庫県西宮市の球場で約2時間、練習を行った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

DeNAの小園はカーブを効果的に織り交ぜ5回3安打2失点にまとめた。牧は2試合連続本塁打となる左越え2ランなど2長打4打点と状態が良い。オリックスの曽谷は4回で被安打11、5失点。打線も連日の4安打と振るわなかった。

 

 

 

 

 

 

 


 

 

中日の小笠原は先頭打者の出塁を3度許しながらも要所を締め、6回を無失点と好投した。細川が四回に3号ソロを放ち、好調を維持。楽天は岸が5回を1失点と順調な仕上がりを見せた。中継ぎに転向した藤平は1回を無失点とした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

サッカーのワールドカップ(W杯)アジア2次予選で、B組の日本は21日午後7時20分から東京・国立競技場で北朝鮮との第3戦に臨む。写真は記者会見する日本代表の森保監督=20日

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(20日、第96回選抜高校野球大会1回戦 中央学院7―1耐久)

 1905年創部の耐久(和歌山)は春夏通じて初の甲子園で白星には届かなかった。0―4の七回に岩崎悠太が押し出し四球を選び、ベンチは盛り上がったが、直後の守りで2失策も絡み3失点。中央学院(千葉)の前に、県大会を制し近畿4強になった昨秋の勢いを示すことはできなかった。それでも主将の赤山侑斗は「最後まで自分たちらしく楽しめた。地元の期待に応えられなかったのは悔しい」。21世紀枠の田辺とともに和歌山勢は初戦で姿を消した。

     ◇

 ●冷水孝輔(耐) 昨秋から公式戦10試合目で、初めて継投を仰ぐ。「最後まで投げきれなかった悔しさがある」

 ●赤山(耐) 春夏通じて初の甲子園は黒星。「最後まで自分たちらしく楽しめた。地元の期待に応えられなかったのは悔しい」

 ●井原正善監督(耐) 「率直に悔しい。初回で先制点を取れていれば、相手も慌ててくれていたと思う。後手後手のゲーム展開になってしまった」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

中央学院は一回に颯佐の左前打で1点先制。六回は青木が2点三塁打し、水嶋も適時三塁打を放って計3点、4―1の七回にも3点を加えた。臼井が5回無失点、六回から登板の颯佐も1失点と継投も決まった。

 耐久の冷水は五回まで1失点で粘ったが六回につかまった。打線も七回の押し出し四球による1点のみ。一回無死一、二塁の逸機が響いた。

 

 

 

 

 

 

◆米大リーグ パドレス2―5ドジャース(20日・韓国ソウル=高尺スカイドーム)

 史上初の韓国開催となったメジャー開幕戦はドジャースが逆転勝ちを収めた。ド軍でのデビュー戦となった大谷翔平投手(29)は「2番・DH」で5打数2安打1打点1盗塁だった。

 試合はドジャースが1点を追う8回。2四球と安打で無死満塁とすると、E・ヘルナンデスの左犠飛で同点。続くラックスの打球は一塁・クロネンワースが追い付いたが、ミットのひもが切れて突き破り(記録は失策)、決勝点が転がり込んだ。ベッツのタイムリーで4―2となり、なおも1死一、二塁から大谷が左前適時打で移籍後初打点。真美子夫人らが見守る中、初のマルチ安打にもなった。フリーマンの右飛で到達していた二塁から帰塁したものの、再度二塁を踏んでおらずにアピールプレーでアウト。それでもドジャースはこの回一挙4得点で勝負を決めた。

 この日はパドレス開幕投手のダルビッシュ有投手(37)と大谷の初対決も実現。初回無死一塁の第1打席が遊ゴロ、3回2死の第2打席が右前打と2打数1安打で“引き分け”だったが、大谷はこの今季初安打から初盗塁を決めるなど足でも魅せた。

 ダルビッシュは4回途中2安打1失点(自責0)。2年ぶり4度目の開幕投手を務めたが、過去3度に続いてまたしても勝ち負けが付かなかった。パドレスでは松井裕樹投手(28)も6回1死からメジャー初登板。E・ヘルナンデスから空振り三振を奪うなど2/3回を無安打無失点に抑え、初ホールドを挙げる上々のデビュー戦となった。

 21日の第2戦ではドジャース・山本由伸投手(25)が初登板初先発。オープン戦では3試合で防御率8・38と苦しんだが、この流れに乗って最高のメジャーデビューを飾りたいところだ。

 ドジャース・ロバーツ監督「(グラスノーは)最初はよかったけど3、4回はストレスがあってコントロールがきかなかったように見える。5回までよく投げた。全体的によくやった。8回の表がすごくよかったと思う」

 パドレス・シルト監督「挽回するには厳しかった。8回表までは非常にいい試合だったと思う。ブルペンも役割を全うした。左腕たちはよかった。キャンプで練習したことを出せた。8回以降はいい姿を見せることが出来なかった。(一塁手のミット)何かおかしいことが起きたことには気づいた。雰囲気もよくて打線もよかったけど…。(ド軍打戦)非常にいいバッターが1番から9番までそろっている。抑えるには努力が必要。うまく投げていていいボールもあった」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

雄たけびを上げ、マウンドで大役の使命感をにじませた。MLB初の韓国での開幕戦となったドジャースとの一戦(20日=高尺スカイドーム)に栄えある先発登板を果たしたダルビッシュ有投手(37)。3回2/3を投げて、2安打、3四球、3奪三振、1失点(自責0)という内容だった。

貫禄の72球と言えた。「2番・DH」で出場した相手主砲・大谷翔平投手(29)とのメジャー初対決は遊ゴロ、右前打という結果だった。

エースのハイライトは3回。制球が定まらず、2つの四球を与え、二死満塁のピンチを背負った。だが、最後はフルカウントから5番・マンシーを空振り三振に斬って、マウンド上で雄たけびを上げた。唯一の失点シーンは4回、味方の失策で出した走者が犠飛で生還。自責0で、降板は球数がリミットの70球に到達したためとみられる。

今年8月に38歳を迎える衰え知らずの右腕が、見事なパフォーマンスで韓国のファンを魅了した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆米大リーグ パドレスードジャース(20日・韓国ソウル=高尺スカイドーム)

 パドレス・松井裕樹投手(28)が20日、韓国・ソウルで行われたドジャースとの開幕戦でメジャーデビューした。2-1の6回1死から4番手で登板した。

 松井は楽天から海外FA権を行使して、パドレス入り。2月22日(日本時間23日)のオープン戦初戦でデビューし、3者連続三振という圧巻のスタートを切った。だが、その後守備練習で腰の張りを訴え別メニュー調整が続いた。3月に入ってからキャッチボールなどを再開させると、渡韓前最後のオープン戦だった3月13日(同14日)のアスレチックス戦で復帰し、1回1安打無失点、2奪三振と好投し、韓国遠征の帯同メンバーに滑り込んだ。前日の16日には腰の状態について「問題ないです」と断言していた。

 17日の韓国代表とのエキシビションマッチでも登板して1回無安打無失点。「まず韓国に来て、開幕戦と同じ時間帯のゲームでしっかり登板をこなせたのはいいステップだったと思う」とうなずいていた。さらにメジャーデビューへ向けては「まだ正直実感はない。改めてドジャースのデータを整理すると、素晴らしい打者と対戦できることをうれしく思う。そのバッター達を倒したいと思ってアメリカに来たので、ようやくそこの舞台にチャレンジできるという瞬間が出来ることをうれしく思いますし、そこで自分の力で地位を高めていけたら、チームの力になれればと思います」と熱い思いを口にしていた。

 さらに16、17年に対戦して空振り三振と右前適時打だった大谷との対戦へ向けては「翔平さんとの対戦は久しぶりになるのでデータを見始めていて、あまり詳しくは言えないんですけど、すごいバッターがたくさん並んでいるので抑えられるように頑張りたいなと思います」と意気込んでいた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

東京ドームは20日、巨人―ロッテのオープン戦後、大規模有観客での防災訓練を実施した。これまで同球場では大規模集客施設として様々な訓練を行ってきたが、一般客を入れての防災訓練は初となる。

 昨年に関東大震災から約100年という節目となったことから、関係各所の協力の下、今回の大規模訓練の実施が決定。防災訓練参加付きチケットを購入した約8000人が参加した。

 試合中にマスコットガール「VENUS(ヴィーナス)」によるパフォーマンス時に、緊急地震速報が発報されたことを想定。まずは警備スタッフや場内アナウンス、ビジョンを使って観客を制止する訓練を実施。その後はコンコースで傷病者への対応や、火災発生時の消火活動、応急救護所の設置などの訓練が行われた。最後は各ゲートから規制退場を促し、大きな混乱もなく、約30分の訓練が終了した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(第96回選抜高校野球大会1回戦 第4日〈21日〉の見どころ。丸数字は試合順)

 

■(1)宇治山田商(三重)―東海大福岡

 ともに打線のつながり、粘りが持ち味のチーム同士。宇治山田商は秋11試合で80得点を挙げ、チーム打率3割6分6厘。山本湊乃介、伊藤大惺、中川春輝の上位打線はミート力が高く、この3人が好機を作るのが得点パターン。

 東海大福岡も秋10試合で79得点、同3割5分6厘と引けを取らない。試合数を上回る11打点を挙げた野上夕輔、井上和翔の前に走者をためたい。

■(2)広陵(広島)―高知

 地区優勝校同士の注目カード。ともに高い投手力を誇り、1点を争う好ゲームが予想される。

 広陵の最速148キロ右腕、高尾響は秋9試合に先発し、防御率1・89。捕手で主将の只石貫太とともに昨年の春夏も甲子園を経験している。

 高知は右の二枚看板。先発の辻井翔大から救援で148キロの直球が魅力の平悠真へつなぐパターンで、チーム防御率は1・81。継投のタイミングが一つの鍵となる。

■(3)京都国際―青森山田

 近畿4強の京都国際は秋の全10試合で失点はわずかに9。7完投、4完封の左腕中崎琉生はカットボール、チェンジアップなど変化球が多彩だ。打線が早い回で援護したい。

 東北王者の青森山田はライバル意識の強い3年生右腕2人のどちらが先発するか。緩急自在の桜田朔は東北大会決勝で無安打無得点試合を達成。その前日の準決勝で完封した関浩一郎も、140キロ台後半の速球を誇り、試合を作る能力が高い。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

競泳のパリ・オリンピック代表選手選考会は20日、第4日目が東京アクアティクスセンターで行われた。

 女子100メートル自由形準決勝では、池江璃花子(横浜ゴム)が54秒32の全体1位で21日の決勝に進出した。

 個人種目の五輪切符は、派遣標準記録をクリアして上位2人に入ることが条件。

この種目での派遣標準記録は53秒12。

 池江は既に100メートルバタフライで代表に内定、3度目のオリンピック出場を決めている。

 

 

 

 

 

 

 

◆競泳 ▽パリ五輪ほか国際大会代表選手選考会 第4日(20日、東京アクアティクスセンター)

 男子200メートルバタフライ準決勝が行われ、瀬戸大也(CHARIS&Co.)が全体4位の1分56秒20で決勝進出を決めた。「予選よりいい感じで泳げた。泳ぐ度にレース感覚が戻っている」と徐々に状態を上げていると話した。

 18日に行われた本命種目の400メートル個人メドレーでは、派遣標準記録に0秒21届かずパリ五輪代表権を逃した。「意外とショックはない。終わったことは仕方ない」と気丈に答えた。元々4月以降から調子が上がるタイプだと話し、4分10秒84というタイムにも納得した表情を見せていた。

 2012年のロンドン五輪の代表選考会では、緊張のあまり眠れなくなったこともあったという。だが29歳となった今は、緊張感を楽しむことができているという。「大人になった。(代表が)決まっていない状態のドキドキ感も楽しんでいる」と笑みを浮かべた。残る種目は200メートルバタフライと、200メートル個人メドレー。3大会連続の五輪出場へ心のゆとりを武器に戦う。

 

 

 

 

 

 

 


 

 

韓国でも注目される大谷翔平投手と妻の真美子さんをめぐって、NHKが抗議を避けるためか、何度も〝釈明〟した。

20日のメジャー開幕戦、ドジャース―パドレス戦(ソウル・高尺スタジアム)はNHK総合で放送された。中継では大谷の打席の際、客席で観戦する真美子夫人や大谷の両親が映るたびに実況アナウンサーは「現地製作の国際映像で放送しています」と同じ文言を繰り返した。

実況アナの説明がなければ「NHKのカメラは大谷の妻ばかりを狙っている」と誤解を受けかねないほど、真美子夫人の姿が映しだされたからだ。

その回数の多さにSNS上も反応。〝釈明〟を繰り返すNHKに対し、ネットでは「注釈をいれるNHKに防火思想を学ぶ」「いちいち注釈を入れているのおもしろい」などのコメントが寄せられていた。

現在放送中の宮藤官九郎脚本のTBS系人気ドラマ「不適切にもほどがある」では暴言や暴力シーンのたびに、「この作品には不適切な台詞や喫煙シーンが含まれていますが時代による言語表現や文化・風俗の変遷を描く本ドラマの特性に鑑み1986年当時の表現をあえて使用して放送します」と注釈テロップを入れて話題となっている。NHKアナによる〝口頭テロップ〟にも「嫁ばかり映すな」という批判を防ぐ狙いがありそうだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

米大リーグの開幕戦が20日、韓国・ソウルの高尺スカイドームで行われ、大谷翔平投手の所属するドジャースがパドレスと対戦し、5-2で逆転勝ちを収めた。大谷は「2番・DH」で先発出場し5打数2安打1打点。韓国で行われた2試合のエキシビションマッチでは計5打数無安打に終わったところからの変化に、韓国メディアも一様に驚いている。

大谷は初回、開幕マウンドに立ったダルビッシュ有投手と初対戦し遊ゴロに倒れた。3回の2度目の対戦では右前打を放ち、さらに二盗も決めた。5回には2番手左腕のコスグローブから三ゴロ。7回には左腕ペラルタの前に一ゴロに倒れた。チームが4-2と逆転した後の8回には1死一、二塁から左前に適時打を放ち、移籍後初打点を挙げた。

韓国紙「スポーツ朝鮮」は「大谷は大谷だ!」という見出しを掲げて、エキシビションマッチからのひょう変を伝えている。

「ドジャースは大谷が高尺での悪夢を消した。17日のキウム戦では2打数無安打、18日の韓国代表戦では3打数無安打で止まっていた。この日最初の打席は内野ゴロ、しかし第2打席でヒットを打ちながら勘を取り戻し、8回には勝負を決めるタイムリーまで放った」と称えた。

また韓国メディア「OSEN」は「ダンナの猛打に妻はほほ笑んだ」と、真美子夫人も見守る前での活躍だったと伝えている。16日の会見で、初めて一緒に海外へやってきたと口にし、試合を良い思い出にしたいと話したことを紹介し「練習試合は5打数無安打で沈黙した大谷は開幕戦で自分の言葉を守り、妻の前で素敵な活躍をした」と有言実行の活躍を伝えた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆米大リーグ パドレス2―5ドジャース(20日・韓国ソウル=高尺スカイドーム)

 パドレスの松井裕樹投手(28)が、1点リードの6回1死走者なしから4番手で登板し、四球、空振り三振、左飛の無安打無失点で抑え、メジャーデビュー戦でホールドが記録された。

 先頭打者にはピッチクロック違反をとられるなどストライクが1つしか入らず四球。日本では幾多のしびれる場面を経験してきた左腕だが「緊張しました。久しぶりに下半身があんまり使えないというか、それぐらいふわふわした気分になったのは久しぶり。そういうのも含めていい刺激を受けたし、また明日から少し落ち着いてできるのかなと思います」とホッとしたように振り返った。

 試合後には笑顔も戻り「僕のことを知ってくれている日本のファンの皆さんは、四球を出して三振を取って僕らしいと思ってくれるかなと思いますけど。なるべく走者を出さないで明日以降頑張りたいです」と冗談を交えるほどだった。さらには同僚のダルビッシュへの感謝の言葉も口にし「本当にダルさんに支えてもらってようやく自分もメジャーのマウンドに立てたので、本当にありがたい存在ですし、これからも背中を追いかけていきたいです」と感慨深そうだった。

 登場曲は楽天時代と変わらずあいみょんの「ジェニファー」。日本語の曲は珍しいが「アメリカの皆さんにも知ってもらいたいです」と笑っていた。

 

 

 

 

 


 

 


※一部勝手にコピペ&割愛いたしました🙇💦



※また、敬称を省略させていただきました🙇💦💦