人類が死滅してもカメムシは生き延びる。

 

 

旬の話題なので、再びカメムシについて。

当地における本年のカメムシ発生は、概ね9月25日〜10月5日の約10日間であった。量的にはデータの蓄積が乏しいのでなんともいえないが、異常発生した昨年に比べればかなり少なく、これが『平年並み』であることを願うばかりだ。

 

既述のとおり、カメムシがヒトの生活圏に干渉してくるのは『越冬』のためだ。特に窓や扉まわりの隙間を狙って飛来する。さらに、仲間を呼び寄せる術があるのか、一箇所に集中して蠢くことが多く、実に気持ち悪い。迂闊に窓も扉も開けられない。

 

また、冷え込んだ朝は活動限界から動けなくなり、地面に大量に落ちていたりするが、これは仮死状態で、気温が20℃くらいになると再活性するから驚きだ。実際、転がっていた『死骸』が、春になると跡形もなく消えているから恐ろしい。

 

せめておいしく食べられればと思うが、店主はゼッタイに無理です。

 

 

▲ 今年は本州でカメムシが大発生しているようだ。当地と種類が異なる『ツヤアオカメムシ』というらしい。たしかにこんなにブンブン飛び回られてはたまらない。当地に多い『クサギカメムシ』は夏場はほとんど見ることがないのはせめてのも幸いだ

 

 

▲ 同じくNHKの報道より。これくらいの出現率なら当地の『平年並み』だが、都会のマンションでこれはやはり気持ち悪いか

 

 

▲ ヒトvs昆虫で思い出すのが、手塚治虫先生作の『ミクロイドS』。虫がヒトに逆襲するという恐ろしいストーリーだ。ノミさえ愛でる虫好きのルンペンたちが攻撃されないシーンが印象的。当主は残念ながらまっ先に虐殺される運命だろう