目立ちたがり屋で頭空っぽの小泉大臣がIT資本と結託して備蓄米の廉価販売を始めたことは今の話題だが、早くもなくなりかけているようで、この分では米は私の所に来る前になくなってしまうかもしれない。
近所のファミリーマートでは朝から問い合わせがあるが、入荷していないとのこと。
それはさておき、これがなくても昨年の米の品質はひどかった。酷暑が続いたこともあり、全体的に銘柄米でも小粒で、概して白目米が多く、普通に炊いたのではベチャッとして全然美味しくない。経験はあるのではないだろうか。
実はこれ、炊き方にも原因があるように見える。私もたまりかねたので少し調べたが、農水省の試験場では気候変動やニーズに合わせ、毎年多種多様な米をリリースしている。コメ=こしひかり、あきたこまち、と、いうわけでは必ずしもなさそうだ。
ご多分に漏れず、こちらもコメを探しにスーパーをハシゴしており、現在20kgほどの備蓄があるが(二人暮らしなら3ヶ月分)、品種はまちまちで、また、上に述べた品質不良があり、炊いては見たものの閉口するケースがままあった。
これをテレビみたいに「粗悪米を混ぜている!」と断ずるのはそうだが、その前に少し考えようということで品種を調べると、どうも水量に問題があることが分かった。ミルキークィーンはおむすび向けの品種で、水量が少ない方が美味しく炊けるのだ。
概して新しく導入された品種は必要な水量が少ないように見える。概ね1~2割減で、何回か試してみた結果、現在では1:1で炊飯している。現在の炊飯器の基準米であるコシヒカリはどちらかといえば水量はやや多めの米だ。炊飯器なら目盛線より2~5ミリほど低めで炊いたらどうだろうか。
私の場合は計量して入れており、その際に氷を3分の1ほど混ぜる。炊飯器は最初に加熱して水分をコメに行き渡らせるので意味ないという考えもあるが、冷水で締めるのでこちらの方が美味しいような気がする。
あと、もち麦を混ぜてみるのも一つの方法である。麦はコメよりも必要な水量が多いのでバッファになり、加えて精米法が無洗米等に使うような精度の良い機械を使っているので煮崩れしにくいことがある。
新品種は多岐に渡るのでChatGPTも使い分類してみた。が、この表は間違っているので(間違えた理由も分かる)、実際に関連サイトを一つ一つ調べることをお勧めする。人工知能が信頼できるアドバイザーになるのはまだ先のようだ。
※ 人工知能が科学的根拠ではなく、食味を表現する文脈から必要な水量を当て推量したことによる。大量の情報を迅速に処理できるという点ではGPTは優秀だが、前提となる推論の立て方に問題がないとは言えない。というより、全く弱い。