昨年の12月30日、新年の豊作を願う大鏡餅が熱田神宮に奉納されました。
愛知県内の農業関係者でつくる「熱田神宮豊年講」の恒例行事です。
重さ450k、直径1.5mの大鏡餅の他、重さ70kの鏡餅も三つあり、
計四つの鏡餅を360人により拝殿内に担ぎ込まれ供えられました。
1月10日の鏡開きで参拝者に振る舞われます。
正月を迎える準備が進む大晦日の31日午後3時、熱田神宮では、年末恒例の
「大祓(おおはらえ)」が行われました。
日常生活の中で知らない間に犯してしまった罪や、知らず知らずに
ふりかかった罪、穢(けがれ)を払い去る儀式です。
約500人の参加者は神主から渡された「はらえぐし」と呼ばれるお払い用の
棒で罪を払い清めていました。
この儀式は、人間本来の清く正しく明るい心を取り戻し充実した生活を営むため、
自己にふりかかった罪穢を祓い去るもので、6月末と12月末の年2回行われています。