夏休み最後の8月30日(日曜日)、名古屋市役所本庁舎ガイドツアーに当選したので
参加しました。
名古屋市役所本庁舎は、昭和天皇御大典事業として建設され、昭和8年に竣工しました。
(この写真のみ、市役所HPより拝借しました)
平成26年12月10日、名古屋市役所本庁舎が正式に国の重要文化財に指定されました。
玄関ホールの柱や階段手すりには良質の大理石が使われており、この大理石は
国会議事堂の余材を使用したもので、この石を使っているのは国会議事堂とこの
庁舎だけと言われています。
中央階段手すりの照明器具は、陶芸家であり、釉薬研究の第一人者といわれた
小森忍氏の手によるものです。
中央にそびえる高さ53mの時計塔、この日は時計塔の内部まで見学出来、
あの文字盤のすぐ下のガラス張り部分まで上りました。
期待した塔の中は、2004年に更新された電波時計の装置が設置されて
いただけでしたが、時計の針は30秒毎に間違いなくしっかり動いていました。
屋上からはテレビ塔や、名城公園の木々の上には名古屋城の天守閣がよく見えました。
市役所の庁舎は奇跡的に空襲の被災を逃れたため、屋上の一段高い部分は戦争当時
高射砲を設置した基礎がそのまま残っていました。