四間道(しけみち)は名古屋の城下を流れる堀川の西側にあって、南の浅間神社から
北の円頓寺商店街のアーケード入口までの歴史的な道です。
この日もバ~バとぶらりしました。(撮影4月17日)
四間道は江戸時代の初め慶長15年(1610年)、名古屋城築城とともに始まった
清洲越にともなってつくられた商人町です。
元禄の大火の後、防火の目的と旧大船町商人の商業活動のため、道路幅を四間
(約7m)に広げたのでその名前がついたといわれています。
石垣の上に建つ土蔵群と軒を連ねる町家が通りに面して建ち並んでいる現在の四間道
の景観は、元文年間(1740年頃)に形成されました。
四間道から続く円頓寺(えんどうじ)商店街は名古屋駅と名古屋城のほぼ中間に
位置しており、大須などとともに昔は繁華街で、信長が清洲から名古屋に移ってきた
ときに、ついてきた商人の町で、今も名古屋の下町の雰囲気が残っています。
そして堀川に架かる五条橋(ごじょうはし)は、かつて清洲城下の五条川に架けられて
いた橋を、清洲越しの際にこの地に移築したものです。
もとは木橋でしたが昭和13年にコンクリート製に架けかえられ、御影石の親柱、高欄、
擬宝珠、石張舗装などの特徴があり現在でも昔の雰囲気を感じさせます。
こうして清洲城から四間道界隈を、当時の歴史を感じながらぶらりしました。