某茶道流派の亭主の方から「茶事」の特別撮影依頼が舞い込み、大変貴重な撮影をさせて
いただきました。
場所は白鳥庭園の清羽亭日本間、今日は中立、濃茶、薄茶を紹介させていただきます。
茶事(ちゃじ) とは、茶の湯において「懐石」「濃茶」「薄茶」をもてなす正式な茶会の
ことです。
画像は全て画像処理し、説明文は「茶道HP」を参考にしましたが若干違いがあるかも
知れませんので悪しからずお願いします。
「中立」
初座が終わり客が茶席を退席し、各自手洗いを使ったり休憩します
亭主は茶席の菓子器を取り込み席中を掃き清め、準備が整ったら銅鑼を七点打ち、
客に準備が整ったことを知らせ席入りします。
「濃茶(こいちゃ)」
抹茶の一種で、玉露などと同じく若芽や若葉の時期に栽培した茶の古木の新芽を
蒸して乾燥したものを茶臼でひいてつくられたものです。
一人分が茶杓にたっぷり三杓の茶を目安として、まず一人一杓あてで人数分の茶を
茶碗に入れます。
茶筅で茶を少しずつ湯にとかし固練りしてから、服(飲み具合)のよいほどに湯を
足して練り上げます。
茶事においては、「濃茶」が最も大切なもてなしとされ、連客の飲み回しとするのが
普通です。
この濃茶の飲み回しを「吸い茶」と言い、利休が始めたとされます。
次に主菓子(おもがし)を客に運びます。
「薄茶(うすちゃ)」
濃茶のあとに薄茶がふるまわれます。
薄茶とは抹茶の一種で、比較的樹齢の若いお茶の木から採れた茶の葉から製するものです。
こうして薄茶席が終わり正客より順次席を立ち、出入り口を開いて下り、
身支度して帰宅します。
11時50分から16時30分まで約5時間弱の一連の茶事が終了し、
池には日が落ち始め。