2008年1月13日
返してください
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佐世保からの帰り道、
どうしても眠くて
子供たちも車中で寝ていたから
私も車を止めて寝ることにしました 。
そうしないと
追突でもしそうなくらい眠かった。
車の中で、少し寝た間に夢を見ました。
ひろくんは松葉杖で
しかも声も発せられぬくらいの
重度の障害者でした。
まだ裁判中の私たちは
ひろくんも車に乗せ、
いろんな人に支援してもらうために
あちこち走りました。
その日は雨でした。
土砂降りの雨の中
川を覗くと濁流で
飲み込まれそうで怖いなぁ、と
感じました。
今日の天気も雨。
だからそんな夢をみたのでしょうか？
やっぱり死んだとか
夢だった
多少傷が残っても
ひろくんは生きていて
私たちが手を貸しながら
補って一緒にいた 。
目が覚めて
この夢の方が夢で
居なくなった事が現実だと
理解すると絶望を感じました。
泣きながら車で走りました 。
訴える権利を持ったまま
いなくなったひろくんと
訴える権利全部を相続した私。
負けられません。
思い出の中のひろくんが
走ってるひろくんではなく
松葉杖ってのがものすごい苦しい。
もう少しで
また走れたのになぁ・・。
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この記事から
日付を入れてみました。
このころ、眠りが浅かったせいか
よく夢をみました。
上のような、彼が生きている夢だったり
自分が死んじゃう夢だったり
周りの大切な人が、
撃たれて死んでしまう夢だったり。
本で読んだんですが、
これって再体験といって
ＰＴＳＤの特徴的な症状らしいです。
忘れよう、忘れようと思っていても
何度も何度も夢の中で、
現実の世界でも
体験、し続けるんですね。
でも、そうしながら
癒えていくとも書いてあったし
時間はかかりましたが
私も、だんだんと
バラバラになっていた自分の心が
自分の中に戻ってきたので
人って強い生き物だなあ と感じます。