ORION | 〜ぷらすなちゅらる〜

〜ぷらすなちゅらる〜

何かを失うと言う事で、得ていくものもあるということを私は知ってる。。はずだったのですが、いまちょっと心が折れてます。



コホン。

軽くせきばらいして

気持ちの整理をする。

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私が心をそそぐ場所が

あって

それが だんだんと

形になり

前に少しずつ

進んでいること。



冬が近づいて

肌寒くなってくると

あの日のことを思い出す。



もう、二年が経とうとしてる。


もう、二年が。



どんなに戻りたいと思っても

戻れない過去がある。





忘れられない

急なサヨナラがある。




簡単に

気持ちがわかるよって

言って欲しくない

過去がある。



あの時、もっと

優しくしてあげられたのに

もっと そばに居てあげられたら

よかったのに と

後悔ばかりを思い返す

過去がある。



だけど

思うんだ。




あの時、そばに居て

もしも守ってあげられたとして

君が生きていたとして

今のように

私は君を大切に思えただろうか?



人の命ってものは

いつか 終わりが来る。


平凡な毎日を送っていても

色んなことを

考えて、悩んで

それでも生きている。



明日、どんな風に

世のなかが変わっても

私達ひとりひとりの

命の重さは変わらない。




たとえばわたしが・・・

たとえば、一日

たとえば、一カ月

たとえば、一年

この世とのつながりを

すべて持たずに過ごしたとしても

世のなかってのは

なんてことなく

回ってくことでしょう。



それが 世のなかであって

それが とても寂しいような

そんな 気分になるけれど

人というものは

ひとりでは生きてはいけないけど

ひとりが欠けても

きっと 回っていくものだと思います。







あれから もう

二年が経とうとしています。



裁判も 結果確定待ちになり

少しずつ落ち着きを

取り戻してる私達家族ですが

彼がいなくても

どうにか 

当たり前に生きられている。



彼は、今

私達を天国から見て

どう思っているでしょうか?



彼は 笑っているでしょうか?


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今日は子供たちと

昔のアルバムを

見ていました。


笑顔で 子供たちを抱いて

うつっている写真が

たくさんあり

お父さんだー!

などと笑って思い出話をしました。


彼らが 父親を

覚えていられる年齢だったのは

いいことだったのかどうだったのかは

私にはわかりませんが・・・

最後あたりの手紙に書いてあった


”せいぜい残り少ない

おこりんぼー父さんのいない

生活を楽しみたまえ! ”

との文章を

繰り返し言葉にする

彼らなのです。





お父さんが帰ってくるはずがない

その現実を

彼らは小さな心で

どう受け止めているのでしょうか。




子供たちも 私も

みんなが 起こったことと

感情をできるだけ引き離して

考えるようにして生きてきました。




起こってしまったことは

もう、取り戻すことができないのです。



いくら泣いても

いくら怒っても

どんなに 文句をいっても

大切なものは

帰ってこないんです。




取り戻すことはできないんです。


子供たち、とくに長男は

事件後、お父さんが亡くなった

と、話したときに

少し泣いて

その後は いっさい泣きませんでした。



小学4年生だった

彼は、6年生になり

私の背を抜きさり

とても頼もしく思います。



長男は あれから

一切のことに文句をつけなくなりました。

子供特有の

あの人があーだったから

こうなって 迷惑してる。

みたいなことを言わなくなった。




いくら文句をいっても

前の状態を取り戻せないと

子供のくせに

もう 知り尽くしてるんです。



泣いて良いんだぜ、陸。

今、それ、泣く状況だよ?

何度も 心でそう語り掛けましたが・・・

彼に直接はいえなかった。

一生懸命踏ん張っていたから。。。




そのかわり彼は、コトバも発さず

次の場所へ移動します。



しかも急激に移動します。

だんだんとそうなったとか

すこしづつそうなったとか

そんなんではなく

友達関係でも、

進路でも、部活でも

一気に バシッ と

きると いっさい後ろを振り返りません。



親の私が言うのも変ですが

彼の通う学校の中では

勉強でも、スポーツでも

なんにつけても

彼の右に出るものはいません。

しかし、他校と交流したら

好敵手が現れたりします。





その好敵手と、切磋琢磨して

成長する姿を見るのが

私はとても好きです。





カッコイイなぁ・・・。

きっと大物になるよ・・・。





君は 間違いなく

お父さんの忘れ形見だ。



お母さんも頑張らなくちゃ。

負けないようにね。


もうすぐ 二年。

彼は天国で

笑っているでしょうか?



凍えるような冷たい空気の中

空を見上げた。


見守っていてください。

君と出会えて

君の子供が産まれ

守りながら

守られて 生きている。




愛するものに

愛することがある現実に

なにも 迷わない自分でいられる

今という時間を ありがとう。





I belive・・・