あなたへ
こうやってあなたへ書く手紙は初めてなので
少し緊張してるけど、頑張って書く。
最初は寝ようとしてたんだけど 何がどうしたのか
理由もなく眠れないので
思い浮かんだ事をただ走り書きみたいにしてます。
今日、キムタクのロングバケーション見ててねぇ
。”会いたいから来た!”って言うときが
とても自然にニヤケを生じさせたの。
好きだから、とか、会いたいから、とか、
そんなごく当たり前の何でもない理由で、
好きな人に会いにいけるなんて、きっと素晴らしい恋愛なんだと思う。
そこには計算とか 気がねとか
少しも存在してないみたいに思えてくる。
これって絶対に忘れかけた何かなんじゃないだろうかって思う。
人間って経験して学習するでしょ。
恋愛に関してもそうで、
今まで付き合った人たちを集計して、
自分独自の”ものさし”で計ろうとするし、
器の中に無理してでも押し込んじゃうってことしたりしない?
そうしてるうちに、今じゃ恥ずかしくて言えないみたいな、
本来持ってる純粋な気持ち、
そう、さっき言った様な会いたいからってだけの
理由を敬遠することが多いと思う。
けど、俺は違うよ。
実際にこうしてる今でも会いたくて仕方ないし、
何より離れてる時間はとてつもなく長く感じる。
多分神様はね。
一緒にいられる楽しい時間と離れてる寂しい時間を
超スピードと亀さんスピードに分けて遊んでるんだと思う。(コノヤロ!!)
最初思ってた通り、話が段々変な方向にいってるよね。
俺っていつもこうなんです。
今はマラソンを給水地点に目もくれず、
ハイスピードでブッ飛ばしてるみたいな気持ちもするけど、
この後でバテるとか、途中でやめるとかは考えてないよ。
何がゴールで最終目標とかは決めてないし、
わからないけど。
ずっと一緒にいたいって思うのは変わらないから。
自信を持って言えるよ。
GETしたからにはそう簡単には手離せないもんねぇ~。
これからも自然体で力まずに一緒に歳をとろうね。
’96.5.27
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◆エピソード
付き合いだして2週間くらいの頃でしょうか?
主人から私が初めて貰ったラブレターです。
当時は今みたいに携帯メールなどあるはずもなく
キレイな字で書かれたお手紙を会うたびに持ってきてくれました。
これを公開すると、本人がとても恥ずかしいだろうとは思いましたが・・・
それに私も返事を書いててそれもあったはずダケト・・・
結婚後、おっきなケンカをしたときに、彼が怒って私からの手紙を、
目の前でビリビリビリビリ!と破いてライターで火をつけ焼いてしましました。
ぐすん。私が、思いやりのない言葉を言ったのが原因なので、
仕方ありません。
でも、私もかなり熱烈なお返事を出していたとは思います。
(恥ずかしいものが残っていなくて、ほっとしました。
でも残っていないことも残念。)
思えば、彼とは付き合ってすぐ、他の人と違うなーと思っていました。
今まで付き合ってきた人に感じた、不安だったり、自分の方が相手を好き!
相手の方が私を好き!なんて言うような、恋愛の上下関係を感じませんでした。
だから、私は何の心配や不安も無く、彼は私がすっごく好きだし、
私も彼がすっごく好き。
おんなじくらい最上級の好き!で、繋がってる。
って思いました。
こんなに信用できる相手が家族以外に出来た事は初めてで、
この人と一緒になるのかな・・・と、付き合いだしてすぐに。
いえ、もしかしたら、出会ってすぐにそう感じていたように思います。
一緒に歳をとろうね!
お互いにあの時そう思った、そう願った、そう誓った、
この言葉は今はもう、叶うことはありません。
彼はいつまでも歳を取らず、変わらない笑顔のまま、
私が天国へいつか行くまで見守り続けてくれることになったからです・・・。
私が100まで生きておばあちゃんになって天国で再会したとき嫌われないように、
いつまでもキレイで居ますね。約束するから。努力するし。ネ。
歳をとるのは私だけだけど、一緒に、傍でネ。
見ていてね。
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感想は足跡
で♪