愛着ある関係
あなたは「信頼できる大人はいますか?」と聞かれたらどう答えますか。「はい,います。」と答えて欲しいものです。
僕が子どもの頃に聞かれたら「祖父です。」と答えるでしょう。祖父は明治43年(1910年)生まれ,生きていれば116歳です。88歳で亡くなりました。
祖父はよく「死ぬまで生きろよ。」と言っていました。僕は「そんなこと当たり前のことじゃないか!」と言い,なんでそんなことを言うのか不思議に思いました。
大人になってから,それは「天寿を全うしなさい。」と言いたかったのだと理解しました。祖父は戦争に行ってきた人なのです。だから命の大切さを誰よりもわかっていたのだと思います。
忙しい父母に代わって,僕ら孫3人と遊んだり,旅行に連れていってくれました。僕が何かの理由で,父親にたたかれていた時,止めてくれたのは祖父でした。そんな祖父と一緒にいると安心できました。こうした人との関係を心理学では愛着といいます。
また祖父は自分の誕生日に家族にご馳走をしていました。不思議に思いましたが,ご馳走が食べられるので大歓迎でした。今思えば,こうして生きていることに感謝の気持ちを表していたのだと思います。僕は自分の家族ができてから,これを真似しています。結構いいです。
今,ゲームやスマホなど多くの刺激的な道具があり,人間関係が希薄になりがちです。でも,私たちは人間関係の中で生きていきます。そうした中で,一番基になる愛着ある関係を作って欲しいものです。
あすなろ教育研究所
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