床の強度アップを兼ねた騒音対策
床では写真のようにOSB合板の下に、吸音ウールの資材を敷き詰めています。
床の基部に使った柱材105ミリの空間を活用して、丁度この吸音材を入れました。
OSB合板は厚さ12ミリを使用していますが、これだけではショックや重量に
耐えられないため、この上に上板となる合板を敷いていきます。
この合板の裏側に遮音シートを貼っていくのです。
(写真の床はOSB合板)
張っていく上板は、厚さ12ミリの針葉樹構造板です。
この板に貼る遮音材は、特殊ゴム素材の厚さ2.8ミリ程のシートです。
大建工業さんの遮音シート455Hというもので、とても重量があります。
このシートをタッカーの針で止めていきます。
写真は、遮音シートをタッカーで止め終えたところです。
この合板をひっくり返して遮音シートを下にし、部屋の端からネジで止めます。
本来、工具等によりこの部屋で大きな音を出すため、遮音シートの内側に
吸音ウールを設置したかったのですが、構造上の問題で逆になっています。
このため、この方法で一つだけ心配なのは、自分で発した音が部屋の中で
ぶつかり合い、自分にとってはうるさくなることです。
つまり、大きな音を出すときは、耳栓が必ず必要になることです。
とは言え、周りに気兼ねなく木工作業に没頭できればよいと思います。
こうして部屋の半分ずつに分けて、床板(上板)を張っていきます。
床は合板を2枚重ねてあるため、強度的にも安心です。