機械が動いたのか私が動いたのかよくわからないまま 気付けば私の顔と機械との距離が15cm程になっていた。

近ッびっくり  

それと風圧なのか何なのかわからないけれど マスクがズレて鼻がむき出しに。

コロナウイルスの影響でマスクを付けるようになってから 鼻が出ているのがとんでもなくイヤになっていた。

んー 守られてないという感じ?
ウイルスが入ってくるというか…。

口をモゴモゴ動かして マスクを正常な位置に戻そうと 
すごーくガンバったんだけど 戻らない笑い泣き

なんて マスクと格闘している内に


ガーッ ガーッ ガーッ
ぴーぴーぴーッ
トントンッ びーびーッ
チンチンチンッ

      ヾノ・ω・`)イヤイヤ…

おかしいでしょ爆笑

体内の画像撮るんだよね?
なんで大工さんの仕事みたいな音がするのよーーーォ!!

ぴーぴーは うん なんとなくわかるえー
トントントンッて なんの意味?笑い泣き
ガーガーもイミフだし チンチンチンに至っては 私の妄想かも口笛


摩訶不思議なMRIの音に慣れてくると 今度はある事を思い出した。

 「MRIの検査中は監視カメラで見られている」説。

ホントかなー?えー 頭は動かせないから目だけでキョロキョロ見渡すと 天井に空気口の様なスピーカーの様な物が付いている。

ははぁーーーんグラサンここだな

カメラに向かって 目と鼻だけで軽く変顔をキメてみたニヤリ

カメラ探しが終わると
ふと少しだけ不安な気持ちが押し寄せてきそうになる。

いかんいかんいかんガーン不安に呑まれるな私。 呑まれたら負けだ。


ガーガーッ ぴーぴーッ トントンッの騒音の中 

人造人間を作る機械みたいだなーとか
ここから出たら見た事もない世界だったとかないよねー?とか
あと何分位なんだろ?とか考えてた。


すると 音が止みガーッて機械が動いた。

終わったんだーおねがいおねがいよく耐えた私!


その時は痛みより パニック起こさず検査を終えられた喜びでいっぱいでした。