週末は、朝から快晴だったので、谷津バラ園に行ってきました。といっても、もう数年、春薔薇、秋薔薇をここで撮影していますので目新しさもなく、今更感でいっぱいです

満開で天気も良かったので、谷津バラ園も多くの方で賑わっていました。首から、1眼レフを3台ぶら下げた方とか、大量の機材をキャスター付きのトロリーで運んで来た方も居て、興味深かったです。

さすがに人手も多く、三脚撮影も憚れるところなのですが、お構いなしに三脚を設置して、一つの薔薇の花の前でずっと居座っている方とか、機材をおいて、ベンチを独占し続ける方とか、いろんな方がいらっしゃいます



撮っている方に話かけると、「今日は、人が多いので、一輪を狙って撮るしかない。」とおっしゃっていました。それで、こんな感じで数枚撮ってみました
Canon EOS 5D MarkⅢに、EF 24-70mm F2.8LⅡ USMで撮影しました。

ここ数年でも一番綺麗に満開になった思われる谷津バラ園


確かに人出は多いが、気にならない感じでいくらでも撮影は出来ますw


ちょっと工夫すれば、人が入っていないカットも可能だったりします





それで、これまでと同じような感じで撮っても楽しくないし、一輪を凄く綺麗に撮影して、『このレンズは切れる』みたいなログを書きたいわけでもないので、今回は、木よりも森を撮るという感じで撮ることにしました。つまり、ピントを持っていく薔薇の花より、その周囲の色合いとか構築物を強く意識してフレーミングし、シャッターを切っています。

肉眼で見たのと違う、レンズを通して見ないと見れない世界、そういうものが表現出来たらと思って撮ってみました。レンズは、EF 70-200mm F2.8LⅡ IS USMを使っています。

何が背景に写っているかわかるぐらいのボケ味で撮ってみました


背景は形がわからないぐらいにボケていますが、色味の変化はわかる程度のボケです


近景をビビッドに、背景をハイキーになるように撮って見ました


背景が寒色系、暖色系の黄色い薔薇    薔薇が浮き上がります   縦横2分割構図で4等分した一箇所に撮りたい花を配置するのが、花の撮影の基本構図の一つです


これは、良くない例です。背景も薔薇も同じ色合いだと、主題がはっきりしません


3分割構図の一例   上が遠景、中が中景、下が近景   前ボケと後ボケを入れたカットはこの構図が撮り易いと思います