シンに気持ちを打ち明けられるようになったチェギョンは、以前のように明るくなった。
そして学業も皇族としての公務もすべてシンと共にやり遂げていた。

大学3回生にあがる春のことだった。
急に体調を崩したチェギョン。
原因は花粉症。
治療には強い薬が必要だった。

チェギョンはチェ尚宮と一緒に内医院に行く。
「先生。外気に当たるとくしゃみが止まりません。どうしたらよいでしょう。
公務の時に困るんですが、、、、、、」
「妃宮媽媽、このお薬はかなり強いお薬です。
これを使うと、その期間はご懐妊なさらないようにしなければなりません。
一度殿下にご相談の上、再度おいでいただけませんか?」

「、、、、、はい、、、わかりました」

チェギョンは悩んだ。
でも、シンに相談しなければ、自分だけでは決められない。
その日の夜、シンはチェギョンの話を聞いて
「わかった。今は治療を優先しよう」
「、、、、あのね、、、、、シン君、、、、、、あのね、、、、、違うかもしれないんだけど、、、、、、少しだけ遅れているの、、、、」
「、、、、え?、、、、、なにが?、、、、、、、え?、、、、、それって、、、、、もしかして、、、、、、そうなのか?」

「だから、、、、まだ3日くらい遅れているだけだから、分からないの、、、、、、、でも、どうしたらいい?」
「、、、、そうか、、、、、でも、もしかしたら、、、、なんだろう?、、、、、可能性があるのなら、危険なことはしないほうがいい。とりあえず、明日からの公務と大学は休め。いいな?外に出るとまた、くしゃみが止まらないだろう?」
「、、、、うん、、、、、わかった、、、、、、」
「上殿には、風邪で休むと言っておくから、挨拶も行かなくて良い。だいたいお前は嘘がつけないし、お祖母様を期待させすぎるのは良くないしな」
「、、、うん、、、、、お願いします」

それから一週間、チェギョンは東宮殿から出来るだけ出ないようにし、静かに毎日を過ごした。
そして一日千秋の思いで、簡易検査ができる日を待ったのだった。