⑧の続きです。
何とか立ち上がって、病室内を歩けるようになった私。
ここで沸いてきた思い…
今日は赤ちゃんに会えるのか?
というか、赤ちゃんに会いたい!
看護師さんに聞いてみようかと思いましたが、ある程度歩けるようになったのはもう夕方頃。
看護師さんは忙しそうだし、日勤の看護師さんは勤務時間が終わって帰っちゃうし…
と思って、言い出せませんでした
良い患者ぶってしまいました。
私のスマホには、生後1日目の我が子の写真がありません。家族の誰も我が子の生後1日目を見ていません。
コロナの関係もあるし、言ってみたところで私が新生児室に入れたかは分かりません。病院に連れてきてくれたかも分かりません。
それでも、聞いてみるべきだったという後悔があります。
せめて、日中のうちに「写真を撮ってきてくれませんか?」とお願いすれば良かった…
世の中には、産まれた赤ちゃんの命が危なくて、すぐにNICUに連れて行かれてしまって、会えたのは数日後という方もたくさんおられると思います。
そんな方にしたら、「たったその程度で」と言いたくなるような小さな問題だと思います。
でも、たったその程度のことでも、私の中でこの後悔が消えることはないでしょう。
(10年経ったら忘れてるかも?笑)
PMSでメンタルをやられた時に思い出す悲しい思い出が1つ増えてしまいました…
前にも同じようなことを書きましたが、
今から出産する方がもし見ていたら、良い患者ぶらないで、自分の思いは病院に伝えてくださいね
出産した時のモヤモヤは、なかなか消えませんよ!
結局、赤ちゃんを見に行けたのはこの翌日。
おしっこの管が外れて、自分でトイレに行けるようになってから病室を出る許可が出て、新生児室まで行くことがでしました。
点滴ポールに全体重をかけて(大袈裟)、へっぴり腰で50メートルほど頑張って歩きました。
赤ちゃんに会いたいという思いが無かったら歩けないだろうな〜
もし今回受けたのが、帝王切開以外の別の開腹手術だったらこんなに歩けないだろうな〜
そんなことも思いながら、赤ちゃんに会いたい一心で新生児室にたどり着き、窓ガラス越しに写真を撮りまくりました
帰りは、目的を達成してモチベーションが下がっているので大変でしたが、
早くベッドに横になりたい!
という新たなモチベーション?を見つけて何とか病室に戻ってきました
⑩に続きます。