実証 認知症に有効 アロマオイル① ~堺市 鳳 近赤外線エステ~ | attrice~アットリーチェ~ 堺市 鳳 アンチエイジングエステサロン

 

 

 

堺市 鳳駅徒歩5分 

 

エイジングケアサロン ピンク薔薇アットリーチェピンク薔薇

 

エステティシャンの小川ですニコニコ

 

 

 

 

これから書く内容は、私の認知症の母にアロマオイルを試してみたという内容です。

この記事を書くに当たって物凄く考えました。

認知症の母のことをブログに書いて良いのか?しかもエステティックサロンのブログに。

でも、書こうと決めた訳は、実際に認知症の方に使われた具体的な例が、調べてもヒットしないというところです。

 

大抵は、どうしてアロマオイルが認知症に効果があるのかや、使い方を説明したサイトばかりでした。

ある1つのブログには、少しだけ具体的にその方の経験が書かれているものもありましたが・・・

 

そんな中、もし認知症のご家族の介護で何か出来ることはないのかと探されている方がいらっしゃるなら少しでも参考にしてもらえたらという思いから書こうと決めました。

 

ですが、あくまで私の母に現れた結果だと思っています。

私は、アロマの勉強はしていません。仕事柄、人よりアロマに触れる機会が多かったというだけの事です。

 

日本では、アロマオイルが医療に使われる事はありません。雑貨扱いです。

 

あくまで、1体験談だとお読み下さい。

 

 

 

 

幻視からレビー小体型認知症と診断されるまで

 

母は、レビー小体型認知症を1昨年の夏に発症しました。

 

認知症の種類と割合は

アルツハイマー型認知症  50%

レビー小体型認知症    20%

脳血管性認知症      15%

その他          15%

 

と言う割合ですが、中でもレビー小体型認知症は、見逃されたり、違う病気と思われたりしている事が少なくないそうです。

私も、母が発症するまで存在を知りませんでした。

まず、見つけ難いレビー小体型認知症を私が疑ったところから書こうと思います。

 

父は、脳血管性認知症でした。が、症状が進行する前に脳幹梗塞で倒れ半年間の入院生活の末、亡くなりました。

父亡き後、母は人生で初めての一人暮らしを満喫していました。

 

そんな生活が続いていた1昨年の6月頃、母からこんな電話がありました。

「今日、お父さんが来てな。暫くおった後、靴も履かずに帰っていってん。」

母に、父は亡くなって、もう居ないことを言うと

「そうや。」と、父が亡くなっている事は分かっている様子でした。

 

私はこの時、絶対母はおかしい。今まで1度もそんな事を言った事のない母が、そんな事を言う。

しかも、真剣に言う。病気に違いないと思いました。

確か、「見えないものが見える」と言うようなキーワード検索をしたと思います。

直ぐにヒットしました。

 

「レビー小体型認知症」

幻視や誤認、妄想が特徴的な症状として現れる

 

やはり、病気、しかも認知症。

私は、直ぐに近くの物忘れ外来を予約しました。

母には、物忘れ外来に行くと言わず

「ちょっと診てもらいに行くから」

とだけ言いました。

 

どうも母は、お祓いをしてくれる様な所へ行くと思った様です。

母から父の話しを聞いていた姉でさえ

「お母さんは、お父さんの霊が見えるの?」

と私に聞いたくらいですから。

 

物忘れ外来での診察は、CT撮影、先生の問診、長谷川式認知症スケールでした。

 

CTは、問題なし。長谷川式認知症スケールは、正確に覚えていないのですが確か、100点満点で言うと75点と言われた様に思います。

 

先生の診断は、幻視がある様だけど、認知症と判断し難い、もう少し様子を見ても良いのでは?と言うものでした。

 

私が、レビー小体型認知症を疑っていると言うと、気になるなら大きな病院で詳しく検査をしますか?と言われました。

 

正直、判断に迷いましたが検査する事にしました。

 

MRIとSPECTを予約しました。

 

が、私の休みの日と検査の空きがある日を合わすと、検査まで1ヶ月以上先になってしまいました。

 

これから、認知症と診断が下り服薬するまでには、1ヶ月半程掛かりました。

この間が、母と私にとり、とても大変な期間となったのです。

 

幻視の兆候だけだった母の行動がだんだんおかしくなってきました。

 

7月8月の暑い中、毎日の様に自転車で15分は掛かる我が家へ汗をいっぱいかきながら、大した用事もないのに来るのです。

 

そんな母の事を院長に話すとまず、ガスコンロからIHに替える事を勧められました。

 

この時、既に認知症だった母は、IHの使い方が覚えられません。

 

早起きな母から朝の4時半に電話があり

「役立たずのコンロのせいで料理が出来へん。」

「こんなコンロ捨てて、新しいガスコンロを買ってくる。」

など…服薬が始まり、症状が落ち着くまでこんなやり取りが続き、何度となく母の家に呼ばれました。

 

IHで使用出来ないお鍋類は、私が持って帰った積もりでしたが、使い易いからと母が取っていたお鍋で調理するので火が通らない。

 

コンロが熱くなっているので触ると危険だと促す点滅のライトが鬱陶しい。

 

こんな事を毎日の様に電話してくるのです。

 

この頃の母は、性格も変わった様で、とても頑固になっていました。

 

レビー小体型認知症を疑ってから2ヶ月近く経った8月下旬、物忘れ外来の診察の際に、MRIとSPECTの画像診断がありました。

 

脳に萎縮は見られないが、血流の悪くなっている部分があると言う事からレビー小体型認知症と診断が下りました。

 

この日から、アリセプトの服薬が始まり3週間後の物忘れ外来の診察時には、幻視もなくなり、とても落ち着いた母に戻っていました。

 

 

 

続く