「感情を味わう」


このことばを初めて聞いたとき意味がよくわからなかった


嬉しいとか哀しいとか怒りとか楽しいって感じるけど味わうってどういうこと???


理解しにくかったのは自分の感情とつながっていなかったからだと今はわかる


感情を味わうことをガードしていたもの


それは思いこみ


いつも冷静でいなくちゃいけない


周りの人に迷惑かけちゃいけない


人前で泣くのは恥ずかしいこと


無意識にたくさんたくさん抱え込んで自分の本心に鈍感になっていた


鈍感というより無視していた


いつも冷静で周りの人に迷惑かけないに越したことはないけれど人からどう見られるかが1番じゃない


自分のこころ


こころがゆれたとき


そのこころに静かに寄り添える自分でいたいと思う



最近それは誰が決めたの?と感じる出来事によく遭遇している


きっかけは「あなたのようなお仕事だけで食べていくのは難しいでしょう」と言われたことだった


多分そのフレーズは今まで何回も言われていただろうけどそのときはっとした


「それは誰が決めたんだろう」って


あなたのような仕事で食べていけないって決めるのは誰なの?


一般常識なの?


世間なの?


他人なの?


あなたに決まっているじゃない


あなたの人生なのだから


それに気づいたら心が自由になる


「常識」のようなものを笑える余裕すらそのうち持てるかもしれないな


安井かずみさんの前夜式で加藤和彦さんのおっしゃった


「寂しいけれど悲しくありません」


という言葉はかなり衝撃的だった


愛する人を亡くしたときにどうしたらそんな心持になれるのか知りたかった


当時のわたしにとって喪失は悲しみ以外のなにものでもなかったから


けれどそれだけではないことをわたしはどこかで知っていて彼の言葉はそのことを自分に思い出させるメッセージだった気が今はしている


悲しい感情は悪いことではない


感情によいも悪いもない


ただそこに後悔とか自己憐憫みたいなものを絡ませるとややこしくなるだけであって


加藤さんは安井さんが余命1年と知ったときにその場で1年間全ての仕事をキャンセルすることを決めたという


誰にでも出来ることではないし(むしろ難しい)そうしたから偉いとかではなく


そうしたかったからしたことが素敵だ


だから思い残すことが少なく上述の言葉になったのかな


彼が安井さんにプロポーズした言葉もとっても素敵なのです


先日その話を知人の男性にしたところ


半ば感心半ば呆れ気味に


「明実さんてロマンティストですね~」


って言われてしまったところなのでここでは差し控えたいと思いますあせる


興味のある方は調べてみてください


楽曲もさることながら生き方も素敵だった加藤和彦さん


あの穏やかな笑顔がもう見られないのはとても残念です