生き物飼育って難しいですよねぇ…

自分はそこそこ生き物の飼育経験は長い方だと思います。(年齢の割に)

今は結構安定していますが今まで何度も失敗を繰り返して、その度に我が家の生き物達に多大なる迷惑をかけました。本当に申し訳ない…

 

今回は自分が今まで起こした飼育の失敗談に生態学の用語を入れることによって、生き物飼育・生態学(生物学の1つ)の2つを学ぶことができるのではないかと思った明日から大学2年生の戯言です。

暖かい目でご覧ください!!

 

 

失敗談第1話・生き物の過密飼育

生き物を飼育していると、繁殖したり新しい生体をお迎えしたりと様々な理由から水槽内のメンバーが増えてしまうことがあります。

しかし、あまりケース内のメンバーを増やしすぎると生き物達に悪影響が出てしまいます…

特に小型の水槽などで熱帯魚を飼育している方は要注意かもです

 

 

生態学用語タイム!!(なにそれ。)

ある一定の大きさの空間で生息している生き物の個体数(匹数)は繁殖などで増加をしますが、ある一定数になるとそこから増えることはなくむしろ減ってしまうこともあります…

何故そんなことが起きてしまうのか、その理由に大きく関わるのが『環境』です。

生き物の数には環境によってその空間で生活できる制限人数(限界点)のようなものが存在し、この制限に達すると生き物は増えずにこの一定の数を維持し続けるか減っていきます。

この生き物が増えることができる限界点を『環境収容力』と言います!

ではどうしてこの環境収容力の所まで生き物の数が増えるといきなり増えなくなってしまうのか、それは環境が様々な方法で生き物の増加を抑えようとするためです。

 

例えば…

・病気の蔓延

・別の生き物による捕食

・排泄物などの増加による環境の悪化

・資源(餌など)の枯渇

 

こんな感じに環境は増えすぎた生き物の数を抑えようとします。

環境によるこのような現象を『環境抵抗』と言います!

 

↑過密状態の極端な例。完全に環境収容力を超えています。

 

 

ここまでの話を簡単にまとめます。

環境は生き物が増えていくと、環境はその増加を止めようとする『環境抵抗』の力が大きくなっていき、最大限に働くと生き物は増加することができなくなります。

そしてこれ以上、生き物が増えなくなってしまう限界点を『環境収容力』と言います。

 

 

ちなみに、世の中にはなんでもグラフや図で表してくれるすごい人たちがいて、環境収容力による個体数の時間経過と変化の関係も下の図のようにされています。

↑これがその図で、ロジスティック成長曲線と呼ばれています。

横軸が時間・縦軸が個体数(匹数)となっていて時間の経過とともに生き物の数は増えていきますが、薄い線に到達するといきなり個体数が増えなくなります。

この黒い線が環境収容力です。

(ちなみに手書きです。)

 

↑外を見つめるニホントカゲさん。やっぱり広い方が良さそう…

 

生き物飼育と生態学用語を合体!!

生き物飼育は必ず生体をケースに入れて飼育する必要があり、残念ながらどんなに大きくても自然のスケールにかなう大きさのケースは存在しません。

生き物が生活できるスペースが狭いケースの中では『環境抵抗』が大きく働くため、あまり生体を入れすぎたり繁殖した生き物を別のケースに避難させずにそのまま増やしたりすると、あっという間に『環境収容力』に達して体調を崩したり亡くなってしまう可能性がありますので注意しましょう!

 

また、水槽に入ることのできる生体の数は飼育本やネットなどに書かれているので参考にすることをお勧めします

ちなみに僕も少し調べたところ、大体メダカ1匹に対して1Lの水量が必要らしいです!

 

 

 

と言う事で、今回も僕のブログを見ていただきありがとうございました!!

なんか無理矢理感半端なかったですね…次はもっと自然に繋げるようにします!(笑)

そして最後に環境収容力が1匹の部屋に住んでいるニホンザリガニです