「なんか、僕のブログの内容って大学生らしさ無いよなぁ」

自分のブログを見ていてそう思いました。

 

もう少し大学生感を出したいと考えた時にこんなこと思いつきました。

「そうだ、身近な生き物を題材に生態学用語のお話してみよう」

と言う事で今回は皆さんの身近にいる生き物を例として生物学用語についてご紹介したいと思います!

 

 

今回題材にする生き物は、暖かい季節によく見る昆虫代表『ナナホシテントウ』です。

写真1:ナナホシテントウ成虫

写真2:ナナホシテントウ幼虫

 

 

まずは、ナナホシテントウについてざっくりご説明…

 

分布と生息している環境

ナナホシテントウは日本全国に生息していて、平地・山・森林・川の土手など、背の低い草が茂っている場所さえあれば簡単に見つけることができます。

家の庭などで見かけたと言う方も多いのでは無いでしょうか?

 

活動期間

活動するのは3月〜11月程度と意外と長い期間く見ることができます。

冬になると、落ち葉や石の下で身を寄せ合って冬を越します。

冬眠中は圧倒的3密。

 

餌は成虫も幼虫も『アブラムシ』と言う虫を捕食しています。

テントウムシが多くいる辺りの草をよく見ると、小さな虫が密集していることがあります。

その小さな虫がアブラムシです。

 

 

さて、ここからが今回の本題です!

キーワードはテントウムシの色』!!

 

テントウムシの色

通常、野生の生き物といえば天敵に見つからないよう草に隠れたり落ち葉に隠れるため、緑色や茶色い体をしています。

しかしナナホシテントウは、赤いボディに7つの黒い水玉模様!これが「ナナホシ」の由来ですね。

確かに綺麗な色ではありますがこれだと天敵に見つかってしまいますよね……

ですが、心配はご無用‼︎

もし天敵に見つかったとしても彼らはある武器を持っているので、襲われることはほとんどありません!

その武器は黄色い汁!!

彼らは危険を感じると、足付近から黄色い汁をよく出すことがあり、この汁は苦く臭いため天敵から身を守るための武器となります。

ナナホシテントウはとても派手な見た目をしていますが、これは「僕たちを食べても不味い汁しか出てこないよ〜!美味しくないよ〜‼︎」と警告するための色でこのような色を『警告色』と言います。

あれだけインパクトの強い色で、強烈な匂いと味だったら忘れたくても一生忘れられませんよね(笑)

これが警告色を持つ生き物の狙いです。

 

 

この警告色は「僕たちは不味いよ〜!」の他にも「僕たちは毒を持ってるよ〜!」と言う意味持つ生き物もいます。

警告色で有名な生き物と言えば、『ヤドクガエル』の仲間ですね。

ヤドクガエルにはコバルトブルーや、赤と青の2色を持つ者など野生の生き物とは思えないような非常に美しい色を持っています。

しかし、この色は「僕達は猛毒を持ってるよ〜!食べると確実に死んじゃうよ〜‼︎」と言う意味を持っていて、実際に彼らは素手で触ることさえ出来ないほどの猛毒を持っています!!

 

 

今回は身近な生き物「ナナホシテントウ」を題材として「警告色」についてお話させていただきました!

たまにはこんな感じで生態学用語のこともやって行けたらなぁ…と思っています(笑)

と言う事で、今回も僕のブログを見ていただきありがとうございました!!

 

最後に不味い味も毒も持っていないために、色も茶色いニホンザリガニさんです。