渋谷の∞ホールへ行く3 | 時を呼ぶ声

渋谷の無限大ホールへ、パンサーを観に行って来た。写真は会場の入り口前の物販コーナーにあった芸人たちのパネルの中からパンサーのやつ。菅は(趣味)飲酒、(特技)飲酒、(相方の好きなところ)向井、(相方の嫌いなところ)尾形。向井は(趣味)ラジオを聞く、(特技)暗記、(相方の好きなところ)菅さん、(相方の嫌いなところ)尾形。尾形は(趣味)フットサル、サウナ、(特技)サッカーものすごく自信がある、(相方の好きなところ)向井/顔、菅/髪質、(相方の嫌いなところ)向井/水玉シャツ、菅/ヒゲ。

相変わらずの実質満席状態。前に土曜に行った時は本当に完売してて入れなかったけれど、木曜の回だといきなり行っても席は取れる感じ。

MCは竹内健人。トップバッターはトレンディエンジェル。無駄遣いをテーマに、ウィルコムの話から、最後はハゲの話。この2人、見た目ほど老けてはいなくて、実際は若いのだけど、漫才に安定感がある。

2番手の井下好井は放送禁止用語の言い換え提案ネタ。デブ、チビとかを幾つか言い換え候補を挙げていくといった感じ。3番手のデニスはキャラ分けをはっきりさせようというネタで、南米系の顔立ちの植野をより外人らしく、松下をより日本人らしく振る舞うようにしたら、といった話。

パンサーは4番手で登場。向井の部屋に尾形が遊びに来ているという設定の中、プレステ6が到着するというネタ。贔屓目でなしに、今回のメンバーの中で、パンサーのこのネタがいちばん面白かった。プレステ6ってあれなの!?という意外性から笑いに入るところとか、個人的にこういうの好きなので。

前半ラストはえんにち。2年前にシアターDの渋チャレでMCをしてた回を観たことある。ネタは警察の取り調べ室のやり取り。取り調べ室なんてお笑いの歴史の中で散々やり尽くされてベタもいいところなんだけど、黒電話とかカツ丼とかで引っ張って意外に面白く、今回のメンバーの中では個人的にベスト3に入る感じだった。あとの2組は先ほど書いたパンサーと、最後に出て来るジャンポケ。

そしてMCの竹内と、前半出演の5組による前半終わってのゲームコーナー。「クイズ!尾形貴弘!」と銘打って、別室にいるパンサーの尾形にいろいろ仕掛けて、その反応をステージにいる芸人たちが当てるというもの。

1題目はトイレのスッポンをいきなり尾形に渡したら、どういうリアクションを見せるのか、という問題。それぞれが解答を出した後、モニターが付くと尾形が左右に激しい動きをしていて、いろいろやり取りのあった後、いきなり渡されたスッポンを体のあちこちにあてがってみて、最終的に左胸にあてて「乳首発達!」と。会場は終始、笑いの渦だったけれど全員、不正解。

2題目はいきなり尾形の目の前でカウントダウンが始まったら、どういうリアクションを見せるのか、という問題。会場の沸き具合が解答側の芸人たちには予想外?だったらしく、尾形は受けてるのでいい気になって攻めに出て来る、といった具合の解答が多かった。モニターが付くと尾形は半裸になっており、そこにスタッフが現れていきなりカウントダウンを浴びせる。すると尾形は1から9へと逆に数えて、10で両手を垂直にして漢字の「十」の文字のポーズに。当然ながら全員、不正解。その後もMCとのやり取りの中で、尾形は「いまでしょ!」をするも、ポーズが宮尾すすむの手の動きだったりしたのを突っ込まれたりと、会場は異様な位に沸きに沸く。

すると「この距離感の方が受ける」と、パンサーは向井と菅がステージで、尾形は別室モニターの方がいいんじゃないかという話になって、これまた会場は笑いの渦。

3題目はいきなりスタッフが尾形にコントタイトルを振ると、どういうリアクションを見せるのか、という問題。タイトルは「病院」で、最初に尾形に浴びせる台詞が「先生、急患です!」。大方の想像どおり、最初は尾形はテンパって、さらには自分が患者役かと勘違い。その後、3人のスタッフ相手に迷走したが、最後は手術シーンに持ち込んで、「メス!」「汗!」「汗!」「汗!」「ポカリ!」でオチ。解答は部分部分は皆、いいところを突いたのだけど全員不正解。

4題目は一般客をステージに上げて芸人とお揃いのジャケットを着せ、別室モニターから戻って来た尾形がどういう反応を見せるのか、という問題。客席で挙手をして選ばれたのは青い服の10代ぐらいの若い女性。なりゆきで、代わりにトレンディエンジェルの斎藤が客席に行くことに。呼び戻されて半裸のまま出て来た尾形だが、「十」の字のポーズをまた披露したりなどして、「すり替わり」に全く気付かない。周りの芸人が尾形の目が、すり替わった女性にいくように仕向けて、ようやく「うわー、誰?」との反応。またも全員不正解。しかも、この女性が入ったことで1人抜けているのが誰かというのに、尾形がなかなか気付かないというオチ付きだった。

後半の1番手はチョコレートプラネット。相談事が嗚咽で聴きとれないところから始まり、次第に変声になって、といったネタ。2番手のかたつむりは注文住宅がとんでもない仕上がりに、というネタ。最後のオチの「済まない」=「住まない」で空振り。今日の客席は意外とシビアで、クイズコーナーでも3題目のデニスの解答のオチで、ノーリアクションの空振りがあった。3番手はシソンヌ。海鮮鍋を食べて最終的には「うめー」と言うのだけど、そこまでの経過がえらくつらそうで、そのギャップが、というネタ。これはなかなかに面白かった。

後半トリはジャングルポケット。スナックでのカラオケネタなのだけど、今回のメンバーの中でベスト3に入る感じ。実際にネタ自体が可笑しかったんだけど、出て来るだけで会場から笑いを取れる域に来てるみたい。

そしてMCの竹内と、後半出演の4組による、後半終わってのゲームコーナー。チョコレートプラネットの「勝手にオリンピック新種目!」と題して、いろいろな体を使ったゲームを競うといった面持ち。最初の「走りズボン高跳び」はトランポリンで飛んで、その先に広げてあるズボンに体をはめるというもの。挑戦者は順にチョコレートプラネットの長田、ジャングルポケットの太田、シソンヌの長谷川、ジャングルポケットの武山、かたつむりの林で、武山だけ成功。

続いて「ヌルヌル棒つかみ」と題して、ローションを塗った棒を手を筒状にしたところに滑り込ませていって、ぎりぎりのところで落ちないように止めるというもの。挑戦者は順にチョコレートプラネットの松尾、ジャングルポケットの斉藤、シソンヌのじろう、かたつむりの中澤で、じろうが4秒6踏みとどまって最長記録。

最後は「電球スタートダッシュ」と題して、電球をつけた帽子をかぶって、目の前にあるコンセントに早差しして電球がついたら勝ちというもので、武山、じろう、長田が同時にスタートし、2回目のトライでじろうが勝利となった。

全員揃ってのフィナーレでは、抽選で10人にUNOが当たり、尾形が走り回って客席に配っていた。

その後、所用で後楽園の方へ行ったところ、嵐のコンサート帰りの人たちで洪水状態。嵐のファン層って思っていたより年上で、20代後半から30代がメインみたいな感じ。前に見た時のパーナさん(NEWSのファン層、ネットでのイメージと違って、実物はえらくまともだった)より明らかに年齢が上だった。


12月11日午後7時からルミネtheよしもとでGOLDEN LIVE、笑い飯、インパルス、キングコング、チーモンチョーチュウ、もう中学生、5GAP、ソラシドで午後8時40分終演。