習志野文化ホールへ都はるみを聴きに行って来た。会場のほぼ真ん中あたりの席。いちばん後ろの方の端側を除いては満席だった。
都はるみはトークが涙声っぽいような、息を切らしているような感じで、体調が余りよくなかったのかしら。歌声は別におかしくないし、結構、ステージを駆けまわったりもしていたけれど。いま一人暮らしなので、母がいてくれたら、と思うことが多いのだそう。歌い手というのは震災などに際しては、まったく無力だ、という話もあった。やっぱり若干、心が弱っているというか、軽度の震災うつ?っぽいような。
自分は何年前かに都はるみのステージを複数回観ている印象から、そのように思ったのだけど、多分、今回、初めて都はるみを観たという人は、その辺のことは気付かないだろうぐらいのレベル。
話は変わるけど、上原美優も震災がなかったら、自裁とかしなかったんじゃないか。
ステージは途中休憩が10分入って、およそ2時間。都はるみはヒット曲が多いので、ほとんど知っている曲ばかり、という感じで終わってしまう。「夫婦坂」が2コーラスだったのが残念。途中、客席に降りて来て、随分と長い間、メドレーを歌いながら握手してまわるという演出があった。「村山教授」は以前のまま。バックバンドの閻魔堂のリーダーは南相馬の人らしい。「女の海峡」はコマの時のような圧巻の演出がなく、地方公演だったからか。
今回は「ムカシ」がなかなかに良かった。
出色なのは新曲の「大阪ふたり雨」。
近年の演歌というのはロクなのがないのだけど、これは久々のヒットだった。何よりも曲調がモダンな感じだし、それでいて都はるみの歌声にもマッチしていて、さらに歌詞も奇をてらったようなものではなくて、身近にある幸福を歌うみたいな内容で至ってシンプル。まさに様式美に陥って窒息しそうな最近の演歌の完全に逆をいく歌であった。
余りによかったので帰りがけに物販コーナーでシングルのCDを購入。この手のコンサートには珍しく、物販コーナーは大盛況。やっぱり他の人も、新曲がいいと思ってるのかしら。