東京宝塚劇場へ星組公演「オーシャンズ11」を観に行って来た。午後6時30分からの部で幕間に休憩を挟んで終演は午後9時30分。
オーシャンズのオーシャンって人名なのね。
ラスベガスを舞台にしたどろぼうの物語で、何度も映画にもなっているから粗筋自体は大体同じなのではないか。「ないか」というのは、自分は映画の方を観ていないので、映画と舞台とどこがどう同じでどこがどう違うのか分からないから。
オーシャンズ11という位だので、主役のオーシャンを除いても台詞のそれなりにある、どろぼう役で10人。さらに敵役とかヒロインとか、ヒロインのライバルとか、ほかにもいろいろと見せ場のある役が多い。
主演の柚希礼音は声と歌がいい。声と歌が、といっても、声と歌だけがいい訳ではなくて、踊りとか立ち姿とか、もろもろもいいのだけれど、歌が「聴ける」というのは結構、ポイントである。
フィナーレの大階段のところは、やっぱりいつ観ても感激。舞台袖の方までタキシードとドレスの団員たちがずらーっと並んで、踊りながら主役級の役者たちを出迎えるところ。端役の人たちも、それぞれの持ち場持ち場をしっかりと固めて、トップスターがより輝くように、っていうあの一体感みたいなものが何とも。「星組一家」という感じで、あれは本当にいい。
今日は香取慎吾が客席に来ており、誕生日だったらしく香取がらみの台詞がやたら多かった。最初に環境団体のオーナーであるウッズ夫妻が敵役のベネディクトを訪れてあれこれやるシーンで、「今日はSMAPの香取慎吾さんの誕生日でお祝いがあるから云々」といったような台詞がウッズ夫妻から出て、客席がそれと気づく仕掛け。
2度目は酔った設定のリカルド老人が銀橋のところで慎吾ママの歌を歌って「おっはー」「おはーでマヨチュチュ」と手振り入りで、これは結構長かった。
3度目は主役の親友ライアンがクラブのエル・チョクロを指して「今日は僕の日本の友達の慎吾の誕生会が云々」の台詞に、この振りはそれで終わりかと思ったら、袖から出て来たオーシャン役の柚希礼音が「慎吾の誕生会だって」みたいなことを、開口一番で言うものだから客席は意表をつかれて笑い声。ここまでは前半。
4度目は後半で香取慎吾の名前は出さなかったけれど、その場に出ていた人たちで「ハッピーバースディー」と口々に言うシーンがあり、ブルーム老人が演技指導という振りで「誕生日という大切な日にここに来てくれて、カムサハムニダ」みたいな台詞を言い、どろぼうたちが皆で復唱するというシーン。
自分が観に行く商業演劇とか歌のステージは著名人が来ている率が高く、前に森光子の演舞場の舞台へ行った時は井ノ原快彦と瀬戸朝香がいて、ペギー葉山のライブの時は石原慎太郎が、倍賞千恵子のライブの時は浅丘ルリ子と小林幸子が、寺山修司の演目を観に行った時は荻野目慶子がと、ここ数年の間だけで結構な遭遇率である。
