約束の日を3週間後に控え、仕事に追われながらも、新しい命を迎える準備に余念がない私。
お昼休みに親友からラインが入っていました。
急だけど、今日仔猫を引き取れない?
写真送るから、返事ください。
施設管理の方が職場の草刈りをしていたら、仔猫がいたと言うのです。
もし、引き取ってくれるなら、今日連れて行くと。
うわぁ うわぁ うわぁ
即決してしまいました。
午後、息もつかない勢いで仕事をして、1時間だけ残業して、ホームセンターへ直行。
ケージとミルク、哺乳器、ベッド、ペットシーツを買って帰宅するとほぼ同時に親友がやってきました。
小さな段ボールにはさっき写真で見た仔猫が、にいにい、みゃうみゃうと小さな声を上げてうずくまっています。
お連れ合いも一緒に来てくれて、テーブルの上にタオルを敷いて、暫く観察会。
さて。
ミルクを作り、ひと肌に冷まして、口元へ。
仔猫はうまく吸えなくて、私は20年ぶりの授乳で要領を得ず、ペットシーツやタオルにミルクがこぼすばかり。
なかなかうまくいかないね。
一旦、ベッドに戻して仕切り直し。
先代猫を保護した時のあの感じだ
私、ママになるんだ
また、ママになるんだ
手のひらの中で小さな命の鼓動を感じて、喜びと責任をかみしめました。
その夜から、私の睡眠時間は劇的に短くなっていくのでした。