さ、気を取り直して、明るい話題で元気になりましょう
かなり内容が盛りだくさんなので、覚悟の上おつきあいをば。では、はじまりはじまり~。
今回は、ガンちゃんが大村コーチと対談して好調打撃陣の秘密に迫ります。大村打撃コーチは実は道産子。稚内出身で、高校は札幌。2年生の時にはエースナンバーを背負い、甲子園に出場しました。
当時の初々しいインタビュー映像が
「得意球は、まっすぐです!」
そして、1988年にドラフト6位でロッテに入団。豪快なスイングでクリーンナップも務めました。しかし怪我や病気に悩まされ、たくさんのファンに惜しまれながら2003年に引退しました。
ガンちゃん(以下ガ): 大村コーチ!僕の中にはあの音楽が流れてきます。(一郎さんの牧場でのメロディでなぜか切ない表情で)♪♪ミャミャミャミャミャミャミャ~ イワイワオ~♪♪
大村さんの現役時代の応援歌ってこんなのだったんだ~。あ、実際はミャミャミャの部分はトランペットで、その後の「イワイワオ~♪」部分を皆で歌ってます。超ウケル。いつもかっこいいと思ってたマリーンズの応援歌なのに、なんかすっごいほのぼのしてて笑ってしまいましたよ![]()
ガ: 一度お伺いしたかったんですけど、あの応援歌は大村選手にとっては、パワーの源になったものですか?
大村コーチ(以下大): んーとね、正直言いますとね、最初嫌だったんですよ。なんでオレだけそういう感じ?っていうような。応援団にも(変えてくれと)頼んだんですけど、「あれは定着してるからダメ」だって。でも、だんだん出て行ってあの曲がかかると、カーっと燃えるようになった。
ガ: 僕、大村コーチの現役の時の印象としては、松坂キラーだなと。
大: 松坂投手が出たての頃にね。
ガ: ここ一番って時にガツンとやっつけましたよね。
大: 3本くらいかな。ヒットは。そのうち2本はホームラン。
ガ: 僕覚えてるのが西武ドームでのレフト左中間へのここ一番のホームラン。あれはシビレましたね~。
そして、ファイターズに来てどうか?という話題に。大村さんは現役時代に札幌ドームの打席にたつことができなかったので、北海道のプロ野球チームに入れたことが道産子として最高に嬉しかったと言ってました。
ガ: 大村コーチがキャンプから打撃を見るようになって、この選手はめまぐるしく成長したなっていう選手はいますか?
大: やっぱり昨年から比べたら糸井じゃないですか。ファーストストライクからいくっていうのが一つの彼の調子の目安というか。いけなくなったらちょっと調子悪いなっていう感じですね。
ガ: あ~、去年はそこでちょっとつまってたかなと思ってたんですよね。大村コーチから何かアドバイスはされたんですか?
大: とにかく振ってこいと。自分の思った通りの球が来なくて空振三振でもいいから、数多く振ってこいっていう風に言いましたね。
ガ: なるほど。アクションを起こして感じてこいということですね。
大: そうですね。黙ってても何も起こらないからと。非常にシンプルな。
ガ: 彼にはぴったりなアドバイスだと思います。彼自身野手に転向して時間もそんなにたってませんので、あまり言われても頭の中がいっぱいになってしまうかもしれませんね。
大: そうですね。失敗を認めてやる、というとこですね。
なるほど、今日も一生懸命振ってました。そして、次は信二の話題に。
大: しっかりその場面場面で、ヒットを狙いにいったり、相手の配球も変わってきて、これじゃいけないっていうことでしっかり強弱をつけられるようになったので非常に率も高いですし、大きいのを狙う時・狙わない時っていうのが本人あるので。
ガ: 今年はそれが明確ですね。僕最近感じたのは、今年はファーストを守ることが多いですよね。野球をキャッチャー目線とは逆向きで見るようになった高橋選手が、なにかバッターボックスでの姿を見つけたんじゃないかなと思うんです。
大: 確かにそれはプラスになってるかもしれないです。試合中もよく頭の中はキャッチャー的な考えでピッチャーの方に行くじゃないですか。
大: 心の中ではキャッチャーでいるし、目線は普通の内野手。いいものがプラスされてるんじゃないですか。それがバッティングにも生きてる。
ガ: ファーストでの守備も上手になりましたし。
大: そうですね~。何度も一塁線抜けそうな当たりを捕って、助けてますね。
信二はキャッチャーというポジションに誇りを持ってやってるって前に言ってたから、正直キャッチャーをしたいんだろうな~とは思いますが、現状の中で今までの経験も生かして自分を高めてるんですよね。すっごい活躍しても、いつも「たまたまです」とか「マグレです」とか謙遜してるけど、努力の人。ホント信二は縁の下の力持ち。そのキャッチャー魂がかっこいいです。
お次は栄ちゃんです。
大: 試合を左右したり、試合の流れを変えるとかそういったところの場面では、本当にいい働きをしますね。
ガ: 先日の東京ドーム、バッファローズ戦での9回2アウトからのライトへの同点ホームラン。ベンチとしても良い意味でびっくりじゃないですか?
大: 4月からずっと勝負強かったんですけども、本人の状態が悪い中でもああいう場面で結果を出してくれるんで、何か起こしてくれると期待させてくれる選手ですね。
ガ: そうですね、嵐を呼び起こしてくれるような。いや~心強いですよ。
栄ちゃん、今日ボールが目に当たってかなり腫れていたようですが・・・大事に至りませんように。そして、明後日からも勝負強さを見せてくれますように。
さて、ここで打撃陣脅威のデータです。100試合終わった段階で・・・
ワオ!2ケタ安打は半分以上。1イニング5点以上も16回もあるんだ
ダントツですね。どうりで見慣れてるわけだ。すごすぎる~![]()
ガ: (興奮気味に)今年、ま~~つながってるじゃないですか、打線が。
大: (淡々と)つながりますよね~。
ガ: (ちょっとびっくりして)あの、大村コーチ先ほどからエラク客観的な発言が多いんですけど。
大: はい、あの~、あんまり細かいことは言ってないんですよ。ミーティングでも本当に大きなことしか言ってなくて。「最後まであきらめない。絶対に」というね。勿論勝つことが目標なんですけど、プロのバッターとして成長してほしいっていう願いがあるんですよね。僕の中には。バッティングは、幾つになってもずっと向上心を持って極めようと追い続けるものじゃないですか。そこを忘れないでほしいので、「10対0で負けてても、それが9回でも一打席を大事にしてくれ」とかそういうことは言ってますね。
ガ: その姿勢が8月16日のライオンズ戦、9回の稲葉選手の同点3ランを生んだと言ってもいいですよね。
大: それまで3時間くらい守ったりなんだりしてるわけですよ。で、3塁側ベンチから稲葉は一番遠いところを往復してて、そういう中での打席でね。最後まで集中力が途切れないですよね、彼は。素晴らしいですね。
ガ: 気が早いかもしれませんが、このチーム状況で優勝を逃すはずがないと思ってるんです。
大: 何が起こるかわかんないんですけど、このままいってくれたらとは思うんですが、皆そういう雰囲気がないんですよね、選手に。目の前の試合を、一試合一試合今日の試合をどうするかっていう。選手のコメントにもよくありますが、すごくいいことですね。終わってみたらそう(優勝)なってたっていうのが一番良いんじゃないですか。
ガ: その積み重ねですもんね。いや~、このチームはこの先倒れることなんてないんじゃないかって思わず発言してしまうくらい充実してるんですよ。非常に今日のインタビューは興味津々でこさせてもらいました。それと、大村コーチ。も~、大村コーチに最後のお願いなんですよ。(大きく息を吸って) 大村コーチに今日はちょっと絵心を見せていただきたい!!
大: フッフッフ。
そして、お題はこの方。
中嶋選手兼任コーチです。この間の劇的な大活躍のハッスルぶりは記憶に新しいですね。私の中では今のところあの試合が今年のナンバーワンです。大村コーチ、絵を描きながら「中嶋さん、久々にピッチャーの球見るのにすごい。代打でも3日あいたら嫌ですもん。だから二岡とか坪井は素晴らしい」と言ってました。
そして、大村画伯の作品はこちら。
おお!似てる!特徴をよくとらえてますね
ロッテ時代ミーティング中に落書きして授業中みたいに回してたら、福浦が大爆笑して怒られてた(笑) と言ってました。あ、右下のサインは絵を描いた時用のサインだそうです。
来週は未公開お宝映像が満載だとか。またまた楽しそう![]()
ふ~、書き切りました
やったね
目標は優勝。そして、日々最後まであきらめないこと、一試合一試合、一打席一打席を大事にすることを意識して戦っている。コーチも選手も皆が同じ気持ちだから、ファイターズは強いんだ
うちの職場もそうなったらいいのにっていっつも思う。皆バラバラなんだもん。だから弱い。それは、結局は上司の責任。ファイターズを見習えばいいのにって常々思うのでした。やれやれ。
監督、今日はかっこ良かったね。また明後日から一緒に頑張りましょう。長々とおつきあいいただけた方、ありがとうございました![]()
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これからも一緒に応援頑張りましょうね![]()





