先日お伝えした『梅田 恵の 33の言魂アート展 / 天使との出会い』は、
http://ameblo.jp/attamarin/entry-11924535341.html
笑顔と感動と喜びに包まれ、終了いたしました

ご来場いただきました皆さま、ご協力・応援してくださった皆さまに、
この場を借りて厚くお礼を申し上げます。どうもありがとうございました

そしてワークショップの翌日、私は恵さんに平和公園を案内しました。
時間にして約3時間でしたが、あっという間に時間が過ぎてしまいました。
平和公園は原爆犠牲者の慰霊碑や祈念碑がたくさんあるので、一度に全部は見きれません。
だからみなさんにも、
一度だけなく何度も訪れ、平和公園をゆっくりと見ていただきたいと思います。
http://www.pcf.city.hiroshima.jp/frame/Virtual_j/tour_j/guide1.html
そして、今日はみなさんに、
一緒に平和公園を歩いた気持ちになって、
私の話を聞いていただけないかなぁと思っています

ヒロシマは
世界で初めて原爆の恐ろしさを知った都市です。
戦争のむごさをいやというほど味わった都市です。
でもヒロシマ市民は、
恨み・怒りにまかせた報復は自らの意志で否定しました。
そして、
未来を見つめ、許し愛する心で平和を築いてきました。
ヒロシマ市民は、焦土と化した故郷を見つめながらも
それでもあきらめず、
平和な世の中にするため、力を尽くしてきました。
だから平和公園内の建物を見るだけなく、
ヒロシマの心を感じていただけたら幸いです。
平和公園を設計した丹下健三氏も、ヒロシマへの想いを設計に込めました。
「はじめ私はこの鼻をつく臭気のただよう、
凄惨の気にみちたこの廃墟に立って、考えていたのである。
そこから立ちあがってくる力強い人間の意志を、
それと同時に、母親のようにやさしく抱く感情と、
このようなことは素朴な機能主義の建築の考え方からは
単純に割り切れることのできないものであった。
しかし、私は、それを諦めてしまわなかった。」
『復刻版 人間と建築―デザインおぼえがき』 丹下健三著
「安らかに眠って下さい
過ちは 繰り返しませぬから」
これは、原爆死没者慰霊碑に刻まれた碑文です。
この文章には主語がありません。
そのため、当時、物議を醸しました。
ヒロシマ市民は、
味わった苦しみを自分たちだけの問題としてとらえませんでした。
悲惨な出来事が二度と地球上に起こらないように、
自分たちの体験を全世界の人々に伝え、真の平和を築こうと決意したのです。
そして、それが生き残った自分たちの責務であると考えたのです。
慰霊碑の碑文を作成した雑賀忠義広島大学教授は、直筆の色紙を残しています。
「広島市民であるとともに世界市民であるわれわれが過ちを繰り返さないと霊前に誓う
これは全人類の過去、現在、未来に通じる広島市民の感情であり、良心の叫びである」
『復刻版 原爆市長 浜井信三』浜井信三著
平和公園は、悲惨な出来事だけを伝えているのではありません。
悲惨な過去を見つめながら、希望ある未来を創ってほしいと願っています。
みんなが助け合い、許し合う明るい未来を創ってほしいと願っています。
一人一人に、平和は自分たちで創るんだと自覚してほしいと願っています。
最後にみなさんにお願いがあります。
この写真は、原爆が落ちてわずか1ヶ月後のヒロシマです。
咲いてくれていた花 それはカンナです。
荒れ果てた大地に真っ赤な花を咲かせ、ヒロシマ市民を勇気づけました。
この写真は、ヒロシマの絶望と希望を同時に物語るもので、未来に残すべき写真だと思います。
でもこのたびの原爆資料館のリニューアルに伴い、この写真はなくなるのだそうです。
http://ameblo.jp/tachibanariho/entry-11934273700.html
ひっそりと目立たず展示されていたカンナの写真を10年前に見出だし、
カンナと共に平和のために、人を笑顔にするために頑張り続けた方がおられます。
橘 凛保さんが10年の歩みを動画にまとめられていますので、どうぞご覧ください。
その橘さんがカンナの写真を残す署名を集められています。
どうぞみなさん、温かい気持ちで署名にご協力いただけたらと思います。
11月7日に署名を提出されるそうです。
あまり日にちに余裕がありません。
どうぞ、ご協力よろしくお願いします。
http://chn.ge/1rmP2ED?share_id=VuweByuPzF