他人から助言を受ける
でも その声は
自分を責める声にしか聞こえない
ただ……
その声にきちんと応えなくては
という脅迫観念だけが働く
自分の想いを見つめる余裕もなく
相手が喜ぶ言葉を返そうと ただあせる
自分に対する励ましや助言なのに
自分を裁く言葉にしか聞こえない
自分を戒める言葉にしか聞こえない
自分はだめな人間だから
言われても仕方がないと うなだれる
劣等感に心を包囲され
自分に対する恥ずかしさでいっぱいになる
自分の発する気持ちが 自分を縛りつける
自分の発する気持ちで 自分を押さえつける
ねぇ……
だめだと思っているのは誰？
劣っていると思っているのは誰？
それは 誰でもない 自分自身
でも 神様は そうは思ってないよ
宇宙より広い心を持つ神様が
私たち人間に ため息をつくだろうか
私たち人間に 優劣をつけるだろうか
神様は いつも
みんなを等しく愛している
私たちは 一人の例外もなく
神様に 同じように愛されている
私たち人間は 等しく尊い魂の持ち主だ
だから 人の言葉を聞くときは
自分を低く見ず また相手も低く見ず
感謝して 相手の言葉を聞いてみよう
どんなに尊敬する相手でも
人の言葉を自分の心に入れるときは
自分で決めた！と思って入れてみよう
最後の決断は自分でしよう
自分の人生は 自分で責任をもとう
あのとき あの人がああ言ったから
こうなったんだ……
もう 他人任せの人生はやめよう
人は等しく 生き抜く力をもっている
人は等しく 幸せになる力をもっている
あとは ただ……
その素晴らしき力を 発揮すればいいだけのこと
だから……
もう 自分を責めないで
もう 自分をさげすまないで
自分を認めてあげようよ
自分を許してあげようよ
そしたら いつか……
自分の中から湧き立つ勇気を感じる
その勇気が
自分の力で生きていけるよと
力強く 励ましてくれる
自分の心の励ましを受けて
また人は 力強く生きていく
生きる喜びを感じながら 生きていく
そして いつの日か……
命の源から 大いなる歓喜が湧いてくる
その歓喜こそが 神の心そのもの
誰でも ひたすら地道に努力すれば
この世を生きながらにして
神の心を感じることができる
ねぇ まだその喜びを感じてないでしょ
だったら……
自分をあきらめないで 生きていこうよ
自分を信じて 生きていこうよ
掲載写真は、おたふくさんの作品です