(その1の続きです。)


二日目
青さ海苔の生産現場見学→磯体験施設 海ほおずき(干物づくり体験、「てこね寿司」料理体験・昼食)→横山ビジターセンター・展望台→夕食交流会→泊


■「青さ海苔」の生産現場を見学
二日目は、まず志摩市で「青さ海苔」の生産現場へ。このときは干潮だったため、海苔の種がつけられているという網が海にたくさん張られている様子がよく見えました。青さのりはこの時期まだはじまったばかりで、今まだ網はほんのり緑が色づいてきたばかりという段階でしたが、これから冬に向けてどんどん成長していくという話などをみえぎょれん販売の方に説明していただきました。

NPO法人 あったかキャッチボールの活動ブログ なんとなく緑色ですね
NPO法人 あったかキャッチボールの活動ブログ ちょうど、杭をうっているところに遭遇
NPO法人 あったかキャッチボールの活動ブログ  詳しく話を聞きました


■漁師町ならではの料理体験
続いては体験施設へ向かい、干物づくりと郷土料理の「てこね寿司」づくりをおこないました。干物づくりにはアジを使ったのですが、やり方を教わるとお腹ではなく背中から切り開く「背開き」の方法とのこと。関東と違ったやり方に参加者ははじめは驚きましたが実際にやってみるととてもやりやすかったようです。干物はおみやげとして持ち帰りました。

NPO法人 あったかキャッチボールの活動ブログ 教えていただきながら開く!

NPO法人 あったかキャッチボールの活動ブログ このアジが
NPO法人 あったかキャッチボールの活動ブログ このように(塩漬け中)
NPO法人 あったかキャッチボールの活動ブログ  そして乾燥機へ

「てこね寿司」は、志摩の漁師が考案したとされるちらし寿司の一種。漬けにしたカツオを豪勢にごはんに混ぜ込み、青さ海苔の味噌汁をそえて、昼食にいただきました。


NPO法人 あったかキャッチボールの活動ブログ  カツ オのさばきをじっくり拝見!
NPO法人 あったかキャッチボールの活動ブログ みんなで作ります~
NPO法人 あったかキャッチボールの活動ブログ  完成♪うまそ

NPO法人 あったかキャッチボールの活動ブログ  あおさの味噌汁と一緒にいただきます!

昼食後はみえぎょれん販売さんから「黒海苔」について生産の話を聞き、良い海苔とあまり良くない海苔の食べ比べをしました。普段意識をしていなかった人でも、食べ比べればその違いは明瞭。その違いには目から鱗でした。

NPO法人 あったかキャッチボールの活動ブログ 黒海苔いろは

NPO法人 あったかキャッチボールの活動ブログ  ほら、色が違う!


■伊勢志摩国立公園で英虞湾を一望
午後は伊勢志摩国立公園内の展望台へ。海と山がすぐ隣り合わせの入り組んだ地形で、リアス式海岸が美しい英虞(あご)湾を一望、そして湾内には青さのりの網や真珠養殖のいかだも見ることができました。その後ビジターセンターの中では、職員の方に地域で活躍する海女さんについて、70年近く前の様子、そして今の実情などをうかがいました。

NPO法人 あったかキャッチボールの活動ブログ こんな景色、珍しいですよね

NPO法人 あったかキャッチボールの活動ブログ 記念写真♪


■夕食交流会には他産地からも生産者が参加
この日の夜は夕食交流会。みえぎょれん販売さん、三重県漁連さんのほかに、「紀伊半島 食と緑の交流協議会」より、大紀コープファームさん、御浜天地農場さんも駆けつけてくださり、それぞれの産地の状況などもうかがうことができました。協議会の産地交流ならではの、複数産地の生産者と交流ができる交流会となりました。

その他の写真コーナー
NPO法人 あったかキャッチボールの活動ブログ  焼きのりあぶり講座。

光に透かすと、緑のところがあぶれてるってことです。

NPO法人 あったかキャッチボールの活動ブログ このあたりは伊勢えびの地。

伊勢えび大王像と写真とってみました!

(つづく)

(記事:川口)
*あったかキャッチボールは生協のパルシステムの産地交流ツアーを一緒に作っています。

*パルシステムのHP→ http://www.pal-system.co.jp/



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