(その1の続きです)
■おいしいお米の秘密「ゆうきセンター」を見学
2日目も日中は好天に恵まれてスタートしました。まずはささかみの施設「ゆうきセンター」の見学です。ゆうきセンターは、ささかみのおいしいお米の秘密、堆肥「ゆうきの子」を作っている施設です。農薬や化学肥料に頼らないお米づくりをすすめるささかみでは、近隣の畜産農家から排出される家畜の糞尿や豆腐工場から出るオカラ、そして籾殻といった地域資源を活用してつくった良質な堆肥を田んぼに使っています。この堆肥がお米の栄養となり、安全でおいしいお米づくりを助けているという説明をささかみの方に聞きながら、これから田んぼにまかれる大量な堆肥の山を見学しました。
あ、その背中におわすは、JAささかみのキャラクター「まんまくん」!
白いところは「今がんばっていい堆肥になってるよ!」という合図。
■オプション体験は生きもの観察、豆腐づくり、しめ飾りづくり
その後は班に分かれ、それぞれの体験を楽しみました。生きもの観察班は、虫取り網を持って「じゅんさい池」のまわりを散策し、トンボをはじめ、コオロギなどの昆虫を観察できました。豆腐づくり班はささかみの「うめてば豆腐」の工場内の部屋で手作り豆腐づくりに挑戦。かたさや形にそれぞれの個性が出た豆腐ですが、お味はみなさん同様にとっても満足されたようでした。また、しめ飾りづくりは地域のベテラン師匠に「縄ない」の方法を教えてもらいながら、一生懸命つくりました。
ささかみのしめ縄、パルシステムにて年末向けに企画がありますよ~
青刈りした稲わらを使うんですよねたしか。
■エコ食堂とお別れ会
昼食のささかみオリジナル「エコ食堂」は、環境を大切にするささかみで、ツアーでも残飯を出さないようにと始まった取り組みです。参加者は自分が食べられる量を配膳して残さず食べる仕組みで、ささかみ女性部手作りの料理をいただきました。
最後はツアー中に応募受付をした携帯フォトコンテストの発表やオプション体験の発表会、そして最後にささかみのみなさんに御礼をして帰路につきました。
参加者からは「当たり前にあるお米がこんなにもたくさんの人々が努力し安全性の追及にこだわりを続けていることがわかって一粒一粒のお米のありがたさが強まった」「交流会で有機農法の大変さを生産者の方から聞き、買い支え、また感謝を込めてお米をいただこうと改めて思った」などの感想がありました。
年間を通して参加した方も、初めて参加された方もそれぞれに「お米」とそして「ささかみ」への思いを熱く、強くしたツアーとなりました。
おまけ。ささかみ名水のひとつ「秋取の清水」。
ささかみはきれいなお水のところなのです。(だからお米もおいしい!)
この秋取の清水は、宿泊ペンション「ぽっぽ五頭」の入り口横にあります~
(おわり)
(記事:川口)
*あったかキャッチボールは生協のパルシステムの産地交流ツアーを一緒に作っています。
*パルシステムのHP→ http://www.pal-system.co.jp/
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