2010年9月3日(金)~5日(日)の2泊3日の日程で、パルシステムの組合員21名が「青森つがるロマン」や産直たまご、産直りんごの産地がある青森県藤崎町を訪れました。白神山地散策も行い、いのちの輝きあふれる大自然との調和をめざした藤崎町の農畜産業を実感したツアーとなりました。
【1日目行程】
羽田空港集合→青森空港→JA津軽みらい(昼食交流会、学習会)→米、飼料米、大豆の圃場見学→田んぼアート見学→宿泊
1日目、羽田から青森空港へ到着した一行は、そのまま産直米「青森つがるロマン」の産地、「JA津軽みらい」を訪れました。そこでは、パルシステムとの交流でうまれた現地受け入れ団体「あんづまし~いときわ」のお母さん方が笑顔で出迎えてくださいました。つがるロマンの有機米でそれぞれ自分のおにぎりをつくり、お母さん方手作りのおかずを囲んでお話しました。
学習会では、オリエンテーションとしてJA津軽みらいの鎌田さんと藤崎町の三上さん(お二人は3日間ツアーに同行いただき、昼も夜も藤崎町のお話をしていただきました!感謝!)より、パルシステムと産地が結んでいる「食料と農業に関する基本協定」や、JA津軽みらいのお米(つがるロマン)、飼料米の取り組みなどについて説明いただき、質疑応答などを通して理解を深めました。この地域は八甲田山系から来る水を農業用水として使っていること、また白神山地から流れ出る川との合流地点が藤崎町にあり、ここから十三湖に流れ出て海の幸もつくっていくために、水を汚さないような農業をめざしているとのことでした。
座学の後は、つがるロマンの有機米圃場、飼料米の圃場、パルシステム東京の産地交流用の大豆畑へ。有機米の圃場は、行ってみてびっくり。田んぼの姿が、隣の田んぼとは明らかに異なっていて、稲より大きく育ったヒエが一面に広がっていました。
草取りをしても、すぐに生えてくる雑草。農薬に頼らない農業の苦労の一面を覗かせていただいた気持ちでした。また、飼料米は主食用の米との混入を防ぐため、主食用の米の収穫が終了してからの収穫開始となるとのこと。そのため、刈り取られるまで倒れないように長く辛抱しなくてはならないそうです。
その後、藤崎町のおとなり、田舎館村の名物、「田んぼアート」を見学しました。
今年は弁慶と牛若丸。天守閣を模した村役場の展望台から見下ろすと、
その角度など計算しつくされた見事なアートが見え、あっぱれでした。
↑下から見ると、絵はわかりませんが、こういう稲を使っているのね、ということがわかります。
今年は5色の稲をつかっているとか。
観賞用の品種もあるみたいでした。
一泊目の宿は「ランプの宿 青荷温泉」。秘湯のような雰囲気の場所ですが、
ここは藤崎町の農業用水の源流付近。その環境を実感してほしくて、この宿に泊まります。
携帯の電波も届かない、山の奥。豊かな緑に囲まれ、川のせせらぎを聞きつつ夜を過ごしました。
1日目はここまで。
(つづく)
(記事:川口)
*あったかキャッチボールは生協のパルシステムの産地交流ツアーを一緒に作っています。
*パルシステムのHP→ http://www.pal-system.co.jp/
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