【産地へ行こう。】
十勝じゃがいも物語~食の大地から~③(②から続き)

いよいよ最終日。本日はやや曇りのスタート。早朝、十勝平野を見渡す気球のオプション体験がありました。一瞬でしたがどこまでも続く平らな土地を一望。気持ちの良い一日のはじまりです。

■JAの施設を見学してきました■

 最終日は野菜の選果施設を見学してきました。

 JAおとふけではにんじん選果の様子を見学しました。
各農家からあつめられた土付きのにんじんを洗うところから箱に詰めるところまで、こちらでは全て流れ作業で行います。
にんじんの選り分けは人間の目で行われていて、その選別作業はすばやく、一瞬で腐っていたり小さすぎて商品にならないものを選びとっていました
。はねられたにんじんは豚などの餌になるそうです。
3℃ににんじんの温度を安定させる低温庫も見学しました。
にんじんの出荷が終わるころには長芋で埋まりだしているそうです。
 
次に訪れたJA木野ではブロッコリーの成形作業を見学しました。
ブロッコリーは暑くなる前、朝の涼しいうちに収穫されます。気温が上がってくると、状態がよくなくなるからです。
施設に集められたブロッコリーの余分な葉の部分を切り取り、大きさ別に発泡スチロールの箱に詰めて行きます。
その後、にんじんなどよりも暑さに弱いブロッコリーは箱に氷を詰められ0度の状態で出荷されるそうです。
今年は暑さのせいで、ブロッコリーも収穫が少なく、農家のかたもだいぶ苦労をされているようでした。
デリケートなブロッコリーは栽培の難しい野菜の一つだそうです。

■柳月スイートピアガーデン■

こちらは三方六でおなじみ、柳月さんの工場です。
お菓子作りに必要な小麦粉、砂糖、バター、ミルクなどは全て周辺の工場や農家さんから集められます。
北海道のおいしさが凝縮されているのがここのお菓子です。
夏季限定販売の「メープル味の三方六」、おいしかったですよー。

■3日間、たくさん体験して経験してきました■
「牛乳は成分で値段が決まり、果物も糖度が高ければ値段が高くなる。しかし野菜はまだまだ見た目が一番。農家も行政の方針、決定、世の中の動きに左右され、どんな野菜を作りたいか、農家の人たちもなかなかそこまで思うことが難しい。」
五十川さんのおはなしです。
毎年異常気象のような昨今、天候も景気も生産者を取り巻く環境が全て苦しい中、生産者の方々の苦しいながらもよいものを作ろうと努力する姿を目の当たりにし、感謝するとともに食について考える機会となりました。
3日間、忙しいなか時間を割いていただき、また暖かく迎えていただき、参加された組合員さんたちも、「もっとお話聞きたかった」「音更の生産者の方々と出会えてよかった」「また絶対来たい!」と感想を話していました。
十勝の野菜、チーズ、お肉をもっと好きになる3日間でした。
本当にまた行きたいです。
ありがとうございました。


NPO法人 あったかキャッチボールの活動ブログ
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(記事:山本)

*あったかキャッチボールは生協のパルシステムの産地交流ツアーを一緒に作っています。


*パルシステムのHP→ http://www.pal-system.co.jp/



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