「三度目の殺人」(2017)
これは・・・評価分かれそうですね。モヤっとする終わり方。
私は淡々としすぎでつまらなく感じてしまった。全体的に映像による描写が少なく、台詞主体で進んでいく物語でとにかく眠くて。
えっこれで終わり?って思うくらい内容も薄かったような・・・。解釈は観客に任せますみたいなのはどうも・・・。
やっぱり導入、事件の展開、真相っていう感じで示していって欲しいなぁ。容疑者の2度の事件も、登場人物の関係性も、タイトルの意味も、とにかく何にもハッキリ描かれてなくて考えなきゃよく分からない感じ。見終わった後にじっくり考えたいタイプ、もう1度見直したいタイプの方にはハマるのかな?
「恋妻家宮本」(2017)
原作小説を読んだので観てみました。長めの原作(文庫版だと上下巻)をどうまとめているかとタイトル変更されているが内容はどう変更されているのか気になったけど、オリジナル要素も入れつつ端的にまとまっていてテンポも良かったと思います。くすりとしたり最後はホロリとしたり。阿部寛さんのどことなく情けない感じの風貌もよかった。エンディングの演出にほっこりした。
「人魚の眠る家」東野圭吾
現在映画も話題ですが、小説の方。ミステリかなーと思ってたら違った。愛する我が子が事故で植物状態となり、まだ生きていると信じて介護をし続けるも周りの理解は得られない。脳死は人の死なのか?死の定義とは何なのか・・・と奮闘し続ける母親の物語。一貫して問題提起している作品。臓器提供に同意した場合のみ、脳死判定が行われ、死亡とみなされる。提供を拒否すれば判定さえされない。それはおかしなことだと初めて考えさせられた。奇跡も起きなければ綺麗ごとにもまとまらない。切ない話なのだけど、物語の始まりと終わりがきちんとつながり、救われる気持ちになる。


