最近見た映画5本。ネタバレあり。
「かぐや姫の物語」
スタジオジブリ。誰もが知っている日本最古の物語を忠実にアニメーション化。
色鉛筆のような独特の手書き風の画が良い柔らかさを出していました。
あの「今は昔・・・」の一節から始まり、普通の竹取物語でしょ?と思って見始めたのですが、
どんどん引き込まれていきました。
かぐや姫の犯した罪と罰とは?劇中でははっきりと言及はされていません。
愚かな世界である下界に興味を持ってしまったため、そこに下されたというのが罪と罰?
・・美しすぎるが故死者まで出したかぐやは罪作りだとは思うけどね・・
捨丸(オリジナルキャラ)への淡い恋心も切ない結果となり、
本当にこの世は上手くいくことばかりじゃないし、望むように生きるのは難しいことなんだと思う。
私も帝のアゴには思わず突っ込んだ!笑 女童かわいい。
「魔法にかけられて」
ディズニー。絵本の中からお姫様が現実の世界へ飛び出してしまうファンタジー作品。
アニメーションから始まり、実写の世界へ移り変わる設定が新鮮。
お姫様、王子様、付き人、魔女・・・本当にイメージそのままで面白かったです。
現実の世界で出会ったロバートは、天真爛漫なジゼルに最初は振り回されつつもその純真無垢な姿に心を動かされていく。最初はお互いに相手がいて、この二人がくっつくとしても誰かが不幸になる切ない系か・・・って思ったけどラストシーンではたたみかけるように登場人物みんな幸せ!ほっこりできるお話。
「アントキノイノチ」
岡田将生さん、榮倉奈々さん主演。
心に傷を抱えている男女が、遺品整理という仕事をきっかけに命や自らの過去に向き合っていくというお話。
主人公の杏平はネットいじめによる自殺で親友を失っている。自らも躁鬱・吃音で人付き合いが苦手。遺品整理の仕事で出会ったゆきは強姦の末の妊娠・流産で心を閉ざしている。
この二人が出会い、徐々に距離を縮めていき、杏平も遺品整理の仕事に真剣に取り組みながら過去の記憶に整理をつけていくところまでが良かったが、ラストで状況は一変。
命の重さと向き合ってきたはずなのに、ラストシーンのゆきの急死で台無しになってしまう。
何故そこあっけないの?希望を持てる終わりが良かったな。
たくさん重い問題は出てくるが中途半端な感じなのでただ全体の印象が暗いまま終わってしまった。
「ものすごくうるさくて、ありえないほど近い」
9.11同時多発テロで大好きな父親を亡くした少年が、父親が残した鍵の謎を解くため冒険に出る物語。
主人公の少年オスカーはアスペルガー症候群の疑いがあり、日常生活で苦手なことが多い。そのせいで父親からの最後の電話に出ることが出来ず罪悪感に苦しんでいた。しかし、父親の存在を感じたい一心で色々な苦手なことを乗り越えながら、人々に聞き込み調査を開始する・・。温かい物語でした。
旅の先に行きついた答えは彼が求めているものではなかった。しかし、全てのことを知っていながら、先回りして見守っていてくれていた母親の存在があった。
見終わったあと、タイトルの意味が明かされていないことに気づいた。結局なんだったのかはっきりしたことはわからない。最初にこの映画を見るまでは、うるさくて近いのは、それでも温かい、家族の存在のようなことかなと思っていました。でもオスカーから見た世界のことかもしれないし・・・。
主人公の少年は演技初挑戦?実力に脱帽。
「オー!ファーザー」
1人の少年に対して父親が4人という何とも奇抜な物語。
個性豊かなおじさん4人が一人息子と(出てこないけどマドンナ的母親と)一つ屋根の下に住んでいる。
奇妙な光景だが、この4人に共通しているのは息子の由紀夫をとても愛情を持って育てていること。
あるとき由紀夫がある事件に巻き込まれてしまうが・・・。
息子の異変にいち早く気づき駆けつける。助け出すシーンはファーザーたちめちゃかっこいいです。
爽快!ちゃんと親子の絆はあるんだなぁと感じられました。
難しいこと抜きにして楽しめる作品です。
原作は伊坂幸太郎さん。この作品はまだ読んでいませんが、ぜひ読みたいです。