与那国フィールドノート -86ページ目

大ショック!

寝耳に水。

自衛隊基地建設のために、防衛省は南牧場の土地取得を予定しているという。

賛成!反対!島は2極化の様相だが、島の問題は人間だけの問題ではない。

もの言わぬ動植物たちも、島でずっと生きてきたのだ。

南牧場には沖縄県RDBで絶滅危惧ⅠA類にランクされる植物の群落が点在する。

人間は好き勝手どこにでも行けるが、植物や動物たちはそうではない。

誘致場所が具体化すると、胸が締めつけられる思いだ。


さらに寝耳に水をぶっ放されるような事件が起こった。

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8月23日、与那国島でオオヒキガエルが捕獲された。

小笠原や石垣島の惨状を見てきた。

コイツだけは絶対に与那国島への侵入を許してはならない、そう強く思っていた特定外来生物。

地上性のありとあらゆる小動物を食い尽くす。

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発見されたのは、ほぼ島の中央部に位置する嘉田の水田地帯。

侵入経路や、別個体がいるのか、すでに繁殖しているのか・・・詳しいことはまだ何もわからない。


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ショックの一方で、ああ、本当に良かったと思うこともあった。

捕獲してアヤミハビル館に持ち込んでくれたのは稲作農家の女性で、昨年8月に開催した外来生物説明会に参加してくれた方。

その時にオオヒキガエルの存在を知り、捕獲したとのことだ。

啓蒙、啓発活動の大切さを改めて実感した。


環境省・オオヒキガル、シロアゴガエルについて

http://kyushu.env.go.jp/naha/wildlife/mat/m_2_2.html

見上げれば

足元に散らばる糞に気づき、
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見上げると、終齢幼虫の姿があった。

食べていたのはフカノキ。


となり合わせに生えていたカクレミノ。

膨らみ始めた果実と、まもなく開花するであろう蕾が目をひく。

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フカノキとカクレミノはともにウコギ科だが、カクレミノは食樹として利用されない。

与那国島ではフカノキをアサングル、カクレミノをドゥングルと呼ぶ。


8月15日撮影。

ムラマツカノコ

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オオバギの葉にとまるムラマツカノコのメス。

僕が見つけた新種のカノコガ・・・ではなく、和名がなかったので国立科学博物館の大和田先生が命名、発表して下さった。

台湾を経て、2004年に与那国島まで分布を拡大してきた。

現在では石垣島まで見られるようになった。


8月15日撮影。