与那国フィールドノート -60ページ目

シロツブその後

昨日の午後から再び強い北風が吹き始め、海は大シケとなった。

今日のフェリーは早々と欠航が決定。

注文した物資が来ず、予定していた走る仲間との忘年会はお預け。


12月13日。

少しはマシな天気だった。

少しはフィールドに出ることもできた。

そのとき観察したシロツブの経過を報告したい。

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順調に実が育っている。

北向きの浜だったら、きっとダメになっていたはず。

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全体が鋭いトゲで覆われているが、まだ若いので柔らかく、痛みは感じない。

幹や葉柄など全体がトゲトゲで、実に近づくまでがよっぽど痛い。


タイワンオガタマ開花

北風は止んでも雨は止みません。

車で林道を走っていると、少しだけ開けた窓から甘い香りが漂ってきます。

タイワンオガタマの花が咲き始めているからです。

純白でとても美しい花です。

葉はどこかで見たことあるはずです。

1円玉ひっくり返して下さい。

あのデザインはオガタマノキでタイワンオガタマはその変種です。

本家オガタマノキに比べ、やや葉が細めのようです。
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天に向かって20m近くにまで伸びるオガタマノキは、神霊を集める木として崇められてきました。

すなわち招霊の木。

関東以西の神社では各地で大木が残されています。


一方、八重山のタイワンオガタマは建築材として重宝されてきました。

硬く粘りがあるので鍬や鉈の柄、馬の顔にはめて制御する道具、オモガイにも使われました。

なので、現在では大木と呼べるような木は、よほど山奥にでも行かなければ見つかりません。


繭に

もう一週間以上も遊んでいるよ・・・。

シケで漁に出られず、陸(おか)に上げられた海人は手持無沙汰でつぶやく。

僕が山へ行くの遊びだけど、海人が海に行けないのは死活問題だ。

冬型の天候はいっこうに収まる気配を見せない。

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12月5日に巻き始めた繭は立派に完成していた。

12月13日撮影。