穂惣巳祭 | 与那国フィールドノート

穂惣巳祭

与那国ではそろそろ稲穂が頭を垂れる頃。

5月25日には穂惣巳祭(ふーむぬん)が行われた。

役員は、前日から供えるウサイ(御馳走)の準備。
与那国フィールドノート


与那国フィールドノート


与那国フィールドノート

虫送りの船に積み込むバッタ。

ヒゲマダライナゴの幼虫だね。
与那国フィールドノート

そしてジャンボタニシ。
与那国フィールドノート
稲作最大の敵!


当日、10時より祈願が始まった。
与那国フィールドノート


あれま。去年まではなかった小銭がいっぱい。
与那国フィールドノート

何を願ったのだろう。

誰かが10円玉一つでも置いていけば、あっという間に集金装置に早変わり。


久部良公民館長が久部良小学校の児童に説明する。
与那国フィールドノート

田んぼには害虫がいっぱいいる。

でも与那国島はとっても小さい島、あんたらに食べさす分はない。

御馳走を積んだ船を準備するから、どうか、これに乗って海のかなたにある大きく豊かなアンドゥヌチマに行って暮らしてください、

そう願うわけさ。


与那国フィールドノート



与那国フィールドノート

与那国フィールドノート

田植え直後の干ばつを乗り越えて、今、水田では青々とした穂が風に揺れている。

しかし、この時フィリピン近海では台風2号が発生していた。


自然の前に人間は全くの無力。

だから・・・


与那国フィールドノート
果報は寝て待て。

「コケッコッコー」の合図があるまで、静かに待つ。

久部良バリには落ちるなよ。


いよいよ船を流す。

与那国フィールドノート


しかし、この時期としては珍しく、あいにくの北風。

与那国フィールドノート

ああ・・・


与那国フィールドノート

船はあっけなく座礁。


どうか・・・
与那国フィールドノート
みんなの願いが届きますように!