水不足 | 与那国フィールドノート

水不足

心地よい南風が吹くので窓を開け放している。

ひっきりなしに水田へ水を運ぶ、ミキサー車の音が響く。

田植えの済んだ水田が、早くも干上がりそうなのだ。


毎年、この時期にやってくるカワゲラ(水棲昆虫)屋の知人が途方に暮れている。

調査地点の沢や湿地が、ことごとく枯れているのだ。


昨年と今年の月別の降水量を比較してみた。


2010年 1月/141.5mm   2月/65.5mm    3月/153.5mm

2011年 1月/272.5mm  2月/136.5mm   3月/54.5mm


田植え最盛期である3月の降水量が極端に少ないのがわかる。

(1979~2000年平均153.7mm)


与那国では、水源、湧水の枯渇が深刻である。

天水頼りの水田は、一週間も好天が続けば耐えられない。

沢を流れ、湿地や池沼に溜まっている水も、ほとんど一時の雨水でしかない。

与那国フィールドノート
宇良部ふもとの水田の稲も
島の娘の 情けに伸びて 
年にお米が 年にお米が二度とれる
サノサッサ ソレサッサ コレサッサ
与那国島良い島 米の島
サノサッサ

(与那国小唄)


今では年にお米を二度とるのは難しい。